余談ですが、まだまだこんなに暑い日が続いているというのに、急にジャケットを着たくなりました。
それも、ノーフォークジャケットという、ちょっと個性の強いヤツです。
ノーフォークジャケットとは、いわゆる普通のジャケットとは異なり、歴史的に見れば狩猟の時に着たり、スポーツの時に上に羽織ったり、スポーツを観戦する時に着るような使い方をされていたそうです。
私はそんな狩猟をするわけでもなく、ましてやジャケットを羽織るようなスポーツをするわけでもありませんが、なんとなく見た目が好きで以前から気にしていました。
似たようなジャケットとしてシューティングジャケットなどがありますが、私的にはイメージに近いモノであればどちらでも構いません。
普段からあまりカチッとした格好が好きではないけれど、かと言っていくら寒くてもダウンジャケットはあまり好きではないので、ちょっと個性のあるジャケットを着て革靴を履くような恰好で毎日を過ごしたいと思っています。
もしよかったら、ノーフォークジャケットを検索してみてください。
さて、今日は靴のウィズの話。
簡単に言えば、靴の幅のことです。
ウイズと書くのが正しいのか、ウィズと書くのが正しいのか先ほど調べてみたところ、そのふたつのちょうど中間的な発音でした。
英語で書くと、「width」となりますが、そもそも英語の単語をどうカタカナで表記しようとそれはさほど重要なことではないので、今回はウィズとすることにします。
こんな感じで靴の下となるラストがあったとして、ウィズというのは・・・、
この一番幅が広い部分のグルリ一周の数値になります。
なので、乱暴な言い方をすれば幅が広くて厚さが薄い足の方と、幅が狭くて厚さが厚い足の方と、仮に数値が同じだったとしたらウィズは同じということになります。
じつはこれは笑い事ではなくて、最近の方々の足を計測すると幅はそこそこ広いけれど厚さが薄いという方が結構多くて、それでもウィズは数値的にさほど大きくならない場合には足の側面が当たって痛くて、さらに上側に隙間ができるので大きな折れジワが当たってしまうという結果になってしまうのです。
単に足の幅が広くて厚さも厚いとか、幅が狭くて厚さが薄いということであれば靴探しはそれほど苦労しないのですが、イレギュラーな足の形の方がかなりの割合でいらっしゃいます。
じつは最近お客様からお電話で問い合わせがあったのですが、既製品で23.5センチでは外反母趾が当たって痛いけれど24.0センチにすると痛くない代わりに靴が大きすぎて支障が出るのでそうしたらよいかということで、この時は実際にその方の足を拝見できませんでしたが一般的な話として靴は横幅を広げやすいように作られていることをお伝えしまして、23.5センチの靴に幅を広げる調整をしたらどうかとご提案しました。
そうなんです、既製品の靴はたんに合う合わないで終わらせるのではなく、修理屋さんなどに持ち込んで足に合うように調整してもらうという選択肢があります。
ただ、その際にサイズが大きい靴だと取れる手段が限られてしまうので、なるべく靴はタイト目のものを選んでそこからカスタムというのが良いでしょう。
先述の幅の件も、足の厚さが薄い方はウィズが少し小さいもの(厚さは合っているのが理想)を選んで、その幅を広げてもらうことで足に合うようにカスタムしてみると履きやすい靴になると思います。
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