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サンプル靴たち

最近頻繁にお伝えしておりますが、 私たちシューリパブリックは今年の7月25日(木)から8月2日(金)まで夏季休暇とさせていただきます。 それに伴い、本来であれば定休日の7月24日(水)を営業日とさせていただきます。 あわせまして、夏季休暇中の7月29日(月)と翌30日(火)はシューリパブリックのウェブサイトのリニューアルの為、サイトをご覧いただくことができません。 休暇中なので特にお知らせはないと思いますが、この2日間はブログもご覧いただけなくなってしまうのでちょっと残念です。 メールとインスタは普通に稼働しますので、ご連絡はメールでお願いいたします。 ご不便をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。 また、夏季休暇期間中は今年はブログもお休みさせていただく予定です。 ご了承ください。 さて、今年はいつに増して頑張ってサンプルの靴をたくさん作ってみました。 左は少量生産で受付している「リミテッドプラン」のギブソンブーツ、真ん中は少し前に入荷したTempesti社のTEXASという革の#safari(色)で製作したチャッカブーツ、そして右は同じくTempesti社のELBAMATTの型押しの革で製作したモンキーシューズです。 時間があればあと1足作りたいと思っているのですが、今のところはこの3足です。 詳しくご紹介していきます。 「リミテッドプラン」のギブソンブーツは、Tempesti社のELBAMATTという革を使って製作するモデルで、革の厚さは特別に厚さを指定して作っていただいた1.8㎜仕様です。 普段使っている1.6㎜厚のものに比べて少しだけパリッと仕上がり、履き始めは多少硬いかもしれませんが型崩れしにくく、時間が経ってもキレイな形を保ち続ける仕様です。 ELBAMATTには最も厚いもので2.2㎜というものもありますが、そちらに比べるとパリッとキレイにラスティングが仕上がり、ELBAMATTの良さを最大限に引き出せる厚さになっています。 オイルをやや多めに含んでいる革なので、本来ならこんなにつま先が光らないのですが、時間をかけて丁寧に叩いて仕上げたこともあり、思っていた以上に良いツヤが出ています。 カカトの上のキレイなS字のカーブも健在。 こちらのチャッカブーツで使っている革は、Tempesti社がオイルヌバックと呼んでいるTEXASという革です。 TEXASの紹介文には、 「アメリカのカウボーイ達が長年使い古したレザーアイテムの雰囲気を 革で表現した」 と書いてある通り、使い込んで味が出てきた雰囲気を良い感じに再現しています。 ただ、こうして見てみてもヌバックというほど起毛しているわけではなく、乾拭きで磨き込むとツヤが出そうな感じもあります。 このチャッカブーツはあえてソールのコバ面にこげ茶のインクを塗らず、革の雰囲気を残した仕上げにしてみました。 この靴は、もう少し涼しくなってジャケットやコートを着るような時に履いてみたいと思っています。 3足目は最近じわじわと人気が出てきているモンキーシューズです。 昨年からモンキーブーツの人気が高まっているようですが、それとともにモンキーシューズの人気も高まってきているようです。 モンキーシューズは、革靴なのに革靴とはだいぶ雰囲気が異なるカジュアルなデザインが人気で、それこそ短パンに合わせるのもOKというかなりカジュアルなデザインです。 気軽に履けて、それこそ履き込んで雰囲気が出てきたころの方が格好良く見えそうな靴です。 私は普段スーツを着ることはほとんどないので、こんなデザインの靴があれば日常の靴として活躍してくれそうだと思い、これらの靴を作ってみました。 程度の違いはありますが、基本的にはジャケットを着てスラックスを履いてという服にも、Tシャツを着てデニムを履いてという服にも合わせられそうです。 革靴を履く日々で活躍してくれそうな靴たちでした。 ★★★お知らせ★★★ ★「SR的リミテッドプラン(最高の靴を作るプラン)」受付中です。詳細はこちらをご覧ください。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

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チャッカブーツ

ここ最近は毎日書いていますが、 私たちシューリパブリックは今年の7月25日(木)から8月2日(金)まで夏季休暇とさせていただきます。 それに伴い、本来であれば定休日の7月24日(水)を営業日とさせていただきます。 あわせまして、夏季休暇中の7月29日(月)と翌30日(火)はシューリパブリックのウェブサイトのリニューアルの為、サイトをご覧いただくことができません。 休暇中なので特にお知らせはないと思いますが、この2日間はブログもご覧いただけなくなってしまうのでちょっと残念です。 メールとインスタは普通に稼働しますので、ご連絡はメールでお願いいたします。 ご不便をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。 さて、サンプルのチャッカブーツが完成しました。 こちらです。 「チャッカブーツのサンプルが・・・」と書こうかとも思いましたが、最近積極的に製作しているサンプル靴の中のチャッカブーツなので、これで良いと思います。 今回完成したのは昨日ご紹介した製作中の靴で、こんな感じに完成しました。 特徴は、昨日も書きましたがTempesti社のTEXASという革の#safariという色のものを使って製作しまして、この革がなかなかイイ雰囲気を出していることです。 革のテーマがカウボーイたちが使い古した革製品ということで、確かに使い込んでいる感が感じられます。 まだ靴自体は新しいので、今後履き込んでいってシワが入って多少汚れてくるともっとイイ感じになっていくことでしょう。 そしてもうひとつが、ソール周りにおいてコバのインクをクリアにしていること。 アッパーの革の色が比較的明るいので、自分で自分の足を蹴ってしまうとコバインクががっつり付着してしまうため、今回はコバインク汚れが目立たないようにするためにクリアのインクを塗ってみました。 これはこれで軽やかに見えて格好良いですよね。 今現在私たちシューリパブリックではこのTEXASに関しては、#nero(黒)、#papaya(茶色)、#navy(ネイビー)、#verde(濃いグリーン)、#piombo(グレー)、そしてこの#safari(ベージュ)の在庫があります。 雰囲気があってとってもステキな革です。 ご興味をお持ちいただけた方には、ぜひ一度実物をご覧になっていただきたいと思っております。 使い込んで味が出て格好良くなるタイプの革です。 ぜひ、相棒として迎えてあげてください。 ★★★お知らせ★★★ ★「SR的リミテッドプラン(最高の靴を作るプラン)」受付中です。詳細はこちらをご覧ください。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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チャッカ

その前に、8月納品予定の靴たちがもうすぐ完成となります。 今はこんな感じです。 後ほどこれらの靴をお待ちいただいているお客様には直接ご連絡をさせていただきますが、製作はあとちょっとで、7月11日(木)には完成の予定です。 したがって翌12日(金)にはお渡しできますので、スケジュールのご確認をお願いいたします。 さて、作業の合間にサンプルのチャッカブーツの製作を進めています。 使用している革は先日もご紹介したTempesti社のTEXASというもので、色は#safariになります。 先日ご紹介してからお問い合わせも多く、実際にご注文してくださったお客様もいらっしゃって、大変人気の革です。 このTEXASは、アメリカのカウボーイたちが長年使い古したレザーアイテムの雰囲気を革で表現しているそうで、写真では十分に伝わらないかもしれませんが大変味のある良い雰囲気を漂わせています。 ただ、この#safariはこの状態だと全体的に色がぼやけてしまっていてちょっと物足りないと感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。 じつはこのあとの工程でウェルトを縫い付けるのですが、この靴はこげ茶色のLストームウェルトをつける予定で、こんな色合いになるのです。 靴ヒモとウェルト、そしてソールがこげ茶になり、ソールのコバの色はクリアにする予定なので、靴としては濃い目のベージュに対してこげ茶の差し色という組み合わせになります。 おそらくこの雰囲気は、老若男女問わずどなたにも履いていただけるのではないかと思っています。 サンプルが完成したら、またご覧いただきます。 ぜひお楽しみにお待ちください。 ★★★お知らせ★★★ ★「SR的リミテッドプラン(最高の靴を作るプラン)」受付中です。詳細はこちらをご覧ください。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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モンキーシューズ

仕事の合間に少しずつ進めてきたサンプルのモンキーシューズが完成しました。 今回使用した革は、Tempesti社のELBAMATTの型押し仕様のもので、色は#sienaです。 こうして見てもなかなか格好良いと思いませんか? モンキーシューズやモンキーブーツはいわゆる革靴の中でもカジュアルなデザインで、スーツに合わせるのはなかなかハードルが上がりますがカジュアルな服装に合わせるにはピッタリなデザインになります。 私は今日は太めの黒いワークパンツを履いていましたが、そんなパンツにも合わせやすくてこれはなかなか使えそうです。 それに、モンキーシューズやモンキーブーツは前の方からヒモで調整する事ができるので、特にしっかりと足をホールドしたいときはもちろん、その日の体調で足が若干変わってもしっかりとその状態に合わせて調整できます。 おまけに、この構造はハネが開きやすいため、脱ぎ履きもとっても楽です。 このモンキーシューズは、しばらくの間工房に展示しておきますが、それが終わったら私が履いてみようと思っています。 ちなみに、仕様にかんしましてソールはいつものダイナイトソールで、ソールを厚くするセミダブルソール仕様になっています。 モンキーシューズやモンキーブーツは、黒い革を使って作るとシックな感じでとても落ちついた雰囲気に仕上がりますが、明るい色や派手な色の革を使って作るととってもポップな雰囲気に仕上がります。 今ちょうどいろいろな色&雰囲気の革が入荷していますので、ぜひあなたのオリジナルのモンキーシューズ&モンキーブーツを作ってみませんか? そして、私たちシューリパブリックは明日7月1日で創業21年になります。 これを記念して、7月中にハンドソーンウェルテッドの靴をご注文いただいたお客様(7月中にお越しいただけない場合でもご予約+内金でOKとします)には、こちらのWREN’Sのデリケートジェルをひとつプレゼントいたします。 このデリケートジェルをはじめとするWREN’Sの商品は香水のような香りが特徴で、私も大変気に入ってい使っています。 ただ、残念なことに輸入元の商社さんからこれらの商品の取り扱いが終了するというご連絡をいただきました。 まだAmazonでは購入できるようですが、近々終了するはずです。 気になっている方はお早めにご購入下さい(私たちシューリパブリックでは色付きのクリームは終了しました)。 ともあれ、皆様のおかげで21年間続けることができました。 本当にありがとうございます。 引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。 ★★★お知らせ★★★ ★ 今回の旅チャッカは予定数まであと2足です。  ★「SR的リミテッドプラン(最高の靴を作るプラン)」受付中です。詳細はこちらをご覧ください。 ★ オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★ 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★ 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★ メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

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ギブソンブーツ

シューリパブリックは、日々を快適に過ごし、足元から健康になることを目的とした日常仕様のオーダーメイド靴を作っています。 しっかりとした作りを基本にしつつ、こだわり過ぎない85%のクオリティを目標とし、価格とクオリティのバランスを考えたモノづくりを進めていきます。 さて、少し前から仕事の合間に製作を進めていたギブソンブーツがやっと完成しました。 このギブソンブーツは、皆さんもう忘れてしまっているかもしれませんが、最高の靴を作る企画としてリミテッドプランという名称で受付をしているものです。 実際に私がもう結構永いこと靴づくりに携わっていて、その中でとっても素晴らしい材料なんだけど安定供給が難しいとか、とても良いけれど作業に手間がかかるなど、様々な条件でなかなか使えない材料を使い、革も履き込んでいくことを考えたらこれが一番良いだろうというものを選んで製作する、妥協ナシのギブソンブーツです。 いろいろと文章やとりあえずの写真を使ってお伝えしていましたが、やっぱり実物があった方が良いだろうということで製作しました。 いかがでしょうか。 ギブソンブーツは、特に履き込んでシワが入った方がずっと格好良いので、まだまだこの状態では新参者感が否めませんが、これから少しずつ履き込んで格好良くしていきたいと思っています(私のサイズなので)。 ちなみにですが、このプランはまだ受け付けしているものの、製作できる数が限られているため、この仕様で受付できるのはもうあと少しとなっています。 私とおそろいになってしまいますが、こだわりいっぱいのギブソンブーツを履いてみたいという方は、ぜひその旨お知らせください。 この靴の仕様は、こちらをご覧ください。 特にインソールやスティフナー(カカトの芯)は、とってもこだわった貴重な材料を使っています。 ぜひ皆さんと一緒にこのこだわりいっぱいのギブソンブーツを分かち合いたいです。 男性用、女性用、どちらもOKです。 そうそう、今日もインスタで短い動画をアップしました。 シューツリーを削っている動画です。 ★★★お知らせ★★★ ★「SR的リミテッドプラン(最高の靴を作るプラン)」受付中です。詳細はこちらをご覧ください。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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gibson boots

昨日に引き続き、試作品のギブソンブーツの製作の様子をお伝えします。 昨日はクリッキング(革を裁断する作業)まで進みましたので、今日はクロージング(ミシンの作業)からです。 実際には、ミシンの前にスカイヴィングと言いまして、パーツの端を漉く作業が入ります。 こんな感じでミシンをかけて、 さらにミシンをかけて、 アッパーが完成。 そうしたら、インソールの方を進めます。 インソール用の革を適当な大きさに裁断して、表面はバフがけ(サンドペーパーで荒らす作業)をします。 こうしておくことで、靴がしっかりと湿気を吸収し、靴の中を快適に保ちます。 つぎに、インソールの革を十分に濡らしてクギでラストに打ち付け、乾燥させて形を作ります。 こちらは、インソールの裏側にリブの加工を施したところ。 グッドイヤーウェルテッドは、3ミリ厚のインソールにテープ状のリブを貼り付けますが、ハンドソーンウェルテッドの場合は6㎜とか7㎜もあるインソールの裏側にこのようなリブの加工をします。 グッドイヤーウェルテッドに比べてリブの高さが低い分、屈曲がしなやかになりますが、加工に時間がかかります。 左側にある三日月のような形のものがトーパフ(つま先の芯)で、右にあるのがスティフナー(カカトの芯)です。 どちらも革ですが、目的が異なるため厚さや硬さが全然違います。 ラスティング。 引く力も大切ですが、土踏まずの部分は特に引く方向も大切です。 力と方向が適切じゃないと、靴が出来上がった時に土踏まずの部分に変なシワが入ってしまいます。 そうして、ウワモノができました。 このあたりまで来て、やっと半分くらいでしょうか? いや、まだ半分も行っていないかもしれません。 ちなみに、こうしてお伝えしている靴製作の作業ですが、だいぶはしょっています。 実際には、細かい作業がたくさんあるんですよ。 このあと、ラストを入れたままこの状態でしばらく寝かせておいて、革が落ち着くのを待ちます。 ★★★お知らせ★★★ ★「SR的リミテッドプラン(最高の靴を作るプラン)」受付中です。詳細はこちらをご覧ください。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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the best

ここしばらく試作品を全然作っていなかったのですが、さすがにこれは良くないと思いまして、ギブソンブーツを作ることにしました。 仕様は、少し前から受け付けをしているアレです、妥協しないで贅沢に手間をかけ良い材料を使って作るギブソンブーツです。 靴の詳細に関しましては、こちらをご覧ください。 まず、今回使うのは私が履けるサイズのラストで、こちらです。 本来であればお客様の足を計測して、そのお客様の足に合わせてラストを調整するのですが、私が自分で自分の足を計測することができないので、これまでこのラストで作った靴を履いた経験から必要なところをちょっとだけ調整してみました。 パターンを作るために、テープでラストをぐるぐる巻きにします。 昔ながらのやり方です。 PCを使って作る方法もありますが、オーダーメイドの靴を作るということは、当然ながら毎回使うラストが違うわけで、こうしてラストを確認しながらテープを巻いてラストの特徴を確認できるので、これはこれでアリなのではないかと思っています。 テープを剥がしたヤツを平面に変換し、それを元にスタンダードフォームを作ります。 鉛筆で線を書いて、その線が靴の形になるわけですが、微妙なラインの違いで靴の雰囲気が異なります。 ちなみに、イギリス靴の場合、重要なポイントは数値が決まっていて、いわゆるラストにデザインのラインを描いてこんな感じかなぁという作り方とは異なります。 スタンダードフォームができてしまえば、パターンはほぼ手間要らずで完成。 ちなみに、黄色い紙が表側のパターンで、サーモンピンク色の紙がライニング(内側)のパターン。 クリッキング(革を裁断する作業)は、ただ裁断すればよいわけではなく、革の伸び方向を考え、パーツ同士をなるべく近づけて捨てる部分を減らし、さらにどのパーツはどのあたりを使うという決まりごとがあるので、それらに則っておこないます。 もちろんキズが入らないようにするのも大切なこと。 ちなみに、今回使用している革はTempesti社のELBAMATTの1.8㎜厚のものなのですが、こうして触っているだけでしっかりしているのがわかるし、優しい履き心地になるのもわかるし、もう今からこのブーツを履くのがとっても楽しみです。 ちなみに、私が履くから贅沢な仕様で作っているのではなく、限定受注ですがこのままの仕様でオーダーを受け付けています。 まだ受け付けていますので、ご興味がある方はぜひご検討ください。 ★★★お知らせ★★★ ★「SR的リミテッドプラン(最高の靴を作るプラン)」受付中です。詳細はこちらをご覧ください。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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ギブソンブーツ

基本的にサンプルの靴の製作は仕事に合間に進めているので、やるぞと思ってはじめてもしばらく放置されたりします。 そんなこんなで、やっと完成しました。 黒の型押しの革を使って製作したギブソンブーツです。 型押しの革でも、この型押しは比較的シュリンクの雰囲気に近いかもしれませんね。 遠目に見たら違いがよく分からないかも? それにしても、毎回言っていますがギブソンブーツはとても格好良いと思います。 カカト側のラインもしっかりとS字を描いています。 今回の仕様では、Lストームのウェルトにしてみました。 どちらかと言えばカジュアルテイストを強めに出していまして、 こんな感じでソールを厚くするセミダブルソール仕様になっています。 つま先の形を決めるラストは#SREというやや丸めのラストを使っています。 これもカジュアルテイスト強めということで統一しています。 私たちシューリパブリックで製作するブーツは、このギブソンブーツのほかにチャッカブーツやモンキーブーツがありますが、しっかりと履いてしっかりと歩くということであればこのギブソンブーツが適していると思います。 これからの季節には、足首をしっかりと守ってくれるので良いかもしれませんね。 寒い時は、首と名の付く部分はしっかりと温めろと言いますから。 また、真夏でも靴の中は蒸れにくい構造になっていますので、とっても快適です。 真夏だけではなく、冬の間でも暖房で靴の中は蒸れやすいということを聞きますので、そういうことを考えても良いかもしれませんね。 格好良くて、機能的で、愛着を持って付き合えそうなギブソンブーツです。 ちなみに、この革はこの黒のほかにネイビーとグリーンがあります。 ★★★お知らせ★★★ ★只今受付中の「幸運のラストワンプラン」は、こちらをご確認ください。 ★最後のデュプイの革を使った企画「頑張った自分にご褒美企画2022」の受け付けをしています。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

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gibsonboots

もう、いつ始めたのか全然覚えていないくらいなのですが、少しずつ仕事の合間に製作を進めているギブソンブーツが、ウェルティング、ボトムフィラー、そしてだし縫いまで終わりました。 この後はヒールを取り付けるのですが、ヒールに関しては昨日のブログでお伝えした通りレザーボードの積み上げを使い、いつも通りのダイナイトのトップピ-スを使います。 カカトの高さはこれくらい? いやいや、もっと低い設定です。 このままの高さでヒールを取り付けると、結構前下がりの状態になってしまうので、もうあと1.5~2㎜くらいカカト側が下がるような設定にします。 それにしても、ギブソンブーツは本当に格好良いですよね。 単に見た目が格好世だけではなく、足をしっかりとホールドしてとっても快適に歩けるという機能面も優れていて、申し分のないブーツです。 履く人から見た時は、こんな感じなのでしょう。 型押しの革を使っていてカジュアル感が強いので、つま先の形はややおとなしい感じのラストを選んでいます。 完成は近し。 ★★★お知らせ★★★ ★只今受付中の「幸運のラストワンプラン」は、こちらをご確認ください。 ★最後のデュプイの革を使った企画「頑張った自分にご褒美企画2022」の受け付けをしています。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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ギブソンブーツ

余談ですが、今日は夕方から用事があってちょっと外出していました。 今、台風14号がかなりの勢力で北上してきていて、私も移動中にひどい雨に降られました。 まぁ私はクルマだったので全く問題はありませんでしたが、徒歩で移動中にひどい雨に降られてしまうと足元からビッチョビチョになってしまうこともあります。 そんなときには、とりあえず帰宅したときに靴をしっかりと拭いてあげて、もし中まで濡れているようでしたらしっかりと乾燥するまで靴を休ませてあげることをお勧めします。 また、明るい色の革の場合、濡れると色が変わってしまうこともありますが、そんなときには一般的には濡らしてよく絞った布で全体を拭いて、全部濡らすことでまだらなシミを消すという方法をとることが多いです。 革によってイレギュラーなケースもありますので、心配な方は修理屋さんなどに行ってメンテナンスグッズを購入するついでにスタッフの方に詳しく教えてもらうと良いでしょう。 さて、今日は久しぶりにサンプル靴を製作しているので、その靴をご紹介したいと思います。 今製作しているのは、こちら。 黒のギブソンブーツです。 それも、型押しの革を使っています。 最近はチャッカブーツをお勧めすることが多く、比べると脱ぎ履きがちょっとだけ面倒なギブソンブーツは控えめになっていることが多かったのですが、 やっぱり改めて履きやすさ、歩きやすさで考えると、カチッと心地よく足を包み込んでくれるのはギブソンブーツなので、私が履けるサイズのサンプル靴を作ってどんどん履いてPRすることにしました。 ちなみに、この靴の仕様はこの後Lストームウェルトをつけまして、ソール周りにややボリューム持たせた仕様にする予定です。 ファッション的なところでは、最近は男性用でも太めのパンツも流行っていて、そんなパンツに合わせていただくのも格好良さそうだと思っています。 また機会がありましたら作業の続きをお知らせいたしますが、何よりもギブソンブーツが履きやすくて格好良いということを知っていただきたいので、この靴が完成したらどんどん出張などに履いて行って皆さんにご覧いただきたいと思います。 ぜひ、お楽しみにしていてください。 ★★★お知らせ★★★ ★只今「旅ブーツ・サイドゴア」のご注文を受け付けております。詳細は、9月15日の記事をご覧ください。 ★幸運のラストワンプランは、只今CONCERIA DEL CHIENTI社のSAFARIを使ったご注文を受け付け中です。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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