先日、ちょっと用事がありまして東北の方へ行ってきました。
目指すは、秋田県の大館市。
私の家からだと片道約600キロあり、まぁまぁな距離の移動になります。
大館市は秋田県の北部にある市で、あの忠犬ハチ公の出身地でもあります。
ともあれ、最初の目的地へ向かいました。
といっても、目的地といってもお昼ご飯を食べるだけなのですが、皆さんはトマトアンドオニオンというファミレスをご存知ですか?
じつは、私は夏の旅行で岡山方面に行ったのですが、帰りに彦根で1泊した際に立ち寄ったファミレスで、ここはハンバーグやステーキが売りのお店ではあるものの、カレーライスが無料で食べられるという素晴らしいサービスがあり、ぜひもう一度ここのカレーとハンバーグが食べたいということで立ち寄ることにしました。
店舗は違えどやっぱりおいしいし、この日のランチは500円でハンバーグのセット(ライス、カレーライス、そしてスープもついています)が食べられるという、なんともコスパがスバラシイセットに出逢えました。
大満足でトマトアンドオニオン大館店を後にし、次に向かったのが煉屋さんという、バナナ最中で有名な和菓子屋さん。
先日ご紹介したバナナ最中のお店です。
煉屋さんは、いまなら大館市の助成金を使って送料が無料になるというサービスをやっているそうで、私もまたこの煉屋バナナを購入したいと思っています。
本当においしかった。
そして、次に向かったのが秋田犬の里。
秋田犬に関する展示があったり、実際のワンコもいたりして、なかなか楽しいところです。
ハチ公の渋谷つながりで、東急線の古い車両である通称アオガエルもありました。
後ろに山が見えるのって、本当に素晴らしいです。
ちなみに、この秋田犬の里は大館駅前にありますが、大館の場合は大館駅の周辺は思いのほか寂しくて、栄えている市街地は東大館の駅の近くのようです。
ここから次は弘前に移動します。
立ち寄ったのは、太宰治まなびの家。
この家は、簡単に言ってしまえば太宰治が旧制弘前高校に通う3年間に下宿していた家だそうです。
この机は実際に太宰治が使ったもののようです。
さらに、太宰自身が鴨居に落書きをしたものも残っていました。
和風のなかなか上品な家でした。
管理をしている方が常駐していて、いろいろと説明をしてくださいました。
弘前には、有名な弘前れんが倉庫美術館というステキな美術館があります。
この建物は、かつては吉井酒造が倉庫として使っていたもので、いろいろあってそれが今は美術館となっています。
今ではれんがの建物は、横浜の赤レンガ倉庫の影響もあってとってもオシャレだとか格好良いと思われますが、倉庫として使っていた建物を改装して美術館にするのって本当に大変だったと思います。
この美術館は、ただ建物がオシャレなだけではなく展示の内容も素晴らしかったです。
奈良美智さんてご存知ですか?
このイラストを描く方です。
奈良美智さんの作品がもうたっくさんあって、それも単に見て回るという退屈な展示ではなく色々楽しめて、ここは訪れる価値のある美術館だと思います。
ぜひ行ってみてください。
入口にそびえたつ大きなワンコ。
トイレの手洗いもオシャレ。
次に、弘前を後にして少し北の方へ向かいました。
津軽港にて。
正面にかなりうっすら見えるのが、たぶん北海道だと思います。
そして、五所川原市の金木にある太宰治の生家である斜陽館へ。
家の中はこんな感じ。
聞いた話では、太宰治の実家は青森県で4番目にお金持ちだったそうで、この建物もとんでもない費用をかけて作られたそうです。
家の中にこんな階段があるのって、なかなか見ないですよね。
学校かと思いました。
だいたい、民家を見学して平均で30分というのも驚きですし、家の中を一筆書きで見学できるというのもあまり聞いたことがない話です。
太宰治は、そんな大富豪の家に生まれたとのことでした。
この斜陽館の近くには、ストーブ列車で有名な津軽鉄道の金木駅があります。
もっと寂れた感じの淋しい駅かと思っていましたが、なかなかキレイで新しい駅舎でした。
駅前は、ちょっとさびしいですが・・・。
地方に行くと、「線路は続くよ感」が半端ないです。
また、金木駅の近くには日本の民間操縦士第1号の白戸栄之助の誕生の地を記すモニュメントがありました。
てっぺんに飛行機が乗っているのがイイですね。
さらに、斜陽館の近くには弘前を中心に展開する地元密着型スーパーの「さとちょう」があり、青森に行ったらぜひ買ってこようと思っていた工藤パンのイギリストーストのいくつかのバリエーションと、これも青森のご当地グルメのイカメンチを買ってきました。
移動の途中で、海沿いの食堂で新鮮な魚を食べたり、道の駅でリンゴを買ったり、道端にあるリンゴ屋さんでリンゴやナシを買ったり、青森のご当地コンビニのオレンジハートに立ち寄ったりと、なかなかレアな体験もすることができました。
この後は盛岡に移動して、盛岡冷麺を食べたり、福田パンのあんバターサンドを買って食べたりしまして、今回はいつになく食べ物も充実していました。
行って帰ってきて走行距離が1,400キロになっていて、夏の京都・岡山・滋賀旅行といい、今年はちょっと走りすぎです。
今回はなかなか訪れることのできない地域で、文化も全く異なっていたので、とっても楽しく過ごす事ができました。
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