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足とラスト

カテゴリー: Hidden Story:こぼれ話

ラスト調整

先日テレビで、3Dプリンタを使ってラスト(木型)を作るというレポートを観ました。 これまでほとんど進歩が見られなかった靴の業界が、一気に加速したように感じました。 とても素晴らしい取り組みだと思います。 おそらくまだ始まったばかりですから、改善の余地がたくさんあるでしょうけれど、それでも始めなければ何も変わりませんから、そういう意味でも素晴らしいことだと思います。 ただその番組の中で、足の写真をたくさん撮って、そこからラストができることが素晴らしいように伝えていましたが、それは間違いです。 たしかに、これまでのようなアナログ&古典的な輪郭をとってメジャーで測って、そのデータをもとに木型屋さんに発注することに比べたら、格段にスピードが速くなっていて大きな進歩であることは間違いないのですが、 足の実寸からラストのサイズに変換するのは、古典的な方法でも最新のコンピュータでも、そのロジックを考える人によるところであることは違いなくて、 これまでの方法では、アナログで足を計測→そのデータに対してどれくらい絞るかを人間が算出→算出した数値になるようにラストを調整 というやり方に対して、 3Dプリンタでは、機械で足を計測→そのデータに対してどれくらい絞るかを人間が考えたロジックによって機械が算出→算出した数値になるように3Dプリンタでラストを製作 ということになるはずです。 ちなみに、まだ今ならアナログで足を計測することは、専門家がやれば機械でやるよりもより詳細に読み取れると思います。 なので、今現在の3Dプリンタを使った方法のメリットは、その場でラストが作れるために、作業性が良くなったということが一番大きいと推測します。 ラストを作る上で要となるのは、計測した足のデータに対してラストはどれくらい絞ってあげるかということなのです。 以前から何度かお伝えしている通り、足の数値そのままでラストを作ってしまうと、これは緩くてとても履けない靴になってしまいます。 ですので、足の状態を把握してどれくらい絞るかを決めるのが作り手の技術と言えます。 私も今日は、ご注文いただいたお客様のラストを調整していました。 もし仮に違う2人のお客様が偶然計測した数値が同じだったとしても、足の状態や肉付き、そのほかの条件で、製作するラストは全く違う数値で違う形状のモノになる可能性が高くなります。 そして、ラストを調整するときには、履き込んで馴染む数か月後、もしくは1年後を見据えて作るのです。 とっても深くてとっても面白い作業です。   ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ1】 次回のRifare大阪店さんでの計測会&オーダー会のイベントは、4月15日(土)に開催です。 【お知らせ2】 4月16日(日)には、神戸三宮のSUNさんへお伺いします。神戸周辺にお住まいのみなさま、ぜひお越しください。 【お知らせ3】 3月31日(金)〜4月1日(日)に開催される、コージ製靴新潟工場さんのファミリーセールに出品することになりました。今回は、ちょっと厚めの革でチャッカブーツを作って出品する予定です。詳細は、後日お知らせいたします。   シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 スケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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トーパフとスティフナー

私も革のなめしの専門家ではないので、それほど詳しいことを知っているわけではないのですが、それでも20年以上も革に携わっていると経験からわかってくることもありますので、参考にしていただければと思ってお伝えします。 こちらは、トーパフ(つま先の芯)とスティフナー(カカトの芯)を水に浸けて柔らかくしているところです。 私たちシューリパブリックでは、耐久性や適度な硬さを考えて、ヌメ革のトーパフとスティフナーを使っています。 水に浸けている時間は、まぁだいたい5~6分くらいだと思います。 浸けておく時間が短すぎると水が十分に染み込まなくてトーパフやスティフナーが柔らかくなりませんので、適当なタイミングを見計らって水から出します。 そんなふうにして、昨日3足分のトーパフとスティフナーを浸けた水です。 写真だとイマイチよくわからないのですが、じつはこの水、かなり色がついています。 ロゼのワインよりちょっと茶色いくらいの色です。 なぜ? この水が変色した原因は、昨日この水に浸けたトーパフとスティフナーです。 トーパフとスティフナーを水に浸けておいたために、なめすのに使ったものが滲み出してしまったことが推測されます。 これまで何度となくトーパフやスティフナーと同じヌメ革を水に浸けたのちに、そのまま乾燥させたことがありますが、そうするとその革は水に浸ける前に比べて非常に硬くなります。 このことを、なめしが戻ると言います。 つまり、トーパフやスティフナーなどに使っているヌメ革は、水に浸けるとなめしたときのものが滲み出し、それらが抜けてしまう(ほんの少しだと思いますが・・・)と革自体が硬くなってしまうという性質があるようなのです。 これは何を意味するのかと言いますと、インソールも同じヌメ革であり、ローテーションをしないで何日も履き続けると汗などの湿気で水に浸けたのと似たような状態になってしまい、 インソールの革が硬くなったり、さらにはなめしが戻ってしまって炭化してしまうことが考えられるのです。 ヌメ革は、初めはしなやかですが、使い方やメンテナンスの仕方によってはどんどん劣化して硬くなってしまうこともありますので、なめしを戻さないように気を付けてあげることが大切なのです。   ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ1】 次回のRifare大阪店さんでの計測会&オーダー会のイベントは、4月15日(土)に開催です。 【お知らせ2】 4月16日(日)には、神戸三宮のSUNさんへお伺いします。神戸周辺にお住まいのみなさま、ぜひお越しください。 【お知らせ3】 3月31日(金)〜4月1日(日)に開催される、コージ製靴新潟工場さんのファミリーセールに出品することになりました。今回は、ちょっと厚めの革でチャッカブーツを作って出品する予定です。詳細は、後日お知らせいたします。   シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 スケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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オックスフォードシューズ

今日ご紹介するお客様は、東京都にお住いのYFさんです。 じつは、YFさんは昨日お越しいただいたのですが、都合で今日のご紹介とさせていただきました。   YFさんには、ご注文いただいていた靴が完成いたしましたので、納品&フィッティング確認のためにお越しいただきました。 早速履いていただきました。 今回完成したのは、プレーンのオックスフォードです。 オックスフォードと言えば、ほとんどがストレートキャップがついたデザインのものが多いのですが、そこをあえて今回はプレーンで製作させていただきました。 思った通り、完成した靴はとってもスッキリしていてYFさんに良く似合っています。 もしかしたらご存知の方が思いのほか少ないかもしれないのですが、キャップの有り無しで履き心地が変わるだけではなく、実は見た目の雰囲気も大きく変わります。 ストレートキャップがあるデザインの靴は、プレーンの靴と比べてやや幅広に見えます。 逆に、ウィングキャップがあるデザインの靴は、やや細く見えます。 とっても不思議なのですね。 今回のプレーンのオックスフォードは、バランス的に見てもちょうどYFさんの足に合っているように思います。 考えてみると、YFさんとはもうすでに10年以上のお付き合いで、これまでにたくさんの靴をご注文いただいています。 非常に嬉しいことに、YFさんは私たちの靴を大変気に入ってくださっていて、今お持ちの靴はすべてシューリパブリックの靴だそうです。 これはとっても大変なことで、これからも履いて頂くとするとYFさんの一生の半分くらいは私たちシューリパブリックが足元をサポートするわけで、そう考えるとこの仕事の重みを実感します。 たとえば、家は一生のうちの何十年という時間をそこで過ごすわけですし、1台のクルマだって一生のうちの何年、または10年くらい、もしくはもっと長くを一緒に過ごすわけです。 1足の靴だって人生の何分の一である10年とか15年くらいを一緒に過ごすことになります。 シューリパブリックの靴は、一生のうちの一瞬を通り過ぎていくのではなく、ある程度の長い期間その方の人生に寄り添って一緒に歩むわけです。 履く方の一生の一部に多少なりとも影響を及ぼすわけですから、改めてとても責任のある仕事だということを実感しました。 ともあれ、YFさん、これからもよろしくお願いいたします。 ありがとうございました。   靴のスペック デザイン: オックスフォード レザー: キップ ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRD+サイズ調整) 製法: ハンドソーンウェルテッド       ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ1】 次回のRifare大阪店さんでの計測会&オーダー会のイベントは、4月15日(土)に開催です。 【お知らせ2】 4月16日(日)には、神戸三宮のSUNさんへお伺いします。神戸周辺にお住まいのみなさま、ぜひお越しください。 【お知らせ3】 3月31日(金)〜4月1日(日)に開催される、コージ製靴新潟工場さんのファミリーセールに出品することになりました。今回は、ちょっと厚めの革でチャッカブーツを作って出品する予定です。詳細は、後日お知らせいたします。   シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 今週末のスケジュールはこちら。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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オックスフォード

今日のお客様は、埼玉県にお住いのMNさんです。 ご注文いただいていた靴が完成いたしましたので、納品&フィッティング確認のためにお越しいただきました。 MNさんは、今回の靴が初めてのシューリパブリックになります。 早速履いていただきました。   今回完成したのは、パンチドキャップのオックスフォードです。 靴の性格上、どうしても履き初めはきつく感じることがある旨をお伝えしたうえでご感想をうかがってみたところ、 「これは、なかなか良さそうです。」 とおっしゃっていました。 「ちょっとためし履きをしてきます。」 といって外を歩いていらっしゃいましたが、やはり評価は上々でした。 靴は履き込んでいかないと本来のスペックがわかりませんので、また暫く履いていただいて靴が馴染んだ頃に改めてご感想をうかがってみたいと思います。 MNさん、今日はありがとうございました。 靴のスペック デザイン: オックスフォード レザー: キップ ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRD+サイズ調整) 製法: ハンドソーンウェルテッド       ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ1】 次回のRifare大阪店さんでの計測会&オーダー会のイベントは、4月15日(土)に開催です。 【お知らせ2】 4月16日(日)には、神戸三宮のSUNさんへお伺いします。神戸周辺にお住まいのみなさま、ぜひお越しください。 【お知らせ3】 3月31日(金)〜4月1日(日)に開催される、コージ製靴新潟工場さんのファミリーセールに出品することになりました。今回は、ちょっと厚めの革でチャッカブーツを作って出品する予定です。詳細は、後日お知らせいたします。   シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 今週末のスケジュールはこちら。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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チャッカブーツ

今日のお客様は、福井県にお住いのYYさんです。 遠く福井県からお越しいただき、本当にありがとうございます。 今回は、ご注文いただいたチャッカブーツが完成いたしましたので、納品&フィッティング確認のためにお越しいただきました。 YYさんは、今回が2足目のハンドソーンウェルテッドになります。   早速履いていただきました。 今回は、ヴァケッタ800というシュリンクの革を使って製作しましたが、この履き心地を大変気に入っていただけたようで、 「この靴は、履き初めからなかなか調子よいですよ。」 とおっしゃっていました。 今回お選びいただいたシュリンクの「ヴァケッタ800」という革は、少々オイルを含んでいて革自体が比較的ズッシリと重量があります。 さらに、ラスティングでかなりしっかりと作ることができますので、シュリンクだからと言ってクタクタだったり心もとない履き心地になるようなことはありません。 また、デザイン的な部分で前回のギブソンブーツと比べると、「さほど変わらない」というご意見でした。 実際に私自身もギブソンブーツもチャッカブーツもどちらも履いていますが、筒の高さが低いチャッカブーツでも足首の周りをしっかりとホールドしていますので、頼りなさは感じません。 あとは、もう少し高さがあったほうが安心するということであれば、ギブソンブーツのほうがより適しているということになります。   毎回のことなのですが、YYさんはとても興味深いお話をしてくださる方で、今日も「なるほど~」というお話を伺うことができました。 次回は、もう少し趣味関係のお話を聞かせていただきたいと思っています。 本当に遠いところをありがとうございました。 靴のスペック デザイン: チャッカブーツ レザー: キップ ソール: リッヂウェイソール ラスト: マイサイズラスト(SRC+サイズ調整) 製法: ハンドソーンウェルテッド       ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ1】 次回のRifare大阪店さんでの計測会&オーダー会のイベントは、4月15日(土)に開催です。 【お知らせ2】 4月16日(日)には、神戸三宮のSUNさんへお伺いします。神戸周辺にお住まいのみなさま、ぜひお越しください。 【お知らせ3】 3月31日(金)〜4月1日(日)に開催される、コージ製靴新潟工場さんのファミリーセールに出品することになりました。今回は、ちょっと厚めの革でチャッカブーツを作って出品する予定です。詳細は、後日お知らせいたします。   シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 今週末のスケジュールはこちら。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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修理もします

カテゴリー: @ Work:アットワーク

モンキーブーツ

先日、かぞブランドの審査会のときに、久しぶりに「修理パブリック」と間違われました。 私たちが製作した靴は修理もしますが、修理がメインではありません。 シューリパブリックのシューは、shoeですのでお間違えなく。 確かにややこしい名前ではありますので、間違われても仕方ないといえば仕方ないので、そのあたりはおおらかに考えています。   さて、今日はSKさんからお預かりしているモンキーブーツの修理です。 製作してからだいぶ経っていますので、リフレッシュを兼ねてウェルトも掛け直しの作業をすることになりました。 ちょっと訳あってインソールがだいぶ劣化してはいましたが、ウェルトをかける上では問題なく作業ができました。 以前にも書いたことがありますが、製作してから年数が経っている靴の場合は、オールソール交換の際にウェルトも一緒に交換することをおすすめしています。 というのも、ハンドソーンウェルテッドの靴の場合、ウェルトを縫っているリブがグッドイヤーウェルテッドと違って布ではなく革であるため、履き込んでいく際にどうしてもリブが痩せてきて、僅かながらウェルトを縫っている糸に緩みが出てきます。 なので、シャキッとした履き心地を取り戻すためにも、そして強度的な面からも、適当なタイミングで一度ウェルトをかけなおすことにメリットがあります。 SKさんのモンキーブーツも、以前の針穴を使ってウェルトをかけました。 このあと、新しいシャンクを取り付け、新しいコルクのボトムフィラーをセットし、新しいソールを縫いつけて・・・という作業を経て完成になります。 すでに履き込んで足にフィットしているモンキーブーツのウェルトからしたを新しくしてリフレッシュした靴は、十分な剛性を兼ね備えていてとても履きやすくなります。 見た目にも、ウェルトとソールが新しくなることでとてもキレイになります。 修理の完成が、今から楽しみです。 SKさん、もう少しお待ち下さい。   ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ1】 次回のRifare大阪店さんでの計測会&オーダー会のイベントは、4月15日(土)に開催です。 【お知らせ2】 4月16日(日)には、神戸三宮のSUNさんへお伺いします。神戸周辺にお住まいのみなさま、ぜひお越しください。 【お知らせ3】 3月31日(金)〜4月1日(日)に開催される、コージ製靴新潟工場さんのファミリーセールに出品することになりました。今回は、ちょっと厚めの革でチャッカブーツを作って出品する予定です。詳細は、後日お知らせいたします。   シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 今週末のスケジュールはこちら。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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ギブソンブーツ

今日ご紹介するお客様は、昨年10月に神戸三宮のSUNさんで開催したイベントの際にご注文をしてくださった徳島県にお住いのYYさんです。 その時にご注文いただいたギブソンブーツが完成いたしましたので、発送にて納品させていただきました。 YYさんは、ハンドソーンウェルテッドのブーツのご注文は、今回が初めてになります。 製作が始まってから定期的に作業工程の写真をお送りしていましたが、いただくお返事から特別楽しみにされている様子が感じられました。 すでに無事に到着したようで、YYさんから・・・ 「無事届きました〜◎」 と、いかにも軽く宙を舞っていそうなお返事が届きました。 それ以前にも、発送のご連絡の時には・・・、 「たのしみで、今週も仕事がんばれます!!」 とのこと。 それほど楽しみにしていただいて、作り手として非常に嬉しいです。 YYさんにもご連絡しましたが、私は4月16日(日)に神戸三宮のSUNさんへお邪魔する予定ですので、今回靴が完成した皆様、そしてちょっと興味をお持ちいただいた皆さま、ぜひぜひ遊びにいらしてください。 もちろん、オーダーするしないということは全く関係なく、靴を見に来ていただくだけでもOK、さらには私が作り手としてどんなことを考えているのかをリサーチしにいらしていただいてもOKです。 SUNさんには、シューリパブリックの靴に合いそうな服やパンツなどもたくさんありますので、この機会にSUNさんにいらしてください。 決して社交辞令ではなく、本当に皆様のお越しをお待ちしております。   靴のスペック デザイン: ギブソンブーツ レザー: キップ ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRC+サイズ調整) 製法: ハンドソーンウェルテッド       ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ1】 次回のRifare大阪店さんでの計測会&オーダー会のイベントは、4月15日(土)に開催です。 【お知らせ2】 4月16日(日)には、神戸三宮のSUNさんへお伺いします。神戸周辺にお住まいのみなさま、ぜひお越しください。 【お知らせ3】 3月31日(金)〜4月1日(日)に開催される、コージ製靴新潟工場さんのファミリーセールに出品することになりました。今回は、ちょっと厚めの革でチャッカブーツを作って出品する予定です。詳細は、後日お知らせいたします。   シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 今週末のスケジュールはこちら。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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かぞブランド

カテゴリー: @ Work:アットワーク

かぞブランド

今日は、ちょっと用事があって加須市役所へ行ってきました。 その用事とは、「かぞブランド」の認定審査会に出て審査されるということです。 じつは、私たちシューリパブリックの工房がある加須市では、市役所主導で今年初めて「かぞブランド」を立ち上げることになりまして、私たちも先日申請を済ませ、今日はその認定審査会なのです。 偶然にも、市役所の担当部署に中学校時代の友人がいて、詳しく話を聞くことができたのですが、 市役所としては申請は20組くらいだろうと予想していたのとは裏腹に、結果的に50組ほどの申請があったのだそうです。 予想以上の反響に、市役所サイドとしてもやや困惑気味のように感じました。 でも、言い方を変えれば加須市に拠点を置く生産者や販売者として、みんな加須市の仲間と一緒に頑張っていこうということの現れですから、とっても良いことだと思います。 地元の人たちは、昔から加須の名産として「うどん」、「こいのぼり」、そして「いがまんじゅう」や「五家宝(ごかぼう)」などがあることは当たり前のように知っていますが、これがちょっと離れてしまうと全くと言って良いほど知られていないものもあるようで、市としてはブランドとしてもう少し効率よくプロモーションをしたいと考えているようです。   さて、私たちシューリパブリックはと言いますと、まだまだ歴史がどうこうというものではなく、さらには展示をするスペースが重鎮の「こいのぼりチーム」とこれまた重鎮の「いがまんじゅうチーム」に挟まれ、やや肩身の狭い流れになるのではないかと心配が残るスタートとなりました。 今日の審査会は、あらかじめ選ばれた17名の審査員の方々が、私たちのような出品者を審査して回るということになっていまして、 審査員の方々はそれぞれ興味のある出品者のブースへ行き、あれやこれやと質問をして回り、その審査結果を参考に認定の可否が決まるそうです。 私たちは、もう完全に不利です。 審査員の方々の中でも、ほとんど私たちのことを知っている方はいないのですから。 隣の部屋で審査員の方々の打ち合わせが終わり、いよいよ私たちがスタンバっているブースのある部屋へと入ってきました。 ふたを開けてみると、結果として思いのほか私たちは好評で、代わる代わる審査員の方々が私たちのブースへいらっしゃって、 「加須にこんな靴屋がったのを知らなかった。」とか、 「こういう作りの靴は、今では見かけなくなった。」とか、 値段が高いとか安いとか、 しまいには市長さんや副市長さんまで私たちのブースへ来てくださって、 あれやこれやと話が盛り上がりまして、思っていた以上に皆さんが関心を示してくださったようでした。 途中、隣のいがまんじゅうチームの方が、とってもありがたいことに親切に援護をしてくださったり、さらにその隣の五家宝チームの方も話を盛り上げてくださったりして、皆さんなかなかステキな方たちです。 こちらが、新井家菓子店さんのいがまんじゅうです。 そして、 こちらが、武蔵屋本店さんの五家宝です。 どちらも、地元のお菓子ですので、加須にいらしたときにはぜひお立ち寄りください。   今日の審査の結果は、3月上旬に連絡を頂ける予定とのこと。 どうなっているか楽しみでもあり心配でもありますが、それよりも何よりも今日の審査会で、いがまんじゅうの新井家菓子店さんや五家宝の武蔵屋本店さんとお知り合いになれたことが、なんかとっても嬉しかったです。 それに、実は反対側のとなりのこいのぼりチームは、私の幼稚園からの友人の家だったことがわかったり、私が子供のころから大好きな中華料理の「来集軒・久下店」さんも出品されていて、ご主人とゆっくりお話ができて仲良くなれたりと、かぞブランドのおかげで改めて友人が増えました。 来集軒さんは、私が加須から離れていたときに、すぐに食べられないのが悔やまれたというお店です。 私にとって、来集軒さんのラーメンとチャーハンはもう格別です。 きっと、みんな慣れ親しんだお店があると思うのですが、そんなお店が今でも営業していて、その頃のままを味わうことができるというのは、とっても幸せなことだと思います。 ともあれ、結果が出たらまた改めてご報告します。   ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ1】 次回のRifare大阪店さんでの計測会&オーダー会のイベントは、4月15日(土)に開催です。 【お知らせ2】 4月16日(日)には、神戸三宮のSUNさんへお伺いします。神戸周辺にお住まいのみなさま、ぜひお越しください。 【お知らせ3】 3月31日(金)〜4月1日(日)に開催される、コージ製靴新潟工場さんのファミリーセールに出品することになりました。今回は、ちょっと厚めの革でチャッカブーツを作って出品する予定です。詳細は、後日お知らせいたします。   シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 今週末のスケジュールはこちら。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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モンキーブーツ

今日ご紹介するお客様も、昨年10月に神戸三宮のSUNさんで開催したイベントのときにご注文いただいたTMさんです。 TMさんの靴も、発送にて納品させていただきました。 ご注文いただいたのは、キャメル色のシュリンクのモンキーブーツです。 TMさんには昨年の春にもご注文いただきまして、ハンドソーンウェルテッドのブーツの履き心地をたいへん気に入ってくださったようです。 前回はギブソンブーツで、今回はモンキーブーツ。 デザインが違うと履いた印象も変わってきますから、それぞれの履き心地を楽しんでいただけると嬉しいです。 昨日のMIさんもおっしゃっていましたが、シュリンクの革はしっかりと足を包み込んでくれて、とっても優しい履き心地になります。 TMさんのモンキーブーツも、履きはじめの頃から優しく足を包み込んでくれることでしょう。 もしお時間がありましたら、私は4月16日(日)にSUNさんにお邪魔する予定ですので、このモンキーブーツを履いて遊びにいらしてください。 お待ちしております。 ありがとうございました。 靴のスペック デザイン: モンキーブーツ レザー: キップシュリンク ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRC+サイズ調整) 製法: ハンドソーンウェルテッド       ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ1】 次回のRifare大阪店さんでの計測会&オーダー会のイベントは、4月15日(土)に開催です。 【お知らせ2】 4月16日(日)には、神戸三宮のSUNさんへお伺いします。神戸周辺にお住まいのみなさま、ぜひお越しください。 【お知らせ3】 3月31日(金)〜4月1日(日)に開催される、コージ製靴新潟工場さんのファミリーセールに出品することになりました。今回は、ちょっと厚めの革でチャッカブーツを作って出品する予定です。詳細は、後日お知らせいたします。   シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 今週末のスケジュールはこちら。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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チャッカブーツ

今日のお客様は、千葉県にお住まいのMIさんです。 ご注文を頂いていた靴が完成いたしましたので、納品&フィッティング確認のためにお越しいただきました。 今回完成したのは、モスグレー色のチャッカブーツです。 MIさん、これが7足目のチャッカブーツになります。 早速履いていただきました。 「7足なら1週間分ですよね。曜日ごとに履くこともできますよね。これが月曜日用、これが火曜日用って。」 と、冗談を交えておっしゃっていましたが、ジャケットにパンツというスタイルに、上手にチャッカブーツを合わせてMIさんのスタイルを作っていらっしゃるところがとってもステキだと思いました。   そうそう、こちらが前回製作したシュリンクのチャッカブーツです。 MIさんがおっしゃるには、シュリンクの革はイマイチ食わず嫌いをしていて実はあまり好きではなかったのだそうですが、 実際に履いてみると、スムースの革とは違って優しく足首のあたりをホールドしてくれる感覚が、とっても良かったのだそうです。 「私みたいに食わず嫌いでシュリンクの革を避けている方もいるかもしれませんから、ぜひシュリンクの革が履きやすいということをつたえてください。」 とおっしゃっていました。 シュリンクには、いろいろな種類がありまして、MIさんの革は少しオイルを含んでいるモノです。 つま先のあたりは、シュリンクでも引かれてスムースっぽさもあり、それほどクセの強いものではありません。 もし良かったら、みなさんもシュリンクの革の靴を履いてみてください。   今回完成したモスグレーの革も、シュリンクとまでは行きませんが、比較的馴染みの早いタイプの革です。 これまでのものとは違った、独特な履き心地を楽しんでください。 MIさん、今日もありがとうございました。   靴のスペック デザイン: チャッカブーツ レザー: オーバーウェイトキップ ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRD+サイズ調整) 製法: ハンドソーンウェルテッド       ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ1】 次回のRifare大阪店さんでの計測会&オーダー会のイベントは、4月15日(土)に開催です。 【お知らせ2】 4月16日(日)には、神戸三宮のSUNさんへお伺いします。神戸周辺にお住まいのみなさま、ぜひお越しください。 【お知らせ3】 3月31日(金)〜4月1日(日)に開催される、コージ製靴新潟工場さんのファミリーセールに出品することになりました。今回は、ちょっと厚めの革でチャッカブーツを作って出品する予定です。詳細は、後日お知らせいたします。   シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 今週末のスケジュールはこちら。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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