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アリゾナ

早いもので、つい少し前に年が明けてお正月休みがあってのんびりしていたと思ったら、もう明日は2月です。 いや、いろいろやって毎日とっても忙しかったけれど、それでも1か月が過ぎるのが早すぎます。 まずいな、これは。 本当にまずい。 やりたいことが全然できていないです。 ともあれ、今日お伝えしたいのがこの革のこと。 これまでに何度かご案内させていただいていますが、やっとこの革の時期がやってきたという感じです。 革というよりも、この革の色です。 何年か前までは、革靴といえばスーツを着て仕事に行くときに履くことがメインでしたが、それが少しずつクールビズなどの影響もあってオフィスでもカジュアルな服を着ることが増えて、さらにコロナの影響で環境が大きく変わってきました。 もちろん今でもスーツに合わせる革靴のニーズはたくさんありますが、それ以外の例えばデニムに合わせる時や、そのほかのカジュアルな服に合わせる時の靴がスニーカーよりも革靴という方が増えていて、 そのような時の靴がビジネス用のものとはちょっと違った、個性があって上品で仕事の時に履けて、いわゆるセンスを問われるカジュアルな靴なのです。 もちろんベーシックな茶色や黒の靴でも全然問題ありませんが、個性的な色、そして素材感の革を使った靴をぜひ履いていただきたいと思います。 その中でお勧めしたい革のひとつがこの紫色のシュリンクの革です。 アリゾナというイタリアの革です。 私がシュリンクをお勧めする理由は、何よりも履きやすいこと。 シボのある革は、自在にシワが入るのでとってもしなやかですし、履き始めて結構早いタイミングから足に馴染みます。 革の色味としては、工房にある紫のチャッカブーツに非常に近い色ですが、じつはこの革は全く違う革で、たまたま色味が近いということです。 私個人的には、次はこの紫色のアリゾナでサンプルのチャッカブーツを作り、私が履いてみようと思っています。 私は最近黒いパンツを履くことが多いので、紫のチャッカと黒いパンツはこんな感じというというのをご覧いただきたいと思っています。 次回の出張までに間に合わせたいのですが、まだ何とも言えないところです。 それはそれとして、実物はもう少し落ち着いた感じの色ですので、ぜひ実物をご覧いただきたいと思います。 ★★★お知らせ★★★ ★旅チャッカ2023モデルのご注文を受け付けております。詳しくは、こちらをご覧ください。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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スウェード

余談ですが、最近は頻繁に手を洗うせいか手荒れが酷く、さらに空気が乾燥していることもあって、自宅ではユースキンを、工房ではこのメンタームをよく使っています。 作っているのは近江兄弟社。 ですが、皆さんメンタームとメンソレータムって紛らわしいと思いませんか? もしかしたらどちらかが真似て作っているなんて思ったことはありませんか? じつは、私は以前に滋賀県の近江八幡を散策したことがありまして、その際にこの近江兄弟社本社1階にあるメンターム資料館にも行ってきました。 そのあたりのいきさつに関しては、Wikipediaをご覧ください。 簡単に言ってしまえば、メンソレータムはもともとアメリカのメンソレータム社の製品であり、日本では近江兄弟社が販売権を持っていて製造販売していたものの、経営不振の為にその販売権を失ってしまいます。 そして、メンソレータムの販売権はロート製薬に移ります。 その後、近江兄弟社は大鵬薬品工業の協力を得て再建を目指すものの、メンソレータムの販売権は取り戻すことができず、ですがそれ以前に取得していたメンタームという商標で製造・販売することになったのです。 なので、どちらが本物かというと、どちらも本物なのです。 ちなみに、近江兄弟社の創業者のW・M・ヴォーリズさんは有名な建築家でもあり、私が昨年の夏に訪れた豊郷小学校旧校舎や私の母校のチャペルなども代表建築のひとつとのことですが、そのほかにもたくさんの西洋風の建物に関わっているようなので、ちょっと調べてみると、 「これもそうだった!」 ということもあるかもしれません。 さて余談が長くなりましたが、数年前に廃盤になったスコッチスウェードの在庫が終わってしまいそうな時に、ちょうど良いタイミングでレザーフェアで見つけたLondonというイタリア製のスウェードですが、これがなかなか良い、というか思っていたよりもはるかに良さそうです。 どの色を入荷しようかと考えた結果、この5色になりました。 以前のスコッチスウェードは、いわゆる定番の黒・こげ茶・キャメルという色がメインでしたので、今回はちょっと違う方向性の色を入荷してみました。 私的には、左下の”Curry”はこれまでにない色でとっても気に入っていますし、 こちらの”Giungla”は、うぐいす餅のような色でとってもさわやかでステキです。 この2色は単色でチャッカブーツやギブソンブーツを作ってもとっても格好良さそうですし、何かと合わせてコンビにしても良いかもしれません。 また、左上の桜を意味する”Ciliegio”は、オシャレな方に是非履きこなしていただきたいと思っています。 私だったら、このCiliegioならネイビーのスムースとコンビにしてサドルシューズでも作ってみたいですね。 きっと赤系の革が大好きなIさん(SUNさんでもご注文されているそうでありがとうございます)も、興味をお持ちいただいていることと思います。 昔は、スウェードといえば秋から冬にかけての素材でしたが、今はそういうことななくなって一年中使えるものとなっています。 特に、今回入荷したものは、カジュアルな雰囲気の服に良く合いそうなので、男性でしたらデニムに合わせるのも良し、チノに合わせるのも良し、さらには私が思いつかないような合わせ方をしていただくのも良し、 もちろん女性にももっと幅広く合わせていただきたいと思います。 今のところ、在庫が残りわずかという色はございませんので、ごゆっくりご検討ください。 ★★★お知らせ★★★ ★旅チャッカ2023モデルのご注文を受け付けております。詳しくは、こちらをご覧ください。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。    

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チャッカブーツ

今日のお客様は、埼玉県にお住いのSSさんです。 ご注文いただきました靴が完成いたしましたので、納品&フィッティング確認のためにお越しいただきました。 SSさんは、お付き合いがもう5年以上になるお客様で、2017年に愛知県の一宮市で開催したイベントにも来てくださったとっても大切なお客様です。 早速履いていただきました。 今回完成したのは、タイトルにもありますとおりスウェードのチャッカブーツです。 このスウェードは、もうすでに完売してしまった大人気のスコッチスウェードで、いまだにこの革が終了してしまったことを惜しむ声を聞くこともありるほど、とってもステキな革です。 色はちょっと赤みがかったこげ茶で、大変人気の色です。 SSさんは、これまでに10足以上の靴をご注文いただいておりまして、もう私たちシューリパブリックの靴のことは非常によくご存じで、少し前にラストのフィッティングを大きく変えているのですが、今回の靴も履きはじめではありますが非常に気に入っていただきました。 こうして見ていただくとお分かりになるかもしれませんが、SSさんの足は非常に細くて薄くて、既製品では難しいということで私たちシューリパブリックにお越しいただきまして、それから定期的にご注文いただいています。 SSさんは非常にこだわりをお持ちの方で、お選びになるものがとっても素晴らしいものばかりなのです。 でもそれは高価だからよいとかブランドだからよいということではなく、理に適っているというか、しっかりとそのものの本質を見極めてしっかりとお選びになっていまして、毎回お越しいただくたびにSSさんのお話は大変参考になります。 ついつい今日もたくさんお話をしてしまいました。 こちらは、約5年前に完成したSSさんの1足目のギブソンシューズです。 今ではしっかりと足に馴染んでいて、とっても履きやすいとおっしゃっていました。 革の状態も良く、まだまだあと10年以上履けそうです。 これからもよろしくお願いいたします。 靴の仕様 デザイン: チャッカブーツ レザー:  スウェード ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRD+お客様の足に合わせた調整) 製法:ハンドソーンウェルテッド 今回使用した革の在庫の有無: 完売 ★★★お知らせ★★★ ★旅チャッカ2023モデルのご注文を受け付けております。詳しくは、こちらをご覧ください。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

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スウェードフルブローグブーツ

タイトルの通り、少し先に納品を予定しているSさんのスウェードのフルブローグブーツをご紹介させていただきます。 納品の予定が2月中旬となっておりますので、ちょっと早めにSさんにもご覧いただこうと思います。 このブーツは、もう完売してしまいましたスコッチスウェードを使って製作しておりまして、2ミリ厚のスコッチスウェードらしさがよく出ています。 フルブローグブーツは、この角度から見たところが一番格好良いと私は思っていますが、皆さんはいかがでしょうか? スウェードにフルブローグという組み合わせ、特に今回のような濃い色の場合は、こうして写真で見るとはっきり見えますが、実際に靴を見てみるとあまり親子穴の存在が分かりにくく、だからこそフルブローグにしたいという方がたくさんいらっしゃいます。 プレーンのデザインはそれでとってもスッキリしていてかっこう良いのですが、それとは違ったぱっと見で何だかわからないけれど何か違うぞという雰囲気が、とても良いのです。 それとは別に、お客様の中でスウェードはあまり好きじゃないという方の理由として、何年か経つとスウェードの表面がパサパサしてくるからということをあげられる方がいらっしゃるのですが、そんな方にぜひ使っていただきたい、そうじゃなくてもスウェードの靴をお持ちの方に使っていただきたいのがこちら。 モゥブレィのスウェードカラーフレッシュです。 靴にこれをたっぷりと吹きかけてしばらく放置し、乾いたころに再度同じことを繰り返すということで、栄養補給と防水効果を得ることができます。 なかなか良い商品なので、スウェードの靴をお持ちの方にはぜひお試しいただきたいと思います。 私たちシューリパブリックでも何本か入荷しましたので、ご希望の方はその旨お申し付けください。 ★★★お知らせ★★★ ★旅チャッカ2023モデルのご注文を受け付けております。詳しくは、こちらをご覧ください。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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ラスティング

余談ですが、最近は電気料金が高くなっているのもさることながら、靴の材料もかなりの勢いで値上がりしています。 今日、ウェルトやインソール用の革を購入している材料屋さんに電話したところ、ウェルト用の革は30%ほど値上がりするのだとか。 これまでずっと価格を維持していたのならまだしも、結構頻繁に上がってきていたので、これはなかなか大変です。 値上がりしているのはそれだけではなくて、アッパー用の革もかなり上がっていたり、少し前に入荷したダイナイトは送料だけでも3倍くらいに上がっていました。 みんな値上がりしています。 聞くところによると、マクドナルドのハンバーガーも150円から170円に値上げだそうで、ビッグマックは410円から450円に、サムライマックの炙り醤油風 ダブル肉厚ビーフ なんて500円から550円になるそうです。 一方で、今回の価格改定でも値上げが実施されなかったものがあります。 それは、スマイル0円。 ありがたい限りです。 さて、今日からラスティングの作業に進んでいます。 ラスティングとは、つり込みの作業のこと。 靴を作るうえで非常に大切な作業なので、丁寧な作業が要求されます。 その中で、カカト周りのラスティングは、一見地味に見えてひときわ大切な作業になります。 カカト周りには、このようなスティフナーという芯材を入れてラスティングをするのですが、 これは作り手の考え方によって全く異なる部分であり、私たちシューリパブリックではとにかくカカトをしっかりさせることを目的としてカッチリと仕上がるように厚さ4ミリ以上の革を使い、カチッと仕上がる水溶性の接着剤を使って固めます。 ラスティングをしたら、ハンマーでとにかく叩きます。 形をキレイにならすことのほかに、叩いて芯を締めるという目的もあります。 あちらこちらから叩いて形を決めて、 その後はこのようなローラーでさらに形を整えます。 ローラーはこんな感じで、かなりしっかりしています。 以前に誤ってこのローラーで自分の指を轢いてしまったのですが、こんなものでもかなり痛かったです。 それくらいこのローラーは力が入っているもので、しっかりと効果が出るのです。 ★★★お知らせ★★★ ★旅チャッカ2023モデルのご注文を受け付けております。詳しくは、こちらをご覧ください。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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調整をしました

カテゴリー: @ Work:アットワーク

調整

先日、お客様のKさんよりご連絡がありまして、昨年末に納品させていただいたサイドゴアブーツ(Kさんの1足目の靴)について長時間履いていると足が痛くなってしまうとのことでした。 数時間のお買い物の際に履いていらっしゃったそうで、 1回目 足を押さえる甲の部分に圧迫感があり、左足小指上部(付け根より上)外側に少し痛みあり。 2回目 甲の圧迫感はなし。左右の小指外側、左の小指上部外側、足裏も指の付け根あたりが痛く特に左の痛みが強く、帰宅後裸足になると、左右共に赤くなっている状況。 とのことでした。 そんなわけで、お忙しいところ本当に申し訳なかったのですが、再度工房にお越しいただきまして、靴の調整をさせていただきました。 じつは、このご連絡をいただいてから工房にお越しいただくまでの間に、Kさんに次のようにお願いしておきました。 できれば1日10~15分くらい×数回、おうちのご近所、もしくは何かの用事で外出の際に履いてみてください。短時間お履きいただいて、このような症状が出るかをご確認ください。そして、お履きいただく前に靴の中を軽くドライヤーを当てるなどして温めてから履いていただければと思います。 これを見てなんとなく今回の原因や私がお願いした意図が分かった方は、かなり靴に詳しい方かもしれません。 今回のKさんの靴は先ほども書いた通りサイドゴアブーツで、Kさんは1足目からサイドゴアブーツを作ったのが良くなかったのかも?と心配されていましたが、それはさほど関係ありません。 早速履いて歩いていただき、状態を確認してから調整を始めました。 この時期はストーブをつけているので、このストーブを使って調整です。 ちなみに、この写真はKさんとご一緒にお越しいただいたOさんに撮っていただきました。 1回目にお履きになった時に、「甲の部分に圧迫感」があったこととの原因のひとつに、まだ靴が馴染んでいないことが挙げられます。 靴の屈曲が硬いために、靴が曲がろうとしても曲がらず、その負担が甲に来てしまっている状態だと推測しました。 インソールが馴染んでいなくて、沈んでいないために、理想とするフィッティングになっていないということもあります。 2回目に履いていただいた時には、多少靴が馴染み始めているようですがまだ硬く、加えてKさん足が華奢なため、負担になっていたのだと思います。 そこで私がお願いしたのは、ドライヤーなどで靴を少し温めて柔らかくし、そのうえで短時間だけ履いて靴を慣らすということ。 実際、お越しいただいた時にはだいぶフィッティングは良い状態になっていました。 そして、上の写真で私がやっているのは、ストーブの熱を使って靴を強制的に屈曲させ、靴を曲がりやすくさせること。 基本的にやるのはこれだけ。 季節の関係でストーブが無かったら、ヒートガンを遠目に当てるか、ドライヤーでもOKです。 Kさんに履いていただいて、試しに歩いていただきました。 調整する前に比べると、かなり改善していることが感じられたようです。 ただ、まだ若干右足の方が硬い感じがしたようなので、再度右足の方を温めて柔らかくして強制的に屈曲をさせて、再度履いていただいたところ、 殆ど違和感もなくなり、これなら問題なく履いて歩けそうというところまで行けました。 OさんとKさんは、春にご旅行に行かれる予定だそうで、その時にKさんはこのサイドゴアブーツを履いて行くつもりとおっしゃっていましたので、靴が足を引っ張ることのなければ良いなって思っています。 まだ数か月時間がありますので、定期的にでも靴を履いて少しずつ慣らしていただければ大丈夫でしょう。 オーダーメイドの靴でも、革という天然由来の素材を使って製作する都合上、どうしても初めはどこか当たることろがあったり、硬かったりすることがあります。 それらが馴染んで、場所によっては革が変形したりインソールが沈んだりしてそのうえで足にちょうど良い形状になるように設計しておりますので、最初の数か月は靴の成長を一緒に見守ってあげてください。 今回も、解決できて本当に良かったです。 ★★★お知らせ★★★ ★旅チャッカ2023モデルのご注文を受け付けております。詳しくは、こちらをご覧ください。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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フルブローグシューズ

今日ご紹介するお客様は、新潟県にお住いのRIさんです。 ご注文いただいた靴が完成いたしました。 残念ながら、今回は郵送による納品とさせていただきましたので、完成した靴をじっくりとご紹介させていただきます。 今回完成したのは、ブラウンのスムースの革を使って製作したフルブローグシューズです。 よくよくご覧いただくと、このデザインはいつものフルブローグとちょっと異なり、ウィングがカカトの方まで伸びているロングウィングのデザインになっています。 RIさんの足は、おそらくこれまで私が製作した靴の中でもトップ5に入るくらい細い足で、ほぼ既製品の靴を履くのは難しいと思われます。 そんなこともあって、以前に新潟県からはるばる私たちの工房にお越しいただきまして、その時の靴を大変気に入っていただき、もうこれが確か4足目(?)で、じつは6足目までご注文をいただいております。 先日、RIさんのところに靴が到着したとのご連絡をいただきまして、簡単なご感想をいただきました。 RIさんによれば、 「サイズなどは問題ありませんでした。スエードの靴より硬めな感じがするので、履きならすのに時間がかかりそうです。晴れた日にでも履きたいと思います。」 とのこと。 デザイン的に見ても、フルブローグのような重なる部分が多いデザインの靴は、構造的にちょっと硬くなりがちです。 ただ、これも履きならしていけば次第に足に馴染んでいくので、じっくりと付き合っていただければ問題ありません。 しばらくたって、靴が馴染んだころにまたご感想をお知らせください。 ありがとうございました。 靴の仕様 デザイン: フルブローグ レザー:  キップ ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRD+お客様の足に合わせた調整) 製法:ハンドソーンウェルテッド 今回使用した革の在庫の有無: 完売 ★★★お知らせ★★★ ★旅チャッカ2023モデルのご注文を受け付けております。詳しくは、こちらをご覧ください。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

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ギブソンブーツ

今日の客様は、東京都にお住いのTHさんです。 ご注文いただいた靴が完成いたしましたので、納品&フィッティング確認のためにお越しいただきました。 THさんは、これまでに個性あふれる靴をご注文いただいておりまして、今回もTHさんらしい靴が仕上がりました。 早速履いていただきました。 今回完成したのは、やまぶき色のELBAMATTとキャメル色のスウェードを使ったコンビのギブソンブーツです。 履いていらっしゃる写真ではちょっとわかりにくいのですが、こちらのギブソンブーツは通常の5インチのものではなく、筒の高さがちょっと低くてチャッカブーツと同じ4インチという仕様になっています。 履いていただいたところ、 「これは履きやすいですよ。」 と、大変気に入っていただけたようです。 通常、ギブソンブーツは筒の高さが標準サイズで5インチで製作させていただいているのですが、今回のような4インチのものをあまり作らない理由として、その形状の都合でちょっと脱ぎ履きがしづらくなってしまうということがあるのです。 ただ、今回のギブソンブーツはクォーターにスウェードを使っていることもあって、比較的履き口がしなやかなため、脱ぎ履きに支障が出なかったことと、さらには足首をしっかりとホールドできたという、予定外の嬉しい誤算でした。 THさんは、近々旅行に行かれるご予定があるそうで、その時にこのブーツを履いて行く予定とのこと。 THさんは、どんなデザインの靴も履きこなしてしまうので、このブーツもより一層格好良く履きこなしてきてくださることでしょう。 お気をつけて行っていらしてください。 今回もありがとうございました。 靴の仕様 デザイン: ギブソンブーツ レザー:  キップ+スウェード ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRD+お客様の足に合わせた調整) 製法:ハンドソーンウェルテッド 今回使用した革の在庫の有無: 完売 ★★★お知らせ★★★ ★旅チャッカ2023モデルのご注文を受け付けております。詳しくは、こちらをご覧ください。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

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ギブソンシューズ

今日ご紹介するお客様は、神奈川県にお住いのFYさんです。 ご注文いただいた靴が完成いたしましたので、納品&フィッティング確認のためにお越しいただきました。 FYさんは、私たちシューリパブリックのお客様のTさんのご紹介でお越しいただいたのですが、ご注文の時も今回の納品の時もTさんが一緒に来てくださいました。 早速履いていただきました。 今回完成したのは、黒のスムースの革を使って製作したプレーンのギブソンシューズです。 お仕事でつかえるようにとのことでこのデザインをお選びいただきましたが、ギブソンシューズならちょっと上品な感じのカジュアルな服にもイイ感じに合わせられそうです。 FYさんは、普段革靴を履くときはあまりヒモをきつく締めないそうなので、あまり無理にきつく締める必要はないことをお伝えしましたが、履きはじめだけは靴に足の形を覚えさせるためにちょっときつく締めさせていただきました。 実際に履いていただいて、靴を持った時の重さは結構重かったのに、歩いてみると重さをほとんど感じないと驚いていらっしゃいました。 FYさんの足は、既製品の靴が履けないというほどではありませんが、既製品の靴をピタリとイイ感じで履けるというわけでもなく、それでも足に合わせて製作したオーダーメイドの履き心地をとても気に入っていただけたようでした。 これから靴は少しずつ成長していきますので、もっと履きやすくなって足に馴染んでくれることと思います。 FYさん、ありがとうございました。 靴の仕様 デザイン: ギブソンシューズ レザー:  キップ ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRD+お客様の足に合わせた調整) 製法:ハンドソーンウェルテッド 今回使用した革の在庫の有無: 有り ★★★お知らせ★★★ ★旅チャッカ2023モデルのご注文を受け付けております。詳しくは、こちらをご覧ください。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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チャッカブーツ

今日ご紹介するお客様は、東京都にお住いのTTさんです。 ご注文いただいた靴が完成いたしましたので、納品&フィッティング確認のためにお越しいただきました。 早速履いていただきました。 今回完成したのは、こげ茶のスウェードのチャッカブーツです。 もう完売してしまったスコッチスウェードで、ほぼ最後の革になります。 じつはTTさんの靴と一緒に作業を進めたグループでは、このスコッチスウェードの靴が4足もありまして、もう最後ですと声をかけて注文してくださった方がたくさんいらっしゃったのです。 TTさんはスウェードの革がお好きなようで、これまでにキャメルのスウェードやこれとはちょっと色味の違うこげ茶のスウェードでご注文いただいていて、スウェードがお好きなだけあってメンテナンスもかなりしっかりとされています。 こちらは、TTさんが履いていらっしゃったちょっと色味の違う方のこげ茶のスウェードチャッカ。 「あまりちゃんとメンテナンスをしていないので・・・。」 とおっしゃっていましたが、いえいえどうして、なかなかキレイです。 こちらは、今回完成したほうのチャッカブーツ。 前回のものに比べてちょっとだけラストを調整しまして、ほんのちょっとだけでしたので普通はあまり感じない程度なのですが、TTさんはしっかりとわかってくださいました。 スウェードって、好き好きがあるのでもしかしたら敬遠される方もいらっしゃるかもしれませんが、スムースの革と違って古くなった時に表面に亀裂が入ったりするリスクがなく、また優しい雰囲気もあったりして、スウェードの良さというのも改めて見てみても良いかもしれません。 TTさん、今回もありがとうございました。 靴の仕様 デザイン: チャッカブーツ レザー:  スウェード ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRD+お客様の足に合わせた調整) 製法:ハンドソーンウェルテッド 今回使用した革の在庫の有無: 完売 ★★★お知らせ★★★ ★旅チャッカ2023モデルのご注文を受け付けております。詳しくは、こちらをご覧ください。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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