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秋田・青森・岩手

先日、ちょっと用事がありまして東北の方へ行ってきました。 目指すは、秋田県の大館市。 私の家からだと片道約600キロあり、まぁまぁな距離の移動になります。 大館市は秋田県の北部にある市で、あの忠犬ハチ公の出身地でもあります。 ともあれ、最初の目的地へ向かいました。 といっても、目的地といってもお昼ご飯を食べるだけなのですが、皆さんはトマトアンドオニオンというファミレスをご存知ですか? じつは、私は夏の旅行で岡山方面に行ったのですが、帰りに彦根で1泊した際に立ち寄ったファミレスで、ここはハンバーグやステーキが売りのお店ではあるものの、カレーライスが無料で食べられるという素晴らしいサービスがあり、ぜひもう一度ここのカレーとハンバーグが食べたいということで立ち寄ることにしました。 店舗は違えどやっぱりおいしいし、この日のランチは500円でハンバーグのセット(ライス、カレーライス、そしてスープもついています)が食べられるという、なんともコスパがスバラシイセットに出逢えました。 大満足でトマトアンドオニオン大館店を後にし、次に向かったのが煉屋さんという、バナナ最中で有名な和菓子屋さん。 先日ご紹介したバナナ最中のお店です。 煉屋さんは、いまなら大館市の助成金を使って送料が無料になるというサービスをやっているそうで、私もまたこの煉屋バナナを購入したいと思っています。 本当においしかった。 そして、次に向かったのが秋田犬の里。 秋田犬に関する展示があったり、実際のワンコもいたりして、なかなか楽しいところです。 ハチ公の渋谷つながりで、東急線の古い車両である通称アオガエルもありました。 後ろに山が見えるのって、本当に素晴らしいです。 ちなみに、この秋田犬の里は大館駅前にありますが、大館の場合は大館駅の周辺は思いのほか寂しくて、栄えている市街地は東大館の駅の近くのようです。 ここから次は弘前に移動します。 立ち寄ったのは、太宰治まなびの家。 この家は、簡単に言ってしまえば太宰治が旧制弘前高校に通う3年間に下宿していた家だそうです。 この机は実際に太宰治が使ったもののようです。 さらに、太宰自身が鴨居に落書きをしたものも残っていました。 和風のなかなか上品な家でした。 管理をしている方が常駐していて、いろいろと説明をしてくださいました。 弘前には、有名な弘前れんが倉庫美術館というステキな美術館があります。 この建物は、かつては吉井酒造が倉庫として使っていたもので、いろいろあってそれが今は美術館となっています。 今ではれんがの建物は、横浜の赤レンガ倉庫の影響もあってとってもオシャレだとか格好良いと思われますが、倉庫として使っていた建物を改装して美術館にするのって本当に大変だったと思います。 この美術館は、ただ建物がオシャレなだけではなく展示の内容も素晴らしかったです。 奈良美智さんてご存知ですか? このイラストを描く方です。 奈良美智さんの作品がもうたっくさんあって、それも単に見て回るという退屈な展示ではなく色々楽しめて、ここは訪れる価値のある美術館だと思います。 ぜひ行ってみてください。 入口にそびえたつ大きなワンコ。 トイレの手洗いもオシャレ。 次に、弘前を後にして少し北の方へ向かいました。 津軽港にて。 正面にかなりうっすら見えるのが、たぶん北海道だと思います。 そして、五所川原市の金木にある太宰治の生家である斜陽館へ。 家の中はこんな感じ。 聞いた話では、太宰治の実家は青森県で4番目にお金持ちだったそうで、この建物もとんでもない費用をかけて作られたそうです。 家の中にこんな階段があるのって、なかなか見ないですよね。 学校かと思いました。 だいたい、民家を見学して平均で30分というのも驚きですし、家の中を一筆書きで見学できるというのもあまり聞いたことがない話です。 太宰治は、そんな大富豪の家に生まれたとのことでした。 この斜陽館の近くには、ストーブ列車で有名な津軽鉄道の金木駅があります。 もっと寂れた感じの淋しい駅かと思っていましたが、なかなかキレイで新しい駅舎でした。 駅前は、ちょっとさびしいですが・・・。 地方に行くと、「線路は続くよ感」が半端ないです。 また、金木駅の近くには日本の民間操縦士第1号の白戸栄之助の誕生の地を記すモニュメントがありました。 てっぺんに飛行機が乗っているのがイイですね。 さらに、斜陽館の近くには弘前を中心に展開する地元密着型スーパーの「さとちょう」があり、青森に行ったらぜひ買ってこようと思っていた工藤パンのイギリストーストのいくつかのバリエーションと、これも青森のご当地グルメのイカメンチを買ってきました。 移動の途中で、海沿いの食堂で新鮮な魚を食べたり、道の駅でリンゴを買ったり、道端にあるリンゴ屋さんでリンゴやナシを買ったり、青森のご当地コンビニのオレンジハートに立ち寄ったりと、なかなかレアな体験もすることができました。 この後は盛岡に移動して、盛岡冷麺を食べたり、福田パンのあんバターサンドを買って食べたりしまして、今回はいつになく食べ物も充実していました。 行って帰ってきて走行距離が1,400キロになっていて、夏の京都・岡山・滋賀旅行といい、今年はちょっと走りすぎです。 今回はなかなか訪れることのできない地域で、文化も全く異なっていたので、とっても楽しく過ごす事ができました。 ★★★お知らせ★★★ ★只今受付をしている「幸運のラストワンプラン」はこちらです。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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革

在庫の革の残りが少しずつ少なくなってきて、もうあと1足ほどになった時には、ダブルブッキングのないように念のためリストから外して倉庫の中に保管しておくのですが、そんな革が結構溜まってきたので「幸運のラストワンプラン」として格安でご注文をお受けしています。 今回ご紹介する革はこちらです。 皆さんきっとご存知だと思いますが、イギリスの有名タンナーのチャールズ・F・ステッドの革で、WAXY KUDUといいます。 チャールズ・F・ステッドは、スーパーバックなどのスウェードの革がとても有名なタンナーさんですが、こんな革も作っていたようです。 WAXY KUDUという名前ですが、実際にはWAXYというよりはオイルっぽい感じでグリッシーといった方が正しいのではないかと思います。 そしてKUDUですが、これはクードゥーという動物の革で、牛とは違う動物です。 この革の特徴は、まずこんな感じでキズが多く、逆にキズがあってこそといっても過言ではないと思うほどの革です。 どの部分をとっても必ずキズが入りますので、そういうものだとご理解ください。 また、俗にいうプルアップのような革で、引っ張ると色が薄くなるという特徴があり、靴になった時にはほぼ全体的に一段ほど色が薄くなります。 なので、こんな感じでシワがありますが靴にしてしまえば色が薄くなってシワなんて消えてしまいます。 革質は、普通のオイルを含んだ牛革に比べると少し柔らかく感じます。 牛の革とはちょっと違って、何と言えば良いのでしょうか、張りがあるのに柔らかい感じで、おそらくこの革も靴を作って履いてみるとすごく足なじみが良いように思います。 なかなか貴重な革です。 この革の残りは1足分ではありますが、あまりパーツが多いフルブローグブーツなどはサイズによっては難しい場合もありますのでご了承ください。 ちなみに、裏側はこんな感じです。 このプランの仕様は以下の通り 〇 ご注文をお受けできるのは1足のみ(早いもの勝ち)。 〇 価格は基本仕様が95,000円(税込み)。 〇 オプションを追加することはOKですが、別途オプション費用がかかります。 〇 デザインの制約はありませんが、シューリパブリックでお受けできるものの範囲でお選びください。 〇 初めてご注文される方は、別途ラスト費用(税込み28,600円)が必要です。 〇 通常のオーダーメイドの靴と同様に足に合わせて製作+ハンドソーンウェルテッドで製作します。 〇 こちらはご予約はOKですが1か月を超えるお取り置きの対象外とさせていただきます。 この革を使って靴を作ってみたいという方、お早めにご連絡ください。 皆さまからのご連絡をお待ちしております。 こちらの革は完売いたしました。 ★★★お知らせ★★★ ★最後のデュプイの革を使った企画「頑張った自分にご褒美企画2022」の受け付けをしています(残りが少なくなってきました)。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

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ラスト調整

今日は、ご注文いただいたお客様のラストの調整をしていました。 ラストの調整とは、だいたい近いサイズのラストを木型屋さんに作ってもらい、その後にお客様の足に合わせた微調整としてラストを削ったり肉付けをしたりする作業のことです。 今回のグループのお客様は全員がリピートの方だったので、既に何度か靴を作っているため、大きな調整はないだろうと思っていましたが、意外にもそれがそういうわけにはいかず、早い方では半年くらいのうちに足が変化する方もいらっしゃるのです。 傾向として、1足目の靴をご注文いただいて、完成ののちに靴を履いていただくと、ほとんどの方で足の変化が見られます。 その変化はというと、足が少しずつですが締まっていくのです。 おそらくこれまで履いていた靴では足を十分に機能できていなかったのが、足に合っていて足をしっかりと機能させて歩ける靴を履くようになると、足が引き締まっていくのでしょう。 そんな良い変化の方もいらっしゃれば、忙しかったり生活が不規則だったり、もしくはもしかしたらストレスなどもあるのかもしれませんが、足がむくんできているという方もいらっしゃいます。 私は医者ではないので医療分野に踏み込んだりすることはありませんが、やはりパッと見て問題だと感じることがあれば、お客様に確認させていただくこともあります。 老化は足から始まるというように、足をないがしろにしてしまうと知らぬ間に身体の状態が悪くなってしまうことだってありますから、できることなら皆さんにしっかりと足を機能させて歩ける靴を履いていただいて、いつまでも元気でいてほしいと思っています。 もちろん皆さんが元気であることはとっても嬉しことですし、みんなが元気であればきっと医療費を抑えられて一人一人の負担が減って金銭的にも幸せになれますから。 せっかく長寿の国と言われるようになったので、いつまでも元気でいたいものです。 ★★★お知らせ★★★ ★最後のデュプイの革を使った企画「頑張った自分にご褒美企画2022」の受け付けをしています(残りが少なくなってきました)。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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茶色のお勧めの革

カテゴリー: Leather:革入荷情報

アリゾナ

余談ですが、皆さんはバナナ最中ってご存知ですか? こちらは、ABS秋田放送の番組「ぼなぺてぃ。」でも紹介された煉屋バナナというお菓子で、一言で言ってしまえばバナナ最中です。 秋田県大館市にある煉屋さんで売られている地元の銘菓なのですが、似たようなものが青森県の弘前市周辺にもあって、 こちらがその中のひとつで、いなみやさんのバナナ最中です。 私が食べたのはこの2種類だけなのですが、違いといえばいなみやさんのバナナ最中の方がやや硬い感じで、でも味はほぼ同じといってよいでしょう。 このバナナ最中の中にはバナナ餡が入っていますが、実際にバナナが入っているわけではなく香料にバナナエッセンスを含んでいるだけだそうです。 ですが、これがなかなかおいしくて絶対に一度は食べてみる価値ありと断言します。 でも、なぜこの秋田や青森など東北の地でバナナ最中が銘菓として存在しているのかということなのですが、何やら聞くところによると、昭和初期の頃に当時は高価だったバナナを多くの人たちに楽しんでもらいたいということからできたらしく、 今となってはバナナよりもずっと高価な最中ですが、これはこれで存在意義のあるものだと思います。 ちなみに、菅前首相もこの煉屋バナナを食べていましたね。 写真が飾ってありました。 そんなこんなで家族でこのバナナ最中を食べていたところ、私が住んでいる加須市には「ゆず最中」という銘菓がありまして、それなら日本中にはどんな果物の最中があるのだろうということになり、調べていった結果、あるわあるわたくさんの果物の最中が存在しました。 私たちが定義する果物の最中は、果物のエキスや香料などを使った餡が入っているという前提で、いちご大福のように果物が丸ごと入っているのはNGとしてみました。 日本国内にはたくさんの果物の最中が存在していて、パイナップル、スイカ、メロン、みかん、イチジク、リンゴ、アンズなどなど、おそらくまだ発見できていない果物の最中が存在していると思われますが、ちょっと探しただけでこんなにたくさんありました。 なので、今度旅行に行くときにはこれらを食べることをひとつのテーマとして行ってみようということになり、新たな楽しみができました。 富山に梨の最中があるそうですが、これはどんな感じのものなのかネットで調べた限りではよくわからず、一度行って食べてこないといけないなって思っているところです。 さて、今日はこんな革をご紹介したいと思います。 イタリアのシュリンクの革で、アリゾナといいます。 過去に1度ご紹介したことがあると思いますが、最近またご注文があってこの革を使って靴を製作したところ、やっぱりこれは素晴らしいと思いまして改めてご紹介させていただきます。 この革はやや多めにオイルを含んでいるシュリンクの革で、かなりざっくりとした雰囲気の仕上がりになっています。 なので、この革を使ってプレーンの靴を作った場合でも決して寂しい感じになることなく、なかなか良い雰囲気に仕上がりそうです。 チャッカブーツでもOKですし、ギブソンシューズやギブソンブーツなどでも格好良く仕上がりそうです。 また、生地は比較的厚めでしっかりしていますがイイ感じにオイルを含んでいてしなやかなので、履き込んでいくうちにどんどん足に馴染んできそうな感じです。遭えてこれくらいのシボなので、敢えてにぎやかなフルブローグやセミブローグなどを作ってみるのも格好良さそうですし、さらにはギリーでフルブローグという、ごちゃごちゃの極致を狙ってみるのも良いかもしれません。 革の裏側はこんな感じです。 あまり端っこの方は使えませんが、普通に使う部分はしっかりとしていて良い革です。 シュリンクの革は、型押しの革と違って場所によってシボの大きさが変わってきます。 これも天然の革ならではのことなのです。 最近は茶系でもあまり濃い色よりもこれくらいの色が人気のようで、お仕事でもカジュアルな服装が多くなったことも関係しているのかもしれませんね、 お仕事でもオフでもどちらでも使えますので、ある意味使い勝手の良い色だと思います。 ★★★お知らせ★★★ ★最後のデュプイの革を使った企画「頑張った自分にご褒美企画2022」の受け付けをしています(残りが少なくなってきました)。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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旅チャッカ

今日のお客様は、栃木県にお住いのASさんです。 ご注文いただいた靴が完成いたしましたので、納品&フィッティング確認のためにお越しいただきました。 ASさんとはもう7~8年のお付き合いで、ASさんご自身だけでも10足以上のご注文をいただいていたり、ご家族を合わせると20足以上のご注文をいただいているという、非常にお世話になっておりお客様です。 また、2017年に愛知県の一宮市で開催したイベントにも参加してくださるなど、とっても大切なお客様のおひとりです。 今回完成したのは、こちら。 黒いシュリンクの革を使って製作した旅チャッカです。 ASさんは、以前から旅チャッカは1足欲しとおっしゃっていて、ずっとタイミングを見計らっていたそうです。 旅チャッカは、私たちシューリパブリックの企画商品で、インソールを取り外すことができ、1日履いたら交換することで次の日もまたこの旅チャッカを履けるという仕様の靴です。 結局のことろ、交換用のインソールを2組、合計で3組ほど持っていれば、1週間や2週間の旅行や出張でもこの靴1足でこなすことができ、荷物を減らすことができるという大変便利で合理的な靴です。 実際に履いていただいたご感想は・・・、 「硬いって聞いていたけど、思っていたよりも全然硬い感じはなく、ただちょっとソールが薄い感じはするけど、全く問題ないですよ。」 とのことでした。 たくさんのシューリパブリックの靴をお持ちで、毎日交代で履いていらっしゃるASさんですから、靴の仕様の細かい違いも感じとっていただけると思います。 標準仕様のハンドソーンウェルテッドの靴よりも、より一層道具的な靴ですので、ぜひたくさん履きこなしてください。 今日もありがとうございました。 靴の仕様 デザイン: 旅チャッカ(チャッカブーツ) レザー:  型押し ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRD+お客様の足に合わせた調整) 製法: ブラックラピド製法 今回使用した革の在庫の有無: 有り ★★★お知らせ★★★ ★最後のデュプイの革を使った企画「頑張った自分にご褒美企画2022」の受け付けをしています(残りが少なくなってきました)。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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イベント

定期的に開催している長野市のIVY PRODUCTSさんでのイベントです。 今回は、来週末の12月3日(土)と4日(日)に開催です。 このイベントでは、お越しいただいたお客様の足を計測して、足の特徴や足に合った靴のサイズ、もしくは足に合いそうな靴をお伝えしたり、足や靴の問題を一緒に解決していくというものです。 さらに、もしご希望があるようでしたらオーダーメイド靴のご注文も承ります。 これまでにお取引のあるショップでこのようなイベントをもう15年くらい継続してきていますが、お客様のお話をうかがってみると、殆どの方が今履いている靴に対して何かしらの問題を抱えているようです。 簡単な調整で解決する方もいれば、靴のサイズ選びで解決する方もいますが、どうしても既製品の靴では難しいという方もいらっしゃいます。 問題は、お客様ご自信がそのことをご存じなくて、今履いている靴が本当は合っていないのに合っていると思ってしまっているケースがとても多く、確かにそれは専門家に靴や足を見てもらった経験がある方がとても少ないので仕方ないことなのですが、あまりにもそれは知らなかったで終わらせてしまうのはもったいないことです。 正しいサイズの靴や、足の特徴にあった靴選びで、もっと快適に靴を履くことができますし、必要としている方にはオーダーメイドの靴を履いていただくことで、より快適に過ごしていただけます。 そのような靴と足のイベントですが、難しかったり堅苦しかったりするものではなく、楽しくお話ししながらお伝えしていますので、ぜひこの機会にお気軽にお越しください。 イベントの詳細は以下の通りです。 日時: 12月3日(土)、4日(日) 両日とも11時~19時場所: IVY PRODUCTS 長野市南県町1070 長野駅から徒歩で8分ほど 駐車場はございませんので、お近くのコインパーキングをご利用ください。 皆様のお越しをお待ちしております。 ★★★お知らせ★★★ ★最後のデュプイの革を使った企画「頑張った自分にご褒美企画2022」の受け付けをしています(残りが少なくなってきました)。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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ダイナイト

この件に関しては、時々お客様からお問い合わせをいただくことがあるのですが、ダイナイトソールのカカトのトップピースの減り方に関して、新たな靴を履き始めた時に減りがあまりにも早くて驚かれる方がいらっしゃいます。 参考までに、こちらの靴は少し前に完成して私が1日ほど履いたものです。 カカトの減り方はというと、 こんな感じです。 このギブソンブーツは、1日ほど履いたと言っても丸1日歩き回ったわけではなく、クルマで移動して少し歩いた程度なのですが、結構減っています。 1日でこれでは、カカトがすり減ってしまうのはあっという間なのではないかと心配される方がいらっしゃるのですが、実際には初めのうちはカカトの接地面が小さくて結構減りが早いものの、もう少し削れて面で接地するようになると、減り方がかなり穏やかになります。 私も初めはかなり驚きましたが、何足か履いてみてお客様の靴も確認しまして、だいたいの傾向が見えてきました。 カカトの減り方は個人差もありますが、私の感覚では1年半から2年くらいで交換という方が多いようです。 私自身の場合はもう少し長くて、3年から4年で交換しています。 カカトにしてもソールにしても、歩き方と履く頻度で減り方が変わってきます。 時々確認していただいて、積み上げまであと2~3ミリくらいを残した時に交換していただくのが良いと思います。 ★★★お知らせ★★★ ★最後のデュプイの革を使った企画「頑張った自分にご褒美企画2022」の受け付けをしています(残りが少なくなってきました)。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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フルブローグブーツ

靴が完成しまして、お客様に納品するのがちょっと先になってしまう靴を早く皆様に見ていただきたいと思いましてご紹介させていただきます。 今日ご紹介するのは、Tさんのフルブローグブーツです。 早速ご覧ください。 ぱっと見ると黒っぽく見えるかもしれませんが、じつはネイビーのELBAMATTという革を使っています。 さらに、このELBAMATTは2.2ミリの厚いバージョンで、こうして新しい靴の状態だとまだあまり良くわかりませんが、履き込んでいくと厚い革独特のざっくりとした雰囲気が感じられます。 また、もしかしたらもう気づいているかもしれませんが、 コバの色が無色のインクで仕上げた生地色仕様なのです。 いつものようにコバの色を黒く塗る仕様に比べると、とっても軽やかな印象に仕上がって、こういうのも良いなって思います。 そしてもうひとつが、このベロの仕様です。 履いているとベロがずれてしまわないように、ベロに切込みを入れて靴ヒモを通すという仕様になっています。 いろいろとこだわりをもった仕様になっていて、お客様に履いていただくのが楽しみです。 ★★★お知らせ★★★ ★最後のデュプイの革を使った企画「頑張った自分にご褒美企画2022」の受け付けをしています(残りが少なくなってきました)。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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革が入荷しました

カテゴリー: Leather:革入荷情報

革

以前はベーシックな黒やダークブラウンの革のご要望がとっても高かったのですが、ここ数年はお仕事のときの服装が以前に比べてカジュアルな感じになったことや、靴の色もにもだいぶ個性を求められるようになりまして、黒やダークブラウン以外の色の革の比率がかなり高くなってきています。 そんな中で、最近とっても人気なのがグリーン色の革です。 私達シューリパブリックでも前には型押しの革を中心に入荷していましたが、今回はスムースのグリーンの革を仕入れてみました。 一度入荷したことがあるELBAMATTのVERDE(濃いグリーン)です。 前回入荷したときには結構早く完売してしまいまして、久しぶりの入荷になります。 ELBAMATTはイタリアのTempesti社の製品で、オイルをやや多めに含んでいることやヌメ革ベースであることが特徴の、とっても雰囲気のある素敵な革です。 Tempesti社の製品は、使い込んでいくとどんどん味が出てくるという特徴もあり、靴以外でも革小物やカバンなどにもよく使われています。 ヌメ革ではありますが、オイルを多めに含んでいるということもあって、シワの入り方はとっても素直でキレイです。 生地そのものがそれほど大きなものではなく若い牛のものなので、キレイなキメの細かいシワが入るのです。 革の厚さは1.6ミリほど。 男性用の靴を作るのに十分な厚さで、生地そのものも大変しっかりしています。 この革なら、プレーンのギブソンブーツでも格好良いですし、プレーンのチャッカブーツでも格好良いですし、もっと賑やかなものであればフルブローグなども格好良く仕上がりそうです。 ぜひこの革を使って靴を作ってみたいという方、ぜひご連絡ください。 皆様からのご連絡をお待ちしております。 ★★★お知らせ★★★ ★最後のデュプイの革を使った企画「頑張った自分にご褒美企画2022」の受け付けをしています(残りが少なくなってきました)。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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革

靴を作る時に必要な革は、皆さんもご存じの通り動物の皮を原材料として作られていて、1つ1つの個体差がおおきいどころか、工業製品からするとかなりかけ離れている感覚です。 したがって、市販の既製品の靴も私たちが作る靴も個体差があり、部位によって革の質が大きく異なります。 例えばこちらの革、残りがわずかになってしまっていますが現在企画商品としてご注文をお受けしているデュプイのサドルカーフという、なかなかのハイクオリティとされてる革です。 この革はマル革といって一頭ぶんの牛で、マル革に対して半裁という背中で右半分と左半分に分けている革もあります。 なので、この革は手前がお尻、向こうの方が頭で、向かって右側が右半身、左側が左半身ということになります。 さて、そんな革ですが靴を作ろうとしたときにはこの革全てが使えるわけではなく、結構な割合で使えない部分が発生します。 まず、これは頭に近い部分で、首筋に当たります。 グロースマークといって、牛が生きていた時に上を向いたり下を向いたりして首の後ろにシワができた跡であり、この部分は見た目の問題で基本的に使えません。 そして、こちらは右足の脇の下に当たる部分と、 こちらは右足の付け根の部分です。 もうぱっと見てわかる通り、品質が良くありません。 この部分は革そのものが薄くなっていて、強度がないことや伸びやすいこと、さらに見た目が良くないことでこの周辺は全滅になります。 裏側を見ていただければ、この辺りが良くないということが分かるはずです。 まだまだあります。 このような牛が生きていた時のキズはいたるところにあり、こういうキズも靴の見える部分には使えないので、裁断する時には避けます。 こちらは背筋です。 先ほど革の全面を見ていただきましたが、背中の真ん中にお尻から頭の方に向かって筋がありました。 これは靴の製作途中のラスティングで引いた時に裂けやすいということで、ここを渡ってパーツを裁断することはできません。 じつはこのほかにもまだありまして、牛の脇腹の辺りは革が柔らかくて伸びやすいために使えなかったり、表からはわからないけれど裏側にキズがある部分はこれまた使えなかったりします。 こんな感じで、一枚の革から実際に靴に使える部分は思いのほか少なくて、だいたい3分の1以上は使えなくて捨てられてしまいます。 そんなわけで、靴づくりの世界では通常このような仔牛に見られる模様においてはOKとして裁断したり、多少の色ブレにおいても今後の経年変化や簡単な仕上げで目立たなくなるようなものに関してはOKとして裁断します。 靴の業界の勝手な言い訳といってしまえばそれまでなのですが、どうしても動物の皮を原材料としているために、お客様にもご理解いただいています。 これは黒い革でも明るい色の革でも同じで、特に黒い革の場合は生地の良し悪しが露骨に出てしまうという特性もあり、むしろ動物の皮である証として見ていただけると嬉しいです。 通常靴をご注文いただく際に、特にちょっと癖のある革の場合はお客様に革の実物をご確認いただいていますが、革の状態からラスティングをするとそこで雰囲気が変わるものもありますので、おおらかな気持ちでご理解いただければと思っております。 もし、このような革の品質の問題が全てダメということになってしまうと、現実問題として表面を削って加工してキズを消して塗料をベットリ塗ったような革しか使えなくなってしまいます。 せっかくの革なのに、革らしさを生かしたモノづくりができなくなってしまいます。 ぜひ、ご理解いただきますようお願いいたします。 ★★★お知らせ★★★ ★最後のデュプイの革を使った企画「頑張った自分にご褒美企画2022」の受け付けをしています(残りが少なくなってきました)。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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