余談ですが、今日は9月1日、防災の日です。
1923年の9月1日に関東大震災が起きたことにちなんだものだそうで、やっぱりこの時期には(今もそうですが)台風の影響も増えてくるので、いろいろと自宅の備蓄を改めて考えておきたいところです。
食材に関しては、最近はやりのローリングストックが中心となります。
備蓄する食材が古くならないよう、古いモノから食べてその分を買い足すというやり方です。
私は普段から自分でお昼のお弁当を作っていますが、缶詰関係(特に魚の缶詰)は比較的頻繁に使っているので、多めに買い込んでもちゃんと消費しています。
お米も然り。
常に備蓄として5キロの袋を3つくらい在庫するように心がけています。
出来ればお菓子類がもう少しあれば良いのですが、なぜか最近はお菓子の在庫が少なくて、その代わりという訳ではありませんがドライフルーツがたくさんあります。
そのほかでは、パスタやフォーなどの乾燥した麵が比較的多くあるようです。
あとは、買い物に行った時にオモシロイものがあったら買ってきて、備蓄しておいてしばらくたったら食べるという感じで行こうと思っています。
そして、食材と同様にちゃんと用意しておきたいのがカセットコンロなどの調理器具です。
出来れば、イワタニから発売している風まるなどの風に強いタイプのカセットコンロがあると安心ですよね。
そういうものであれば、普段から外で焼き肉をする際にも使えて、使い方の予習になります。
いざ使おうと思った時に、使い方がわからなくて困ってしまうというのでは良くないですから、普段から使っておいて慣れておくのが良いでしょう。
というのも、実は私自身が昨日そういう経験をしまして、たまたま父のクルマのバッテリーが上がってしまって、私がジャンプスターターを持っていたので使おうとしたのですが、
「こんなの簡単に使えるでしょう。」
と思って何も準備をしていなかったために、いざという時に取説を読んで理解するというムダな手間をかけてしまいました。
まだガレージの中だったので全く問題ありませんでしたが、これが出先で大雨が降っていたりしたら、落ち着いて対処できなかったかもしれません。
道具の準備もそうですが、自分の準備もちゃんとやっておくべきだと改めて考えさせられました。
余談が長くなりましたが、今日は靴のサイズの話です。
ちょっとわかりにくいかもしれませんが、同じギブソンブーツですが手前がsize6で奥がsize9です。
まぁそこそこ大きさの違いがあります。
一般的に既製品の靴のパターンを作る際には、中心サイズという(日本では男性靴は25.5センチが多いと思います)のパターンを作って、それをもとにグレーディングと言って小さいサイズから大きいサイズまでサイズの違うコピーを作るというやり方をします。
これが良くも悪くもなのです。
靴のラストの大きさは、日本では5㎜ピッチで作られることが多く、長さと幅の比が5対3とか5対4の割合で作られているため、パターンもそれに合わせた比率で小さいものから大きいものまで作られます。
ただ、そういう作り方ってどういうわけか出来上がってくる端サイズ(大きいサイズや小さいサイズ)の靴のデザイン的なバランスが悪くなってしまうのです。
ホント、不思議です。
それに対して、オーダーメイドの場合はグレーディングはせずに、1足1足に対してパターンを作ります。
そりゃそうですよね、皆さんの足の形がそれぞれなので、それぞれの形にピッタリなパターンを作る必要があるわけですから。
そのことが結果としてバランスの良い靴が出来上がることにつながります。
もちろん毎回多少のバランスの調整はやっていますので、さらに格好良く仕上がるのは当然なのですが、それがなかったとしてもそのラストからパターンを作るというのは、格好良い靴を作るためにはとっても大切なことなのです。
その甲斐あってか、お客様にはいつも出来上がった靴が格好良いとおっしゃっていただいています。
手間がかかるとかそういうことではなく、そういう手段しかないので結果的に格好良くなっているわけですが、パターンのラインを引くときにも格好良く仕上がるようにちょっとしたカーブもこだわって、キレイなバランスになるように心がけています。
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