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メンテナンス

今日ご紹介するのは、福井県にお住いのYさんです。 今回は、なんとクルマで埼玉県の私たちの工房まで来てくださいました。 Yさんは、確か以前にお越しいただいた時は電車だったと思いますし、神戸のSUNさんにお越しいただいた時も電車でしたが、クルマがお好きということは以前から聞いていましたので、驚き半分とYさんなら成し遂げてしまうだろうという気持ちが半分です。 私も以前に福井までクルマで行ったことがありますが、なかなか遠かったですよ。 さて、Yさんは今回こちらの靴をお持ちくださいました。 靴の状態を確認し、フィッティングに関してはおおむね良好とのことでしたが、小指が当たってしまうということがあり、その調整をさせていただきました。 この部分です。 私たちシューリパブリックでは、このようなピンポイントで凸になっている場合、その周辺を逃がすのではなく、ポイントで当てて当たっている部分だけ逃がしてあげるというような、どちらかと言えばタイト気味のフィッティングにしています。 というのも、周辺をそっくり逃がしてしまうと、どうしても靴の中で足が動いてしまって結果的によりその部分が強く当たってしまうということになりかねないので、しっかりと足が収まる状態にして、当たっているところだけ逃がすようにしているのです。 ただ、Yさんの場合はもう少し逃がしてあげた方が良さそうな状況でしたので、レザーストレッチャーを内側から吹き付けて、先が丸い木の棒でグリグリと押し当てて、少し逃がしてあげることで解決しました。 靴ってほんのちょっとだけの調整でも結構大きな違いが出るもので、逆に言えばラストの調整などではほんのちょっとのことでフィッティングが変わってしまうというシビアなものなのです。 調整をして、Yさんに履いていただいて確認していただき、3足ともOKの状態になりました。 この調整は、ご自宅でも比較的簡単にできますので、既製品の靴でもどこかがピンポイントで当たる場合には、レザーストレッチャーのスプレーを購入していただいて内側から吹き付けて、木の棒などでグリグリやって革を柔らかくして伸ばしてあげてみてください。 ★★★お知らせ★★★ * オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 * 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 * 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 * ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 * また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 * メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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