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シューツリー

余談ですが、皆さんは北海道に行かれたことはありますか? 私は青森から北海道を見たことはありますが、実際にはまだ行ったことがなくて、ぜひ一度行ってみたいと思っています。 最近はYouTubeにおいて北海道を旅する動画も多くなり、気軽に北海道旅行気分を味わえて簡単に自分も旅行をしている気分になれますが、でもやっぱり一度は行ってみたいものです。 せっかくこんなに自由な国にいるのだから、行きたいと思ったら行けばよいんですよね。 北海道に行ったら、ぜひ立ち寄ってみたい町があります。 それは室蘭です。 時々クルマで出かけるとサービスエリアなどで室蘭ナンバーのトラックを見かけることがありまして、その「室蘭」という字面がなんとも異国情緒のようなものを感じるわけで、おそらく室蘭とその隣の町とで大きな違いなんてないのでしょうけれど、単なる勝手なイメージに過ぎませんが異国情緒を感じる室蘭に行ってみたいのです。 まだしばらくは北海道に行ける予定が立たないので、当面はセイコーマートで北海道を堪能したいと思います。 ちょうど面白そうな動画を発見しましたので、リンクを貼っておきます。 私が住む加須市内にもセイコーマートがありますので、今度また行ってきます。 富山にも行きたいし、滋賀にもまた行きたいし、京都の日本海側にも行きたいし、また行きたいところが増えてしまいました。 まぁ、楽しみがあるのは良いことですよね。 さて、今日はシューツリーの話です。 シューツリーに関しては、これまでにも何度か書いていますが、何度も何度も繰り返し書いてやっと少しずつ伝わってきているようなので、今回もまたお伝えしたいと思います。 そもそもシューツリーの目的とは何かというと、履いてつま先が反ってきてしまった靴をまっすぐに戻すことです。 この役を果たせていれば、シューツリーはOKと思っています。 では、なぜつま先が反っている靴が良くないのかといいますと、つま先が反っている靴のアッパーには深いシワが入ってしまうことが多く、そのシワが原因でアッパーに亀裂が入ってしまう恐れがあること、 そしてつま先が反っていると、少なからず歩きにくいこと。 さらには、見た目においても手入れをしていないように見えてしまってあまり良くないことなどが挙げられます。 そうならないために、靴にシューツリーを入れるのですが、ここでひとつ問題が発生します。 特にオーダーメイドの靴など、足に合わせっ作られた靴の場合、足よりも厚みが厚いシューツリーを入れることで靴を変形させてしまう恐れがあるのです。 実際に私の靴で試してみました。 こちらは、私が以前にどこかで購入したシューツリーです。 確か3,000円前後だったと思います。 このシューツリーは、決して高くないのになかなか良くできていて、横から見るとこんなに薄く作られています。 そして、こちらが今回実験に使われるギブソンブーツ。 この辺りをよくご覧ください(まだシューツリーを入れていない状態です)。 これにシューツリーを入れると・・・、 ちょっと見にくいかもしれませんが、実際に見るとかなり膨れています。 確かにこれならシワが切れて靴がまっすぐにのびそうな感じですが、靴を上下方向に広げてしまって余計な隙間を作ってしまいそうです。 これがオーダーメイドの靴だったなら、せっかく足に合わせて快適に歩けるように指の上側をギリギリに設計して作ったのに、極端な言い方をするなら靴を悪い状態に壊してしまうことになります。 おそらく多くの方が思っているよりも靴の内部の高さは薄くて、実際に足に合わせて作った7ラストをご覧いただくと皆さん大変驚かれます。 全ての方に完璧なシューツリーを使ってほしいという気持ちがありますが、実際にそれはちょっと難しい話であることはよくわかっています。 であるなら、皆さんが本来はシューツリーはどうあるべきなのかを理解していただいて、合わないシューツリーを入れると靴がゆるくなって履きにくくなることを知っておいていただきたいと思っています。 靴は思っているよりもとてもシビアで、数ミリの違いで印象は大きく異なります。 せっかく良かれと思って使っているシューツリーが靴を悪くしてしまうなんてもったいない話なので、ぜひ皆さん知識として理想的なシューツリーのことを知っておいてください。 理想的なシューツリーは、靴にセットしても甲の部分を殆ど押し上げないような大きさ(形状)のものです。 ★★★お知らせ★★★ ★旅チャッカ2023モデルのご注文を受け付けております。詳しくは、こちらをご覧ください。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

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