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モンキーブーツ

明日2023年9月1日は、関東大震災から100年となる日です。 今でも語り継がれるほどの大変な地震だということは皆さんもご存知の通り。 最近では、熊本地震や東日本大震災、阪神淡路大震災、そのほか大きな災害が忘れたころに起こっています。 今でも覚えていますが、東日本大震災が起こった12年前の時には、都内で働く多くの方々が帰宅困難者となり、夜通し歩いて帰ろうとしたり、途中で自転車を買う人、途中でスニーカーを買う人など、そのままでは歩いて帰ることが難しかった方々もたくさんいました。 普段皆さんが履いている靴は、もし職場で被災したときに自宅まで歩いて帰るのに耐えられますか? もし、その時にいた場所がたまたま海や大きな川の近くで、水があふれて来て逃げなくてはいけないとなった時に、逃げることができますか? 私は靴屋になってから初めて東日本大震災で靴が生死を分けるかもしれないということを実感しました。 それ以降、お客様の中で一定数の方がそんな話をされて、もし万が一何か起こった時にしっかりと歩ける靴が必要との理由で足に合ったしっかりと歩ける靴をご注文されます。 もちろんスニーカーでしっかりと歩けるものならそれでも良いのですが、中にはファッション性が強すぎて歩くのがままならない靴を履いている方もいらっしゃって、全否定するわけではありませんがもし何かあった時にその方がちゃんと歩ける靴を履いていることを願うばかりです。 私たちシューリパブリックの靴は、すべての靴がしっかりと快適に歩ける仕様になっていて、長い距離を歩くことや長時間歩くことに耐えられるような仕様になっています。 その中のひとつで、このモンキーブーツは比較的革靴に慣れていない方でも歩きやすい作りです。 色は別として、デザイン的に見てもカジュアル度が強めなので、最近オフィスでカジュアルな服を着てお仕事をされている方でも違和感がありません。 さらに、靴ヒモで広い範囲を調整することができますので、その時の体調に合わせて一番履きやすい状態にすることが可能です。 災害って、いつ何時にどこで起こるか全く予想がつかないので、できることなら常に準備を整えておきたいところです。 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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鷲宮神社

今日は水曜日なので、私たちシューリパブリックの工房はお休みです。 どうしてもお休みの日はいろいろとやらなくてはいけないことがあるので動き出すのが午後からになってしまうのですが、ちょっと用事があったついでに高校生の娘と近所にある某アニメの聖地に行ってきました。 それは・・・、 鷲宮神社です。 アニメ「らき☆すた」の聖地として知らせる鷲宮神社は、登場する柊姉妹の父が神主の鷹宮神社のモデルとなっているとのことで、十数年前から初詣の時期には結構な賑わいを見せています。 この鷲宮神社の最寄り駅の鷲宮駅は、私たちシューリパブリックの最寄り駅の花崎からひとつ東京方面に行ったいわゆるお隣の駅で、実際に工房からでもそれほどの距離ではありません(歩いていくのはちょっと無理)。 クルマで行けば10~15分くらいで行けるので、実際に私たちの工房に来るついでにこの鷲宮神社に寄って来られる方もたくさんいらっしゃいます。 私が知っている鷲宮神社はもう少し地味な印象でしたが、らき☆すたのおかげでかなりキレイになっていたような印象です。 手や口を清めるところも、ちょっと狙っている感じがしなくもない。 私個人的には、神社仏閣に全く興味がないのでお寺や神社に行くのは長野に出張に行った時に散歩で立ち寄る善光寺くらいですが、ウチの娘が言うにはここの神社の境内は真夏なのに少し涼しいとのこと。 わざわざ京都や奈良に行かなくても地元にも神社があるので、時々ここを訪れるのも良いかもしれませんね。 大きな鳥居の前に比較的大きめの駐車場がありますので、クルマでいらっしゃる方でもご心配なく。 また、鷲宮駅から歩いてもさほど遠くないので、時間の余裕がある方はちょっと寄っても良いかもしれません。 日々の生活に疲れた方、気晴らしにどうぞ。 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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スティフナー

余談ですが、先日新しく下ろしたスニーカーを履いてみたのですが、以前に履いていたものと比べるとソールが厚くてとっても柔らかくて、私にはちょっと合いませんでした。 靴のソールの硬さは好みがあると思いますが、靴屋から言わせていただくとソールはなるべく硬めのものの方が足を鍛える結果になったり、歩くときの力が逃げないなど、諸々の点において都合が良いと思います。 ソールが柔らかい靴は、接地したときに衝撃が伝わりにくいめるっとがある反面、立っている時に不安定になったりするのでなかなか慣れないと歩きにくいと感じてしまいます。 ソールが柔らかいことが目的に合っているのであれば、もしくはそれが好みであれば良いのですが、どちらでも良いというのであれば硬めのソールの靴をお勧めします。 さて、私が靴を作っているということを話すと時々良い靴ってどんな靴なのかと訊かれることがあります。 足の形に合っているというのはちょっと漠然としていて、何があっていて何があっていないのか判断が難しいですし、履いて痛くないというのもこれも漠然としています。 それに、靴は履き込んでいく段階で少しずつ変化していくもので、初めの頃に履きやすいと思っても徐々に履きにくくなるものもありますし、その逆で初めのうちはまだ足に合っていなくても馴染んでいくうちに良い感じに足に合ってくるものもあります。 なかなか難しいのですが、ひとつこれは絶対に外さないでほしいという条件があります。 それは、カカトの芯がしっかりとしていることです。 こうして靴を見てみると、ほとんどの靴においてカカトの部分に芯が入っています。 でも、芯が入っているけれど芯の役を果たしていないものもあるので注意が必要です。 靴は基本的にカカト合わせで履くもので、カカトをしっかりと合わせてから靴ヒモを締めるというのが正しい履き方です。 そして、靴を履いて歩くときもカカトをしっかりと押さえたうえで靴がブレないようになるわけで、これがもしカカトの芯がフニャフニャだと足をしっかり押さえることができず、足が靴の中で動いてしまったりして歩きにくい靴になってしまうのです。 なので、カカトの芯の硬さをしっかりと確認しましょう。 こんな感じでカカトの芯を持ってみて、ギューッと掴んでも殆どつぶれないものが理想です。 ほんの数ミリくらいは動くのは仕方ないですが、掴んだ時に頼りないものはお勧めしません。 見た目はしっかりしていそうでもそういう大切なところがちゃんとできていない靴がありますから、靴選びの参考にしてみてください。 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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キップ

これは、工房の屋上から見えた今日の夕方の風景です。 仕事をしていて外を見たら赤くなってきたので、カメラを持って屋上に上がってみました。 さて、在庫の革の残りが少しずつ少なくなってきて、もうあと1足ほどになった時には、ダブルブッキングのないように念のためリストから外して倉庫の中に保管しておくのですが、そんな革が結構溜まってきたので「幸運のラストワンプラン」として格安でご注文をお受けしています。 今回の革は、こちら。 ブラウンのキップです。 じつはこの革、イタリアのかなり実力の高いタンナーさんの製品なのですが、かつて私たちシューリパブリックで扱っていたBugattiやOld Englandを製造していたタンナーさんのもので、当然ながらこの革も非常にクオリティの高いものです。 BugattiやOld Englandと異なるのは、こちらの革の方が比べると少しだけ柔らかい仕上げになっているということ。 なので、シワの入り方も大変素直でとってもキレイです。 靴になっても変なシワが入りにくそうです。 革の厚さはだいたい1.4~1.5㎜ほどで、生地の厚さとのバランスを考えても丁度よいところですね。 生地の良し悪しを判断するための参考にしていただく革の裏側ですが、これも大変キレイでキメがそろっています。 比較的若い牛の革なので、脇腹にこのような模様が残っています。 ちなみに、この革でビジネスシューズを作った場合、これだけキメが細かい革なのでポリッシュして光らせようとすれば十分に光ります。 私個人的にはあまり光らせるのが好きではないので、革の素材感を生かした仕上げにすると思いますが。 参考までに、この革でビジネスシューズを作っても良いですし、もう少しカジュアルな雰囲気の靴を作ってもOKです。 イメージとしては、キメが細かくてキレイなキップと考えていただければよいでしょう。 この革は、まさに早い者勝ちです。 詳しい仕様は以下の通りです。 〇 ご注文をお受けできるのは基本的に1名のみ(先着)。 〇 価格は1足の基本仕様が99,000円(税込み)。 〇 オプションを追加することはOKですが、別途オプション費用がかかります。 〇 デザインの制約はありませんが、シューリパブリックでお受けできるものの範囲でお選びください。 〇 初めてご注文される方は、別途ラスト費用(税込み28,600円)が必要です。 〇 通常のオーダーメイドの靴と同様に足に合わせて製作+ハンドソーンウェルテッドで製作します。 〇 こちらはご予約はOKですが1か月を超えるお取り置きの対象外とさせていただきます。 この革を使って靴を作ってみたいという方、お早めにご連絡ください。 皆さまからのご連絡をお待ちしております。 こちらの革は完売しました。 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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オックスフォードシューズ

今日ご紹介するお客様は、兵庫県にお住いのNMさんです。 じつは今回のご注文はちょっとイレギュラーで、私たちシューリパブリックで対応できない仕様であったことから、アッパーからウェルト、ボトムフィラーまでを完成させ、その先はNMさんとお付き合いのある修理屋さんにお送りして仕上げていただくという流れです。 そんなわけで、 まだソールが付いていません。 でも、一応靴の形はしていまして、履いて歩くことはできませんがその修理屋さんにお送りして修理屋さんの範疇で完成させていただけます。 今回の仕様の中で何が私たちで対応できなかったのかというと、レザーソール仕様です。 いや、以前は普通にやっていたのでやろうと思えばできないこともないのですが、最近やっていないし、NMさんとお付き合いがある修理屋さんでやっていただけるということでしたので、今回はお言葉に甘えてしまいました。 通常、靴を作っている人はラストを入れた状態でほぼ完成まで進めるのですが、修理屋さんの場合はこれがちょっと違っていて、修理をする靴って当然ながらラストが入っていませんから、多くの修理屋さんはラストが入っていない状態の方が作業がしやすいとのこと。 もちろんそうじゃない方もいらっしゃいます。 ただ、その逆で私たちのような作っているものはラストが入っていないとソールを貼ったりするのはちょっと難しいです。 いろいろありますね。 靴の仕様 デザイン:オックスフォード レザー:  型押し ソール: レザーソール仕様になる予定 ラスト: マイサイズラスト(SRC+お客様の足に合わせた調整) 製法: ハンドソーンウェルテッド製法 今回使用した革の在庫の有無: 完売   ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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オックスフォードシューズ

今日のお客様は、埼玉県にお住いのKSさん(女性のお客様)です。 ご注文いただきました靴が完成いたしましたので、納品&フィッティング確認のためにお越しいただきました。 早速履いていただきました。 今回完成したのは、シボの入ったこげ茶色の革で製作したオックスフォードです。 じつはKSさんは今回の靴が初めてのシューリパブリックで、とっても楽しみにしていらっしゃったとのこと。 履いていただいたご感想は・・・、 「しっかりと包み込まれるような感じで、どこも痛くないです。」 とおっしゃっていました。 KSさんは、足長が小さくて既製品ではなかなか合う靴がなく、靴屋さんを訪れた時に履けそうなサイズのものがあれば買ってきていたような感じで、ずっと靴には悩まされていたそうです。 そんな中、私たちシューリパブリックのお客様でもあるKSさんのご主人から一度作ってみたら?という話があって、ご注文に来てくださったのです。 まだ履き始めで詳しいご感想はうかがうことができませんでしたが、少なくとも今の時点ではとっても気に入ってくださっているようで、もう1足ご注文いただいている靴が現在製作中なのでそちらの靴の納品の時に改めてご感想をうかがってみたいと思います。 それにしても、こんな感じで女性の方がスカートに革靴を合わせるのってとってもステキですよね。 ぜひたくさんご活用ください。 KSさん、ありがとうございました。 靴の仕様 デザイン:オックスフォード レザー:  バッファロー ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRLA+お客様の足に合わせた調整) 製法: ハンドソーンウェルテッド製法 今回使用した革の在庫の有無: 完売   ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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ダイナイト

今日は用事があって浅草へ行ってきました。 浅草には、靴の材料などを販売するお店がたくさんあり、私も以前からお世話になっている材料屋さんのほか、革屋さん、靴ヒモ屋さんなど、ほぼほとんどの材料が浅草で揃います。 今日も3店舗を回って必要な材料を購入してきたのですが、前回同じものを購入したのがちょうど一年前で、その時から価格が30%以上も上がっていて、お店の方ももうここ最近材料の値上げが大変な事になっていると言っていました。 そのひとつがこちら。 ダイナイトソールの大きいサイズのもの。 通常使うサイズのダイナイトは、イギリスのハーバララバーから直接仕入れているため、今回のように1足単位で購入することはありませんでしたが、時々非常に大きいサイズのお客様がいらっしゃって、そのサイズが数年に一度くらいしか必要にならないため、このサイズのものに関しては必要になった時にこうして浅草の材料屋さんに買いに行きます。 でも、高くなっていたのはダイナイトだけではなく、もうすべての材料が信じられないくらいの価格になっていました。 確かに為替の影響を大きく受けるわけですから、こんな時には高くなるのは仕方ありませんが、それにしてもここまでになるとは全く予想していませんでした。 今回は買いませんでしたが、革なども発注するたびに高くなっています。 遠くに見えるスカイツリー。 まだ行ったことないけれど、いつか展望台に行ってボーっと世の中を見てみたいです。 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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ウィズのはなし

カテゴリー: Hidden Story:こぼれ話

ウィズ

余談ですが、まだまだこんなに暑い日が続いているというのに、急にジャケットを着たくなりました。 それも、ノーフォークジャケットという、ちょっと個性の強いヤツです。 ノーフォークジャケットとは、いわゆる普通のジャケットとは異なり、歴史的に見れば狩猟の時に着たり、スポーツの時に上に羽織ったり、スポーツを観戦する時に着るような使い方をされていたそうです。 私はそんな狩猟をするわけでもなく、ましてやジャケットを羽織るようなスポーツをするわけでもありませんが、なんとなく見た目が好きで以前から気にしていました。 似たようなジャケットとしてシューティングジャケットなどがありますが、私的にはイメージに近いモノであればどちらでも構いません。 普段からあまりカチッとした格好が好きではないけれど、かと言っていくら寒くてもダウンジャケットはあまり好きではないので、ちょっと個性のあるジャケットを着て革靴を履くような恰好で毎日を過ごしたいと思っています。 もしよかったら、ノーフォークジャケットを検索してみてください。 さて、今日は靴のウィズの話。 簡単に言えば、靴の幅のことです。 ウイズと書くのが正しいのか、ウィズと書くのが正しいのか先ほど調べてみたところ、そのふたつのちょうど中間的な発音でした。 英語で書くと、「width」となりますが、そもそも英語の単語をどうカタカナで表記しようとそれはさほど重要なことではないので、今回はウィズとすることにします。 こんな感じで靴の下となるラストがあったとして、ウィズというのは・・・、 この一番幅が広い部分のグルリ一周の数値になります。 なので、乱暴な言い方をすれば幅が広くて厚さが薄い足の方と、幅が狭くて厚さが厚い足の方と、仮に数値が同じだったとしたらウィズは同じということになります。 じつはこれは笑い事ではなくて、最近の方々の足を計測すると幅はそこそこ広いけれど厚さが薄いという方が結構多くて、それでもウィズは数値的にさほど大きくならない場合には足の側面が当たって痛くて、さらに上側に隙間ができるので大きな折れジワが当たってしまうという結果になってしまうのです。 単に足の幅が広くて厚さも厚いとか、幅が狭くて厚さが薄いということであれば靴探しはそれほど苦労しないのですが、イレギュラーな足の形の方がかなりの割合でいらっしゃいます。 じつは最近お客様からお電話で問い合わせがあったのですが、既製品で23.5センチでは外反母趾が当たって痛いけれど24.0センチにすると痛くない代わりに靴が大きすぎて支障が出るのでそうしたらよいかということで、この時は実際にその方の足を拝見できませんでしたが一般的な話として靴は横幅を広げやすいように作られていることをお伝えしまして、23.5センチの靴に幅を広げる調整をしたらどうかとご提案しました。 そうなんです、既製品の靴はたんに合う合わないで終わらせるのではなく、修理屋さんなどに持ち込んで足に合うように調整してもらうという選択肢があります。 ただ、その際にサイズが大きい靴だと取れる手段が限られてしまうので、なるべく靴はタイト目のものを選んでそこからカスタムというのが良いでしょう。 先述の幅の件も、足の厚さが薄い方はウィズが少し小さいもの(厚さは合っているのが理想)を選んで、その幅を広げてもらうことで足に合うようにカスタムしてみると履きやすい靴になると思います。 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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しあわせは食べて寝て待て

今日は水曜日なので、私たちシューリパブリックの工房はお休みです。 ここのところ、せっかくのお休みなのに何かと細かい用事があり、なかなかゆっくり休めません。 いや、大人なんだからそれが普通なのかもしれませんが、やっぱり時にはゆっくり休みたいと思うこともあります。 そう言っておきながら、いざ休みがあるとどこかに出かけたくなったりして、全然休まずに山や川に行ってしまうわけですが・・・。 さて、今日は前週注文したメガネが出来上がっているので、夏休みで暇している娘を連れて取りに行ってきました。 メガネ屋さんはショッピングモールの中にあるのですが、メガネを受け取った後はせっかくなのでモールの中をウロウロ・・・。 そして、たまたま入った本屋さんで以前から少しずつ読んでいる「ちひろさん」を発見。 買おうかよそうか迷っていると、もうひとつ面白そうなコミックが目に入ってきました。 それが、「しあわせは食べて寝て待て」です。 こんな表紙。 私は子供のころからあまりマンガを読む習慣がなくて、唯一買っていたのがドラえもんなんですけど、同年代の友人たちは毎週「ジャンプ」の発売を楽しみにしていたり、「マガジン」を買っていたりと、比較的週刊のマンガをよく読んでいる人が多かったのですが、そんな中で私は全く週刊のマンガには惹かれず、そのまま大人になったのでマンガにはあまり縁のない人生を歩んできました。 なのですが、時々気になるコミックというものがありまして、たとえば「左利きのエレン」とか、最近では「特撮ガガガ」など、何が良くて惹かれるのかはそれぞれですがなんとなく気に入ってまとめ買いをするようなこともあります。 決してマンガを読みたいのではなく、例えるならどこか知らないところに旅行に行くような感じで漫画の世界に入って、ホッとする時間を作っているのかもしれません。 そんな観点で、興味がわいたのが今日たまたま発見したこの「しあわせは食べて寝て待て」です。 私が好きなストーリーは、あまり起承転結の振れ幅が大きく無いヤツで、最近のドラマで言うとこの春にやっていた「日曜の夜ぐらいは・・・」や、少し前の「俺の話は長い」など、観る人によっては何が面白いのだ?と言われそうなストーリーではありますが、私にはちょうど良いのです。 結局、今日は「このしあわせは食べて寝て待て」を買わなかったのですが、家に帰って改めて調べてみたらなんとなくほんわかしたストーリーのようなので、改めてAmazonで買ってみました。 だったら本屋さんで買えばよかったのにと思ったところです。 良かったら、2巻以降は本屋さんで買います。 もう8月も終盤ですね。 まだ暑い日々は続いていますが、これから少しずつ秋の気配を感じらえるようになることでしょう。 秋の夜長に読書も良さそうです、コミックですが。 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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旅チャッカ

もうそろそろ夏も後半戦に入り、早い方はもう次の旅の計画を立てているなんてこともあるかもしれませんね。 今日観た天気予報によると、今年の秋は比較的気温が高めとのことですが、猛暑ではないそうなので適度に心地よい季節を感じられるかもしれません。 そんな時期にまた旅に出るというのも良いかもしれませんね。 さて、今日はタイトルの通り旅チャッカ発売のお知らせです。 というのも、だいたい今くらいの時期になるとお客様から次の旅チャッカの発売はいつですか?というお問い合わせをいただくことが多く、多くの方々に必要とされていることを実感します。 また、旅チャッカはすでに1足持っているんだけど、他のデザインはないのですか?というお問い合わせも多く、これに関しては旅行や出張の時になるべく使い勝手が良い靴ということでチャッカブーツにしているわけですが、中にはブーツよりもシューズの方が良いという方もいらっしゃるので、その時の状況に応じてできる範囲で調整しています。 そんなこともありまして、今回はデザインが2パターンになります。 1つ目は、いつもの通りのチャッカブーツ。 後ほどご案内しますが、今回の革も黒のステアになります。 そして、もうひとつは3穴のギブソンシューズ。 この2デザインです。 ちなみに、「旅チャッカ」とは私たちシューリパブリックの企画商品の名称で、インソールを取り外して交換することにより1足の靴を続けて数日履くことができるものです。 出張や旅行などの時に靴を何足も持っていく必要がなく、大変丈夫なブラックラピド製法で製作しますので、より道具的にお履きいただける靴になります。 今回は、いつものチャッカブーツのほかに、同じ仕様で3穴のギブソンシューズもバリエーションに加えました。 そして、今回使用する革はこちら。 比較的厚さがあってしっかりしている黒のステアのスムースです。 こうしてシワを入れてみると、なかなかしっかりしているのがお分かりになるかと思います。 ステアなので、カーフやキップのようなきめ細かい肌目ではなく、どちらかというと丈夫そうな感じで革らしい革というのが私の印象です。 改めまして、仕様は以下の通りになります。 デザイン: チャッカブーツ or 3穴ギブソンシューズ 革: ステアのスムース(黒)  価格: 82,500円(税込み、インソールはスペアが1組つきますので計2組) 製法: ブラックラピド 受付期間: 8月末日まで(ご希望の方は受付期間中にその旨ご連絡いただき、9月中旬頃までに打ち合わせにお越しください) 予定数: 合計で5足  *お客様の足に合わせて製作するオーダーメイドです。初めてのご注文でラストをお持ちでない方は、別途ラスト製作費用(28,600円)が必要です。 ご注文をご希望の方は、メールにてご連絡ください。 ご不明な点がございましたら、お気軽にご連絡ください。 ちなみに、次回の旅チャッカの受け付けは2024年の1月以降になる予定ですが、その時には値上げを予定しています。 旅チャッカのご注文を検討されている方は、よろしければこの機会にご注文ください。 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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