エッヂトリートメントとは、革の端の処理のことを言います。
ギザギザにカットするヤツとか、場合によっては親子穴のことも含めますが、今日は先日ご紹介したスウェード(商品名はLondonといいます)におけるトップライン(履き口)の処理の話です。
通常、私たちシューリパブリックでは、靴の履き口はビーディング(折り込み)という処理をしています。
こんな感じ。
これは、革の端を漉き機で薄く漉いてから、接着剤をつけて折り込んで叩いています。
キレイに見えるかもしれませんが、折り込む作業は手作業でやっています。
通常の仕様ではこんな感じにしているのですが、先日ご紹介したスウェードは裏側にレジン加工が施してあり・・・、
このレジン加工が革をパリッとさせていることもあって、この部分を漉いたりしたくないのです。
似たようなケースでチャールズFステッドのスーパーバックもこんな感じでした。
そんなわけで、Londonを使って製作する靴のトップラインに関しては、スーパーバックと同様に切りっぱなしで製作させていただきます。
革の断面はこんな感じで、切りっぱなしでも全く違和感はありませんし、この方が強度があって仕上がりが良いと思います。
ちなみに、Londonの人気色であるDark Blueがこちら。
実物はもっとキレイですよ。
ぜひ実物を見にいらしてください。
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