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ギブソンブーツ

基本的にサンプルの靴の製作は仕事に合間に進めているので、やるぞと思ってはじめてもしばらく放置されたりします。 そんなこんなで、やっと完成しました。 黒の型押しの革を使って製作したギブソンブーツです。 型押しの革でも、この型押しは比較的シュリンクの雰囲気に近いかもしれませんね。 遠目に見たら違いがよく分からないかも? それにしても、毎回言っていますがギブソンブーツはとても格好良いと思います。 カカト側のラインもしっかりとS字を描いています。 今回の仕様では、Lストームのウェルトにしてみました。 どちらかと言えばカジュアルテイストを強めに出していまして、 こんな感じでソールを厚くするセミダブルソール仕様になっています。 つま先の形を決めるラストは#SREというやや丸めのラストを使っています。 これもカジュアルテイスト強めということで統一しています。 私たちシューリパブリックで製作するブーツは、このギブソンブーツのほかにチャッカブーツやモンキーブーツがありますが、しっかりと履いてしっかりと歩くということであればこのギブソンブーツが適していると思います。 これからの季節には、足首をしっかりと守ってくれるので良いかもしれませんね。 寒い時は、首と名の付く部分はしっかりと温めろと言いますから。 また、真夏でも靴の中は蒸れにくい構造になっていますので、とっても快適です。 真夏だけではなく、冬の間でも暖房で靴の中は蒸れやすいということを聞きますので、そういうことを考えても良いかもしれませんね。 格好良くて、機能的で、愛着を持って付き合えそうなギブソンブーツです。 ちなみに、この革はこの黒のほかにネイビーとグリーンがあります。 ★★★お知らせ★★★ ★只今受付中の「幸運のラストワンプラン」は、こちらをご確認ください。 ★最後のデュプイの革を使った企画「頑張った自分にご褒美企画2022」の受け付けをしています。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

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gibsonboots

もう、いつ始めたのか全然覚えていないくらいなのですが、少しずつ仕事の合間に製作を進めているギブソンブーツが、ウェルティング、ボトムフィラー、そしてだし縫いまで終わりました。 この後はヒールを取り付けるのですが、ヒールに関しては昨日のブログでお伝えした通りレザーボードの積み上げを使い、いつも通りのダイナイトのトップピ-スを使います。 カカトの高さはこれくらい? いやいや、もっと低い設定です。 このままの高さでヒールを取り付けると、結構前下がりの状態になってしまうので、もうあと1.5~2㎜くらいカカト側が下がるような設定にします。 それにしても、ギブソンブーツは本当に格好良いですよね。 単に見た目が格好世だけではなく、足をしっかりとホールドしてとっても快適に歩けるという機能面も優れていて、申し分のないブーツです。 履く人から見た時は、こんな感じなのでしょう。 型押しの革を使っていてカジュアル感が強いので、つま先の形はややおとなしい感じのラストを選んでいます。 完成は近し。 ★★★お知らせ★★★ ★只今受付中の「幸運のラストワンプラン」は、こちらをご確認ください。 ★最後のデュプイの革を使った企画「頑張った自分にご褒美企画2022」の受け付けをしています。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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ギブソンブーツ

余談ですが、今日は夕方から用事があってちょっと外出していました。 今、台風14号がかなりの勢力で北上してきていて、私も移動中にひどい雨に降られました。 まぁ私はクルマだったので全く問題はありませんでしたが、徒歩で移動中にひどい雨に降られてしまうと足元からビッチョビチョになってしまうこともあります。 そんなときには、とりあえず帰宅したときに靴をしっかりと拭いてあげて、もし中まで濡れているようでしたらしっかりと乾燥するまで靴を休ませてあげることをお勧めします。 また、明るい色の革の場合、濡れると色が変わってしまうこともありますが、そんなときには一般的には濡らしてよく絞った布で全体を拭いて、全部濡らすことでまだらなシミを消すという方法をとることが多いです。 革によってイレギュラーなケースもありますので、心配な方は修理屋さんなどに行ってメンテナンスグッズを購入するついでにスタッフの方に詳しく教えてもらうと良いでしょう。 さて、今日は久しぶりにサンプル靴を製作しているので、その靴をご紹介したいと思います。 今製作しているのは、こちら。 黒のギブソンブーツです。 それも、型押しの革を使っています。 最近はチャッカブーツをお勧めすることが多く、比べると脱ぎ履きがちょっとだけ面倒なギブソンブーツは控えめになっていることが多かったのですが、 やっぱり改めて履きやすさ、歩きやすさで考えると、カチッと心地よく足を包み込んでくれるのはギブソンブーツなので、私が履けるサイズのサンプル靴を作ってどんどん履いてPRすることにしました。 ちなみに、この靴の仕様はこの後Lストームウェルトをつけまして、ソール周りにややボリューム持たせた仕様にする予定です。 ファッション的なところでは、最近は男性用でも太めのパンツも流行っていて、そんなパンツに合わせていただくのも格好良さそうだと思っています。 また機会がありましたら作業の続きをお知らせいたしますが、何よりもギブソンブーツが履きやすくて格好良いということを知っていただきたいので、この靴が完成したらどんどん出張などに履いて行って皆さんにご覧いただきたいと思います。 ぜひ、お楽しみにしていてください。 ★★★お知らせ★★★ ★只今「旅ブーツ・サイドゴア」のご注文を受け付けております。詳細は、9月15日の記事をご覧ください。 ★幸運のラストワンプランは、只今CONCERIA DEL CHIENTI社のSAFARIを使ったご注文を受け付け中です。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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モンキーブーツ

余談ですが、新型コロナウィルスのこともあってなかなか外出が難しい昨今において、どうしても気になるのが運動不足です。 コロナのことがなかったら、どこかの街に行って散歩をしたり、自転車に乗って遠い町に行ったり、旅行だって大腕を振っていけるのに。 時々ストレッチをして身体が鈍らないようにはしているものの、やっぱり以前に比べれば運動不足なのでしょう。 なので、ちょっと目についたものがあったので買ってみました。 それがこちらです。 ケトルベルと言うそうです。 要は、ダンベルのようなもので、これは両手で持って振り回して使うそうです。 私はまだ初心者なので、重さは軽めの20ポンド(9キロちょっと)にしました。 YouTube先生に教えてもらってちょっとやってみましたが、ほんの30回くらい振り回すだけでなかなか良い運動になります。 3日坊主にならないように、少しずつ続けていきたいと思います。 さて、少し前から制作に取り掛かっていたサンプルのモンキーブーツが、あと少しで完成というところまで来ました。 青いアッパーに生地色のウェルトという組み合わせです。 最近は、そもそもが会社に行く機会が減っているのもあるのですが、今後コロナが落ち着いてもっと多くの方々が会社に行くようになったとしても、以前ほどスーツを着るということはなくなること、もしくはスーツを着ることもあるけれど、もっとカジュアルな服でもOKということになると言われている中で、 固すぎず崩しすぎずというところで、青い革や生地色のウェルトというのを提案したいと思ってのサンプルです。 黒い革に生地色のウェルトでもよいですし、青い革に黒いウェルトでも良いと思いますが、これまでよりももうちょっとカジュアルな雰囲気の革靴を履いていただきたいというご提案です。 サンプルの靴が完成して、企画の詳細がまとまったら、また改めてご案内させていただきます。 それから、昨日ご案内した「旅ブーツ・サイドゴア」の企画は、早速数名のお客様からご予約希望の連絡をいただきまして、予定足数は残り僅かになっております。 検討されているお客様は、お早めにご連絡ください。 ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ 1 】 シューリパブリックでは、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 詳細は、こちらをご参照ください。 【お知らせ 2 】 シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 私たちは、埼玉県の基準に則った感染対策をして、お客様のお越しをお待ちしております。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

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製作の途中から何度か登場している女性用サンプル靴のオックスフォードですが、やっと完成しました。 ちゃんと仕上げをして靴ヒモを通すと、引き締まった感じがしますね。 今回この靴で使用したラストは、私たちシューリパブリックでは女性用としてご用意させていただいているSRLAというラストです。 男性用の靴に比べてノーズが短く、カカトも小さめになっています。 ノーズが短めの靴は、全体的に小さくかわいく見えますので、女性の方に合うのではないかと思っておりますが、 もちろん、これ以外のラストをご希望でしたらご希望のラストを使って靴を製作させていただきます。 私は、あくまでも個人的な好みの話になりますが、プレーンのオックスフォードがなかなか上品で洗練されているように思います。 ストレートキャップ付きのど定番のオックスフォードもあれはあれでまとまっていて良いと思いますが、 女性の方が履くのなら、こんなプレーンのオックスフォードも良いのではないかと思っています。 女性用ということで、カカトをシングルにするかダブルにするか結構迷いましたが、カジュアルなスタイルにも会わせていただけるサンプルとして、今回はダブルにしました。 こちらのオックスフォードは、私たちシューリパブリックの工房に展示してありますので、お越しいただいた時にご覧になってみてください。 毎回お客様に・・・、 「写真よりも実物のほうが格好良い。」 と言われているので、今回もその可能性が濃厚です。 それはそれで嬉しいんですけど・・・。 ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ 1 】 企画商品の「旅チャッカ」の受付が始まりました。 ※写真はあくまでもイメージです。 この企画は、出張や旅行などで出かけられる際に、通常でしたらスペアの靴を持って行かなくてはいけないところを、インソールを交換することでこの1足で乗り切れるという仕様の靴です。 出張や旅行など、泊りでお出かけの多い方にお勧めの靴です。 製法は、ブラックラピド製法にて製作いたします。 革は、こちらで指定した黒の革のみです。 価格は、ラストは別で 81,400円(本体価格74,000円+税)です。 より道具のように履いていただける靴です。 ぜひ、ご検討ください。 ご注文期間及び数量限定です。 期間は2月末日まで、受注予定数は2月9日現在であと3足です。 詳細は、12月17日のブログをご参照ください。 また、YouTubeの紹介動画もご活用ください。 【お知らせ 2 】 2月から、お客様が履きこんで格好良く成長したシューリパブリックの靴をインスタにアップしていただけるようにハッシュタグを作ってみました。 履きこんだ靴を見てみたいというご要望が多く、ぜひシューリパブリックの靴・ブーツを履いていらっしゃるお客様にご協力をお願いいたします。 詳細は、2020年1月31日のブログをご覧ください。 インスタをやっていないというお客様におかれましては、私たちシューリパブリックへメールに添付して写真をお送りいただければ、私が代わりにアップさせていただきます。 ハッシュタグは #shoerepublicjpn です。 ぜひ皆さまの元に嫁いだシューリパブリックを見せてください。 【お知らせ 3 】 新型コロナウィルス感染症拡大の影響で、工房にいらっしゃるのが難しいけれど靴のオーダーをご希望されるお客様へお知らせです。 ここ数年の間にご注文いただいた方、もしくは前回のご注文がそれ以前の方でも何足かご注文いただいているお客様は、 前回のデータを確認して問題なさそうであれば、そのままそのデータを元にオーダーをお受けすることが可能です。 靴の仕様に関しては、メールなどで打ち合わせをし、革に関してはご希望をうかがったうえでこちらからサンプルをお送りしてお選びいただく予定です。 こんな時だからこそ、足に合った快適な靴を履いて毎日を大切に過ごしたいという皆さま、ぜひご検討ください。 詳細は、4月18日のお知らせをご覧ください。ご不明な点がございましたら、お気軽にご連絡ください。 オーダーではなく、ちょっと話を聞いてみたいとかちょっと相談してみたいという場合には、リモート見学という方法もございます。 まずはメールやお電話でお問い合わせください。 【お知らせ 4 】 シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

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私たちシューリパブリックの工房には、サンプルの靴がいくつか並べてあるのですが、気が付けば女性もののサンプルがありません。 女性のお客様も結構多いのに、どんな靴ができるのかを説明するためのサンプルがないというのは、ちょっと問題です。 そんなわけで、今回は女性用の靴のサンプルを作ることにしました。 デザインや仕様を決め、製作スタートです。 今回は、このラストを使います。 シューリパブリックで女性用として使っているSRLAというラスト。 サイズは、5 1/2です。 次の工程のパターンを作るために、このラストにテープを巻いて、センターで二つに割ったのがこちら。 テープ型と呼ぶ人もいます。 私は、パターンを作る際に右足を使っています。 上側の半分がラストの内側で、下側の半分がラストの外側です。 テープをはがした状態のものは、ラストと同じく立体なので、それを上手にクセをとって平面にします。 これらを使って、各パターンの元となるスタンダードフォームを作るのですが、 靴は立体なのにパターンは平面なので、そのあたりの変換の良し悪しも靴の出来の良し悪しに影響を及ぼします。    こちらがスタンダードフォームです。 今回は、プレーンのオックスフォードを作ることにしました。 何となく、靴の雰囲気が感じられるようになりました。 テープ型からスタンダードフォームに至るまでは、けっこう大変な作業があると思いきや、これはそれほど大変ではありません。 決められた法則や数値に従って線を引いて行けば、こんな感じに仕上がります。 そして、パターンが出来上がりました。 黄色の紙が表側のパターンで、サーモンピンクの紙がライニングのパターンです。 オックスフォードの場合に限らず、イギリス靴のパターンはほぼ表のパターンとライニングのパターンが似ているけれど微妙に異なります。 それは、足に硬い部分が当たらないように表のライニングのハギの位置を6ミリくらいずらすとか、 トリミングのしろであったり、芯が入る部分のことを考えた調整であったりと言ったところです。 ハンドソーンウェルテッドの靴の場合、作業時間的に見るとここまででまだ全体の5分の1とか6分の1程度です。 まだまだ先は長いです。 続きは、また後日お伝えいたします。 ★★★お知らせ★★★ 【お知らせ 1 】 ★★★今年も under-29企画受付中、12月27日(日)まで受付します★★★ 只今、数量&期間限定の企画商品として、Under-29と称しまして大変お買い得なチャッカブーツのご注文を受け付けています。 仕様や革、デザインはお選びいただくことができません(ラストは選択可)が、靴とラストのセットで110,000円(税込み)というお求めやすい価格で販売しています。 製法は、いつものオーダーメイド靴と同じハンドソーンウェルテッド、デザインはチャッカブーツ限定です。 シューリパブリックのハンドソーンウェルテッドのオーダーメイド靴のエントリーモデルとして、最適な商品です。 詳しくは、11月3日の記事をご覧ください。 ご注文は、12月27日(日)までとさせていただきます。 ぜひ、この機会にお試しください。 【お知らせ 2 】 企画商品の「旅チャッカ」の受付が始まりました。 ※写真はあくまでもイメージです。 この企画は、出張や旅行などで出かけられる際に、通常でしたらスペアの靴を持って行かなくてはいけないところを、インソールを交換することでこの1足で乗り切れるという仕様の靴です。 出張や旅行など、泊りでお出かけの多い方にお勧めの靴です。 製法は、ブラックラピド製法にて製作いたします。 革は、こちらで指定した黒の革のみです。 価格は、ラストは別で 74,000円(税別)です。 より道具のように履いていただける靴です。 ぜひ、ご検討ください。 ご注文期間及び数量限定です。 期間は2月末日まで、受注予定数はあと6足です。 詳細は、12月17日のブログをご参照ください。 【お知らせ 3 】 2月から、お客様が履きこんで格好良く成長したシューリパブリックの靴をインスタにアップしていただけるようにハッシュタグを作ってみました。 履きこんだ靴を見てみたいというご要望が多く、ぜひシューリパブリックの靴・ブーツを履いていらっしゃるお客様にご協力をお願いいたします。 詳細は、1月31日のブログをご覧ください。 インスタをやっていないというお客様におかれましては、私たちシューリパブリックへメールに添付して写真をお送りいただければ、私が代わりにアップさせていただきます。 ハッシュタグは #shoerepublicjpn です。 ぜひ皆さまの元に嫁いだシューリパブリックを見せてください。 【お知らせ 4 】 新型コロナウィルス感染症拡大の影響で、工房にいらっしゃるのが難しいけれど靴のオーダーをご希望されるお客様へお知らせです。 ここ数年の間にご注文いただいた方、もしくは前回のご注文がそれ以前の方でも何足かご注文いただいているお客様は、 前回のデータを確認して問題なさそうであれば、そのままそのデータを元にオーダーをお受けすることが可能です。 靴の仕様に関しては、メールなどで打ち合わせをし、革に関してはご希望をうかがったうえでこちらからサンプルをお送りしてお選びいただく予定です。 こんな時だからこそ、足に合った快適な靴を履いて毎日を大切に過ごしたいという皆さま、ぜひご検討ください。 詳細は、4月18日のお知らせをご覧ください。ご不明な点がございましたら、お気軽にご連絡ください。 オーダーではなく、ちょっと話を聞いてみたいとかちょっと相談してみたいという場合には、リモート見学という方法もございます。 まずはメールやお電話でお問い合わせください。 【お知らせ 5 】 シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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チャッカブーツ

まず、ひとつお知らせです。 私どもの駐車場ですが、数日前から12月半ばまで工事のため一時的に違う場所を使っております。 お車でお越しのお客様は、大変お手数ですが一度工房の方にお声がけください。 ご案内させていただきます。 よろしくお願いいたします。   さて、先日完成したサンプルのチャッカブーツですが、 こんな感じに仕上がっています。 これまでのチャッカブーツのサンプルは、ラストに関しては#SRCや#SREなどを使うことが多かったのですが、今回は#MRTを使ってみました。 #MRTは、私たちシューリパブリックのラストの中では最も丸い、つまりポッテリしたラストで、主にモンキーブーツなどのカジュアルシューズに使うことが多いラストです。 ですが、一部のお客様が積極的にギブソンシューズやギリーシューズなどを作られて、それが思っていた以上に格好よかったため、 今回私も#MRTを使ってみたというわけです。 #MRTは、つま先以外はほとんどほかのラストと変わりませんが、 つま先は靴の雰囲気に大きな影響を及ぼします。 靴は、こちら側から見たものとあちら側から見たものでは、若干雰囲気が異なりますが、 #MRTのチャッカブーツはこんな感じでなかなかいい感じにまとまっているように思います。 カジュアルテイストでまとめていまして、革はオイルをやや多めに含んでいるTempesti社のELBAMATTのネイビー色、 それにLストームのウェルトを使い、さらにセミダブルソールというちょっとだけ厚いソールになっています。 こんな感じなので、ジーパンに合わせるのもOKだと思いますし、 ちょっとくらいならキレイ目の雰囲気の服にも合わせられるでしょう。 近々試し履きをしたいと思います。 その報告は、また後日に。   ★★★お知らせ★★★ 【 お知らせ1 】 シューリパブリック15周年記念モデル第1弾及び第2弾ともに引き続きオーダー受付中です。詳しくはこちらをご参照ください。       【 お知らせ2 】 12月15日(土)と16日(日)に長野市のIVY PRODUCTSさんで恒例のイベントを開催いたします。 詳細が決まり次第、また改めてご案内させていただきます。   【 お知らせ3 】 2019年1月のご注文分より、靴の価格を改定させていただきます。 靴本体の価格が、103,680円(税込)となります。 【 お知らせ4 】 イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。     シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 スケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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ウェルティング

今日お越しいただいたお客様のKさんが、とってもステキでぜひこれは皆さんに見ていただきたいと思いまして、 お願いして写真を撮らせていただきました。 このスカートは会津木綿のものだそうで、はでしまという柄なのかな? そのようなことをおっしゃっていました。 チャッカブーツはこのようなスカートとの相性が非常に良いですね。 Kさんは、ほかにも会津木綿のスカートを持っていらっしゃって、その柄に合わせてチャッカブーツを組み合わせていらっしゃるそうです。 ちなみに、今日は4足目のチャッカブーツをご注文されました。 フレアのスカート+チャッカブーツは、鉄板なのだそうです。   さて、今日はしばらく放置していたサンプルのチャッカブーツの製作を進めました。 今年の3月に、長野のIVY PRODUCTSさんでパフォーマンスでラスティングをしたチャッカブーツです。 なかなか時間がなくて(という言い訳で)ほったらかしになっていましたが、 このままだとチャッカブーツがかわいそうなので、エイヤって気合を入れて作業を進めました。 ラスティングが終わっていたので、ウェルティングの糸を作るところからです。 ウェルティングの糸は、9本撚りの麻糸を5メートルくらいに切り、松脂ワックスを塗り、布でしごいて熱で糸内部に松脂を染み込ませて締め、表面にビーズワックスを塗るという3つの工程で作られますが、 さらに糸の先に針を加工して取り付けるので、まだもう少し手間がかかります。 この糸を作る作業は、地味ながらとても重要な作業になります。 松脂ワックスをするのはまだいいとして、布でしごいて糸内部に松脂を染み込ませるのがなかなか大変な作業なのです。 写真のように糸をロコかしっかりしているところに結びつけ、片方を左手で持ってピンと張ってそれを布でしごきます。 簡単に溶けて染み込むような松脂では簡単にとれてしまいますので、そこそこ硬めにしておくのですが、これがなかなか染み込まないのです。 表面がイイ感じに溶けていても、そう簡単には内部まで溶け込んでいくれません。 何重にも折って縫った布でしごいているのに、手が火傷をするくらいまでしごきます。   そのあと、ブリストルという針を糸先に付けてウェルティングです。 ウェルティングとは、ウェルトを手作業で縫い付ける工程のことで、この作業をおこなう製法がハンドソーンウェルテッドという製法と言われます。 オウル(すくい針)で下穴をあけ、 その穴にブリストルをこっち側と・・・、 あっち側から通して、 その糸をギューっと締めてひと針が完了。 片足で何針縫うか数えたことがないのでわかりませんが、数えたくないくらいの針数です。 ちなみに、このハンドソーンのウェルティングは、ウェルトをどの位置に置くか、針をどの角度で入れてどの角度で出すかによって靴の出来が変わってきます。 ゲージなんてありませんので、気を抜いているとウェルトが曲がって行ってしまったり、歪んでしまったりすることもあるかもしれません。 永くやっていればそんなに変な失敗はありませんが、それでも靴のクオリティに直結する作業なだけに丁寧に慎重にこなす必要があります。 そうしてウェルトが縫いあがって、シャンクをセットしてコルクを入れて、ソールを仮留めしたのがコチラです。 このあとだし縫いでウェルトとソールを縫って、だいぶ靴らしくなりそうです。   ★★★お知らせ★★★ 【 お知らせ1 】 シューリパブリック15周年記念モデル第1弾及び第2弾ともに引き続きオーダー受付中です。詳しくはこちらをご参照ください。       【 お知らせ2 】 12月15日(土)と16日(日)に長野市のIVY PRODUCTSさんで恒例のイベントを開催いたします。 詳細が決まり次第、また改めてご案内させていただきます。   【 お知らせ3 】 2019年1月のご注文分より、靴の価格を改定させていただきます。 靴本体の価格が、103,680円(税込)となります。 【 お知らせ4 】 イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。     シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。 スケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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チャッカブーツ

だし縫いが終わったところです。 だし縫いとは、ウェルトとソールを縫う工程のことです。 なぜこの工程のみ外注さんにお願いするのかということに関しては、先日ざっと書きましたが、なぜこの工程においては機械を使うのかと言いますと、 私が思うにだし縫いは手縫いでも機械縫いでも道具としての完成度は変わらない、もしくは機械縫いの方がしっかりと締めることができますし、ピッチもそろっていて丈夫かもしれません。 仮に出来上がりが同じなのであれば、作業時間の圧倒的に短い機械縫い(片足につき1分ほど)の方が、片足1時間くらいかかる手縫いよりも合理的であるという考えなのです。 シューリパブリックの靴は、道具としての価値を追求しているので、装飾や付加価値の優先順位はうしろの方になります。   だし縫いが終わったら、ヒールを取り付けます。 今回は、リッヂウェイソール仕様ですのでヒールもリッヂウェイです。 ヒールの大きさは、取り付けた後にトリミングで削ることを考えてちょっとだけ大きめです。 シューリパブリックでは、積み上げの素材はドイツ製のレザーボードを使います。 革の方が高級だとか見栄えが良いとか、まぁ見た目を考えると良いのかもしれませんが、履き心地、特に接地した時の感覚はレザーボードの方が優れていると思います。 このレザーボード、なかなか作業性が良くないのですが、ここは履き心地を追求した上でのこだわりとして使っています。   ヒールを取り付け、トリミングをし、コバを整えてコバにインクを塗ります。 また、ヒールをしっかりと固定するために、靴の内側からマシンネイルというストッパーのついた23ミリのクギを10本ほど打ちます。 そして、アッパーの仕上げをし、靴ひもを通して完成です。   仕上がった雰囲気は、なかなかの仕上がりでした。 今年は、何となくですがチャッカブーツの気分なので、チャッカブーツ押しです。 チャッカブーツは、ブーツですからしっかりとしたホールドを得ることができますし、脱ぎ履きは非常に楽ですし、それに何と言っても見た目の雰囲気が軽快であるところが素晴らしいのです。 今回製作したチャッカブーツは、Lストームのウェルト、セミダブル仕様+リッヂウェイソール仕様という、なかなかカジュアルテイストなものでした。 使用した革も、なかなか面白味のある革です。 このように、同じチャッカブーツでも、その仕様によって全く違った雰囲気の靴になります。   お仕事用にチャッカブーツやギブソンブーツなどををお持ちの方も、お休みの日用のチャッカブーツを1足用意していただくと、これがなかなか使い勝手が良いのではないかと思います。   ★★★お知らせ★★★ #SRF×オックスフォードは、オーダー受付中です(16足限定、残りわずか)。詳細はこちら。 シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダー靴をお作りしています。 今週末のスケジュールはこちら。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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チャッカブーツ

昨日に引き続き、サンプルのチャッカブーツの製作状況をお知らせします。 昨日は、ラスティングまで進みまして、何となく靴らしい形が出来上がりました。 次の工程は、ウェルティングです。 ウェルティングとは、ラスティングが終わった靴(ウワ物)にウェルトを縫いつける作業のことです。 それを手作業でおこなうから、ハンドソーンウェルテッドということです。 ちなみに、ハンドソーンウェルテッドやグッドイヤーウェルテッドの靴は、普及品であるセメンテッドの靴と比べてどんなメリットがあるのかというと、 セメンテッドの靴は、ウワ物とソールを直接接着して閑静なのに対し、 ウェルテッドの靴は、ウワ物にウェルトを縫いつけ、そのウェルトにソールを縫いつけるという構造になているため、縫うことで発生する目には見えないきわめてわずかな緩みが履き心地にプラスの影響を及ぼしていると思います。 それに、構造の関係で内部にコルクを敷き詰めていることも硬すぎず柔らかすぎずという履き心地につながっていると思われます。 コルクの件は、のちほど。   ウェルティングは、麻糸の加工から始まります。 ハンドソーンウェルテッドに使う糸は、買ってきた9本よりの麻糸に松脂ベースのワックスを塗り、布でしごいて糸の内部に溶かし込み、仕上げとして表面にビーズワックス(蜜蝋)を塗ります。 さらに、糸の先にはブリストルと呼ばれる針をくくりつけます。 そして、2本針であっちとこっちから締めながら縫っていきます。 この繰り返しで、1周ウェルトを縫います。 今回は、ストーム付きのウェルトを使いました。   平ウェルトはややおとなしく正統派の雰囲気に、Lストームのウェルトはカジュアルな雰囲気に仕上がります。 今回のチャッカブーツは、どう見てもカジュアルな雰囲気ですから、その雰囲気に合わせてLストームです。 ウェルティングが終わったところでは、こんな状態になっています。   その後、シャンクを接着し、補強やコルクのボトムフィラーをセットして、ソールを貼ります。 ウェルテッドの靴の場合、ソールは少し大きめのモノを貼り付けて、余分な部分をトリミングしてコバをキレイに仕上げます。 靴を作る工程では、そんな感じでちょっと大きめのモノを貼り付けてトリミングというケースがとても多いです(そのぶんゴミが出ます)。 個体差が結構生じるので、ピタリというのが結構難しく、ソールを貼り付ける場合においてはちょっとでもソールが小さいようなことがあれば靴として不良品になってしまいますから、大きめのモノを貼り、トリミングをして、ゴミが出るというのは仕方ないことなのです。 このあとは、だし縫いに進みます。   ★★★お知らせ★★★ #SRF×オックスフォードは、オーダー受付中です(16足限定)。詳細はこちら。 シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダー靴をお作りしています。 今週末のスケジュールはこちら。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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