今日いらっしゃったお客様のKさんと、ギブソンブーツはかっこうイイですよねという話で盛り上がりました。
というか、正しく言うなら、私が書いたギブソンブーツに関するブログの記事の熱量が高く、それをご覧になったKさんも格好良いと思ったということでした。
特に、シュリンクの革を使って製作したギブソンブーツは、ギブソンブーツの良さを特に引き立てていて、機能的にも非常に優れています。
こちらが工房に展示してあるギブソンブーツで、Vacchetta 800というシュリンクの革を使っています。
シュリンクの革を使った場合、スムースの革に比べてシワの入り方が自然で無理がないため、履いていても早いうちから比較的違和感なく履くことができます。
シュリンクの革自体はだいたいスムースよりも少し厚くて、スムースと比べてもしっかりとしているのに、革そのものがしなやかなので履いていてとっても快適なのです。
また、つま先とカカト周りはラスティングで革を引っ張るためにシュリンクの革であってもシボが薄くなり、つま先から少しずつシュリンクのシボが濃くなっていくというグラデーションを味わうことができます。
この辺りは、シュリンクの革らしさがよく出ています。
つまり、甲周りをしっかりと優しく包み込んでくれる構造で長時間履いていても疲れにくく、とっても快適に過ごすことができるというギブソンブーツの特徴と、優しい履き心地なのにしっかりとしているというシュリンクの特徴が合わさって、最強ともいえるブーツが出来上がるのです。
ちなみに、このシュリンクの革の特徴は、一部の型押しの革にも似た特徴を持つものがありますので、履き心地を追求すると場合の選択肢はかなり広がります。
このシュリンク×GB(ギブソンブーツ)という組み合わせは、機能的に見ても非常に優れていると言えるでしょう。
シュリンク×GBは、とってもおススメです。
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