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saddle calf

その前におしらせをひとつ。 私たちシューリパブリックは、今年の7月25日(木)から8月2日(金)まで夏季休暇とさせていただきます。それに伴い、本来であれば定休日の7月24日(水)を営業日とさせていただきます。 あわせまして、夏季休暇中の7月29日(月)と翌30日(火)はシューリパブリックのウェブサイトのリニューアルの為、サイトをご覧いただくことができません。 休暇中なので特にお知らせはないと思いますが、この2日間はブログもご覧いただけなくなってしまうのでちょっと残念です。 メールとインスタは普通に稼働しますので、ご連絡はメールでお願いいたします。 ご不便をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。 さて、在庫の革の残りが少しずつ少なくなってきて、もうあと1足ほどになった時には、ダブルブッキングのないように念のためリストから外して倉庫の中に保管しておくのですが、そんな革が結構溜まってきたので「幸運のラストワンプラン」として格安でご注文をお受けしています。 今回の革は、こちら。 とってもキレイな黒い革ですが、これはデュプイのSaddle Calfです。 Saddle Calfはマル革と言って牛一頭分が1枚の革になっているのですが(マル革じゃないものでは半裁と言って背筋で左右の半分に切っている革もあります)、これは左半分の頭から前脚に近い部分の革になります。 大人の牛は革の大きさが大きくなるため、ほぼ半裁にされるのに対し、仔牛の革は大きさが小さいのでマル革が多いです。 Saddle Calfは日本ではキップというサイズになりマル革で220デシ程度ですが、同じくらいの革でも半裁になっているものもあります。 革の大きさはそのくらいにして、今ではなかなか入手が困難なSaddle Calfです。 私どもでももうこれが最後の黒のSaddle Calfなので、加えて部位が比較的首に近いところなので今回はこのラストワンプランとして出すことにしました。 参考までに、靴の世界で首の部分をショルダーと呼びます。 ショルダーのみを使って商品としている革もたくさんあるので、決してショルダーがダメという訳ではないのですが、マル革におけるショルダーはグロースマークと言って牛の首の後ろ側にある深いシワが入ってしまうので、こんなビジネスに使うような革で作る靴においてはあまり好ましくないのです。 写真の中心から右にやや深いシワがあるのがお分かりになるかと思いますが、これです。 なので、この革の性格に合うような靴に使えるのは私の手より左側になります。 そう考えると、多少大きいサイズのお客様でもプレーンのギブソンブーツやチャッカブーツ、そしてギリーシューズやオックスフォード、ギブソンブーツであれば良い部分だけで十分に靴を作ることが可能です。 ただ、フルブローグやセミブローグ、モンキーシューズ(ブーツ)、サイドゴアブーツなどの場合、通常よりも革を多く使うため、多少これらのグロースマークのエリアも使うことになります。 そのあたりをふまえてご検討ください。 恒例の革の裏側チェック。 クオリティの良い部分の裏側は、安定のきめ細かいキレイな状態です。 ここもとってもキレイ。 この半分ベリー(脇腹)にかかりそうな部分ですが、 私の手よりも右側であれば全く問題ないようです。 反対に、私の手よりも左側はベロなどに使うための部位になります。 そして、これまでに裁断した革が少し残っておりまして、たとえば私が右足を2つ型入れしてしまったものとか、パーツを切ろうとしたら端っこの方にキズがあったというものを、それよりも小さいパーツを裁断する時に使えるだろうと思いまして残していました。 こんな感じで、デザインを選べば良い部分のみを使って靴を作ることができる今回のラストワンプランのデュプイのSaddle Calfです。 大変貴重な革なので、黒いビジネスシューズを作っておきたいと考えている方は、ぜひご検討ください。 詳細は以下の通り。 〇 ご注文をお受けできるのは基本的に1名のみ(先着)。 〇 価格は1足の基本仕様が101,200円(税込み)。 〇 オプションを追加することはOKですが、別途オプション費用がかかります。 〇 初めてご注文される方は、別途ラスト費用(税込み28,600円)が必要です。 〇 通常のオーダーメイドの靴と同様に足に合わせて製作+ハンドソーンウェルテッドで製作します。 〇 こちらはご予約はOKですが1か月を超えるお取り置きの対象外とさせていただきます(現在靴をご注文の方は靴の納品の時まで)。 この革を使って靴を作ってみたいという方、お早めにご連絡ください。 皆さまからのご連絡をお待ちしております。   ★★★お知らせ★★★ ★「SR的リミテッドプラン(最高の靴を作るプラン)」受付中です。詳細はこちらをご覧ください。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。    

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スウェード

シューリパブリックは、日々を快適に過ごし、足元から健康になることを目的とした日常仕様のオーダーメイド靴を作っています。 しっかりとした作りを基本にしつつ85%のクオリティを目標とし、価格とクオリティのバランスを考えたモノづくりを進めていきます。 余談ですが、以前から気になっていたことがありまして、それは私が普段乗っているクルマのタイヤの空気圧のことです。 メーカーの指定では通常は2.7kPaとなっているのですが、なんとなく、あくまでもなんとなくなのですがタイヤの接地感が若干希薄に感じられまして、ちょっと試しに空気圧を少しだけ下げて2.6kPaにしてみました。 ほんの0.1kPaくらいじゃ違いなんて分からないだろうと思っていたところ、これが全然違っていまして、4つのタイヤが驚くほどしっかりと路面を掴んでいるように感じられたり、直進性がびっくりするくらい良くなったのです。 クルマのアライメント調整は普段から結構気にしていまして、機会があれば調整していただいているので、アライメントに問題はないはず。 おそらく乗り心地もマイルドになっている可能性はありますが、その点に関しては感じられませんでした。 タイヤがXL(エクストラロード)規格なので、多少空気圧を高めにしておいても大丈夫くらいに思っていましたが、特別荷物を積むとき以外は空気圧を上げない方が良さそうですね。 もしかしたら専門家の方からすれば規定の数値の方が良いのかもしれませんが、取り敢えず少し今の空気圧で乗ってみます。 ちなみに、今履いているタイヤのサイズは純正指定のものと比べて外径は変わらないけれど少し太くなっていまして、そのあたりが多少影響しているのかもしれません。 さて、在庫の革の残りが少しずつ少なくなってきて、もうあと1足ほどになった時には、ダブルブッキングのないように念のためリストから外して倉庫の中に保管しておくのですが、そんな革が結構溜まってきたので「幸運のラストワンプラン」として格安でご注文をお受けしています。 今回の革は、こちら。 ネイビーのスウェードです。 このスウェードは、少し前に完売してしまったスコッチスウェードではなく、違う生地を使った国産のスウェードです。 肌目はこんな感じで(と言ってもわかりにくいかもしれませんが)、スウェードとしては比較的キメがそろっていてキレイな仕上がりです。 私の親指の爪に×が書いてあるのが気になりますか? ペンのキャップを締める時についたよいうです。 このシリーズのスウェードは、個体差があって良いものとイマイチのものがあるのですが、このネイビーは過去に靴を作った経験も踏まえてなかなか良かったです。 革の厚さは1.5㎜ほど。 特に柔らかいわけでも硬いわけでもなく、普通のスウェードです。 革は1足分を作るにはかなり余裕があります。 詳しい仕様は以下の通りです。 〇 ご注文をお受けできるのは基本的に1名のみ(先着)。 〇 価格は1足の基本仕様が101,200円(税込み)。 〇 オプションを追加することはOKですが、別途オプション費用がかかります。 〇 初めてご注文される方は、別途ラスト費用(税込み28,600円)が必要です。 〇 通常のオーダーメイドの靴と同様に足に合わせて製作+ハンドソーンウェルテッドで製作します。 〇 こちらはご予約はOKですが1か月を超えるお取り置きの対象外とさせていただきます。 この革を使って靴を作ってみたいという方、お早めにご連絡ください。 皆さまからのご連絡をお待ちしております。 この革を使って靴を作ってみたいという方、お早めにご連絡ください。 ★★★お知らせ★★★ ★「SR的リミテッドプラン(最高の靴を作るプラン)」受付中です。詳細はこちらをご覧ください。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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革

在庫の革の残りが少しずつ少なくなってきて、もうあと1足ほどになった時には、ダブルブッキングのないように念のためリストから外して倉庫の中に保管しておくのですが、そんな革が結構溜まってきたので「幸運のラストワンプラン」として格安でご注文をお受けしています。 今回の革は、こちら。 イタリア製の革で、製品名が「valencia(ヴァレンシア)」と言います。 色はキャメル色です。 何年か前までよく使っていた革なので、この革を覚えているという方もいらっしゃるかもしれませんね。 もしくは、作った靴をまだ履いてくださっているかもしれません。 このvalenciaは、イメージとしてはとってもイタリアらしいイタリアの革で(と言ってもヴァレンシアはスペインですが)、革の性格はたくさんに日差しの下で軽やかに履ける靴といった感じです。 この革は、ご覧の通りやや小さめのシボがあるシュリンクで、どちらかと言えばやや柔らかめの革です。 生地はとってもしっかりしていて、シワの入り方もこんな感じで大変キレイです。 革の厚さは1.5㎜ほど。 厚さが1.5㎜でやや柔らかめですが、しっかりしている革なので頼りなさを感じることはなさそうです。 お好みとしては、カッチリと硬い革よりも、しっかりしているけれど柔らかくて優しい履き心地の革を好まれる方に向いていると思います。 ちなみに、革の裏側はこんな感じでキメがそろっていて生地の良さを感じられます。 この革で作るのであれば、プレーンのチャッカブーツやギブソンブーツなど、プレーントゥの靴でも良いですし、フルブローグやセミブローグなどのにぎやかなデザインの靴も合いそうです。 そして、硬い靴が苦手という方にも良いかもしれません。 詳しい仕様は以下の通りです。 〇 ご注文をお受けできるのは基本的に1名のみ(先着)。 〇 価格は1足の基本仕様が101,200円(税込み)。 〇 オプションを追加することはOKですが、別途オプション費用がかかります。 〇 初めてご注文される方は、別途ラスト費用(税込み28,600円)が必要です。 〇 通常のオーダーメイドの靴と同様に足に合わせて製作+ハンドソーンウェルテッドで製作します。 〇 こちらはご予約はOKですが1か月を超えるお取り置きの対象外とさせていただきます。 この革を使って靴を作ってみたいという方、お早めにご連絡ください。 皆さまからのご連絡をお待ちしております。 ★★★お知らせ★★★ ★「最高の靴を作るプラン」受付中です。詳細はこちらをご覧ください。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。    

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カーフ

在庫の革の残りが少しずつ少なくなってきて、もうあと1足ほどになった時には、ダブルブッキングのないように念のためリストから外して倉庫の中に保管しておくのですが、そんな革が結構溜まってきたので「幸運のラストワンプラン」として格安でご注文をお受けしています。 今回の革は、こちら。 黒のカーフです。 この手の革を「ラストワンプラン」に出すのは、本当に久しぶり。 この革は見ての通り小ぶりのカーフで、大変キメが細かく大変きれいな革です。 じつは、この革で作ったサンプルの靴がありまして、工房にお越しいただいたことのある方でしたらご覧になったことがあるかもしれませんが、それがこちらのオックスフォードです。 革だけで見るのとだいぶイメージが異なるかもしれませんが、キメが細かいカーフは靴になって仕上げをするとこんな感じになります。 革の特徴は、先ほどからお伝えしている通り小ぶりなカーフであること。 カーフとは、仔牛の革のことを言います。 よく商品説明でカーフを使用と書いているものを見かけますが、あれって本当にカーフなのかやや怪しいケースもありますが、こちらは間違いなくカーフです。 革の厚さは、1.2㎜ほど。 普段使っている1.6㎜クラスの革と比べると厚さは薄いのですが、革そのものがかなりパリッとしていまして、実際に靴になったものを見てみても強度不足を感じるようなことはなく、むしろ柔らかい仕上げの2ミリ厚の革よりもずっとしっかりしています。 これは、ぜひ実物をご覧になっていただけると良いでしょう。 革の部位によってはシワなどがありますが、靴を作る際にはけっこう余裕を持って作れるので良いところを贅沢に使って作りたいと思います。 シワの入り方はこんな感じ。 ただ、この革のもうひとつの特性として、(実際にはないと思いますが)毎日履いたり無理をさせて履いたりするとさすがに革はヤレてきそうな感じです。 また、お勧めするデザインですが、革が薄めということもあって、フルブローグやセミブローグなど、もしくはストレートキャップ付きのデザインなど、パーツ点数が多いのもがより適していると思います。 モンキーブーツ、ホールカット、プレーンのギブソンシューズやチャッカブーツはあまりお勧めしません。 革の裏側の写真を撮り忘れましたが、メチャメチャキレイです。 詳しい仕様は以下の通りです。 〇 ご注文をお受けできるのは基本的に1名のみ(先着)。 〇 価格は1足の基本仕様が101,200円(税込み)。 〇 オプションを追加することはOKですが、別途オプション費用がかかります。 〇 初めてご注文される方は、別途ラスト費用(税込み28,600円)が必要です。 〇 通常のオーダーメイドの靴と同様に足に合わせて製作+ハンドソーンウェルテッドで製作します。 〇 こちらはご予約はOKですが1か月を超えるお取り置きの対象外とさせていただきます。 この革を使って靴を作ってみたいという方、お早めにご連絡ください。 皆さまからのご連絡をお待ちしております。 ★★★お知らせ★★★ ★次回の長野市のIVY PRODUCTSさんでのイベントは、4月13日(土)と14日(日)の予定です。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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ラストワン

在庫の革の残りが少しずつ少なくなってきて、もうあと1足ほどになった時には、ダブルブッキングのないように念のためリストから外して倉庫の中に保管しておくのですが、そんな革が結構溜まってきたので「幸運のラストワンプラン」として格安でご注文をお受けしています。 今回の革は、こちら。 今回の革は、なかなかオモシロイ革です。 まず、色はぱっと見で黒のように見えますがじつは黒ではなく、とっても黒に近いこげ茶になります。 黒の革と比べてみると、こんな感じでこげ茶です。 明るいところでみるとこげ茶だということがわかりますが、もしかしたら暗いところで見ると黒に見えるかもしれません。 そして、この革は比較的あっさり目のシュリンクの革です。 シュリンクの革は、場所によってシボの出方が全然違うこともあるのでこれを説明するのはなかなか難しいのですが、簡単に言ってしまえばシボ自体はそんなに強いものではなく、つま先など引っ張られたところは殆どシボが見えなくなってしまうくらいのシュリンクになります。 革の厚さは1.8㎜。 さぁ、ここからがこの革のオモシロイところです。 革の厚さが1.8㎜とやや厚めなのですが、革そのものはどちらかというとわずかに柔らかい感じで、例えるなら厚いスウェードやKUDUの革に近いしなやかさになります。 ちょっとこちらをご覧ください。 革の裏側がこんな感じで芯通しがされていなくて、なんというかとにかく独特の雰囲気で、柔らかめ(柔らかすぎるわけではなく必要にして十分な硬さがあります)で適度な厚さがあり、ソフトヌメに近い感じで、靴になったらしっかりとホールドしてくれるのにしなやかという、イイとこ取りの仕上がりになりそうな素材なのです。 革の大きさが、1足分+α程度。 というのも、革そのものはそこそこの大きさがあるものの、 この部分より左側は繊維がそろっていなくて靴には使えません。 使えても、ベロ程度になります。 よって、使える部分だけをカウントすると、 長さが80センチ強で、 幅が40センチ強。 デシ数で言うとだいたい38デシ程度です。 男性用の靴の場合、最もたくさん革を使うデザインで大きいサイズの場合でだいたい35デシ程度ですので、余裕はあります。 つまり、良いところだけ使って十分に作れるということになります。 そんな、まさにこの企画のために出てきたような革なのです。 この革で靴を作るとしたら、私ならプレーンのギブソンブーツとかプレーンのチャッカブーツなどがイイかなって思います。 詳しい仕様は以下の通りです。 〇 ご注文をお受けできるのは基本的に1名のみ(先着)。 〇 価格は1足の基本仕様が101,200円(税込み)。 〇 オプションを追加することはOKですが、別途オプション費用がかかります。 〇 初めてご注文される方は、別途ラスト費用(税込み28,600円)が必要です。 〇 通常のオーダーメイドの靴と同様に足に合わせて製作+ハンドソーンウェルテッドで製作します。 〇 こちらはご予約はOKですが1か月を超えるお取り置きの対象外とさせていただきます。 この革を使って靴を作ってみたいという方、お早めにご連絡ください。 皆さまからのご連絡をお待ちしております。   ★★★お知らせ★★★ ★カカトをお得に修理するプランは、2月末日までです。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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久しぶりになりますが、今年もやります、幸運のラストワンプラン。 在庫の革の残りが少しずつ少なくなってきて、もうあと1足ほどになった時には、ダブルブッキングのないように念のためリストから外して倉庫の中に保管しておくのですが、そんな革が結構溜まってきたので「幸運のラストワンプラン」として格安でご注文をお受けしています。 今回の革は、こちら。 とってもキレイなオレンジブラウンのキップです。 茶色やこげ茶色の革は比較的多いのですが、このようなオレンジブラウンの革はかなり珍しいかもしれません。 私のトリッカーズのカントリーブーツも、比べてみたらほぼほぼ同じような色でした。 そんなオレンジブラウンの革を、今回はラストワンプラントしてスペシャルプライスで受け付けます。 革の表面を拡大してみると、素上げなのであっさりとした仕上がりになっていますが、なかなかキレイな革です。 シワの入り方は、キップなので大変細かいシワになり、靴になって履いたときでも汚いシワは入りにくいでしょう。 革そのものは1足分どころではなく、おそらく余裕を持って2足分くらいあるので、たっぷりと良いところを使って靴を作れそうです。 生地の良し悪しを判断するときの参考になる革の裏面ですが、こんな感じで大変キメがそろっていてキレイです。 また、革の厚さは1.6ミリで革靴を作るのにちょうどよい厚さです。 この革は、特別硬くないので男性用の靴でも女性用の靴でも問題なく作れます。 革の雰囲気からすると、ビジネスシューズというよりはとってもキレイなカジュアルの靴、もしくはトリッカーズの雰囲気を狙ったカントリーシューズといったところが合うかもしれません。 もしくは、お客様のお好みでもっと違う雰囲気の靴を作るのも良いでしょう。 仕上げによってツヤを出すこともできますし、ツヤを抑えることも可能です。 詳しい仕様は以下の通りです。 〇 ご注文をお受けできるのは基本的に1名のみ(先着)。 〇 価格は1足の基本仕様が101,200円(税込み)。 〇 オプションを追加することはOKですが、別途オプション費用がかかります。 〇 初めてご注文される方は、別途ラスト費用(税込み28,600円)が必要です。 〇 通常のオーダーメイドの靴と同様に足に合わせて製作+ハンドソーンウェルテッドで製作します。 〇 こちらはご予約はOKですが1か月を超えるお取り置きの対象外とさせていただきます。 この革を使って靴を作ってみたいという方、お早めにご連絡ください。 皆さまからのご連絡をお待ちしております。   ★★★お知らせ★★★ ★旅チャッカは完売しました。ありがとうございました。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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cellington

先ほどちょっと興味深い映画を発見しました。 今日から公開だそうですが、残念ながら私が住んでいる埼玉県での公開はありませんでした。 主演は、私も大好きな蓮佛美沙子さんで、映画のタイトルは「女優は泣かない」です。 脇を固める役者さんたちは、若干クセが強めな方々でこれまた楽しそうですね。 トレーラーも公開されているので、興味をお持ちになった方はぜひご覧になってみてください。 さて、在庫の革の残りが少しずつ少なくなってきて、もうあと1足ほどになった時には、ダブルブッキングのないように念のためリストから外して倉庫の中に保管しておくのですが、そんな革が結構溜まってきたので「幸運のラストワンプラン」として格安でご注文をお受けしています。 今回の革は、こちら。 イタリアのTRUSTというタンナーさんの製品で、チェリントンというグレージング仕上げ(だったと思います)のキップです。 永いお付き合いのお客様は、この革をご覧になったことがあるかもしれませんね。 これくらいの色の革は、デジカメやPCを通して見ると正しい色が出ないことがあるので、黒い革を置いてみましたので参考にしてみてください。 それほど明るい色ではなく、ツヤのある茶色といった感じの色になります。 この革は、仕上げでツヤを出していて、靴になった際にはとても上品でキレイな雰囲気に仕上がります。 何というか、キレイに履きたいといった雰囲気ですね。 だからと言っていつもピカピカにしておかなくてはいけないわけではなく、履き込んでイイ感じのシワが入ってそれが味になっていくので、最低限のメンテナンスをしてあげれば全く問題ありません。 この革のもうひとつの特徴として、生地がとってもしっかりしていてシワの入り方もキメの細かい上品なシワが入ることが挙げられます。 革の裏側はこんな感じで、やはり生地の良さが感じられます。 キップと言っても仔牛なので、背中から脇腹にかけてトラが入っています。 これを嫌う方もいらっしゃるようですが、私は仔牛の革の証として結構好きです。 革の厚さは1.4㎜でした。 感覚的にはもう少し厚そうですが、それは生地がパリッとしっかりしているからかもしれませんね。 この革で作った靴は、スーツに合わせても格好良いですし、カジュアルな雰囲気で履いても格好良さそうです。 どんなデザインにしようかというところですが、ツヤがある革なのでひとつのパーツが大きいチャッカブーツやプレーンのギブソンブーツ、もしくはプレーンのギリーシューズなどが合うのではないでしょうか? みなさまのお好みでデザインを決めてみてください。 詳しい仕様は以下の通りです。 〇 ご注文をお受けできるのは基本的に1名のみ(先着)。 〇 価格は1足の基本仕様が99,000円(税込み)。 〇 オプションを追加することはOKですが、別途オプション費用がかかります。 〇 初めてご注文される方は、別途ラスト費用(税込み28,600円)が必要です。 〇 通常のオーダーメイドの靴と同様に足に合わせて製作+ハンドソーンウェルテッドで製作します。 〇 こちらはご予約はOKですが1か月を超えるお取り置きの対象外とさせていただきます。 この革を使って靴を作ってみたいという方、お早めにご連絡ください。 皆さまからのご連絡をお待ちしております。 ★★★お知らせ★★★ ★シューリパブリック20周年記念モデル第3弾は、完売いたしました。 ★2024年1月より、靴の価格を改定させていただきます。詳細はこちらをご覧ください。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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motown

余談ですが、私は季節の変わり目になるとなんとなく疲れやすくなることが多く、そんなときにはインド料理を食べて体調を整えます。 どうしてインド料理は体調を整えてくれるのだろうと思って調べてみたところ、インド料理に入っているスパイスが良い効果をもたらしてくれるのではないかとのこと。 それならと、さすがにインドカレーを素人がおいしく作るのは難しいので、チャイを作ってみることにしました。 レシピはこちらを参考にさせていただきました。 家に牛乳がなかったので豆乳を使い、カルダモンはホールではなく粉で、ショウガも生ではなくチューブのおろしショウガでしたが、なかなかおいしくできました。 このレシピだと量が少なめなので、2回戦もやってみまして、2回目はクローブの量を1.5倍くらいにしてスパイス感を強めに出してみました。 これ、なかなか良かったです。 今回のレシピではそれほど多くのスパイスを使わずに、なかなかおいしいチャイを作ることができ、大満足です。 この中のどのスパイスが一番効果があったのかよくわかりませんが、体調が回復したような気がします。 カルダモンかなぁ? カルダモンは、抗炎症作用や抗酸化作用があり、アレルギーが多い私にはおそらく大変ありがたいスパイスなのではないかと思っています。 次回は、ぜひホールのカルダモンを使いたいので、もう早速ヨドバシドットコムで発注しちゃいました。 さて、在庫の革の残りが少しずつ少なくなってきて、もうあと1足ほどになった時には、ダブルブッキングのないように念のためリストから外して倉庫の中に保管しておくのですが、そんな革が結構溜まってきたので「幸運のラストワンプラン」として格安でご注文をお受けしています。 今回の革は、こちら。 Conceria 800というイタリアのタンナーさんの製品で、MOTOWNという革です。 この革はまだそれほど古いモノではありませんが、入荷したばかりの頃にこの色だけとっても人気であっという間に残り1足分になってしまい、前述の通りはじいてありました。 この革の色は、実際はもう少し暗い感じで、イメージとしてはアメリカンチェリーのような濃いエンジ色になります。 なかなかシブくて味がある革で、良い雰囲気を出しています。 生地は写真の通り芯通しがされていないもので、タンニン鞣しのものだと思います。 厚さは1.4㎜ほど。 実際にはもう少し厚く感じられるような、結構しっかりとしている生地になります。 表面の仕上げは軽くバフがけをしてあるそうで、ボックス調と異なりいかにもという感じの革の肌目は見られません。 靴になった時には、どちらかと言えばツヤが出やすいもので、キレイな感じに仕上がります。 シワの入り方は、比較的小さいシワが入る感じですね。 この革なら、フルブローグやセミブローグなどにぎやかなデザインの靴でも良いですし、革の雰囲気を生かしてプレーンのギブソンブーツやオックスフォード、チャッカブーツなどでも格好良さそうです。 詳しい仕様は以下の通りです。 〇 ご注文をお受けできるのは基本的に1名のみ(先着)。 〇 価格は1足の基本仕様が99,000円(税込み)。 〇 オプションを追加することはOKですが、別途オプション費用がかかります。 〇 初めてご注文される方は、別途ラスト費用(税込み28,600円)が必要です。 〇 通常のオーダーメイドの靴と同様に足に合わせて製作+ハンドソーンウェルテッドで製作します。 〇 こちらはご予約はOKですが1か月を超えるお取り置きの対象外とさせていただきます。 この革を使って靴を作ってみたいという方、お早めにご連絡ください。 皆さまからのご連絡をお待ちしております。 こちらの革の受け付けは終了しました。 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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ラストワン

私たちシューリパブリックの工房の前には公園がありまして、その公園に金木犀の木が植えてあります。 この時期になると、そろそろかなぁって楽しみにしているのですが、つい数日前から金木犀の香りが風に乗って匂ってきます。 良い季節になりましたよね。 朝晩が冷えて来てちょっと涼しくなってくると、なんとなくキノコ帝国の「金木犀の夜」を思い出します。 さて、在庫の革の残りが少しずつ少なくなってきて、もうあと1足ほどになった時には、ダブルブッキングのないように念のためリストから外して倉庫の中に保管しておくのですが、そんな革が結構溜まってきたので「幸運のラストワンプラン」として格安でご注文をお受けしています。 今回の革は、こちら。 この秋冬はシューリパブリックでは特にコートによく合うダークなブーツ&シューズをお勧めしたいと思っていまして、そんなコンセプトにもピッタリな革です。 とってもキメが細かくキレイな生地で、かつて扱っていたスコッチスウェードよりも良い生地なのではないかと思います。 色目は結構濃い目のこげ茶で、昨年から扱い始めたOperaのLondonのこげ茶色と比べるとこんな感じになります。 生地の厚さも結構厚くて、 測ってみたら2.2㎜もありました。 そりゃ厚いですよ。 ただ、この革は1足分が結構ギリギリで、チャッカブーツやギブソンシューズでしたら問題ありませんが、フルブローグやセミブローグだとヴァンプの部分(下の写真参照、お客様の靴をお借りしました) このパーツに違う革を使ってコンビ仕様にするなどの対策が必要です。 モンキーブーツをはじめとするその他のブーツや、オックスフォード、ギリーシューズなどを作るには、端の方の革質があまり良くないところを使わないといけないので、それらは作れません。 とは言え、とっても高品質なスウェードなので、ご希望のデザインが条件に合うのであればとってもおススメです。 なので、デザインのお勧めならチャッカブーツorプレーンのギブソンシューズとなります。 詳しい仕様は以下の通りです。 〇 ご注文をお受けできるのは基本的に1名のみ(先着)。 〇 価格は1足の基本仕様が99,000円(税込み)。 〇 オプションを追加することはOKですが、別途オプション費用がかかります。 〇 初めてご注文される方は、別途ラスト費用(税込み28,600円)が必要です。 〇 通常のオーダーメイドの靴と同様に足に合わせて製作+ハンドソーンウェルテッドで製作します。 〇 こちらはご予約はOKですが1か月を超えるお取り置きの対象外とさせていただきます。 この革を使って靴を作ってみたいという方、お早めにご連絡ください。 皆さまからのご連絡をお待ちしております。 こちらの革は完売しました。 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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キップ

ここ最近は、急に涼しくなりましたね。 早朝はちょっと寒いほどです。 やっと過ごしやすい季節になったような気がします。 さて、在庫の革の残りが少しずつ少なくなってきて、もうあと1足ほどになった時には、ダブルブッキングのないように念のためリストから外して倉庫の中に保管しておくのですが、そんな革が結構溜まってきたので「幸運のラストワンプラン」として格安でご注文をお受けしています。 今回の革は、こちら。 ちょっと濃い目のキャメル、もしくは明るいブラウンのキップです。 少し前の革で、ビンテージと言えなくもない、今ではもう絶対に入手困難な、なかなか貴重な革になります。 以前はこのような生地のクオリティの高いボックス調の革が簡単に入手できましたが、今では価格の問題もありますが、まず革屋さんにもほとんどない状態です。 今見ると、この生地はこんなに良かったんですね。 革のシワの入り方はこんな感じで、キメの細かさがよくわかります。 色に関しては、デジカメがなかなか思うように色を出してくれないので、私の手と一緒に撮ってみました。 さほど大きな差はないかもしれませんが、実物の方が少し落ち着いた色です。 革の裏側はこんな感じで、やはり生地の厚さが十分にあり、キメがそろっていて良い生地であることがわかります。 断面はこんな感じ。 革の厚さを測ってみたところ、1.4㎜でした。 もう少し厚く感じましたが、それは生地がしっかりしているからかもしれません。 ビジネスシューズを作るにはちょうどよい厚さですし、カントリー風のブーツやシューズを作るのにもちょうど良さそうです。 ちなみに、写真の写り方でツヤがあるように見えますが、実際にはこの革は素上げのもので、靴の仕上げ次第で光らせることも可能です。 では、この革でどんな靴を作りましょうか。 もし、シュッとしたビジネスシューズを作るのであれば、3穴のギブソンシューズや5穴の普通のギブソンシューズ、もしくはチャッカブーツなども格好良いかもしれませんね。 また、カジュアルの靴を作るのであれば、モンキーブーツやフルブローグブーツ、またはフルブローグシューズなども使い勝手が良さそうです。 もしくは、全然違うところでサイドゴアブーツというのも良いかもしれません。 詳しい仕様は以下の通りです。 〇 ご注文をお受けできるのは基本的に1名のみ(先着)。 〇 価格は1足の基本仕様が99,000円(税込み)。 〇 オプションを追加することはOKですが、別途オプション費用がかかります。 〇 デザインの制約はありませんが、シューリパブリックでお受けできるものの範囲でお選びください。 〇 初めてご注文される方は、別途ラスト費用(税込み28,600円)が必要です。 〇 通常のオーダーメイドの靴と同様に足に合わせて製作+ハンドソーンウェルテッドで製作します。 〇 こちらはご予約はOKですが1か月を超えるお取り置きの対象外とさせていただきます。 この革を使って靴を作ってみたいという方、お早めにご連絡ください。 皆さまからのご連絡をお待ちしております。 こちらの革は完売しました。 ★★★お知らせ★★★ ★シューリパブリックの20周年記念モデル第2弾はそろそろ終了になります(やまぶき色の革は完売)。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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