Archives

horse opaco

関東は梅雨も明けて毎日暑い日が続いています。 今日、テレビでお医者さんが言っていたのですが、人間は筋肉に水分をため込む作りになっているそうで、 でもコロナの影響で多くの方々が運動量が不足していて、筋肉も小さくなってしまっているとなると、以前にもまして熱中症のリスクが高くなっているのだそうです。 たしかにテレワークが中心になっているという方は多いですし、そうじゃなくても旅行に行くとか歩く距離や運動量を以前と比べると減っているという方が多いのではないでしょうか? 靴屋の立場でお伝えすると、確かに歩くことって身体にとって良いことではありますが、ちゃんと足を機能させて歩くことが大切です。 例えるなら、自転車に乗ることを考えた時に、ただあまり力を使わないでゆっくり平らなところを走っているとそれほど運動になりませんが、しっかりと負荷をかけて走るとかなりの運動量になるという違いのようなものです。 そのためにも、歩くときにはちゃんと足を機能させられるように、足に合った靴を履くことをお勧めします。 さて、今日も「幸運のラストワンプラン」のお知らせです。 今日ご用意させていただいたのは、こちらの革です。 Horse Opacoという革です。 Horseと言ってもこの革は牛革なのですが、仕上げが馬の革っぽいということかもしれません。 こちらの革は、イタリアの革で表面にはボックス調の革のような毛穴の跡はなく、どちらかというと表面を擦った加工なのではないかと思える仕上げです。 これまでにこの革で靴を何足か作りましたが、靴の雰囲気は比較的パリッとキレイな靴になりました。 しっかりと仕上げをするとビジネス仕様の靴になりますし、そんなにツヤを出さない仕上げであればキレイなカジュアルの靴になります。 やっぱりイタリアの革なので、独特の雰囲気があって革の状態で見るよりもずっと格好良く仕上がります。 イタリアの革は靴になった時に格好良く仕上がるというものが多いですね。 シワの感じは、あまり深く入るような感じではありませんが、履き込んでいくと甲のシワは多少残るのではないかと思います。 そして裏側ですが、一般的に表面加工をしている革はあまり良くない生地を使っていることが多いのに対し、この生地はかなりしっかりしていてキメもそろっていて良い生地だと思います。 そう考えるとある意味贅沢ですね。 革の残量は2足分いけるかどうかといったところなのですが、こういう革はフルブローグのブーツやシューズ、もしくはゼミブローグのブーツやシューズなど、さらにはサイドゴアブーツも含めて、ややカジュアルな雰囲気の靴を作っていただくのが良さそうだと思いまして、 それらのデザインはちょっと革をたくさん使いそうなので、贅沢に使うということで1足分とすることにしました。 このプランの仕様は以下の通り 〇 ご注文をお受けできるのは1足のみ(早いもの勝ち)。 〇 価格は基本仕様が95,000円(税込み)。 〇 オプションを追加することはOKですが、別途オプション費用がかかります。 〇 デザインの制約はありませんが、シューリパブリックでお受けできるものの範囲でお選びください。 〇 初めてご注文される方は、別途ラスト費用(税込み28,600円)が必要です。 〇 通常のオーダーメイドの靴と同様に足に合わせて製作+ハンドソーンウェルテッドで製作します。 〇 こちらはご予約はOKですが1か月を超えるお取り置きの対象外とさせていただきます。 ちょっと濃い目の茶色のカジュアルにもビジネスにも使えるキレイな革ですので、ぜひこの機会にステキなデザインでご注文ください。 皆様からのご連絡をお待ちしております。 こちらの革は、完売いたしました。 ありがとうございました。 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

… 続きを読む

叩いて成形

カテゴリー: Hidden Story:こぼれ話

靴のラスティングでは、ピンサーで引いてクギで仮留めをし、その後ハンマーで叩いて形をキレイに整えます。 靴の形を滑らかにするのはもちろんのこと、インソールの角の部分(ラストで言えばフェザーエッヂ)のパリッとした仕上がりも靴の出来に大きく影響を及ぼすのです。 これはフェザーエッヂを少しだけ叩いた状態です。 光を当ててみると、まだ少し凸凹しているのがわかります。 こちら側はまださらに甘い感じですね。 なので叩きます。 たくさん叩いて叩いてラインがパリッとまっすぐになるように叩きます。 時々、靴をハンマーで叩くのってキズが付いたりしないのか、もしくは革を傷めたりしないのかということを訊かれるのですが、靴の世界では革を叩くのが極めて一般的で、そのためにハンマーの面を常にキレイに保っています。 余談ですが、使い込んだハンマーの面はまるで鏡のようにピカピカなのです。 そんなわけで、靴をパリッと仕上げるためにハンマーで叩いてキレイにします。 とりあえず、これくらいまで叩いてこの工程はひとまず終了。 このあとさらに次の工程でつま先周りをキレイにするので、そのときにまた叩いて、必要であれば熱ゴテも使ってパリッと仕上げます。 出来の良い靴は、そこそこ厚みのある革でもパリッと仕上がっているもので、もちろんパリッと仕上がることが目的ではありませんが、正しいラスティングの先にはパリッと仕上がっていることがあることはほぼ間違いないと思います。 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

… 続きを読む

聲期間限定でインソールをリフレッシュさせるメンテナンスを受け付けていました。 今日は、そんなメンテナンスパックをご希望されたお客様の靴をご紹介いたします。 ハンドソーンウェルテッドの靴は、言ってみればインソールが要です。 インソールがダメになったらもう修理をする事が出来ません。 なので、インソールを大切にしていただきたいのです。 ではどうしたらインソールがダメになってしまうのか、もしくはどうしたらインソールを良い状態に保つ事が出来るのかということですが、インソールが黒くなって硬くなったら危険信号で、インソールが明るいベージュ色、もしくはちょっと濃いベージュ色くらいであれば良い状態と言えます。 こちらが今回お預かりしたお客様のインソール。 まだ比較的新しい靴なので、インソールがひどく硬くなったり汚れているということはないものの、やっぱり履いていれば少しずつ汚れますし少しずつ固くなります。 そこで、#180番のサンドペーパーを使ってインソールの表面を少しだけ削ります。 インソール自体がかなり厚いので、ちょっとくらい削ったところで何の問題もありません。 作っている本人が言うので、間違いありません。 一度インソックを外して特殊工具を使ってつま先の方までキレイに削りました。 半分から後ろ側はインソックが乗っていたので色が新品の時のままなのですが、その部分とほとんど変わらない色になっています。 これでまたしばらく良い状態で履いていただくことができます。 このあと、カカトのトップピース交換も一緒にご依頼されていたので修理をし、アッパーのメンテナンスや靴ヒモの交換もしてキレイに仕上がりました。 このようなちょっと厄介なメンテナンスはお客様ご自身でやるよりも私どもにお任せいただいた方が良いと思います。 そして、お客様には普段からクリーナーでインソールのお掃除をやっていただきたいと思います。 このステインクレンジングウォーターは、インソールのお掃除もできるそうなので、1本常備しておくと良いでしょう。 私たちシューリパブリックでも在庫しています。 必要であれば、お越しいただいたついでにお買い求めください。 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

… 続きを読む

ギブソンブーツ

今日のお客様は、茨城県にお住いのYOさんです。 ご注文いただいた靴が完成いたしましたので、納品&フィッティング確認のためにお越しいただきました。 早速履いていただきました。 今回完成したのは、少し前にご注文を受け付けていた企画商品の「アフターコロナを楽しもう企画」のギブソンブーツです。 ちょうど昨日ご紹介した納品待ちのお客様のギブソンブーツと同じ企画商品になります。 デュプイのシャトーブリアンというセミアニリン仕上げの革を使って製作したもので、製作する前の革は結構ツヤがありましたが、こうして靴になるとだいぶ落ち着いた雰囲気になります。 YOさんも、完成した靴をご覧になって・・・、 「革はもっと派手な感じだったと思ったのですが、だいぶ落ち着いていますね。」 とおっしゃっていました。 なので、今日のYOさんのようにデニムに合わせてもとっても格好良いですし、ネイビーなどのスーツにも格好良く合わせられると思います。 この革は比較的硬いので、履いてすぐの時はちょっと当たるような印象があったようですが、しばらくそのまま履いていただくと少しずつ馴染んできて、20分くらいで違和感がなくなったようでした。 それにしても、ギブソンブーツは本当に格好良いですよね。 こんなブーツを普段に履いていると、ただそれだけでとってもオシャレな人に見えてきます。 YOさん、ぜひたくさん履いてください。 ありがとうございました。 靴の仕様 デザイン: ギブソンブーツ レザー: キップ ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRD+お客様の足に合わせた調整) 製法: ハンドソーンウェルテッド 今回使用した革の在庫の有無: 完売 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

… 続きを読む

ギブソンブーツ

今日は完成していて納品待ちのギブソンブーツをご紹介させていただきます。 まずはご覧ください。 このギブソンブーツは、少し前に企画商品としてご注文を受け付けていた「アフターコロナを楽しもう企画」のギブソンブーツです。 いろいろついて、大変お値打ち価格で販売させていただきました。 革はデュプイのシャトーブリアン(ブラウン)で、ストレートキャップにLストームという仕様です。 じつはこのギブソンブーツは、ご注文の際にお客様から・・・、 「クロケットアンドジョーンズのあるモデルをイメージして作って欲しい。」 というご要望をいただきまして、ちょうど私がそのモデルを持っていましたので、靴を見ながらなるべく近くなるような雰囲気にしつつ、シューリパブリックらしさも残すという感じで製作いたしました。 クロケットアンドジョーンズのそのモデルは、若干キャップが大きめで、ソール周りにボリュームがある雰囲気なのですが、いかがでしょうか? ともあれ、お客様のご都合ですぐにお越しいただくことが難しいとのことなので、先に完成した靴の雰囲気をご覧いただいて楽しみにお待ちいただこうと思ったわけです。 お越しいただいて履いていただくのを楽しみにしております。 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

… 続きを読む

オックスフォードシューズ

今日のお客様は、東京都にお住いのYFさんです。 ご注文いただいた靴が完成いたしましたので、納品&フィッティング確認のためにお越しいただきました。 早速履いていただきました。 今回完成したのは、茶色のシュリンクの革を使って製作したオックスフォードです。 つま先は、オックスフォードでよくあるストレートキャップではなく、あえてプレーンの仕様になっています。 完成した靴をご覧いただいて・・・、 「思っていたよりもだいぶフォーマルな感じですね。これならスーツに合わせても良いかもしれませんね。」 とおっしゃっていました。 いわゆるストレートキャップが付いた黒のオックスフォードとはだいぶ雰囲気が違っていて、こちらの方がとてもスマートに見えます。 また、履いていただいたご感想は・・・、 「思っていたよりも、柔らかく感じます。」 とのこと。 シュリンクやスウェードの革で作った靴は、カチッとした作りでも履いた時の足当たりが優しいというのが特徴です。 私もそんな履き心地が好きで、皆さんにシュリンクの靴をお勧めしています。 これは本当にクセになります。 このオックスフォードは、シルエットはビジネスっぽい感じもしますが、上品なカジュアルの服に合わせていただくこともOKですので、非常に使いやすい靴と言えるでしょう。 ぜひたくさんご活用ください。 YFさん、今回もありがとうございました。 靴の仕様 デザイン: オックスフォードシューズ レザー: シュリンク ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRD+お客様の足に合わせた調整) 製法: ハンドソーンウェルテッド 今回使用した革の在庫の有無: 有り ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

… 続きを読む

ギブソンシューズ

今日のお客様は、埼玉県にお住いのTKさんです。 ご注文いただきました靴が完成いたしましたので、納品&フィッティング確認のためにお越しいただきました。 早速履いていただきました。 今回完成したのは、黒のギブソンシューズです。 革は、あのデュプイのシャトーブリアンを使っています。 黒のギブソンシューズはとっても使い勝手が良く、TKさんはお仕事の時に履くつもりとおっしゃっていましたが、今日のようにカジュアルな服にも全く問題なく合います。 むしろ、こんな靴を履いている方がちょっと上品に見えたりして、作り手としてはお休みの日にもたくさん履いていただきたいですね。 TKさんは、背が高くて足は足長が長くて細めなので、既製品でピタリと合わせるのはちょっと難しいのですが、こうしてハネの開き具合からフィッティングからイイ感じに履いていただけると、やっぱり格好良いです。 これから履き込んでいって、靴にシワが入って経年変化を重ねると、さらに格好良くなることでしょうね。 そういえば、TKさんのクルマがもうすぐ9年で車検に出しているというお話をされていて、このクルマを買う前からお越しいただいていたのを思い出しました。 永いお付き合いになります。 TKさん、今回もありがとうございました。 靴の仕様 デザイン: ギブソンシューズ レザー: キップ ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRC+お客様の足に合わせた調整) 製法: ハンドソーンウェルテッド 今回使用した革の在庫の有無: 完売(もしかしたら1足分くらいならあるかも?) ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

… 続きを読む

キズは味

カテゴリー: Break Time:ブレイクタイム

モンキーブーツ

革の醍醐味は、使っていくうちにイイ雰囲気に変化していくことだと言われています。 中でも靴は、履き込んでいくうちに足に合ってきて、どんどん履きやすくなっていくので、新品の時よりも使った時の方が良くなっていく非常に珍しいものかもしれません。 ただ、どうしても履いていればどこかにぶつけたり、知らないうちに傷がついていたり、汚れたりして、見た目のキレイさでは新品の時には及びません。 こちらは私がもう10年以上履いているモンキーブーツです。 このモンキーブーツは、これまでに何度もひどい傷を負ってきました。 ただ、黒いことが幸いして補修の跡があまり目立ちません。 それでも、小さな傷は常に絶えないもので、 ちょっと見にくいかもしれませんが、つま先にはたくさんの擦り傷があります。 これくらいの擦り傷なら、靴クリームをつけて軽く磨いてあげればキレイになるはずです。 もし治らなかったとしても、小さな傷はこれまでの経験を意味するものなので、靴の味だと思って受け入れるのが良いと思っています。 靴クリームで補修をするときの注意事項として、こういう折れジワの部分に小さな亀裂が入り始めている場合、ここにそのままクリームを塗ってはいけません。 もしそのまま靴クリームを塗ってしまうと、革がロウ成分で将来的に硬化して亀裂がより深くなってしまうことが考えられます。 なので、その場合はクリーナーなどで一度クリームをキレイに落とし、しっかり乾かしたのちに、亀裂が浅いようであれば目の細かいサンドペーパーで削ってあげて、その後に十分な保湿をして、さらに補色用のスプレーかもしくは色のついたクリームで少しずつ補色をします。 もし目の細かいサンドペーパーではムリな場合は、もうそれは味として受け入れるか、他の修理方法を考えることになります。 いずれにしても、どうしても小さい傷はついてしまうものなので、できればおおらかな気持ちで革靴を履いていただくのが良いと思います。 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

… 続きを読む

靴は相棒

カテゴリー: Break Time:ブレイクタイム

チャッカブーツ

大切にしているものを愛何とかと呼ぶことがあります。 自動車なら愛車、カメラなら愛機、奥さんなら愛妻、旦那さんを愛夫と呼ぶのを聞いた事がありませんがまぁそれはそれとして、靴も愛靴と呼んでも良いのではないかと思っています。 もしそれが無理なら、せめて相棒くらいにしておきたいものです。 たとえば、自動車なら買ってから乗り換えるまでの間は自分の身体の分身のように大切にすることが多く、特に日本では小さな傷もきちんと直してキレイな状態に保っているほどで、人生を振り返るとこの頃はこのクルマに乗っていたなぁって、人生の相棒のように思い返します。 靴は、世の中にはそりゃいつも安い靴を買って履き潰してしまう人もいますが、どうせ履くならしっくりくるもので永く気持ちよく履けるものが良いと私は思っています。 こちらは、私が良く履いているチャッカブーツです。 一見黒のように見えますが、実はこれはネイビーです。 元はもう少し明るいネイビーでしたが、経年変化でどんどん黒に近づいてきています。 このチャッカブーツは、完全に私の足の形になっています。 履き口もぱっと見ではわかりませんが、履いて靴ヒモを締めると完全に私の足の形になります。 もちろん丸一日履き続けても、どこかが痛くなることもありません。 まだ履き始めて数年ですが、後から振り返ると間違いなくこのチャッカブーツは私の人生の今の私の相棒になっているはずです。 特別靴が好きとか革が好きという方じゃなくても、快適に歩きたいと考えている方は少なからずいらっしゃるはずで、そんな方には10年や15年、もしくはそれ以上一緒に過ごせるこんな相棒を履いていただきたいと思います。 もしどこかが壊れても、だいたいのところならキレイに修理をすることができますし、もちろん靴底やヒールがすり減っても、それらを修理することを前提に作られているので何もなかったかのようにキレイに直ります。 気に入った腕時計を1本持っているように、無敵の靴を1足あったらいいですよね。 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

… 続きを読む

スコッチスウェード

残り1足分になった革を使った靴を格安で製作させていただくという「幸運のラストワンプラン」ですが、早速こんな革を待っていたというお客様にご注文いただきました。 ありがとうございます。 今日は、その第2弾です。 このような新しい企画に関しては、進めながら約束事を作っていかないといけないこともありますので、思い通りに行かないということもあるかもしれませんが、ご了承ください。 また、この企画ではいくつもの革を「幸運のラストワンプラン」としてご用意させていただくのではなく、新しく革をご案内したら以前の革は退場ということにさせていただきたいと考えております。 つまり、「幸運のラストワンプラン」の対象の革は、もっとも最近にお知らせしたもののみということになります。 なので、前回ご紹介いたしましたバッファローシュリンクのブラウンは残念ながら退場となります。 さて、今日ご紹介する「幸運のラストワンプラン」の革は、こちらです。 スコッチスウェードのネイビーです。 この革も待っていた方、もしくはオーダーし損ねてしまった方も多いのではないでしょうか? 基本的にスウェードは新しい素材が全く入ってこなくて、今は在庫のみで受け付けており、完売したら終わりとなります。 ではなぜこのスコッチスウェードのネイビーが出てきたのかと言いますと、倉庫の中で完全に忘れられていて、先日革を探している時にひょっこりと出てきたという訳です。 残りは余裕を持って1足分。 では、この革に関してざっとご説明させていただきます。 このスコッチスウェードは、生地が非常にしっかりしていて耐久性もあり、永く履いていても革がバサバサになりにくく、キメがとってもキレイなスウェードです。 なぜ今この革が入手できなくなった理由に関して私が聞いた話では、そもそもスウェードというのは革のギン面(表面のツルツルしたところ)をスライスした次の層を使うことが多いのですが、 以前は十分に厚みのある生地が流通していて、その生地から非常に薄いスムース用の革を取り、次の比較的ギン面に近い層でこのスコッチスウェードを作っていたのだけれど、 生地そのものが以前に比べて薄くなってきたことと、表面をスライスして作る薄いスムースを作ることがなくなったため、このスウェードを作る事が出来なくなったとのことでした。 スコッチスウェードに関してはすでにたくさんの靴を作っており、とっても良い雰囲気に仕上がることは皆さんもご存じのとおりです。 革の厚みは約2㎜。 そこそこ厚いのに靴になると非常に優しく、かつ十分にしっかりしていて安心感のある履き心地になります。 ネイビーのスウェードは上品で使い勝手の良い靴ができますので、そんな靴が欲しい、もしくはちょうどネイビーの靴を作りたかったという方にはとってもおススメです。 このプランの仕様は以下の通り 〇 ご注文をお受けできるのはひとつの革につき1足のみ(早いもの勝ち)。 〇 価格は基本仕様が95,000円(税込み)。 〇 オプションを追加することはOKですが、別途オプション費用がかかります。 〇 デザインの制約はありませんが、シューリパブリックでお受けできるものの範囲でお選びください。 〇 初めてご注文される方は、別途ラスト費用(税込み28,600円)が必要です。 〇 通常のオーダーメイドの靴と同様に足に合わせて製作+ハンドソーンウェルテッドで製作します。 〇 こちらはご予約はOKですが1か月を超えるお取り置きの対象外とさせていただきます。 世の中がになんとなく暗く淋しい空気が流れているように感じるので、少しでもワクワクできる企画を考えてみました。 みなさんぜひ一緒にワクワクしましょう。 この企画に乗ってくださる方、ご連絡お待ちしております。 こちらの革は、完売いたしました。 ありがとうございました。★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

… 続きを読む

   |   >>

↑トップへ