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装具をつけて履く靴

去る4月22日のブログで、装具をつけた状態で履く靴の製作について書きました。 こちらが前回製作した試し履き用の靴です。 今回の件は、Tさんから装具をつけたままの状態で履ける靴を作ってほしいというご依頼を受けまして、まずは試し履きの靴を製作し、Tさんに履いていただいたのですが、 結果はお伝えしました通り、装具をつけた状態では脱ぎ履きは困難で、応急処置としてベロの付け根を13ミリほどカットしまして足を入れやすくし、その状態であれば脱ぎ履きが可能ということがわかりました。 この部分をカットしました。 こんな感じで履き口が開き、当初の仕様に比べて足を入れやすくなります。 写真はTさんに履いていただいているところです。 履けてしまえば問題ないようなので、装具をつける左足のラストに関しては大きな調整はしませんでしたが、もう少ししっかりと足をホールドできるようにパターンの大幅な修正をしました。 こちらが今製作途中の靴です。 指さしている部分をtabというのですが、このtabの位置を前に6ミリほどずらし、 さらにこのベロの付け根を前に14㎜ほどずらしていますので、結果として試し履きでベロの付け根部分に切り込みを入れたものとだいたい同じ状態になっています。 ただ、このベロの付け根部分は、本来であればもっと深くなっていて、多少ハネが開いた時でも見えないのですが、今回は脱ぎ履きを優先するために結構ギリギリになってしまいます。 パターンナーとしてちょっと納得いかない部分もありますが、tabをこれ以上前にずらせないこともあって、妥協案でいっています。 tabの位置を比べています。 ボールペン1本分くらい前に移動していることになります。 ソールに関しましては、試し履きではダイナイトソールを接着してみましたが、もし可能であればより軽量化を希望するとのことで、さらにマッケイを縫ってほしいとのことでしたので、今回は薄い低発泡のゴムの板をミッドソールとして使い、ここにマッケイを縫い、 さらにこれにEVA(いわゆるスポンジのような発泡している素材)のビブラムソールを貼って仕上げようと思っています。 低発泡のゴム板はそれほど重量がない割にはしっかりしているので、これを入れることで靴としての剛性を保つ事ができ、健康な方の足に関して踏ん張りがきくはずです。 さらに、ソールに直接マッケイを縫ってしまうと雨の時に水が入ってしまうとか、ソールがすり減った時の交換が厄介になってしまうなどの問題も出てくるので、今回はこのような仕様にしました。 靴用の接着剤は、熱をかけると柔らかくなるという性質があり、修理などで剥がすときには適度に熱をかければこの低発泡のゴム板はそのままでEVAのビブラムソールだけ剥がして交換できるのではないかと思っています。 そううまくいくかどうか、やってみないとわからない部分もありますが、靴としてこの低発泡のゴム板が入っていることは決してマイナスではありません。 毎回いろいろ考えながら少しずつ進んでいくのはなかなか面白いものです。 完成は、そう遠くなさそうです。 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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ギブソンブーツ

今日ご紹介するお客様は、長野県にお住いのKYさんです。 昨年の12月のイベントの際にご注文いただいた靴が完成いたしまして、今回のイベントでお渡しする予定になっていましたので、今回もIVY PRODUCTSさんにお越しいただきました。 毎回どういうわけか、お客様がいらっしゃるタイミングが重なってしまうことが多く、今回も先日ご紹介したMIさんとNAさんと、今日ご紹介するKYさんが重なってしまい、かなりバタバタになってしまったのがちょっと残念です。 本当は、納品の時にはお客様ともっとゆっくりお話をしたいのですが、なかなか思うようにいきませんね。 それでも、みなさん待ってくださったり時間を空けてまたいらしてくださったりして、多少はお話しすることができました。 ということで、早速履いていただきました。 今回完成したのは、ちょっと個性的なグリーンの革を使って製作したギブソンブーツです。 この革は、イギリスのチャールズ F ステッドというスウェードと得意としているタンナーさんの製品で、 こんな感じでよくよく見てみるとスウェードの革なのです。 革の特徴としては、スウェードの革にオイルを染み込ませ、それにプレス加工を施したような感じのものです。 パッと見はスウェードという感じではなく、何にも似ていなくて非常に個性的な革なのです。 そんな個性的なところを気に入っていただきまして、今回はこの革で製作ということになりました。 実際に履いていただいたご感想は、履き始めのタイミングでは靴自体がちょっと硬くてソールの違和感も感じられたようでしたが、そのまましばらく慣らし運転のように履いていただいたところ、少しずつ感覚が変わってきたようでした。 「ちょっと歩いてきます。」 といってどこかに行ってしまって、IVY PRODUCTSの店主さんとどこまで行っちゃったんでしょうねぇなんて話していたら、2軒隣の花屋さんで話し込んでいたとのことでした。 KYさんは、IVY PRODUCTSさんと親しいだけではなく、この並びの本屋さんや花屋さんとも親しくされていて、お知り合いがたくさんいらっしゃる方です。 しばらく経って戻っていらっしゃったので、靴の様子をうかがったところ、 「もうすっかり馴染んできています。」 とおっしゃっていました。 KYさんの足は、これまでたくさんスポーツをされてきたこともあってかなり筋肉がついていたりカッチリしていたりして、既製品の靴ではなかなか合うものがなく、以前から私たちシューリパブリックがIVY PRODUCTSさんでオーダーメイド靴の受注をしていたことをご存知で、オーダーしてみようと思っていらっしゃったそうです。 今回は、靴以外のお話ばかりで、靴に関してご意見やご感想をうかがいそびれてしまいましたが、KYさんの様子ではなかなか気に入っていただけたようでした。 ギブソンブーツはKYさんにとっても良くお似合いでしたので、ぜひたくさんご活用いただきたいと思います。 また次回うかがった時には、靴のご感想などをしえてください。 今回もありがとうございました。 靴の仕様 デザイン:ギブソンブーツ レザー:  オイルスウェード ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRE+お客様の足に合わせた調整) 製法:ハンドソーンウェルテッド 今回使用した革の在庫の有無: 有り ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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ラストワンプラン

余談ですが、先日インスタで興味深い動画を観ました。 もしかしたら皆さんの中にもご覧にになった方もいらっしゃるのではないかと思います。 それは、ある男性が見知らぬ男性に・・・、 「もし、君に10億あげるって言ったら欲しいかい?」 と尋ねます。 尋ねられた男性は、なんとなくうさん臭さを感じながら、 「ああ、欲しいよ。」 と答えます。 「それじゃ、10億あげるけど明日死んでしまうとしても、10億欲しいかい?」 と改めて尋ねられると、 「明日死んでしまうんじゃ、要らないよ。」 と答えます。 「そうさ、明日は10億よりも価値があるんだ。わかったかい?」 尋ねた男性は、というようなことを言って去っていくという動画なのですが、この短い動画で改めて考えさせられることがたくさんありました。 確かにお金はあった方が良いけれど、元気に生きていて初めてそのお金が幸せに遣えるのであって、ただむやみにたくさんお金を稼ぐために身体を壊したりしては何の意味もありません。 むしろ、そんなことになるなら多少貧しくても健康でいた方が良いと思います。 さらに、いくら健康でいられたとしても、人生なんてあっという間です。 そのあっという間を、いかに充実したものにするのかがとても大切で、お金を遣って楽しむのも良し、お金を遣わないで楽しむのも良し、とにかく今そこに見える人生を楽しむことにも注力するべきだって思います。 そんなの当たり前の事なんですけど、いつかは人生が終わってしまうのは当たり前の事なんですけど、日本人はとっても慎重でまじめだからもしものための準備の割合が大きすぎるような気がします。 生きて人生を楽しむことを、もっと楽しむべきなのです。 さて、在庫の革の残りが少しずつ少なくなってきて、もうあと1足ほどになった時には、ダブルブッキングのないように念のためリストから外して倉庫の中に保管しておくのですが、そんな革が結構溜まってきたので「幸運のラストワンプラン」として格安でご注文をお受けしています。 今回の革は、こちら。 青いスウェードです。 この色に関しては、なかなか実際の色を正しく再現できなかったので何度も写真を撮ったので、それらをご覧になってイメージしてみてください。 おそらく、こちらの写真が一番実物に近いはず。 黒い革を比較対象として、バックにこのスウェードがあります。 この色を言葉で表すなら、ネイビーブルーよりは少し明るくて、コバルトブルーやロイヤルブルーのようにスカッと抜けるような色ではなく、わずかにくすんだ感じがあります。 モスネイビーブルー?とでもいうのでしょうか? ただ、色味としてはとっても上品でステキな色だと思います。 革の厚さはこんな感じで、適度な厚さがあります。 測ってみたらだいたい1.5~1.6㎜ほど。 ちなみにこのスウェードは国産の製品です。 昨年末に新たに入荷したイタリアのスウェードと比べると、こちらの革の方がしっとりとした感じで、毛足は少しだけこちらの方が長いように思います。 そんな特徴のスウェードです。 ラストワンプランとして販売しますが、実際にはおそらく2足分くらいありますので、もしよろしければご夫婦やお友達同士でご注文いただいても結構ですし、お一人のお客様がデザイン違いで2足ご注文いただくのもOKです。 ただ、お一人のお客様が普通に1足ご注文いただいた場合には、それで完売とさせていただきます。 詳しい仕様は以下の通りです。 〇 ご注文をお受けできるのは基本的に1名のみ(早いもの勝ち)。 〇 価格は1足の基本仕様が99,000円(税込み)。 〇 オプションを追加することはOKですが、別途オプション費用がかかります。 〇 デザインの制約はありませんが、シューリパブリックでお受けできるものの範囲でお選びください。 〇 初めてご注文される方は、別途ラスト費用(税込み28,600円)が必要です。 〇 通常のオーダーメイドの靴と同様に足に合わせて製作+ハンドソーンウェルテッドで製作します。 〇 こちらはご予約はOKですが1か月を超えるお取り置きの対象外とさせていただきます。 この革を使って靴を作ってみたいという方、お早めにご連絡ください。 皆さまからのご連絡をお待ちしております。 こちらの革は、完売いたしました。 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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チャッカブーツ

今日も先日うかがった長野市のIVY PRODUCTSさんで納品させていただいたお客様とそのお客様の靴のご紹介です。 今日ご紹介するのは、長野県にお住いのNAさん(女性のお客様)です。 NAさんには、以前にも何足か靴をご注文いただいておりまして、オールソール交換修理をしたこともある方で、IVY PRODUCTSさんにいらっしゃるお客様の中では大変お馴染みのお客様になります。 今回完成したのは、こちら。 こげ茶のチャッカブーツです。 向かって左には、NAさんが履いていらっしゃったチャッカブーツがありまして、NAさんはチャッカブーツに関しては2足目になります。 ちなみに、履いていらっしゃったチャッカブーツは深いワイン色なのですが、この靴の製作の途中で作業工程の写真をお送りした際にもっと明るく写っていまして、思いのほか明るすぎたら服に合わせにくいかもとご心配されたそうですが、完成した靴をご覧になって安心したとおっしゃっていたことがありました。 どうしてもデジカメで撮ると色がブレることがありまして、この辺りはなかなか難しい問題なのです。 そして、今回完成したチャッカブーツですが、以前の靴で外反母趾の部分がやや当たる感じがするとのことでしたので、ラストを少し調整しなおしまして、今回はその問題は解決しているとのことでした。 また、NAさんは靴をご注文されると毎回メンテナンスのことを気にされていまして、とても靴を大切にしてくださっているのがわかります。 今回も、チャッカブーツの色に合わせたクリームやシューツリーを一緒にお買い求めいただきました。 いつもありがとうございます。 また次回もお会いできるのを楽しみにしております。 靴の仕様 デザイン:チャッカブーツ レザー:  キップ ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRLA+お客様の足に合わせた調整) 製法:ハンドソーンウェルテッド 今回使用した革の在庫の有無: 有り ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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チャッカブーツ

今日ご紹介するお客様は、長野県にお住いのTHさんです。 THさんには前回のIVY PRODUCTSさんのイベントの際にご注文いただきまして、今回のベントで納品させていただくということになっていました。 2日間のイベントで、初日の開店早々にお越しいただきまして、早速履いていただきました。 じつはTHさんには以前にもご注文いただいておりまして、リピートでのご注文となります。 THさんは、あまり多くを語らないタイプの方なのですが、気に入ってくださっているようですし、こうしてリピートでご注文くださるので、ご活用いただいているのだと思います。 ちなみに、今回ご注文いただいた靴の革は、イタリアのTempesti社のELBAMATTという革で、色はSIENAになります。 この色がなかなか人気で、一見するとちょっと派手そうな印象も受けるのですが、実際に履いてみるとなかなか使い勝手が良さそうで、さらに履き込んでいくと経年変化で深みが出てくるという性質もあり、私個人的にも非常にお勧めの革です。 THさんは、同じ革で以前にIVY PRODUCTSさんでお財布を作られたそうで、そのお財布とおそろいの革の靴となります。 そんな揃え方もステキですよね。 たくさんご活用ください。 今回もありがとうございました。 靴の仕様 デザイン:チャッカブーツ レザー:  キップ ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRD+お客様の足に合わせた調整) 製法:ハンドソーンウェルテッド 今回使用した革の在庫の有無: 有り ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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雨の日&出張用チャッカブーツ

今日ご紹介するお客様は、千葉県にお住いのMIさんです。 ご注文いただいた靴が完成いたしまして、納品と観光を兼ねて長野までお越しいただいた時の様子をご紹介いたします。 MIさんは、2足ご注文いただいていまして、今日ご紹介するのは先日ご紹介したカレー色の4穴ギブソンシューズのもう1足の方になります。 もう1足の方のカレー色のスウェードも格好良いですが、このダークブルーのスウェードもとっても格好良いですね。 今日の服にとてもよく似合っています。 このチャッカは、企画商品の「旅チャッカ」というもので、インソールを取り外して交換することで今日も明日も明後日も続けて履くことができます。 だいたい靴を履いて湿気が溜まるのはインソールなので、インソールを取り換えてしまえばOKという考えです。 製法はいつものハンドソーンウェルテッドではなく、より壊れにくいブラックラピドになります。 実際に営業などで一日歩き続けるのであればハンドソーンウェルテッドの方が疲れにくいと思いますが、ブラックラピドにはブラックラピドのメリットがありまして、雨でも全く問題ありませんし、より道具として履くことができます。 そして、MIさんの靴はカカトの内側の角を落とします。 歩いていてパンツの裾に引っかかってしまうことがあるので、こうしておくと安心。 こちらの靴も、IVY PRODUCTSさんに来た証として看板の前で記念撮影。 MIさんは、チャッカブーツがとっても良く似合う方で、実際にたくさんのチャッカブーツをお持ちです(もう何足お持ちなのか数えられないほどです)。 今回もありがとうございました。 長野も楽しんでいただけたら嬉しいです。 靴の仕様 デザイン:チャッカブーツ レザー:  スウェード ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRD+お客様の足に合わせた調整) 製法:ブラックラピド 今回使用した革の在庫の有無: 有り ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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ギブソンブーツ

今日ご紹介するお客様は、神奈川県にお住いのJKさんです。 ご注文いただいた靴が完成いたしましたので、納品&フィッティング確認のためにお越しいただきました。 JKさんは、今回の靴が初めてのシューリパブリックになります。 早速履いていただきました。 今回完成したのは、黒いシュリンクの革を使って製作したギブソンブーツです。 JKさんの足は非常の細くて、既製品では長さと幅のバランスが合わず、なかなか合うものがないとのことで私たちシューリパブリックでオーダーしてくださいました。 こうして見てみても非常に細いということがわかります。 ご自身も靴を履いてご覧になったところ、今までの靴に比べてとっても細いのがわかるとおっしゃっていましたが、でもご自身が履いて上から見るよりも他の人が見ている方が全然違和感なく見えるものなので気にする必要はありません。 なかなかイイ感じですよね。 JKさんは、とにかく歩きやすい靴が欲しいというご要望が一番にありましたので、ギブソンブーツをお選びいただいて正解だったと思います。 実際に履いていただいてのご感想ですが、 「本当に足にピッタリと合っていて、今日初めて履いたのにカカトが浮くような感じが全く無いです!」 とおっしゃっていました。 フィッティング確認で1時間半くらい履いていていただきましたが、靴が少しずつ変化して、より足にピタリと合って来たようです。 JKさんは、この連休にご実家に帰られるとのことで、その時にこのギブソンブーツを履いて行こうとおっしゃっていました。 このギブソンブーツは、どちらかと言えばオフの時に履くためのものだそうですが、これを履いたらお仕事用の靴も欲しくなってきたとおっしゃっていました。 必要な時には、ぜひまたお越しください。 ありがとうございました。 靴の仕様 デザイン:ギブソンブーツ レザー:  シュリンク ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRD+お客様の足に合わせた調整) 製法:ハンドソーンウェルテッド 今回使用した革の在庫の有無: 有り ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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モンキーブーツ

今日のお客様は、栃木県にお住いのMKさんです。 ご注文いただいた靴が完成いたしましたので、納品&フィッティング確認のためにお越しいただきました。 MKさんは、もうかなり永いお付き合いのお客様で、2017年に愛知県の一宮で開催したイベントにも来てくださったり、長野市のIVY PRODUCTSさんのイベントにも来てくださって、もう感謝でいっぱいのお客様なのです。 今回完成したのは、昨年末に入荷したスウェードで作ったモンキーブーツです。 早速履いていただきました。 じつはこのモンキーブーツは、前回の靴の納品の際にこの革をご案内しまして、MKさんがこの革の色に一目惚れしてご注文いただいたものです。 やはりその直感は間違いではなく、とってもステキなモンキーブーツに仕上がりました。 この革の色名は日本語で言う「桜」だそうで、イタリア人から見た桜の雰囲気が伝わってきます。 また、MKさんはこれまでにたくさんの靴をご注文いただいていまして、今回の靴がなんと17足目になるそうで、モンキーブーツに限ってもすでに何足もご注文いただいているのですが、以前に製作したモンキーブーツのラストが全て#MRTだったのに対し、今回のモンキーブーツは#SRCで製作していまして、これは以前のものとは全く異なった雰囲気に仕上がっていてとってもスマートで格好良いとおっしゃっていました。 正面から見たモンキーブーツ。 カジュアルなデザインではありますが、カジュアルの中にも上品さがあってとってもステキな靴だと思います。 こちらは、今日MKさんが履いていらっしゃったフルブローグブーツで、なかなかイイ雰囲気に仕上がってきていますね。 MKさんは、毎回ステキな仕様で靴をご注文されるので、私もMKさんの靴の仕様が毎回楽しみです。 まったく突飛な仕様ではないのに、かと言って無難すぎる仕様でもなく、イイ感じにまとめています。 こういう靴なら流行り廃りもなく、また飽きることもなさそうなので、ずっといつまでも履けそうですね。 今回のモンキーブーツも、またたくさん履いてください。 今日もありがとうございました。 靴の仕様 デザイン:モンキーブーツ レザー:  スウェード ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRC+お客様の足に合わせた調整) 製法:ハンドソーンウェルテッド 今回使用した革の在庫の有無: 有り ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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装具をつけた状態で履く

今日の話はいつもとはちょっと異なり、あるお客様から製作のご依頼をいただいた靴の製作のレポートになります。 ご注文のご依頼主のTさんにブログへの掲載の承諾をいただき、さらにTさんから同じような境遇にある方に少しでもお役にたてればという旨のご意見をいただきまして、レポートとして書かせていただきます。 まず、Tさんは若いころに事故で脊髄を損傷してしまい、普段から左足は短下肢装具をつけていらっしゃいます。 短下肢装具とは、足首の動きを固定することを目的とした装具で、ふくらはぎのあたりから足の底面にかけてプラスチックの板で形を作り、マジックテープなどで足を固定するものです。 言葉で説明するのが難しいので、どんなものか調べていただけると幸いです。 その装具はそこそこの厚みがあるため、装具をつけた状態だと実際の足のサイズよりもかなり大きいサイズの靴でないと履けないばかりか、足首が固定されてしまっているので靴の脱ぎ履きが非常に大変なのです。 じつは、私はかつて義肢装具関係の会社に勤めていたことがありまして、そんなに難しいことはわかりませんが多少であれば知っていることもあります。 ただ、半端な知識は役に立たず、今回はほぼゼロスタートという感じでお話をうかがいました。 Tさんは、チャッカブーツがお好きとのことでこれまでに既製品の靴をいろいろと試してみたり、時にはオーダーメイドで靴を注文されたこともあったそうですが、なかなか思うようなものに出逢えなかったとのこと。 そして、今度こそという思いで私たちシューリパブリックにご連絡してくださったのだそうです。 前回、初めて打ち合わせにお越しいただいて、これまでの経緯をうかがいました。 そして、それでもチャッカブーツが好きでどうしてもチャッカブーツを履きたいこと、靴の重さは大変大きな負荷になること、そのほかにTさんが希望されることをなるべく詳しくうかがいまして、私も手探りの部分があるということをお伝えし、仮合わせをさせていただきながら完成させるということで、ご依頼をお受けしました。 そして、仮合わせの靴が完成し、今日フィッティングのためにお越しいただきました。 結論、 わかっていたことではありますが、思っていた以上に装具をつけた状態では足を入れるのが困難で、履き口を13ミリほどカットして、やっと普通に握履きができるようになりました。 それがこちら。 ベロの付け根の部分をカットすることで、靴の脱ぎ履きがしやすくなるのですが、ここまで開けば支障なく脱ぎ履きできそうです。 これはパターンで調整します。 そして、靴を履いていただいている状態。 靴ヒモはもう少し締まるのですが、普段のようにきつく締めてしまうとあまり良くないようなので、少し緩めに締めた状態で、ハネが良いくらいに閉じ、そして足をしっかりとホールドできる状態に調整します。 言葉で説明するのはちょっと難しいのですが、ただこっちからあっちにずらすのではなく、全体のバランスを見つつスムーズにキレイに収まるようにしたいと考えています。 そのために、全体的にタブの位置を5ミリほど前に出して、ハネの形状を全く違うラインに修正します(もうパターンの修正はしました)。 今回、装具をつけている左足に関しては履き口の形状の変更だけで、ラストそのものは問題なく、イイ感じで収まってくれたようでしたが、予想外だったのが問題ないはずの右足の方でした。 一見問題なさそうなのですが、ヒモよりも少し前の方(タブのあたり)に横にシワが入っています。 この部分、予想外にタイトだったようなのです。 単にフィッティングの数値的なことなのでそれほど大きな問題ではないのですが、普段から左足をかばっていらっしゃるせいか右足の変形などがあり、通常のフィッティングでは具合がよくありませんでした。 なので、改めて足を計測し直し、フィッティングの方法を改めることにしました。 Tさんにはさらに詳しくご希望やこれまで購入した靴に関する不具合をうかがい、私が考えている今回の靴の方向性を再度お伝えして今日の打ち合わせは終了です。 早速データをまとめて、ラストの調整です。 向かって右側にある左足はほとんど問題なかったのに、右足は計測の数値が結構値が変わっていまして、これは数値の変化にも対応できるようなセッティングにしておく必要ありと判断しました。 調整をし直した右足のラスト。 調整そのものはたいして手間はかかりません。 こちらは左足のラスト。 装具のぶんの厚さや幅を含めると、左右の差が結構ありまして、全く違うサイズのラストをベースに調整を始める必要があります。 今回、試し履き用として製作した靴ですが、これをもとに再度調整をしまして、ほぼほぼゴールが見えました。 もうパターンの作り直しも終わりまして、どんどん次の工程に進みます。 じつは、私は少し前からいわゆるハンドソーンウェルテッドのオーダーメイド靴とは別に、単に足の形が理由で既製品の靴を履くことができない方向けの靴を作りたいと思っていました。 それがハンドソーンウェルテッドでも全くかまわないのですが、ハンドソーンウェルテッドで製作すると結構な費用がかかってしまい、そこまでのクオリティは要らないという方も多いのではないかと思っています。 そんな方に向けて、足の形に合わせて製作する履きやすい靴をなるべく手の届きやすい価格で作りたいのです。 中には先天性の理由で左右の足のサイズが違ったり、もしくは病気で左右のサイズが違ったり、場合によっては左右の差はないけれど幅が広い、狭いという理由で既製品が全く合わないという方がいらっしゃいます。 理由はそれぞれあるとおもいますが、何かしらの理由で思っているような靴を履くことができない方がいらっしゃって、一方で私たちシューリパブリックはだいたいのサイズの靴は作ることができますし、パターンも作れますし、少量生産にも対応しています。 だったら、これが繋がれば良いのではないか、場合によってはお役に立てるのではないかと思ったわけです。 それを実現しようと思い、行政の方に相談したのですが、特にコストにおいて納得のいく解決策が見つからず、頓挫しかかっていました。 たとえば、健康保険が使えるようになれば良いのですが、健康保険が適用になる条件は・・・、 「医師が治療の一環として・・・」 という条件があるそうで、単に既製品の靴が履けないというのは病気やケガではないので適応は難しいのだそうです。 未だにこれといった解決策が見つからないのですが、私たちはなるべくお客様にとって負担の少ない価格で靴を提供できるよう、知恵を絞っていくつもりです。 全国の靴でお困りの方、もしかしたらお役に立てることがあるかもしれないので、良かったらご連絡ください。 話が脱線してしまいましたが、次回はTさんの靴が完成して履いていただく様子をお伝えする予定です。 もしかしたら、予想外に何か不具合が出て作り直しということになってしまうかもしれませんが、これまでにたくさんの情報をいただいたので、Tさんに納得していただける靴を完成させたいと思います。 またレポートさせていただきます。 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

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ギブソンシューズ

今日ご紹介するお客様は、千葉県にお住いのMIさんです。 ご注文いただいた靴が完成いたしましたので、納品&フィッティング確認のためにお越しいただきました。 今回完成したのは、こちらです。 昨年の末に新たに入荷したスウェードで製作した4穴のギブソンシューズです。 じつはMIさんは、この靴をご注文いただく際にこの靴に合うベルトも欲しいということをチラッとおっしゃっていまして、そのことを長野市のIVY PRODUCTSさんにお伝えしたところ、同じ革でベルトを作ることが可能とのことでしたので、革をお送りしてこの靴に合わせたベルトを作っていただくことになりました。 そして、そのベルトもだいたい同じタイミングで完成し、それならせっかくなのでということでこの靴とベルトを長野のIVY PRODUCTSさんで納品させていただくことにしました。 そんなわけで、今回は千葉県のご自宅から観光を兼ねて長野までお越しいただいたのです。 本当に遠いところをありがとうございます。 MIさんに履いていただきました。 このスウェードはイタリア製のもので、色の名前がCurry(カリー)、つまりカレーと言います。 キャメルとは違い、ベージュとも違い、非常に個性的でステキな色です。 せっかくですので、IVYさんの看板と一緒に撮らせていただきました。 埼玉の工房でご注文いただいた靴を、他のところで納品させていただくというのもなかなか面白いのもです。 前回は、埼玉県にお住いのNIさんにお越しいただきまして、そのときもやはり靴の革に合わせたベルトをご注文いただきました。 なぜかこういう時ってお客様が集中していらっしゃることが多いので、お客様とじっくりとお話しすることができなないのです。 どういうわけか、いつもそうなんですよね。 せっかくお越しいただいたのに、本当に申し訳なく思っています。 ちなみに、このスウェードはこのCurryのほかにDark Blueやうぐいす餅の色、そのほかにもダークブラウンなどがございます。 とっても雰囲気のあるステキな素材です。 MIさんは、もう1足ご注文いただいておりまして、ちょうど良いタイミングで完成したので一緒にお渡ししました。 そちらの靴は、また改めてご紹介させていただきます。 MIさん、ありがとうございました。 靴の仕様 デザイン:4 穴ギブソンシューズ レザー:  スウェード ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRD+お客様の足に合わせた調整) 製法:ハンドソーンウェルテッド 今回使用した革の在庫の有無: 有り ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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