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ラストを抜く

カテゴリー: @ Work:アットワーク

完成した靴からラストを抜く作業は、私達のような普段から靴作りに慣れ親しんでいるものには全く自然なことなのですが、 時々お客様からどんなふうにやるのか訊かれることがあります。 そりゃ不思議ですよね。 なので、今日は実際に靴からラストを抜く様子を御覧いただきたいと思います。 まず、こんな感じで靴にラストが入っているものがあります。 じつは、一度抜いたラストをまた靴に入れることのほうが面倒で、今回はある意味擬似的なものなのでハーフサイズ小さいラストを入れました。 これがラスト抜きです。 先端についているピンは、時々折れるので要注意です。 ラストには、こんな穴が空いています。 ラストをその穴に差します。 ここまでは、なんとなくイメージができるかと思いますが、ここからがおもしろいところ。 このように踵の部分をしっかりと持ち(ソールを持つと靴に負担がかかるのでNG)、  カカトを引き抜くというよりつま先側を折るというのが正しい感覚で、 ここまで折ります。 ここまで折れると、ラストから靴がスルッと抜けます。 でも、時々靴の形状の関係で抜けにくい、もしくはかなり困難なケースもあります。 これが折れた状態のラスト。 そして戻して完了。 見たら「へぇ〜」という感じです。 ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ 1 】 2月から、お客様が履きこんで格好良く成長したシューリパブリックの靴をインスタにアップしていただけるようにハッシュタグを作ってみました。 履きこんだ靴を見てみたいというご要望が多く、ぜひシューリパブリックの靴・ブーツを履いていらっしゃるお客様にご協力をお願いいたします。 詳細は、1月31日のブログをご覧ください。 インスタをやっていないというお客様におかれましては、私たちシューリパブリックへメールに添付して写真をお送りいただければ、私が代わりにアップさせていただきます。 ハッシュタグは #shoerepublicjpn です。 ぜひ皆さまの元に嫁いだシューリパブリックを見せてください。 【お知らせ 2 】 新型コロナウィルス感染症拡大の影響で、工房にいらっしゃるのが難しいけれど靴のオーダーをご希望されるお客様へお知らせです。 ここ数年の間にご注文いただいた方、もしくは前回のご注文がそれ以前の方でも何足かご注文いただいているお客様は、 前回のデータを確認して問題なさそうであれば、そのままそのデータを元にオーダーをお受けすることが可能です。 靴の仕様に関しては、メールなどで打ち合わせをし、革に関してはご希望をうかがったうえでこちらからサンプルをお送りしてお選びいただく予定です。 こんな時だからこそ、足に合った快適な靴を履いて毎日を大切に過ごしたいという皆さま、ぜひご検討ください。 詳細は、4月18日のお知らせをご覧ください。ご不明な点がございましたら、お気軽にご連絡ください。 オーダーではなく、ちょっと話を聞いてみたいとかちょっと相談してみたいという場合には、リモート見学という方法もございます。 まずはメールやお電話でお問い合わせください。 【お知らせ 3 】 シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。    

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まず、ひとつお知らせです。 7月14日このブログでご案内させていただきましたタンニン鞣しの黒い革ですが、大変ご好評で残りがあと1足分となりました。 この機会にこの革で作っておこうとお考えの方は、お早めにご連絡ください。 3か月までお取り置きをさせていただきます。 そして、今日も革の話です。 最近は雨が続いていて湿気が多く、革にカビが生えないようにと風を当てたり時々革を広げたりしていまして、 またまたすっかり忘れていた革を発掘しました。 ディスプレィによっては朱色に見えるかもしれませんが、赤です。 それもかなり鮮やかな赤。 この革は、イタリアのトスカーナ地方で作られているもので、あのTempestiなどと同じような雰囲気の革です。 この革の一番の特徴は、この生地が持つ独特な風合いです。 ELBAMATTほどオイルを含んでいるわけではなく、でもしなやかで落ち着いた雰囲気の革なのです。 こういう色なのでカジュアルの靴に適しています。 そしてもうひとつの特徴が、表面の色が少しずつ焼けていく性質があり、履きこんでいくうちに茶色に近づいていきます。 完全な茶色になるわけではありませんが、鮮やかな赤から赤茶色にちょっとずつ変化していきます。 端っこの方が焼けてしまっていたので、こんなふうになるという参考にしてください。 赤い靴ってなかなか履かないと思うかもしれませんが、これが実際に靴になると思いのほか使い勝手が良いようで、 デニムに合わせるのも良いですし、黒いパンツに合わせてもステキです。 女性なら、さらにもっと使い勝手が良さそうですね。 そして、お勧めするデザインはフルブローグのブーツとか、フルブローグのギリーとか、 ベーシックな雰囲気ならチャッカブーツも格好良さそうです。 ウェルトは、カジュアルな雰囲気を強調する意味で、革の色そのままでも良さそうですね。 いろいろとイメージがわいてきます。 靴用の革でこのような色の革は非常に珍しいので、赤好きの方はぜひこの機会にご検討ください。 ご連絡をお待ちしております。 ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ 1 】 2月から、お客様が履きこんで格好良く成長したシューリパブリックの靴をインスタにアップしていただけるようにハッシュタグを作ってみました。 履きこんだ靴を見てみたいというご要望が多く、ぜひシューリパブリックの靴・ブーツを履いていらっしゃるお客様にご協力をお願いいたします。 詳細は、1月31日のブログをご覧ください。 インスタをやっていないというお客様におかれましては、私たちシューリパブリックへメールに添付して写真をお送りいただければ、私が代わりにアップさせていただきます。 ハッシュタグは #shoerepublicjpn です。 ぜひ皆さまの元に嫁いだシューリパブリックを見せてください。 【お知らせ 2 】 新型コロナウィルス感染症拡大の影響で、工房にいらっしゃるのが難しいけれど靴のオーダーをご希望されるお客様へお知らせです。 ここ数年の間にご注文いただいた方、もしくは前回のご注文がそれ以前の方でも何足かご注文いただいているお客様は、 前回のデータを確認して問題なさそうであれば、そのままそのデータを元にオーダーをお受けすることが可能です。 靴の仕様に関しては、メールなどで打ち合わせをし、革に関してはご希望をうかがったうえでこちらからサンプルをお送りしてお選びいただく予定です。 こんな時だからこそ、足に合った快適な靴を履いて毎日を大切に過ごしたいという皆さま、ぜひご検討ください。 詳細は、4月18日のお知らせをご覧ください。ご不明な点がございましたら、お気軽にご連絡ください。 オーダーではなく、ちょっと話を聞いてみたいとかちょっと相談してみたいという場合には、リモート見学という方法もございます。 まずはメールやお電話でお問い合わせください。 【お知らせ 3 】 シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。    

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先日、あるウェブマガジンでラジオパーソナリティのクリス智子さんが興味深いことを話していました。 そのウェブマガジンは、家についての対談のようなものだったのですが、最後にお金についてクリスさんに意見を求めたところ、 返った来たのが・・・、 「お金は何か愛しいものに変換するのが一番いいと思います。」 という答え。 そもそものサブタイトルが「豊かにに暮らすひと」とあって、考えさせられることがありました。 ここ数か月は新型コロナの騒動で何かとバタバタしていて、気持ちが落ち着くことが減っているように感じます。 落ち着かないから余計なことをしてみたり、ムダなお金を遣ってみたり、結局は悪循環にはまっています。 なので、ここは考えを改めて豊かに暮らせるように心がけるのも悪くはないかなと思いました。 そのうえで、クリスさんの・・・、 「お金は何か愛しいものに・・・。」 というコメント。 本当にその通りだと思います。 今をしのぐというよりも、今後の幸せのため、もしくは楽しみにためにお金を遣うわけです。 これを買うことで人生が幸せになるだろうとか、これに使うことでとっても良い経験になるだろうとか、 それは人によってさまざまでしょうし、その金額だってさまざまです。 でも、結果的に費やした金額以上の幸せや楽しさを得ることができれば、それは生きたお金の遣い方となります。 だから、クリスさんは「愛しいもの」に変換するのでしょう。 そんなことを考えた時に、私は靴屋としてこのブログを見てくださっている皆さんにお勧めしたいのが、こんなチャッカブーツ。 革の色や細かい仕様はお好みでお選びいただけますので、詳細に関してはお客様に選んでいただくとして、 ポイントは、このチャッカブーツは歩くことがとっても楽しくなるということ。 昨今の新型コロナウィルスで、気分的に若干下向きになってしまっている方も少なくないと思うのですが、 必要な対策はしっかりと施したうえで、気持ちよく歩くことを思い出してほしいと思います。 十分すぎるくらいにしっかりとした作りで安心感もあり、付き合ってみると愛しい相棒と思っていただけるはず。 こんな時だからこそ、履いていただきたいチャッカブーツです。 ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ 1 】 2月から、お客様が履きこんで格好良く成長したシューリパブリックの靴をインスタにアップしていただけるようにハッシュタグを作ってみました。 履きこんだ靴を見てみたいというご要望が多く、ぜひシューリパブリックの靴・ブーツを履いていらっしゃるお客様にご協力をお願いいたします。 詳細は、1月31日のブログをご覧ください。 インスタをやっていないというお客様におかれましては、私たちシューリパブリックへメールに添付して写真をお送りいただければ、私が代わりにアップさせていただきます。 ハッシュタグは #shoerepublicjpn です。 ぜひ皆さまの元に嫁いだシューリパブリックを見せてください。 【お知らせ 2 】 新型コロナウィルス感染症拡大の影響で、工房にいらっしゃるのが難しいけれど靴のオーダーをご希望されるお客様へお知らせです。 ここ数年の間にご注文いただいた方、もしくは前回のご注文がそれ以前の方でも何足かご注文いただいているお客様は、 前回のデータを確認して問題なさそうであれば、そのままそのデータを元にオーダーをお受けすることが可能です。 靴の仕様に関しては、メールなどで打ち合わせをし、革に関してはご希望をうかがったうえでこちらからサンプルをお送りしてお選びいただく予定です。 こんな時だからこそ、足に合った快適な靴を履いて毎日を大切に過ごしたいという皆さま、ぜひご検討ください。 詳細は、4月18日のお知らせをご覧ください。ご不明な点がございましたら、お気軽にご連絡ください。 オーダーではなく、ちょっと話を聞いてみたいとかちょっと相談してみたいという場合には、リモート見学という方法もございます。 まずはメールやお電話でお問い合わせください。 【お知らせ 3 】 シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。    

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こんな時期なので、どうしようかとずいぶん考えましたし、実はまだ最終決定ではありません。 ですが、今のところの予定ではイベントを開催するということで進めています。 日程は8月9日(日)と翌8月10日(祝)、長野市のIVY PRODUCTSさんにて開催の予定です。(新型コロナウィルス感染拡大のため、延期させていただきます。楽しみにしてくださった皆様、申し訳ございません。) 前回の6月のときは、いろいろと考えていたのですがやはりタイミング的に好ましくないということで、 お越しいただいたお客様のみに靴のご説明をしたり、足の計測をする程度で終わりました。 今回は、あくまでも現時点での予定ですが、靴のラスティングの実演をしながらIVY PRODUCTSさんの店主さんとのトークセッションを考えております。 あまり混雑してしまうのも良くないので、もしかしたら事前にご連絡をいただくということになるかもしれません。 詳細に関しましては、また改めてお知らせいたします。 私は、ここ最近の状況の中で思うのですが、いくら世の中が便利になったからと言っても、人にはコミュニケーションが必要です。 リモートでも悪くはないですが、やはり面と向かってのコミュニケーションにはかないません。 人と接することで気持ちが落ち着いたりしますし、人の温かさや優しさを改めて実感します。 ただそのときに、十分な対策をとっておくことが大切です。 人が増えてきたら、外に出るなども考えています。 こんなときですから、人の温かさを感じられるイベントにしたいのです。 今回は、8月9日(日)の夕方、もしくは夜に実演などを行いますが、足の計測や靴のオーダーは9日(日)と10日(祝)の2日間とも受け付ける予定でいます。 このタイミングで、本当にどうなるかまだはっきりしませんが、私達は開催の方向で進めておりますので、 ご都合のつく方はぜひいらしてください。 場所は、長野市のIVY PRODUCTSです。 皆様のお越しをお待ちしております。 この靴のラスティングをする予定です。 ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ 1 】 2月から、お客様が履きこんで格好良く成長したシューリパブリックの靴をインスタにアップしていただけるようにハッシュタグを作ってみました。 履きこんだ靴を見てみたいというご要望が多く、ぜひシューリパブリックの靴・ブーツを履いていらっしゃるお客様にご協力をお願いいたします。 詳細は、1月31日のブログをご覧ください。 インスタをやっていないというお客様におかれましては、私たちシューリパブリックへメールに添付して写真をお送りいただければ、私が代わりにアップさせていただきます。 ハッシュタグは #shoerepublicjpn です。 ぜひ皆さまの元に嫁いだシューリパブリックを見せてください。 【お知らせ 2 】 新型コロナウィルス感染症拡大の影響で、工房にいらっしゃるのが難しいけれど靴のオーダーをご希望されるお客様へお知らせです。 ここ数年の間にご注文いただいた方、もしくは前回のご注文がそれ以前の方でも何足かご注文いただいているお客様は、 前回のデータを確認して問題なさそうであれば、そのままそのデータを元にオーダーをお受けすることが可能です。 靴の仕様に関しては、メールなどで打ち合わせをし、革に関してはご希望をうかがったうえでこちらからサンプルをお送りしてお選びいただく予定です。 こんな時だからこそ、足に合った快適な靴を履いて毎日を大切に過ごしたいという皆さま、ぜひご検討ください。 詳細は、4月18日のお知らせをご覧ください。ご不明な点がございましたら、お気軽にご連絡ください。 オーダーではなく、ちょっと話を聞いてみたいとかちょっと相談してみたいという場合には、リモート見学という方法もございます。 まずはメールやお電話でお問い合わせください。 【お知らせ 3 】 シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。    

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余談ですが、先日Amazonでポータブル電源を購入しました。 Jackery(ジャクリ)というブランドの、容量が700Whで定格出力が500Wのものです。 ずっと前から買おうと思っていまして、ちょうどタイムセールで安くなっていたので思い切って購入しました。 最近は自然災害が多発しており、700Whくらいの電源を備えたところで大したものではないかもしれませんが、 それでもスマホの充電や、ちょっとした照明などの電源として使えるはずです。 もう今からすれば9年半くらい前になりますが、東日本大震災のときはあたり一面が真っ暗になりましたが、 キャンプ用のランタンが使えたことでだいぶ気持ちが落ち着いたことを覚えています。 なので、もしものときに備えたてスマホの充電とちょっとした照明、そしてその他にカセットコンロや固形燃料でご飯が炊けるように準備をしています。 ちなみに、家にある石油ファンヒーターを見てみたら、小さい方が320Wと表記されていたので、もし寒い時期に停電になったとしてもこのポータブル電源でなんとかなりそうです。 これよりも大きいものが必要という方は、定格出力1000W、容量が1002Whというモデルもあります。 さすがに金額的みてもにそこまでは不要だと思いまして、こちらのモデルにしました。 ご興味のある方は、こちらのサイトをご覧ください。 皆さんは、ご自宅に防災セットを用意しれていますか? 時々お客様とそんな話をすることがありまして、私はキャンプをするのでキャンプ用品がそのまま防災セットになります。 そのほかに、食料や飲料水は必需品です。 ペットボトルの水を1週間分、ご飯のおかずになりそうなものを適当に、そして非常時にこそ気持ちを落ち着かせるためにちょっとしたおやつが必要です。 この機会に、ぜひ確認してみましょう。 前置きが長くなりました。 今日の話はオーダーメイド靴の深層です。 真相ではなく深層ということに特に深い意味があるわけではないのですが、 例えば誰かが これまで普通の既製靴を履いていたとします。 でも、既製品の靴は足に合わないからオーダーメイドの靴にチャレンジしてみようと思ったときに、その方にはどんなメリットがあるかというと、 まず1つ目が、その方の足に合ったフィッティングを得られること。 オーダーメイド靴を購入する最も大きな理由かもしれません。 そして、2つ目が既製品よりも作りの面で優れていることです。 もしかしたら、この2つ目のポイントはあまり気にされていないかもしれません。 でも、作り手からすれば、その靴を履く方がどれくらい既製品が合わないのかということにもよりますが、この作りの面は非常に重要で効果の大きなポイントです。 これは、靴の価格やメーカーの考え方、もしくは生産国によっても異なることですが、 少量生産のオーダーメイド靴は、より手間のかかる作り方をもってしっかりとした芯を使ったり、手間のかかるインソールの加工をしたり、 更にはねじれ剛性を上げるための補強や革に無理をさせない整形などをしています。 もしそれを既製品と同じフィッティングで作ったとしても、履いていただくとその大きな違いにすぐに気づくはずです。 そんな深層があるのに、オーダーメイド靴を買うと足にあったフィッティングのおまけみたいに優れた作りがついてきます。 お客様がオーダーメイド靴を履いてとても履きやすいとおっしゃってくださるのは、実は単にフィッティングが良いだけではなく、そんな作りの面が作用しているからだと私は考えています。 単にフィッティングだけで良いのなら、製法はセメンテッドで薄いインソールとクタクタなアウトソールで十分なはずです。 なかなかお客様にお伝えすることができないのですが、オーダーメイド靴にはそんな深層があるのです。 ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ 1 】 2月から、お客様が履きこんで格好良く成長したシューリパブリックの靴をインスタにアップしていただけるようにハッシュタグを作ってみました。 履きこんだ靴を見てみたいというご要望が多く、ぜひシューリパブリックの靴・ブーツを履いていらっしゃるお客様にご協力をお願いいたします。 詳細は、1月31日のブログをご覧ください。 インスタをやっていないというお客様におかれましては、私たちシューリパブリックへメールに添付して写真をお送りいただければ、私が代わりにアップさせていただきます。 ハッシュタグは #shoerepublicjpn です。 ぜひ皆さまの元に嫁いだシューリパブリックを見せてください。 【お知らせ 2 】 新型コロナウィルス感染症拡大の影響で、工房にいらっしゃるのが難しいけれど靴のオーダーをご希望されるお客様へお知らせです。 ここ数年の間にご注文いただいた方、もしくは前回のご注文がそれ以前の方でも何足かご注文いただいているお客様は、 前回のデータを確認して問題なさそうであれば、そのままそのデータを元にオーダーをお受けすることが可能です。 靴の仕様に関しては、メールなどで打ち合わせをし、革に関してはご希望をうかがったうえでこちらからサンプルをお送りしてお選びいただく予定です。 こんな時だからこそ、足に合った快適な靴を履いて毎日を大切に過ごしたいという皆さま、ぜひご検討ください。 詳細は、4月18日のお知らせをご覧ください。ご不明な点がございましたら、お気軽にご連絡ください。 オーダーではなく、ちょっと話を聞いてみたいとかちょっと相談してみたいという場合には、リモート見学という方法もございます。 まずはメールやお電話でお問い合わせください。 【お知らせ 3 】 シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。    

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以前にも書きましたが、ここ最近はどうしたわけかオールソール交換の修理のご依頼が集中しています。 今日は、前日ばらした靴のウェルティングの作業をしました。 ハンドソーンウェルテッドの場合、初めについていたウェルトの糸を切り、切った糸をひとつずつ抜いて、 その穴を利用してまた新たにウェルトを縫い付けるという作業になります。 じつはこの一連の作業は非常にメリットがあると言えます。 というのも、ハンドソーンウェルテッドの靴は、履き始めてしばらくの間はインソールが沈んだりリブがやせたりして靴が変化します。 そうして落ち着いた状態のインソールやリブを使って新たにウェルトを縫い付けるので、 その後の変化は限られますし、インソールは脚の形に沈んで履きやすくなっており、 なおかつそこに新しいボトムフィラーなどをセットするため、すべて良いとこ取りで靴が蘇るのです。 そんなわけで、オールソール交換のタイミングで敢えてウェルともかけ直したいという方も少なくなく、 言ってみれば一つの完成形ということになります。 よく、靴は履き初めよりも履きこんだ時のほうが良いと言われますが、その状態で劣化してしまっているボトムフィラーやソールが新しくなるので、 こんなに良いことはありません。 そんなふうにして、靴は永く愛用していただけるものですが、ぜひ注意していただきたいことがありまして、どうしても修理ができないインソールは悪い状態にならないようぜひご注意ください。 決して難しいことをしていただくわけではなく、履いた後に十分に靴を休ませることや、たて続けに何日も履かないことなど、 あくまでも基本的なことだけ守っていただければOKです。 オーダーメイドの靴と上手にお付き合いいただけると嬉しいです。 ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ 1 】 2月から、お客様が履きこんで格好良く成長したシューリパブリックの靴をインスタにアップしていただけるようにハッシュタグを作ってみました。 履きこんだ靴を見てみたいというご要望が多く、ぜひシューリパブリックの靴・ブーツを履いていらっしゃるお客様にご協力をお願いいたします。 詳細は、1月31日のブログをご覧ください。 インスタをやっていないというお客様におかれましては、私たちシューリパブリックへメールに添付して写真をお送りいただければ、私が代わりにアップさせていただきます。 ハッシュタグは #shoerepublicjpn です。 ぜひ皆さまの元に嫁いだシューリパブリックを見せてください。 【お知らせ 2 】 新型コロナウィルス感染症拡大の影響で、工房にいらっしゃるのが難しいけれど靴のオーダーをご希望されるお客様へお知らせです。 ここ数年の間にご注文いただいた方、もしくは前回のご注文がそれ以前の方でも何足かご注文いただいているお客様は、 前回のデータを確認して問題なさそうであれば、そのままそのデータを元にオーダーをお受けすることが可能です。 靴の仕様に関しては、メールなどで打ち合わせをし、革に関してはご希望をうかがったうえでこちらからサンプルをお送りしてお選びいただく予定です。 こんな時だからこそ、足に合った快適な靴を履いて毎日を大切に過ごしたいという皆さま、ぜひご検討ください。 詳細は、4月18日のお知らせをご覧ください。ご不明な点がございましたら、お気軽にご連絡ください。 オーダーではなく、ちょっと話を聞いてみたいとかちょっと相談してみたいという場合には、リモート見学という方法もございます。 まずはメールやお電話でお問い合わせください。 【お知らせ 3 】 シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

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フルブローグギリーシューズ

今日のお客様は、東京都にお住いのRTさんです。 ご注文いただいていた靴が完成いたしましたので、納品&フィッティング確認のためにお越しいただきました。 今回完成したのは、わずかなシボが感じられる革を使って製作したフルブローグのギリーシューズです。 早速履いていただきました。 RTさんは、以前からギリーシューズの履き心地に興味を持っていらっしゃって、なおかつこのギリー+フルブローグという組み合わせがお好みとのこと。 私も、ギリーの履き心地はぜひ皆さまにお試しいただきたいですし、さらにこんな雰囲気のギリーはとっても格好いいと思います。 RTさん、ここのところ新型コロナウィルスの感染拡大の影響で、お仕事がテレワークになり、あまり歩く機会がなくなってしまったとおっしゃっていました。 RYさんに限らず、多くの方が以前に比べて運動量が減っているようで、健康面においては非常に心配です。 家の中にいる時間が増えると、こうしたことは仕方がないことではありますが、上手に体を動かしていただけると良いですね。 フィッティングに関しては、今日は比較対象として1足目のギブソンシューズを履いてきてくださって、 アイレットの数はギリーのほうが少ないですが、ハネの形状の影響か、しっかりと足をホールドしている感覚があるとおっしゃっていました。 この感じなら、お仕事用として履くだけではなく、オフの日に履くのもOKですね。 なかなか使い勝手の良さそうな靴に仕上がっていると思います。 ぜひ、たくさんご活用ください。 次の靴も、完成をお楽しみにお待ちください。 今日もありがとうございました。 靴の仕様 デザイン:フルブローグギリーシューズ レザー: シュリンク ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRD+お客様の足に合わせた調整) 製法: ハンドソーンウェルテッド ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ 1 】 2月から、お客様が履きこんで格好良く成長したシューリパブリックの靴をインスタにアップしていただけるようにハッシュタグを作ってみました。 履きこんだ靴を見てみたいというご要望が多く、ぜひシューリパブリックの靴・ブーツを履いていらっしゃるお客様にご協力をお願いいたします。 詳細は、1月31日のブログをご覧ください。 インスタをやっていないというお客様におかれましては、私たちシューリパブリックへメールに添付して写真をお送りいただければ、私が代わりにアップさせていただきます。 ハッシュタグは #shoerepublicjpn です。 ぜひ皆さまの元に嫁いだシューリパブリックを見せてください。 【お知らせ 2 】 新型コロナウィルス感染症拡大の影響で、工房にいらっしゃるのが難しいけれど靴のオーダーをご希望されるお客様へお知らせです。 ここ数年の間にご注文いただいた方、もしくは前回のご注文がそれ以前の方でも何足かご注文いただいているお客様は、 前回のデータを確認して問題なさそうであれば、そのままそのデータを元にオーダーをお受けすることが可能です。 靴の仕様に関しては、メールなどで打ち合わせをし、革に関してはご希望をうかがったうえでこちらからサンプルをお送りしてお選びいただく予定です。 こんな時だからこそ、足に合った快適な靴を履いて毎日を大切に過ごしたいという皆さま、ぜひご検討ください。 詳細は、4月18日のお知らせをご覧ください。ご不明な点がございましたら、お気軽にご連絡ください。 オーダーではなく、ちょっと話を聞いてみたいとかちょっと相談してみたいという場合には、リモート見学という方法もございます。 まずはメールやお電話でお問い合わせください。 【お知らせ 3 】 シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

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今年の初めから2月ころにかけてにご注文をいただいた企画商品の「旅チャッカ」を製作中です。 この靴は、いつものハンドソーンウェルテッドではなく、ブラックラピドという製法で作っています。 ブラックラピド製法は、ハンドソーンウェルテッドに比べて作業工程数が少なく、手作業の工程も少なくなります。 価格的にも低く抑えられるのでエントリーモデル的な意味もありますが、それよりもより実用的に使っていただくことを目的としています。 お客様からも、ハンドソーンの靴よりもさらに気軽に履けるという声もいただいています。 ラスティングが終わり、ウェルトではなく押し縁を貼る準備です。 パッと見でウェルトのようなパーツなのですが、ウェルトのようにリブに縫い付けるのではなく、アッパーに直接貼り付ける、もしくはソールの一部としてアッパーに貼り付けます。 いずれにしても、接着剤で貼り付けるので、貼りしろがあるのが特徴です。 ちなみに、ブラックラピドの押し縁は私が色を塗っています。 位置関係としては、こんな感じになりますが、これじゃイマイチわからないかもしれませんね。 アッパーの下側の面にバフをかけて押し縁を接着しやすくして、いかにも見た感じはウェルトが縫い付けられているような感じに押し縁を貼り付けます。 構造的に見て、そのあとにソールを貼り付けただけのものがセメンテッドという製法で、これが世の中に最も多く出回っています。 実際には、押し縁とソールを貼って組み立ててからアッパーに貼ることが多いですが。 そのセメンテッドにおいてインソールからソールまでをぶち縫ってしまうのがマッケイ製法、 それとは別に、インソールからミッドソールまでマッケイのようにぶち縫って、さらに押し縁とソールを縫うのがブラックラピドで製法です。 何やらややこしいですが、ブラックラピドで違法はマッケイ製法の発展型とも言えるでしょう。 しかしながら、作り方によってはマッケイよりももっと履きやすくできるので、ブラックラピドはそれなりに手間をかける意味もあるわけです。 旅チャッカの完成は、もう少し先になります。 もうしばらくお待ちください、 ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ 1 】 2月から、お客様が履きこんで格好良く成長したシューリパブリックの靴をインスタにアップしていただけるようにハッシュタグを作ってみました。 履きこんだ靴を見てみたいというご要望が多く、ぜひシューリパブリックの靴・ブーツを履いていらっしゃるお客様にご協力をお願いいたします。 詳細は、1月31日のブログをご覧ください。 インスタをやっていないというお客様におかれましては、私たちシューリパブリックへメールに添付して写真をお送りいただければ、私が代わりにアップさせていただきます。 ハッシュタグは #shoerepublicjpn です。 ぜひ皆さまの元に嫁いだシューリパブリックを見せてください。 【お知らせ 2 】 新型コロナウィルス感染症拡大の影響で、工房にいらっしゃるのが難しいけれど靴のオーダーをご希望されるお客様へお知らせです。 ここ数年の間にご注文いただいた方、もしくは前回のご注文がそれ以前の方でも何足かご注文いただいているお客様は、 前回のデータを確認して問題なさそうであれば、そのままそのデータを元にオーダーをお受けすることが可能です。 靴の仕様に関しては、メールなどで打ち合わせをし、革に関してはご希望をうかがったうえでこちらからサンプルをお送りしてお選びいただく予定です。 こんな時だからこそ、足に合った快適な靴を履いて毎日を大切に過ごしたいという皆さま、ぜひご検討ください。 詳細は、4月18日のお知らせをご覧ください。ご不明な点がございましたら、お気軽にご連絡ください。 オーダーではなく、ちょっと話を聞いてみたいとかちょっと相談してみたいという場合には、リモート見学という方法もございます。 まずはメールやお電話でお問い合わせください。 【お知らせ 3 】 シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

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私たちは靴に携わるものとして、普段からもう当たり前のように靴を取り扱っていますが、 一般の方々にしたら知らないことや判断のつかないことがたくさんあって当然です。 なので、皆さんの参考になるよう、ちょっとした豆知識をお伝えしたいと思います。 今日は、靴のメンテナンスにおけるクリームのこと。 日頃から、靴のクリームは片足につきコーヒー豆ひとつ分くらいで十分ですとお伝えしています。 むしろ、塗りすぎるほうが靴の革にとってはマイナスになってしまいます。 その大きな理由は、ロウの成分を含んだ靴クリームが革に染み込んで、そのまま時間が経つと靴クリーム自体が劣化し硬くなり、 いずれは革と一緒にパッカリ割れて亀裂となってしまう恐れがあるためです。 靴の革を乾燥させてしまうのもいけないのですが、上のような理由からクリームを塗りすぎるのも良くありません。 じつは、少し前にお預かりしたお客様の靴でそんな兆候が見られるものがありまして、 そのお客様はとっても丁寧に靴を扱っていらっしゃる方なのですが、革の表面に凸凹があってクリームの塗りすぎが感じられたのです。 試しにレザーローションでクリームを落としてみると、思っていた以上にたくさん落ちて、 レザーローションを使わないで乾拭きで拭いていてもクリームが布に少しついたほどでした。 クリームは本当に少しで十分で、塗ったクリームはしっかりとブラッシングをして、布で拭いても落ちないくらいの状態にしましょう。 塗ったばかりだとちょっとくらいは布に付きますが、塗りすぎないこととともにしっかりとブラッシングをすることもお忘れなく。 クリームは少なめで、革を良い状態に保つようにしましょう。 日頃のブラッシングも効果的です。 ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ 1 】 2月から、お客様が履きこんで格好良く成長したシューリパブリックの靴をインスタにアップしていただけるようにハッシュタグを作ってみました。 履きこんだ靴を見てみたいというご要望が多く、ぜひシューリパブリックの靴・ブーツを履いていらっしゃるお客様にご協力をお願いいたします。 詳細は、1月31日のブログをご覧ください。 インスタをやっていないというお客様におかれましては、私たちシューリパブリックへメールに添付して写真をお送りいただければ、私が代わりにアップさせていただきます。 ハッシュタグは #shoerepublicjpn です。 ぜひ皆さまの元に嫁いだシューリパブリックを見せてください。 【お知らせ 2 】 新型コロナウィルス感染症拡大の影響で、工房にいらっしゃるのが難しいけれど靴のオーダーをご希望されるお客様へお知らせです。 ここ数年の間にご注文いただいた方、もしくは前回のご注文がそれ以前の方でも何足かご注文いただいているお客様は、 前回のデータを確認して問題なさそうであれば、そのままそのデータを元にオーダーをお受けすることが可能です。 靴の仕様に関しては、メールなどで打ち合わせをし、革に関してはご希望をうかがったうえでこちらからサンプルをお送りしてお選びいただく予定です。 こんな時だからこそ、足に合った快適な靴を履いて毎日を大切に過ごしたいという皆さま、ぜひご検討ください。 詳細は、4月18日のお知らせをご覧ください。ご不明な点がございましたら、お気軽にご連絡ください。 オーダーではなく、ちょっと話を聞いてみたいとかちょっと相談してみたいという場合には、リモート見学という方法もございます。 まずはメールやお電話でお問い合わせください。 【お知らせ 3 】 シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

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戻す進化

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かつて、シンガーのJUJUさんが・・・、 「ニューヨークでは、すべてが進化しているので、何もしないでそこにとどまっているのは後退しているようなものだ。」 と言っていたのがとっても印象に残っています。 世の中の多くのものがアップデートされていて、スマホだってパソコンだって、カメラだって自動車だって、 新しいものはどんどん改良されて、私たちにとって良い商品になっています。 でも、世の中の多くのものが改良されている中で、それとは真逆の変化を遂げるものもあります。 たとえば、私が今座っているイス。 買った時は新しくてキレイだったけど、間違いなく少しずつ汚れてきたり、摺動部分の動きが悪くなったりしているはず。 家だって、初めは新しかったけど少しずつキズが増えたり汚れが増えたりしています。 さらに、私の家のフェンス。 おそらく初めはあったであろうボルトがなくなってしまっていました。 ボルトがないままではちょっと良くないので、ネットで探して楽天で購入しました。 こんな形状のボルトです。 足のほうはいたって普通。 昨日まではバタバタしていたこのフェンスが、こうしてしっかりと元のようにボルトで固定できて、気分もスッキリです。 言ってみれば、これも進化です。 ウチの家内がよく言っているのですが、家事は元に戻す仕事ばかりなので、ありがたさが感じられないと。 いえいえ、そんなことはありません。 何もしないで放っておいたら、家の中はホコリだらけになってしまいますし、洗濯物や洗い物が山のようにたまってしまいます。なので、それをキレイにする変化は大変重要なことです。 靴もしかり。 普通に履いていれば少しずつでもカカトやソールは減りますし、アッパーの革はホコリがついて汚れてしまいます。 それをキレイな状態にすることはとっても大切なことで、それは靴にとっては進化といっても良いかもしれません。 クルマのタイヤが減ったから新しいものに替えるのは、一見つまらない投資かもしれませんが、これが新しいタイヤになったら乗る心地が良くなってノイズも減ってとっても快適になって、良かったと感じるかもしてません。 私のように、フェンスのボルトがなくなってわざわざ結構な金額を払ってボルトを買って修理をしてみたら、気になっていたことがすっきりしてよかったと感じました。 靴のカカトも、なんとなくそんなものにお金を払うのはもったいないと思う方でも、修理をしてキレイになって見た目だけではなく履きやすさも良くなったら、きっと修理をしてよかったと思っていただけるはず。 ほったらかしだったら後退ですが、元に戻すことで進化するのです。 この進化は、なによりモヤモヤがなくなって気持ちいい。 修理を迷っている方は、ぜひ進化だと思ってやってみてください。 ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ 1 】 2月から、お客様が履きこんで格好良く成長したシューリパブリックの靴をインスタにアップしていただけるようにハッシュタグを作ってみました。 履きこんだ靴を見てみたいというご要望が多く、ぜひシューリパブリックの靴・ブーツを履いていらっしゃるお客様にご協力をお願いいたします。 詳細は、1月31日のブログをご覧ください。 インスタをやっていないというお客様におかれましては、私たちシューリパブリックへメールに添付して写真をお送りいただければ、私が代わりにアップさせていただきます。 ハッシュタグは #shoerepublicjpn です。 ぜひ皆さまの元に嫁いだシューリパブリックを見せてください。 【お知らせ 2 】 新型コロナウィルス感染症拡大の影響で、工房にいらっしゃるのが難しいけれど靴のオーダーをご希望されるお客様へお知らせです。 ここ数年の間にご注文いただいた方、もしくは前回のご注文がそれ以前の方でも何足かご注文いただいているお客様は、 前回のデータを確認して問題なさそうであれば、そのままそのデータを元にオーダーをお受けすることが可能です。 靴の仕様に関しては、メールなどで打ち合わせをし、革に関してはご希望をうかがったうえでこちらからサンプルをお送りしてお選びいただく予定です。 こんな時だからこそ、足に合った快適な靴を履いて毎日を大切に過ごしたいという皆さま、ぜひご検討ください。 詳細は、4月18日のお知らせをご覧ください。ご不明な点がございましたら、お気軽にご連絡ください。 オーダーではなく、ちょっと話を聞いてみたいとかちょっと相談してみたいという場合には、リモート見学という方法もございます。 まずはメールやお電話でお問い合わせください。 【お知らせ 3 】 シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

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