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オックスフォードシューズ

今日ご紹介するお客様は、埼玉県にお住いのSSさんです。 ご注文いただいた靴が完成いたしましたので、納品&フィッティング確認のためにお越しいただきました。 早速履いていただきました。 今回完成したのは、非常にベーシックな黒のオックスフォードです。 SSさん、これまでに10足以上の靴をご注文いただいていますが、多くの方が1足目かもしくは2足目にご注文されるオックスフォードを今回初めてご注文いただきました。 実際に履いていただいて、 「しっかりと足に合っていて、まだ履き始めたばかりだけどとっても履きやすいです。今の感じでは、靴擦れも大丈夫だと思います。」 とおっしゃっていました。 SSさんは足の幅が非常に細く、既製品では完全にハネが閉じてさらにそれでもまだ締まりきらないということが多いそうですが、足に合わせて作った靴ならそのような心配は無用です。 この状態では、履き込んでいってハネが締まってくることを想定してややハネを広めにしてありますが、しばらく履いていただくとキレイに締まってイイ感じになる予定です。 一般的に外羽と内羽を比べて、外羽の方がフィッティングが良くなると言われることが多いようですが、オーダーメイドの場合ではしっかりと足に合わせて作るので内羽、つまりオックスフォードの方が履きやすくて心地よいということが多くあります。 オックスフォードは、履き込んで靴が馴染んでくれば、スポンと殻の中に足が収まるようなイメージです。 SSさんもおっしゃっていましたが、オックスフォードってとっても格好良いですよね。 それに、この靴ならどこに履いて行っても失礼だったり恥ずかしいなどということもなく、ある意味非常に使い勝手の良い靴です。 1足は持っていたいところです。 SSさん、今回もありがとうございました。 靴の仕様 デザイン: オックスフォード レザー: キップ ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRD+お客様の足に合わせた調整) 製法: ハンドソーンウェルテッド 今回使用した革の在庫の有無: 有り ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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ギブソンブーツ

今日ご紹介するお客さんは、埼玉県にお住いのKAさんです。 ご注文いただいた靴が完成いたしましたので、納品&フィッティング確認のためにお越しいただきました。 早速履いていただきました。 今回完成したのは、こげ茶の革を使って製作したギブソンブーツです。 じつはこの靴は、少し前に企画商品としてご注文をお受けしていた「アフターコロナを楽しもう企画」で、この企画にはシューツリーと馬毛のブラシがついてきます。 それはさておき、ギブソンブーツは初めてというKAさん、履いていただいたご感想をうかがってみたところ・・・、 「足首の辺りまでしっかりと押さえてくれて、とっても安定している感じがしてすごく良いです。」 とのことでした。 ブーツを履かない方にはこの心地よさがわからないと思うのですが、一度この感覚に慣れてしまうとブーツじゃないとダメと思ってしまうほどです。 今回のこのギブソンブーツは、Lストームを使ったややカジュアルな仕様ですが、革の雰囲気もあってフォーマルとまではいかないまでもジャケットを着てこぎれいな服装をした時にも十分に使えそうです。 また、いつもお伝えしていることですが、ギブソンブーツに限らすシューリパブリックの靴は真夏でも快適に履いていただけるような仕様になっていますので、このギブソンブーツも一年を通してきっと快適に履いていただけることと思います。 またひとりギブソンブーツ好きの方が増えてとっても嬉しいです。 今回もありがとうございました。 靴の仕様 デザイン: ギブソンブーツ レザー: キップ ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRD+お客様の足に合わせた調整) 製法: ハンドソーンウェルテッド 今回使用した革の在庫の有無: 完売 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

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ギリーシューズ

今日のお客様は、東京都にお住いのKJさんです。 ご注文いただいた靴が完成いたしましたので、納品&フィッティング確認のためにお越しいただきました。 早速履いていただきました。 今回完成したのは、デュプイのシャトーブリアンを使って製作したギリーシューズです。 KJさんは久しぶりのご注文で、以前と比べると私たちシューリパブリックのフィッティングの仕方も変わっていますし、KJさんの足も少し変わっていたようなので、これまでの靴とは多少違った履き心地になっているのですが、このフィッティングも気に入っていただけたようでした。 常にちょっとずつフィッティングは変えています。 以前に比べて材料も変わってきていますし、使用する革も多少硬めになっているので、それに合わせた調整でもあるのですが、基本は心地よく履いていただけるということは変わっていません。 ところで、こうして見てみてもシャトーブリアンは迫力がありますよね。 下の写真は、KJさんがフィッティングを確認するために工房の中をたくさん歩きまわっていらっしゃった後なのですが、この革は甲のシワがあまり目立たないようです。 こうして見てみても、しっかりと目の詰まった素材感を感じられて、いい雰囲気を出しているように感じられます。 これから永い年月を経ても、きっとこの良い雰囲気は変わらないのでしょうね。 ぜひ、たくさん履いてください。 今日もありがとうございました。 靴の仕様 デザイン: ギリーシューズ レザー: キップ ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRD+お客様の足に合わせた調整) 製法: ハンドソーンウェルテッド 今回使用した革の在庫の有無: 完売 ★★★お知らせ★★★ ★雨の日にも気兼ねなく履ける靴のご注文を受け付けています。    詳細は、6月6日の記事をご覧ください。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

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ハトメ

昨日に引き続き、またこのモンキーブーツの登場です。 私たちシューリパブリックでは、表側から打つアイレットに関して、通常は黒もしくはこげ茶のものを使っています。 この青いモンキーブーツには、黒のアイレットを使いました。 じつは、その革に合わせたアイレットを作ろうとすれば作れないこともないのですが、だいたい最小ロットが5,000個で、なおかつ作ったとしてもその後は使わなくなってしまう可能性が高く、それをそのまま靴のコストに乗せると1~2万円以上も高くなってしまい、それはあまりメリットがないので基本的に黒、もしくはこげ茶としています。 ただ、時々使う色として大きいサイズのみですがじつはこの色も用意しています。 アンティークゴールド。 アンティークゴールドとは、イメージ的には金色をいぶした色ですね。 シブい色というか、落ち着いた色というか、まぁそんな感じの色です。 昔々、私がまだ高校生の頃にこの色の腕時計をしていたことがありまして、叔母に・・・、 「若いのにシブい色の時計をしているねぇ。」 と言われた記憶があります。 私たちが在庫しているアンティークゴールドのアイレットは、上の青いモンキーブーツで使っているサイズではなく、もう一回り大きい#300番になります。 小さい方の#200番も少しだけありますが、もうほとんど終わりそうな感じです。 それで、大きい方のアイレットは、太いヒモに合わせて使います。 こんな感じです。 太いヒモでちょっと違う色のアイレットをつけないという時に、このアンティークゴールドもご検討ください。 黒い革にアンティークゴールドのアイレットも、なかなか格好良いですよ。 ★★★お知らせ★★★ ★雨の日にも気兼ねなく履ける靴のご注文を受け付けています。    詳細は、6月6日の記事をご覧ください。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

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モンキーブーツ

カテゴリー: Hidden Story:こぼれ話

モンキーブーツ

イギリス靴の中でもかなりカジュアルテイストが強いモンキーブーツですが、このブーツは非常によく考えられています。 まず、アイレットがかなり前の方まであるので、 靴ヒモで調整をすることができます。 ちょっと厚い靴下を履くとき、昨日ちょっと飲み過ぎて足がむくんでしまっている時、ギュッとヒモを締めてたくさん歩くとき、その時の好みに合わせて調整できるのは大きなメリットです。 また、何年も履いているとこのモデルは比較的ベロに負担が多くかかり、ベロが擦れてしまう傾向がありますが、 ベロのハギはこの位置にあるので、八方ミシンがある修理屋さんであれば結構簡単に新しいベロに付け替えることが出来ます。 ところで、なぜこのモデルはモンキーブーツと呼ばれるのかという話ですが、私が聞いた説は、 こうして見た時に、サルの顔に似ているから。 説は他にもありそうです。 いずれにしても、モンキーブーツはとっても素晴らしいブーツです。 ★★★お知らせ★★★ ★雨の日にも気兼ねなく履ける靴のご注文を受け付けています。    詳細は、6月6日の記事をご覧ください。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。    

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コロン

今日は水曜日なので、私たちシューリパブリックの工房はお休みです。 お休みはお休みでやらなきゃいけない家の用事がたくさんあります。 午後一で雨がやんでいる間を狙って家庭菜園の草取りをしていたところ、知らないうちにナスがすっかり収穫できる状態になっていまして、今年の初ナスを収穫しました。 こんな大きな写真を載せるほどのことではありませんが、自分が育てた野菜が収穫出来て、家族でいただくというのは嬉しいことですね。 このほか、YouTubeの動画の編集をしたり、こまごまといろいろな用事を済ませていましたが、 家族と話をしている時にお菓子の疑問の話になり、私が思い当たったのがグリコのクリームコロンのことでした。 どうでもいい話と言えばどうでもいいのですが、皆さんクリームコロンてどうやって作っていると思いますか? ヨックモックのようなクルクルと巻かれたクッキーの中にクリームが入っていて、幅約2センチ程度にカットしてあります。 クッキーを焼いてからクリームを入れているのなら、カットする時にクッキーが割れてしまいそうですし、焼く前の巻いたクッキーにクリームを入れたのちに焼いているとすると、焼く時にクリームが溶け出してしまいそうです。 みんなそれぞれこんな感じだろうという意見を出すも、大きな企業がそんな非効率な作り方をするわけがないとか、それは技術的に難しそうだなど、これという推測ができませんでした。 そんな話をしていると、久しぶりにクリームコロンが食べたくなってしまい、わざわざ買ってきました。 この巻いたクッキーを作るのはさほど難しくなさそうなのですが、横からクリームが全くはみ出ていないというのが全くの謎です。 この作り方を考えた人、天才だと思います。 クリームを凍らしているのか、もしくは原始的に焼いたクッキーに対して最後にクリームを充填しているのか、謎は深まるばかりです。 そうそう、先日お知らせしました「幸運のラストワンプラン」ですが、早速チャールズFステッドのスーパーバックは完売になりました。 残るはバッファローシュリンクのみですが、このバッファローシュリンクもとっても個性が際立ったステキな革です。 ご注文をご希望のは、お早めにご連絡ください。 今、製作中だったりご注文をお受けしているお客様におかれましては、仮のご注文をいただいて正式なご注文は今製作中の靴の納品の時でOKとさせていただいております。 ★★★お知らせ★★★ ★雨の日にも気兼ねなく履ける靴のご注文を受け付けています。    詳細は、6月6日の記事をご覧ください。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。    

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シューツリー

少し前から、お客様の靴に合わせたシューツリーの販売をしています。 シューツリーなんて、いくらでも市販品があるのでそんなわざわざ加工してまでと思われるかもしれませんが、じつは靴のラストは思っているよりもずっと薄くて、市販のシューツリーをそのまま靴に入れると靴を押し広げて変形させてしまうのです。 こちらは、あるお客様のラストです。 なかなかラストをご覧になる機会って多くないと思いますが、ラストは単に足の形を再現しているものではなく、靴になった時にしっかりと足をホールドすることを考えたうえでの形なので、足の形とは微妙に異なるのです。 ラストを横から見るとこんな形をしています。 シューツリーの話でもお伝えしている通り、この今私が計測している部分は折れジワの問題やフィッティングの問題もあって、ギリギリで薄くなるようにしています。 この部分の厚さは・・・、 ちょうど35㎜でした。 これに対して、シューツリーを見てみますと、 既製品のシューツリーと先ほどのラストを比べてみると、ぱっと見ではさほど違和感はありませんが、 靴を作っているものからすれば、この部分の厚さが厚すぎでこのままではいけないと感じます。 もし、このままこのシューツリーを靴に入れてしまうと、先ほどもお伝えした通りせっかく履きやすくなるように薄く作った靴を押し広げてしまって、大きなシワが入ったりフィッティングの悪化につながってしまうのが目に見えています。 ちなみに、シューツリーのこの部分の厚さは・・・、 39.6㎜でラストと比べて4ミリ以上(4.6㎜)も厚さが厚いことがわかります。 たかが4ミリと思うかもしれませんが、厚さの4ミリは大きいですよ。 オーダーメイドの靴では、足囲で1ミリや2ミリの調整をして足にフィットさせているという世界なのに、今回のこのケースでは厚さで4ミリの差、言い換えれば断面で直径が4ミリ大きいのと同じイメージなので、 あくまでの机上の計算ではありますが足囲で12ミリ以上の差ということになって、2Eの足の方が4Eの靴を履くようなイメージになります。 ここで知っておいていただきたいのは、まず靴のラストはイメージよりもずっと薄いということ。 私たちが靴を見る時には、インソールやソールが付いた状態で見るので、靴の内部もそれくらい熱いって勘違いをしてしまいがちです。 そして、合わないシューツリーを使っていると靴をどんどん履きにくくしてしまうということ。 そもそもシューツリーの目的は、靴を履き込んで反ってくるのをまっすぐに戻すことなので、必ずしもシューツリーじゃなくても何か代用品で目的を果たせるものがあればそれでよいのです。 シューツリーは、上手に選んでください。 ★★★お知らせ★★★ ★雨の日にも気兼ねなく履ける靴のご注文を受け付けています。    詳細は、6月6日の記事をご覧ください。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。    

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バッファローシュリンク

靴を製作するために革を仕入れて、ご注文の度にお客様のご希望の革を使っていくと、残りが少なくなった時に倉庫の中でもレギュラーの革とは違う場所に保管するようにしています。 だいたい1枚の革で3足分くらいとれて、革は2枚とか3枚とか、多いものでは8枚くらいをまとめて買っているのですが、残りが少なくなってくるとダブルブッキングが恐いので別なところに分けているのです。 最後の1足分に既にご注文が入っているのに、すっかり忘れて別のご注文を受けてしまっては大変ですから。 そんなことをしていると、あと1足分という革が知らず知らずにたくさんたまってしまいます。 昨年はそんな革を使ってご新規のお客様に向けたフレッシャーズプランをやってみましたが、今年は既存のお客様に向けた企画を考えてみました。 その名も「幸運のラストワンプラン」です。 倉庫の中から出てきたあと1足分の革を使って製作するプランで、大変お買い得な価格で提供させていただきます。 英語のことわざで、 There is luck in the last helping.(最後の1杯に幸運あり) というのがあるそうで、選ばれし最後の1足分はきっと幸運をもたらしてくれると思います。 今回ご用意させていただいた革は2つ(各1足分ずつ)ございまして、まず1つ目はこちらの革です。 バッファローシュリンクのこげ茶色のものです。 パッと見るとどれくらい残っているのかイマイチよくわかりませんが、1.5足分ほどです。 でも、0.5足分を残しても仕方がないので、これで贅沢に1足を作ります。 残ったら差し上げますので、何か革小物でも作ってみてください。 革はいわゆるベビーカーフのサイズなのですが、思いのほか革がしっかりしているので、シュリンクにしては優しい履き心地なのにカチッとした靴ができると思います。 バッファロー特有の雰囲気がとってもステキです。 革の厚さは、なんと1.8㎜! 思っていた以上に厚くてびっくりでした。 キメが細かいキレイな革で、こんなに厚みがあるのは非常に珍しいです。 とってもおススメです。 そして2つめがこちら。 この写真ではよくわかりませんが、この革はチャールズFステッドのスーパーバックの黒です。 スーパーバックは、毛足の短いキレイなスウェードですが、一般的には革の厚さが薄くてちょっと華奢な革だと言われています。 ですが、今回のこの革はなんと・・・、 こちらも厚さが1.8㎜あります。 どうしてこんなに厚いスーパーバックがあるのか私もよくわからないのですが、少し前に革屋さんから直接入ってきたものです。 この革もとってもしっかりしていて、とってもキレイなので、非の打ちどころがありません。 ただ、革の残からするとモンキーブーツなどの特に革をたくさん使うデザインは、サイズによっては難しいかもしれません。 ご了承ください。 *スーパーバックの黒は完売いたしました。 今回ご紹介するのはこの2つの革です。 今回の「幸運のラストワンプラン」では、これらの革を使った靴のご注文をお受けいたします。 この革を使った企画は終了いたしました。   このプランの仕様は以下の通り 〇 ご注文をお受けできるのはひとつの革につき1足のみ(早いもの勝ち)。 〇 価格は基本仕様が95,000円(税込み)。 〇 オプションを追加することはOKですが、オプション費用がかかります。 〇 デザインの制約はありませんが、シューリパブリックでお受けできるものの範囲でお選びください。 〇 初めてご注文される方は、別途ラスト費用(税込み28,600円)がかかります。 〇 通常のオーダーメイドの靴と同じハンドソーンウェルテッドで製作します。 〇 こちらは1か月を超えるお取り置きの対象外とさせていただきます。 じつは、先日お越しいただいたお客様のTさんが、靴を注文する時はとってもワクワクしますよねっておっしゃっていて、確かにその通りなので、そのワクワクをもっとたくさんの方に感じていただきたいと思いまして、ワクワクする企画を考えてみました。 みなさんぜひ一緒にワクワクしましょう。 この企画に乗ってくださる方、ご連絡お待ちしております。   ★★★お知らせ★★★ ★雨の日にも気兼ねなく履ける靴のご注文を受け付けています。    詳細は、6月6日の記事をご覧ください。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。    

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使い倒す

カテゴリー: Message:伝えたいこと

チャッカブーツ

普段私は、仕事ではペンタックスのカメラを使っています。 ペンタックスのカメラは、靴を撮るにはちょうど良い色乗りで、こんなふうに写って欲しいという理想に近い画を作ってくれます。 そのほか、製作中の靴の写真を撮ってお客様に作業工程をお知らせするという作業がありまして、この時にはバリアングルモニターのカメラが必要なので、以前は富士フイルムのエントリーモデルのカメラを使っていましたが、 このカメラが数年前に突然液晶が映らなくなってしまい、急遽キャノンのエントリーモデルのカメラを購入して使うことにしたのですが、その後YouTubeを撮ることになりまして、ちょうどこのキャノンのカメラが動画もそこそこ撮れるのでしばらく使っていました。 でも、使っているとそもそもこのカメラは動画を撮ることを考えて買ったものではないので、時間的な制約があったり画質的な制約があったりしてもう少し何とかしたいと思うようになり、動画専用にカメラを購入したいと考えるようになりました。 カメラ好きの方ならご存じかと思いますが、レンズ資産といいましてこれまで使って来たのと同じメーカーのカメラを買えば、新たにレンズを買い足すことなくそのまま使うことができるので、私の場合の選択肢はペンタックスか富士フイルムということになります。 色々と悩んだ結果、メーカーは富士フイルムにすることにしまして、モデル選びでしばらく頭を悩ませていたのですが、どうせ買うならちょっと高くても飽きずに永く使えるものをということで、私が選んだカメラがこちらです。 X-T4という、まぁまぁハイスペックなモデルで、正直なところ私には猫に小判的なものと言えるかもしれません。 ただ、この下のモデルとの価格差に対してこのモデルは質感が非常にしっかりとしているという大きなメリットがあったために、このモデルを選びました。 価格を気にするのは買う時だけで、買ってしまえばあとはそれを使い倒すだけだと思っています。 後々気に入って永く使えることが一番のメリットだと思いますので、私はこのモデルを選んでよかったと思っています。 実際に使ってみても、操作するひとつひとつがとってもカチッとしていて、以前に使っていた同じ富士フイルムのエントリーモデルとは全く違う印象です。 かつて書いたことがありますが、昔FMぐんまのパーソナリティーである櫻井三千代さんが言っていた名言がありまして、 「それを買う理由がお金なら、それを買うのはやめなさい。それを買わない理由がお金なら、それは買いなさい。」 つまり、安いという理由で買ってはいけない、高いからという理由で諦めてはいけないということです。 ユニクロに行って、安くなっているからという理由で着るかどうかわからないTシャツを買ってはいけません、フランスのセントジェームズのTシャツはちょっと高いですがとっても良いものなので、欲しいと思ったら高いからという理由で諦めてはいけません。 高くて良いものはそれなりにちゃんと理由があって、使い倒せば投資した金額以上の価値を見出すことが出来るはずです。 気に入ったものを永く使うというスタイルが、今後のスタンダードになってくるはずです。 かつて私が靴の勉強の為にイギリスに行った時に、イギリス人の友人に教えてもらったことがって、それは・・・、 「イギリスは庶民はそんなに裕福じゃないから、クリスマスセールで良いものを安く買って、それをずっと永く使い続ける。」 ということ。 25年以上も前のことですが、その頃からすでにイギリスでは今の日本がお手本にしようとしているスタイルが確立されていたのです。 靴だって、すぐに壊れてしまうようなものは買わずに、丈夫で修理ができるようなものを買うのが基本でした。 丈夫で修理ができるような靴はそれなりに高価ではありますが、永く履けることで十分なメリットを得る事が出来、さらに永く履けるということは靴が足に馴染んで履きやすくなってからまだまだずっと履けるので、結局は履きやすい靴になるのです。 まさにそういう目的で作っている私たちシューリパブリックの靴です。 お客様の足に合わせて作るので、スタートの位置がだいぶ前の方にあり、それほど履き込まなくても足に合うのがオーダーメイドのメリットです。 10年15年と履き倒してください。 ★★★お知らせ★★★ ★雨の日にも気兼ねなく履ける靴のご注文を受け付けています。    詳細は、6月6日の記事をご覧ください。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

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クギ

カテゴリー: Hidden Story:こぼれ話

クギ

その前に、昨日の記事の中で書いたソケットレンチの件(訳あってソケットレンチからドレンボルトが抜けなくなったという話)ですが、お客様のYさんに対処の方法を教えていただきまして早速やってみました。 それは、万力にソケットレンチを固定し、貫通ドライバーを使ってハンマーでひっぱたいて、ドレンボルトを外すという方法で、貫通ドライバーの代わりに8㎜径の鉄の軸があったのでそれを使ってやってみて秒で解決しました。 Yさん、ありがとうございました。 ドレンボルトは傷ついてもボロボロになっても良いと思っていましたが、結局どちらもほぼ無傷で救出することができました。 スッキリです。 さて、以前にもお伝えしたことがあるのですが、靴づくりにおいてはところどころでクギを使います。 靴の仕様によって多少変わってくるのですが、このクギはどの仕様でも必ず使っています。 これは、カカトをしっかりと固定するために内側から打っているもので、作り手によって使う釘が変わることもありますが、私たちシューリパブリックではおそらくもっとも抜けにくいと思われるRS(リングシャンク)クギを使っています。 そのほか、シングルヒール仕様ではウェルトを縫い付ける代わりにヒールシートやソールをそれぞれクギ留めしているのですが、そこで皆さんに気にかけていただきたいとこがあります。 皆さんは、靴を脱ぎ時にどうやって脱いでいますか? 靴ヒモはほどくとして、どこを持って脱ぐかということですが、もし積み上げ部分を持っていたり、もしくは手を使わずに右足で左足の靴を踏んで脱ぐような脱ぎ方をしていませんか? 上記のように靴のカカトは後付けでクギ留めになっています。 ということは、毎回靴を脱ぐたびに後付けのカカトを引っ張られたら、もしかしたらカカトが外れてしまうなんてことも(可能性は低いですが)あるかもしれません。 なので、靴を脱ぐときには靴ヒモをほどいたのちにアッパーのカカトの芯の部分を持って脱ぐようにしてください。 実際には、そう簡単に壊れるような作りではありませんが、もしものことを考えてより安心な取り扱いをお願いいたします。 ★★★お知らせ★★★ ★雨の日にも気兼ねなく履ける靴のご注文を受け付けています。    詳細は、6月6日の記事をご覧ください。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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