先日、かぞブランドの審査会のときに、久しぶりに「修理パブリック」と間違われました。
私たちが製作した靴は修理もしますが、修理がメインではありません。
シューリパブリックのシューは、shoeですのでお間違えなく。
確かにややこしい名前ではありますので、間違われても仕方ないといえば仕方ないので、そのあたりはおおらかに考えています。
さて、今日はSKさんからお預かりしているモンキーブーツの修理です。
製作してからだいぶ経っていますので、リフレッシュを兼ねてウェルトも掛け直しの作業をすることになりました。
ちょっと訳あってインソールがだいぶ劣化してはいましたが、ウェルトをかける上では問題なく作業ができました。
以前にも書いたことがありますが、製作してから年数が経っている靴の場合は、オールソール交換の際にウェルトも一緒に交換することをおすすめしています。
というのも、ハンドソーンウェルテッドの靴の場合、ウェルトを縫っているリブがグッドイヤーウェルテッドと違って布ではなく革であるため、履き込んでいく際にどうしてもリブが痩せてきて、僅かながらウェルトを縫っている糸に緩みが出てきます。
なので、シャキッとした履き心地を取り戻すためにも、そして強度的な面からも、適当なタイミングで一度ウェルトをかけなおすことにメリットがあります。
SKさんのモンキーブーツも、以前の針穴を使ってウェルトをかけました。
このあと、新しいシャンクを取り付け、新しいコルクのボトムフィラーをセットし、新しいソールを縫いつけて・・・という作業を経て完成になります。
すでに履き込んで足にフィットしているモンキーブーツのウェルトからしたを新しくしてリフレッシュした靴は、十分な剛性を兼ね備えていてとても履きやすくなります。
見た目にも、ウェルトとソールが新しくなることでとてもキレイになります。
修理の完成が、今から楽しみです。
SKさん、もう少しお待ち下さい。
★★★お知らせ★★★
【お知らせ1】 次回のRifare大阪店さんでの計測会&オーダー会のイベントは、4月15日(土)に開催です。
【お知らせ2】 4月16日(日)には、神戸三宮のSUNさんへお伺いします。神戸周辺にお住まいのみなさま、ぜひお越しください。
【お知らせ3】 3月31日(金)〜4月1日(日)に開催される、コージ製靴新潟工場さんのファミリーセールに出品することになりました。今回は、ちょっと厚めの革でチャッカブーツを作って出品する予定です。詳細は、後日お知らせいたします。
シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。
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