クギ

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その前に、昨日の記事の中で書いたソケットレンチの件(訳あってソケットレンチからドレンボルトが抜けなくなったという話)ですが、お客様のYさんに対処の方法を教えていただきまして早速やってみました。

それは、万力にソケットレンチを固定し、貫通ドライバーを使ってハンマーでひっぱたいて、ドレンボルトを外すという方法で、貫通ドライバーの代わりに8㎜径の鉄の軸があったのでそれを使ってやってみて秒で解決しました。

Yさん、ありがとうございました。

ソケットレンチ

ドレンボルトは傷ついてもボロボロになっても良いと思っていましたが、結局どちらもほぼ無傷で救出することができました。

スッキリです。

さて、以前にもお伝えしたことがあるのですが、靴づくりにおいてはところどころでクギを使います。

靴の仕様によって多少変わってくるのですが、このクギはどの仕様でも必ず使っています。

クギ

これは、カカトをしっかりと固定するために内側から打っているもので、作り手によって使う釘が変わることもありますが、私たちシューリパブリックではおそらくもっとも抜けにくいと思われるRS(リングシャンク)クギを使っています。

そのほか、シングルヒール仕様ではウェルトを縫い付ける代わりにヒールシートやソールをそれぞれクギ留めしているのですが、そこで皆さんに気にかけていただきたいとこがあります。

皆さんは、靴を脱ぎ時にどうやって脱いでいますか?

靴ヒモはほどくとして、どこを持って脱ぐかということですが、もし積み上げ部分を持っていたり、もしくは手を使わずに右足で左足の靴を踏んで脱ぐような脱ぎ方をしていませんか?

上記のように靴のカカトは後付けでクギ留めになっています。

ということは、毎回靴を脱ぐたびに後付けのカカトを引っ張られたら、もしかしたらカカトが外れてしまうなんてことも(可能性は低いですが)あるかもしれません。

なので、靴を脱ぐときには靴ヒモをほどいたのちにアッパーのカカトの芯の部分を持って脱ぐようにしてください。

実際には、そう簡単に壊れるような作りではありませんが、もしものことを考えてより安心な取り扱いをお願いいたします。

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★雨の日にも気兼ねなく履ける靴のご注文を受け付けています。

 

 詳細は、6月6日の記事をご覧ください。

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