その前に、ひとつお知らせです。 4月15日(土)と16日(日)は、長野市のIVY PRODUCTSさんにてイベント開催です。 昨年の12月以来で今年初になります。 今回もお客様の足の計測をしたり、足や靴に関するご相談をお受けいたします。 また、最近ご好評いただいている「幸運のラストワンプラン」の革もいくつか持参いたしますので、実際に革をご覧いただいてからもしよろしければ靴のご注文というのもOKです。 お時間がございましたら、ぜひお越しください。 IVY PRODUCTSさんは、長野駅と善光寺の間にありまして、ついでに観光も楽しめるロケーションです。 皆様のお越しをお待ちしております。 さて、今日はギリーシューズの話です。 今年に入ってからギリーシューズが人気で、今日お越しいただいたお客様も、当初は違うデザインの靴をご注文いただく予定が、ギリーシューズをご覧になってこちらに決めていらっしゃいました。 そんなギリーシューズがこちら。 靴ヒモを通すあたりのデザインがとっても個性的ですが、これはもともとケルト人のダンスの靴として使われていたものであり、それをいわゆる革靴のデザインにアレンジしたものです。 なので、ダンスの靴であった名残が今でも十分に生きていて、シューズなのにしっかりと足をホールドして非常に歩きやすい靴なのです。 靴はデザインによって性格も大きく変わり、私が大好きなギブソンブーツはカッチリドッシリという感じで、どちらかというとヘヴィーな履き心地なのに対し、チャッカブーツはブーツでありながらなかなか軽快な印象です。 そして、このギリーシューズはシューズなのにブーツに負けないくらいのホールド感があり、スポーツをやっている方が足元はしっかりと締めていたいという方に適していると思います。 それだけではなく、この個性的なデザインがとってもキュートで、黒やこげ茶の革で作ると非常に落ち着いた印象になるのに、もっと明るい色や目立つ色で作るととってもかわいい印象の靴になります。 男性用だけではなく女性用の靴も作れますので、ご夫婦でギリーというのもとってもステキですね。 まだまだ履いている方が少ないので、このギリーシューズを履いていれば静かに個性を出せるかもしれません。 まだ履いたことがない方は、ぜひ一度お試しください。 ★★★お知らせ★★★ * オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 * 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 * 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 * ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 * また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 * メールアドレスは info@shoe-republic.com です。
… 続きを読む余談ですが、ウチの娘は数年前からアニメにハマっていまして、先ほども進撃の巨人のすばらしさを懇々と語っていました。 作画が素晴らしいとか、内容においては登場人物ひとりひとりのストーリーがあるとか、それってスターウォーズの方が先なんじゃないの?って思いましたが、きっと進撃の巨人にはほかにはない素晴らしさがあって、ウチの娘にピタリとハマったのでしょう。 その他にも東京喰種が好きすぎて、一昨年の夏には石田スイ展を見るために名古屋まで、また昨年の夏にはまたもや石田スイ展を見るために岡山まで行きまして、その情熱をもっと他のことに向けてくれても良いのにって思うこともあります。 それだけではなく文豪の太宰治も好きで、昨年の秋には太宰治のヒストリーをたどる為に弘前や五所川原へ行ってきました。 結局のところ、私は石田スイさんにも太宰治さんにもさほど興味はないのですが、出かけて何か新しいことを知るのはとても楽しいので、すべて同行したのですが・・・。 こんなふうに何かに夢中になるのってとっても素晴らしいですよね。 お小遣いをもらったら、ほとんどすべてそれらに遣ってしまうので、それはそれで潔いと思います。 私も昔はそんな感じでしたが、だんだん大人になると変に常識に振り回されるようになって、持っているお金をすべて遣ってしまうこともなくなり、娘に向かって後先考えてお金を遣いなさいなんてわかったようなことを言って、いまいちオモシロくないなぁって思ったりします。 もう大人なので、子供の頃や学生の頃に比べれば自由に使えるお金はだいぶ増えているので、思い切ってほしいものや好きなことに使ってしまえばよいのに、変な理性なのかついつい我慢してしまいます。 さすがに持っているお金をすべて遣うのはどうかと思いますが、これくらいという金額を決めて自分のために遣って豊かな時間を過ごしたり、何かの経験をしてみたり、本当に欲しいものを買って大喜びをしてみるのは決して悪いことではないと思います。 そう考えた時に、それでは何に遣えばよいのかということですが、考えてみるとこれがありすぎて困ってしまいます。 お客様のKさんは最近キャンプにハマっているそうで、お話をうかがっているととっても楽しそうなので、キャンプも良いなぁということを、昨日の夜にウチの家内と話していました。 でも、ウチの家内はテントで寝るのはもう嫌だと言い出しているし、行くなら私一人になりそうです。 私は娘が小さいころから夏の1週間は長野のキャンプ場に行ってテント生活をしたりしていて、キャンプは好きなのでぜひまたやってみたいと思っているのですが、ひとりで小さなテントを持ってどこかのキャンプ場に行ってみたいものの、ひとりキャンプはこれは結構大変なのが分かっていて、後片付けも大変ですし、それなら家の庭でテントを張ってやってみたらと家内に言われたものの、庭で寝るくらいなら家で寝たいとなり、なんとなくこれは実行されなそうな流れです。 その他だと、私は旅行が好きなので以前にも書いたことがありますが、北海道の室蘭や富山に行ってみたいですね。 おいしいものを食べられると言えば、きっと家族も一緒に行くのではないかと思います。 あとは、スポーツカーに乗ってみたいとか、自転車に乗ってどこか遠くに行ってみたいとか、時間があればできそうなことが多いので、これは先延ばしをしないで何とか早いうちに実現したいところです。 あまり歳をとってしまって、気持ちが億劫になってしまうのは良くないですし、やっぱり今楽しみたいことってありますからね。 幸いにも、最近は何かを収集するなど買って満足するということにはあまり興味がないので、楽しむのはもっばら何か経験に通じる消費になりそうです。 さて、余談が長くなりましたが今日は改めて私たちシューリパブリックの靴が日常に履くためのものであることを伝えしたいと思います。 こちらは、今日私が履いていたギブソンブーツです。 今日はお休みだったので、主に家の用事で出かけましたが、娘が出かけるので駅までクルマで送ったり、その足でヤマダ電機に行ったり、その帰り道にスーパーに行ったりという感じでした。 じつは、私がこの仕事を始めたばかりの頃には、お客様や知人の方々から、 「普段に履くための靴にそんなにお金を出す人なんていないから、ちょっと考えた方が良いんじゃないの?」 というようなことをよく言われました。 その頃は、高価な靴は年に一度か二度の特別な時に履くというような考え方が一般的だったので、オーダーメイドの靴を普段に履くというのはまだまだ理解してもらえませんでした。 でも、それから20年近く経って最近は考え方も大きく変わり、一番多く過ごす日常(普段の時)にこそ快適なものを身に着けることの大切さを多くの方々に理解してもらえるように、いやお客様の方からそれを希望されて、お仕事用の靴やお休みの日に履く靴のご注文をいただいています。 最近は、日々のストレスを減らして心地よく生きることや、快適に眠ることなど、自分の体をいたわることの大切さが十分に理解されているので、靴もストレスなく履いて気に履けるものが求められるのだと思います。 さらに、靴の場合はもしもの時にしっかりと歩けること、例えば12年前の東日本大震災の時のように、災害時には場合によったら長い距離を歩いて帰らないといけないわけで、それができないと大変な事になってしまうことが経験からわかっています。 そういうことも踏まえて、やはり靴はしっかりと歩けるものでありたいと思いますし、靴の大切さをしっかりと伝えたいと思います。 なので、日常に履くための靴は、どうでも良い靴ではなく、いざという時にも身を守る事ができる靴であり、身体をいたわる目的からも最も長く過ごす時間を快適に過ごせる靴であるべきだと思っています。 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。
… 続きを読む余談ですが、これまで生きて来て、まだやったことのないことをやってみたいとか、行ったことのないところに行ってみたいとか、食べたことのないものを食べてみたいなど、まだ経験したことのないことを経験してみたいってことありますよね。 私は子供の頃は人一倍引っ込み思案で、人前に出るのも嫌だし、何か特別なことをするのも嫌だし、とにかく平穏無事に生きていきたいと思う性格だったのですが、何がきっかけでこうなったのか全く分からないけれど、とにかく知らないことを知りたいという気持ちが強くなり、さらにイギリスに行って来てから人の目をあまり気にしなくなったということもあり、最近は思ったことや興味を持ったこと・ものには納得するまでとことんな性格になりました。 その流れで、興味を持って買ってみた16本骨の傘です。 普通の傘は8本というものが多いのですが、誰かが使っていた骨がたくさんの傘に目がとまり、ちょっと興味を持って買ってみました。 この傘のメリットは、やはり骨の本数が多いことで耐久性が高そうということ。 反対にデメリットは、骨の数が多いぶん重いです。 持ち上がらないほどではないので、好んで使っています。 こんな傘のようなちょっとしたこともあれば、もう少し大きいものでは知らない食堂に入ってそのお店の味を堪能したいということもあります。 ちょうど来月の中旬に長野出張の予定があり、いつもなら仲良くしていただいている店主さんがいる山小屋(カレー屋さん)か、もしくはコンビニで弁当を買ってくるというパターンなのですが、地図を見てみたら私がとまる予定の宿の近所には食事ができるお店やカフェがとってもたくさんあって、特に個人店は店主さんの個性が出ていて面白いのでぜひ今回は立ち寄ってみたいと思っています。 じつは山小屋にもしばらく行っていないので、久しぶりに山小屋のカレーも食べたいんですけど、どうしようかなぁって思っています。 とにかく、無難なコンビニ弁当というのはナシにして、せっかくなので何か楽しめる食事を考えてみたいと思います。 さて、在庫の革の残りが少しずつ少なくなってきて、もうあと1足ほどになった時には、ダブルブッキングのないように念のためリストから外して倉庫の中に保管しておくのですが、そんな革が結構溜まってきたので「幸運のラストワンプラン」として格安でご注文をお受けしています。 今回の革は、こちら。 ちょっと明るめのレンガ色のカーフの革です。 こちらの革は、ちょっと訳があって革の名前はお伝え出来ないのですが、聞くところによるとカーフの中でもかなりクオリティが高いもののようです。 フランスの某有名ブーツブランドでも使っているとのこと。 革の表面の仕上げはこんな感じで、グレージング仕上げなのでしょうか、キレイなツヤがあります。 また、革に詳しい方でしたらご存知だと思いますが、仔牛の革ならではのこの模様があり、靴になった時にもどこかにこの模様が残ります(キレイに入るように裁断します)。 革の断面はこんな感じで、 厚さは1.1㎜ほど。 普段使っている革に比べたらやや薄いですが、薄くても生地は非常にしっかりしていますので男性用の靴を作るとしても強度的には問題ありません。 実際、以前に色違いの革で何足か作っていまして、しっかりとキレイに仕上がっています。 ただ、よりカチッとした仕上がりをご希望であれば、フルブローグやセミブローグなどパーツの点数が多いデザインの方が硬く仕上がりますので良いかもしれません。 また、ラストワンプランということで出品させていただいていますが、男性用の靴と女性用の靴の合計2足なら作ることができそうなので、ご夫婦やカップルで同じ革を使って作るのも楽しそうですね。 詳しい仕様は以下の通りです。 〇 ご注文をお受けできるのは1名のみ(早いもの勝ち)。 〇 価格は1足の基本仕様が99,000円(税込み)。 〇 オプションを追加することはOKですが、別途オプション費用がかかります。 〇 デザインの制約はありませんが、シューリパブリックでお受けできるものの範囲でお選びください。 〇 初めてご注文される方は、別途ラスト費用(税込み28,600円)が必要です。 〇 通常のオーダーメイドの靴と同様に足に合わせて製作+ハンドソーンウェルテッドで製作します。 〇 こちらはご予約はOKですが1か月を超えるお取り置きの対象外とさせていただきます。 この革を使って靴を作ってみたいという方、お早めにご連絡ください。 皆さまからのご連絡をお待ちしております。 こちらの革は完売いたしました。 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。
… 続きを読む余談ですが、1年くらい前からカメラのオールドレンズにハマりまして、ペンタックスのカメラにオールドレンズをつけて使っています。 オールドレンズとは、フィルムの時代のカメラ用に作られた主にマニュアルフォーカスのレンズで、昨今のデジカメのレンズに比べるとフワッとした写りやレトロな色合いが特徴で、そんな独特な写真を撮るのに使われます。 私が使っているペンタックスの場合、オールドレンズと最近のデジカメ用のレンズと互換性があって、最近のデジタルのカメラにも昔のオールドレンズを取り付けて使うことができます。 他のメーカーのカメラやレンズでは、レンズアダプターなどを介して取り付ける必要があるのに対し、ペンタックスの場合は直接取り付けることができるので、多少なりともハードルが下がるだけではなく、レンズの型式によっては絞りやシャッタースピードの計算もしてくれるものもあり、非常に使いやすいのです。 そんな感じで、簡単に使えるペンタックスのAレンズというシリーズをつけて使っているカメラです。 このカメラとレンズで工房の靴を撮ってみたところ、 こんな感じに撮れました。 オールドレンズにしては写りがシャープですが、やっぱりオールドレンズはこういう鮮やかな色のものよりもフワッとした風景をとるほうが適しているように思います。 こちらは、昨年の初めに撮った工房の建物の屋上の様子ですが、靴をとるよりもずっとオールドレンズらしさが出ているような気がします。 そう言えば、少し前にお客様のOさんがカメラを買うとのことで機種選びでご相談いただいたのですが、どうしたかなぁって思っています。 カメラって、ただ適当に撮るのなら何でもよいのですが、Oさんは凝り性でどんどん深くはまっていくタイプの方ですから、それなら個性の強いカメラを選んでいただくのが絶対に良いんですよね。 こういう仕事をしていると、のんびりお客様とお話ができて、楽しみながら情報をいただいたりこちらからお伝えしたりできるので、幸せだなぁって思っています。 さて、先日ご紹介した修理の靴ですが、少し進みましてウェルトが付きました。 ハンドソーンウェルテッドの靴は、このようなウェルトを縫い直す修理の場合に、手作業でやるので元の穴を使って縫うことができるため、グッドイヤーウェルテッドのリブのように穴がどんどん増えていくということがありません。 また、真新しい靴よりも履き込んだ靴の方がインソールが締まっているので、ウェルトを縫うリブにしっかりと縫い付けることができます。 このあと、シャンクやボトムフィラーをセットして、ソールを貼ってだし縫いをかけ、ヒールを取り付けて仕上げをして完成・・・。 まだちょっとかかりそうですね。 なるべく時間を作って作業を進める予定です。 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。
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