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クォーターブローグシューズ

今日ご紹介するお客様は、埼玉県にお住いのTIさんです。 ご注文いただいた靴が完成いたしましたので、納品&フィッティング確認のためにお越しいただきました。 TIさんは、靴ばかりでなくスーツになどにもこだわりをお持ちのお客様です。 早速履いていただきました。 今回完成したのは、ブラウンのスムースの革を使って製作したクォーターブローグです。 TIさんによると、スーツに関しては既成のものが体に合わなかったということもあって、若いころから海外の有名なものも含めていろいろなところで作られてきたそうで、それは自分にベストな選択を求めてとのことだったとおっしゃっていました。 これまでにスーツを作ったお店は、場合によってはライセンスの関係で日本人が直接オーダーできなくなってしまったり、もしくはなかなか相性がよくなかったりで、ここというところが見つからなかったそうですが、最近になってやっと納得のいくお店に出逢えたそうです。 私は作り手の立場からTIさんのお気持ちがすごくよくわかります。 お客様と作り手の相性って本当に大切で、良い作り手であるためには、単に技術だけではなくお客様の気持ちや意向をしっかりと理解することも大切だと思います。 靴に関しては、以前に他の工房にも行かれていらっしゃったそうですが、最近は私たちシューリパブリックを気に入ってくださって、定期的にご注文をいただいています。 今回の靴は、メダリオンのないクォーターブローグで、履き始めからフィッティングを含めて気に入っていただけたようでした。 ここ最近は、このような親子穴のある出サインの靴はメダリオンがついているものが多かったので、私としてはちょっと新鮮です。 作り手からすれば、親子穴のデザインの靴は非常に手間と時間がかかるのですが、完成するととっても格好良いのであまり苦になりません。 むしろ、完成したときの達成感は相当なものです。 お客様がこうして格好良く履いてくださると、丁寧に作って良かったなぁって毎回思っています。 TIさん、今回もありがとうございました。 靴の仕様 デザイン: クォーターブローグ レザー:  キップ ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRD+お客様の足に合わせた調整) 製法:ハンドソーンウェルテッド 今回使用した革の在庫の有無: 完売 ★★★お知らせ★★★ ★旅チャッカ2023モデルのご注文を受け付けております。詳しくは、こちらをご覧ください。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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シューツリー

余談ですが、皆さんは北海道に行かれたことはありますか? 私は青森から北海道を見たことはありますが、実際にはまだ行ったことがなくて、ぜひ一度行ってみたいと思っています。 最近はYouTubeにおいて北海道を旅する動画も多くなり、気軽に北海道旅行気分を味わえて簡単に自分も旅行をしている気分になれますが、でもやっぱり一度は行ってみたいものです。 せっかくこんなに自由な国にいるのだから、行きたいと思ったら行けばよいんですよね。 北海道に行ったら、ぜひ立ち寄ってみたい町があります。 それは室蘭です。 時々クルマで出かけるとサービスエリアなどで室蘭ナンバーのトラックを見かけることがありまして、その「室蘭」という字面がなんとも異国情緒のようなものを感じるわけで、おそらく室蘭とその隣の町とで大きな違いなんてないのでしょうけれど、単なる勝手なイメージに過ぎませんが異国情緒を感じる室蘭に行ってみたいのです。 まだしばらくは北海道に行ける予定が立たないので、当面はセイコーマートで北海道を堪能したいと思います。 ちょうど面白そうな動画を発見しましたので、リンクを貼っておきます。 私が住む加須市内にもセイコーマートがありますので、今度また行ってきます。 富山にも行きたいし、滋賀にもまた行きたいし、京都の日本海側にも行きたいし、また行きたいところが増えてしまいました。 まぁ、楽しみがあるのは良いことですよね。 さて、今日はシューツリーの話です。 シューツリーに関しては、これまでにも何度か書いていますが、何度も何度も繰り返し書いてやっと少しずつ伝わってきているようなので、今回もまたお伝えしたいと思います。 そもそもシューツリーの目的とは何かというと、履いてつま先が反ってきてしまった靴をまっすぐに戻すことです。 この役を果たせていれば、シューツリーはOKと思っています。 では、なぜつま先が反っている靴が良くないのかといいますと、つま先が反っている靴のアッパーには深いシワが入ってしまうことが多く、そのシワが原因でアッパーに亀裂が入ってしまう恐れがあること、 そしてつま先が反っていると、少なからず歩きにくいこと。 さらには、見た目においても手入れをしていないように見えてしまってあまり良くないことなどが挙げられます。 そうならないために、靴にシューツリーを入れるのですが、ここでひとつ問題が発生します。 特にオーダーメイドの靴など、足に合わせっ作られた靴の場合、足よりも厚みが厚いシューツリーを入れることで靴を変形させてしまう恐れがあるのです。 実際に私の靴で試してみました。 こちらは、私が以前にどこかで購入したシューツリーです。 確か3,000円前後だったと思います。 このシューツリーは、決して高くないのになかなか良くできていて、横から見るとこんなに薄く作られています。 そして、こちらが今回実験に使われるギブソンブーツ。 この辺りをよくご覧ください(まだシューツリーを入れていない状態です)。 これにシューツリーを入れると・・・、 ちょっと見にくいかもしれませんが、実際に見るとかなり膨れています。 確かにこれならシワが切れて靴がまっすぐにのびそうな感じですが、靴を上下方向に広げてしまって余計な隙間を作ってしまいそうです。 これがオーダーメイドの靴だったなら、せっかく足に合わせて快適に歩けるように指の上側をギリギリに設計して作ったのに、極端な言い方をするなら靴を悪い状態に壊してしまうことになります。 おそらく多くの方が思っているよりも靴の内部の高さは薄くて、実際に足に合わせて作った7ラストをご覧いただくと皆さん大変驚かれます。 全ての方に完璧なシューツリーを使ってほしいという気持ちがありますが、実際にそれはちょっと難しい話であることはよくわかっています。 であるなら、皆さんが本来はシューツリーはどうあるべきなのかを理解していただいて、合わないシューツリーを入れると靴がゆるくなって履きにくくなることを知っておいていただきたいと思っています。 靴は思っているよりもとてもシビアで、数ミリの違いで印象は大きく異なります。 せっかく良かれと思って使っているシューツリーが靴を悪くしてしまうなんてもったいない話なので、ぜひ皆さん知識として理想的なシューツリーのことを知っておいてください。 理想的なシューツリーは、靴にセットしても甲の部分を殆ど押し上げないような大きさ(形状)のものです。 ★★★お知らせ★★★ ★旅チャッカ2023モデルのご注文を受け付けております。詳しくは、こちらをご覧ください。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

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フルブローグブーツ

今日のお客様は、埼玉県にお住いのTOさんです。 ご注文いただいた靴が完成いたしましたので、納品&フィッティング確認のためにお越しいただきました。 早速履いていただきました。 今回完成したのは、デュプイのサドルカーフを使って製作したブラウン色のフルブローグブーツです。 以前からデニムに合わせたいと思っていたそうで、いわゆる完成形がこんな感じです。 確かに、デニムにこの色のブーツというのはとっても合いますし、とっても格好良いと思います。 TOさんは、4年くらい前に突然フラ~っといらっしゃって、ちょっとお話をしてご注文されて、とっても不思議なお客様だと思っていたのですが、じつはTOさんなりにかなり考えていらっしゃったのだそうです。 その後も定期的にお越しいただきまして、年1足以上のペースでご注文いただいています。 また、TOさんはお仕事で出張が多いそうで、私たちシューリパブリックの「旅」ブーツをご活用いただいているとのことでした。 今回の仕様では、アイレットはブラインドアイレットをお選びいただきまして、これがなかなかイイ雰囲気を出していると思います。 とても使い勝手が良さそうなので、たくさん履いていただけることと思います。 TOさん、今回もありがとうございました。 靴の仕様 デザイン: フルブローグブーツ レザー:  キップ ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRD+お客様の足に合わせた調整) 製法:ハンドソーンウェルテッド 今回使用した革の在庫の有無: 完売 ★★★お知らせ★★★ ★旅チャッカ2023モデルのご注文を受け付けております。詳しくは、こちらをご覧ください。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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クギ抜き

今日は水曜日なので、私たちシューリパブリックの工房はお休みです。 ここしばらくはお休みといえども何かしら用事があって、なかなかゆっくりと休むことができなかったのですが、今日は珍しく急ぎの用事がなかったので本当に家でのんびりと過ごすことができました。 でも、ふと思ったのですが、将来仕事を引退したときに家でやることがなかったとしたら、どんなにつまらない日々に待ってしまうのだろうと。 趣味に時間を費やせばよいのですが、私の趣味は殆どが外でやることばかり。 キャンプをしたり、散歩に出かけたり、旅行をしたり、写真をとったり、自転車に乗ったり・・・。 家にじっとしていられない性格なので、もし雨なんて降ったら困ってしまうかもしれません。 まぁ、でもそうだとしても出かけてみても良いのかもしれませんね。 カメラを持って電車に乗りに行くのも良いかもしれません。 最近は、YouTubeで雪の飯山線の動画がとても楽しくて、只見線とともに制覇してみたいと思っています。 さて、靴づくりにおいて工具は非常に大切なものです。 工具ひとつで作業性や出来上がる靴のクオリティが変わってしまうこともあります。 以前にラスティングピンサー(つり込みの作業で使うペンチのような工具)を、イタリア製のものからドイツ製のものに変えた時になんて使いやすくてなんて合理的なんだろうと驚いたことがありました。 イタリア製のピンサーは、基本的に日本のものと似たような構造で、支点力点作用点において支点と作用点がやや離れているためにちょっと力が必要なのに対し、ドイツ製のピンサーは支点と作用点が結構近いので少ない力でパリッと革を引くことができ、非常に合理的にラスティングができるのです。 ただ、これらは専用工具なので、ちょっとホームセンターに行って買ってくるという訳にはいかず、私の場合はわざわざドイツから輸入しました。 その他の工具においても、靴は本当に専用工具が多いので簡単に手に入りません。 ですが、以前にAmazonで発見したクニペックスというドイツのメーカーのクギ抜きは日本のものよりのしっかりと作られているのにもかかわらず、日本のものの半額以下で買えるというミラクルな商品で、今でも大切に使っています。 そんな工具ですが、やっぱり工具は使っているうちに破損してしまうことだってあるので、念のためにスペアを買っておこうと思った矢先に、すごいのを発見しました。 それがこれです。 amazon basicsのクギ抜き。 クニペックスが3,000円弱くらいで販売されているのに対し、これは1,000円でおつりがくるという価格です。 形状はクニペックスのものに非常に酷似していて、持った感じも非常に近いです。 もちろん細かいところで異なる部分もありますが、実際に使ってみて不具合となるとは思えない程度のものです。 amazon basics、恐るべし。 ただ、まだ使い込んでいないので耐久性は未知の世界。 工具って、なるべく永く使い込んで手に馴染んでくれるのが理想なので、例えばクニペックスの3分の1の価格で耐久性が3分の1しか持たないというのなら、私はクニペックスを買った方が断然良いと思っています。 それでも、この辺りの作りを見ても決して悪くないですよ。 この軸が折れなければ、たぶん問題ないでしょう。 しばらく使ってみたいと思います。 恐るべし。 ★★★お知らせ★★★ ★旅チャッカ2023モデルのご注文を受け付けております。詳しくは、こちらをご覧ください。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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靴たち

その前に、余談ですが昨日の夜から干し芋を作っています。 というのも、先日お越しいただいたお客様のNさんが、自宅で干し芋を作ったらとてもおいしくて、少しずつ食べようと思ってたくさん作ったのに一気に全部食べてしまったという話をされていまして、 干し芋って自分で作れるということを知りまして、チャレンジしています。 Nさんは、炊飯器などを使って作られたそうですが、私はベーシックに21センチの寸胴鍋に大きめのサツマイモをたくさん入れて蒸して、蒸しあがったヤツの皮をむき、厚さ約7㎜ほどに切ってそれを天日干しにするという方法でやっています。 別に何も難しいことはなく、干すときには鳥に食べられないように、ダイソーで買って来たネットを使って干しています。 このネットは、キャンプの時などに食器を洗って干しておくという使い方もできるヤツで、もうひとつくらいほしいと思って買いに行く前にキャンプ用品の箱を覗いたら、以前に買ってありました。 たぶん明日もお天気が良さそうなので、あと数日で干し芋ができるのではないかと思います。 これがうまくできたら、もっと量産しても良いかと企てていますが、サツマイモ自体がそこそこ高いのでまぁほどほどで行きます。 以前は、例えばカメラが欲しいとかレンズが欲しいとか、コートが欲しいとかバッグが欲しいとか、そういういわゆる「モノ」が欲しかったのですが、最近はだいぶ変わってきまして例えば家族で旅行に行きたいとか、こんな食べ物を食べてみたいとか、ゆっくりお茶を飲んでくつろぎたいなどという、「行動」をしたいと思うようになりました。 なので、ゆっくり茶を飲みたいからおいしそうな紅茶を買ってみようとか、同じバッグが欲しいにしてもバッグそのものが欲しいというよりも旅行を楽しめるようなバッグが欲しいという感じで、主体となるものがだいぶ変わったように思います。 今回の干し芋の件も、干し芋を食べたいということよりも、干し芋作りの体験をしてみたいというのが一番の理由で、なかなか楽しい経験です。 私たちの工房で靴をオーダーしてくださるお客様も、単に靴が欲しいということよりも毎日を快適に過ごしたいという理由や、こんな靴を履いて一日を過ごしたいという理由で、さらには足腰をしっかりと使って歩きたいなどという理由で、ご注文してくださっています。 そんなお客様たちのご希望にしっかりと応えなくてはと思っています。 さて、今日は2月納品予定の靴たちが完成しました。 珍しいことに、今回のグループには黒い靴が1足もありませんでした。 靴が完成したお客様には、この後ご連絡をさせていただきます。 今回は全員がリピートのお客様なので、なんとなく履いた感じはイメージしていただけるかと思いますが、久しぶりのご注文の方もいらっしゃるのでぜひお楽しみにしていただきたいと思います。 シューツリーをご注文いただいた方は、そちらも完成しています。 ★★★お知らせ★★★ ★旅チャッカ2023モデルのご注文を受け付けております。詳しくは、こちらをご覧ください。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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オールソール交換修理

余談ですが、久しぶりに散財しました。 今回購入したのは、こちら。 クレイモア3というLEDライトです。 ちなみに裏側はこんな感じ。 私はアウトドアが好きなのでLEDランタンはいくつか所有していますが、これは工房で使うためのものです。 というのも、工房の倉庫の中が照明をつけてもイマイチ暗くて、革を探すときなどに不自由なので、ちょっと奮発して買ってみました。 このクレイモア3はサイズがいくつかありまして、これはMサイズです。 S、M、L、そしてさらに大きなXという4つのサイズ展開で、私のクルマにはXという一番大きいヤツを積んでいますが今のところお守り代わりになっています。 大きさの違いはバッテリーの容量の違いなので、明るさにはあまり関係ないようです。 なので、ちょこちょこ充電できる工房には、これくらいのサイズで十分ということになります。 ちなみに、外枠のような黒い棒はフックをかけられるようになっていまして、付属のフックを使ってテントの中にぶら下げたりすることもできますし、その黒い棒は変形して自立させることも可能です。 なかなか便利なヤツなので、いざという時に備えてひとつ準備しておくのも良いかもしれませんね。 さて、今日は昨年の暮れにオールソール交換修理のためにお預かりしたIさんのチャッカブーツです。 2月納品予定の靴たちと一緒に作業していたので、完成(まだ完成していませんが)がこのタイミングになってしまいました。 このあと、コバの仕上げをして、インソックを敷いて完成になります。 オールソール交換と一緒にウェルトもボトムフィラーも新しくなっています。 そして・・・、 これがIさんのこだわりです。 ここがとがっているとスラックスの裾にダメージを傷つけてしまうこともあるので、毎回このようにというご希望をいただいています。 もうあと少しなので、完成したらまたご連絡をさせていただく予定です。 もう少々お待ちください。 ★★★お知らせ★★★ ★旅チャッカ2023モデルのご注文を受け付けております。詳しくは、こちらをご覧ください。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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セミブローグ

今日いらっしゃったお客様のAさんが、 「今日はクルマだったので・・・。」 とのことで、これまでに製作した靴のうちの何足かを持ってきてくださいました。 Aさんは、このブログでお客様が履き込んでいい感じになった靴をご覧になるのが楽しみとのことなので、きっとほかにもそのような方がいらっしゃるだろうということで、Aさんの靴をご紹介させていただきます。 こちらは、Aさんの1足目のチャッカブーツ。 シュリンクの革を使って製作しました。 今でもこの履き込んで馴染んだチャッカブーツが一番履きやすいとおっしゃっていました。 そして、 ネイビーのスウェードで製作したギブソンシューズ。 このスウェードはチャールズFステッドのもので、もうひとつのスウェードであるスコッチスウェードに比べるとやや毛足が短く、ちょっと落ち着いた雰囲気ですね。 Aさんが今日履いていらっしゃったのがこちら。 こげ茶のスムースの革を使って製作したセミブローグシューズ。 この靴は、履き始めたばかりの頃はまだ革が硬かったこともあって、折れジワにやられたこともあるそうですが、今ではもうかなり馴染んでいるようです。 お客様によって似たような雰囲気の靴をご注文される方もいらっしゃれば、Aさんのように全然違う雰囲気の靴をご注文される方もいらっしゃって、皆さんそれぞれなんですよね。 Aさんは、一週間のうちにどの靴は何曜日に履くかを決めていて、どの靴も週一のペースで履いていらっしゃるそうです。 靴はそれくらいのペースで履いてあげるのが良いと思います。 Aさん、今日もありがとうございました。 ★★★お知らせ★★★ ★旅チャッカ2023モデルのご注文を受け付けております。詳しくは、こちらをご覧ください。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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GB

今日いらっしゃったお客様のKさんと、ギブソンブーツはかっこうイイですよねという話で盛り上がりました。 というか、正しく言うなら、私が書いたギブソンブーツに関するブログの記事の熱量が高く、それをご覧になったKさんも格好良いと思ったということでした。 特に、シュリンクの革を使って製作したギブソンブーツは、ギブソンブーツの良さを特に引き立てていて、機能的にも非常に優れています。 こちらが工房に展示してあるギブソンブーツで、Vacchetta 800というシュリンクの革を使っています。 シュリンクの革を使った場合、スムースの革に比べてシワの入り方が自然で無理がないため、履いていても早いうちから比較的違和感なく履くことができます。 シュリンクの革自体はだいたいスムースよりも少し厚くて、スムースと比べてもしっかりとしているのに、革そのものがしなやかなので履いていてとっても快適なのです。 また、つま先とカカト周りはラスティングで革を引っ張るためにシュリンクの革であってもシボが薄くなり、つま先から少しずつシュリンクのシボが濃くなっていくというグラデーションを味わうことができます。 この辺りは、シュリンクの革らしさがよく出ています。 つまり、甲周りをしっかりと優しく包み込んでくれる構造で長時間履いていても疲れにくく、とっても快適に過ごすことができるというギブソンブーツの特徴と、優しい履き心地なのにしっかりとしているというシュリンクの特徴が合わさって、最強ともいえるブーツが出来上がるのです。 ちなみに、このシュリンクの革の特徴は、一部の型押しの革にも似た特徴を持つものがありますので、履き心地を追求すると場合の選択肢はかなり広がります。 このシュリンク×GB(ギブソンブーツ)という組み合わせは、機能的に見ても非常に優れていると言えるでしょう。 シュリンク×GBは、とってもおススメです。 ★★★お知らせ★★★ ★旅チャッカ2023モデルのご注文を受け付けております。詳しくは、こちらをご覧ください。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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端の処理

エッヂトリートメントとは、革の端の処理のことを言います。 ギザギザにカットするヤツとか、場合によっては親子穴のことも含めますが、今日は先日ご紹介したスウェード(商品名はLondonといいます)におけるトップライン(履き口)の処理の話です。 通常、私たちシューリパブリックでは、靴の履き口はビーディング(折り込み)という処理をしています。 こんな感じ。 これは、革の端を漉き機で薄く漉いてから、接着剤をつけて折り込んで叩いています。 キレイに見えるかもしれませんが、折り込む作業は手作業でやっています。 通常の仕様ではこんな感じにしているのですが、先日ご紹介したスウェードは裏側にレジン加工が施してあり・・・、 このレジン加工が革をパリッとさせていることもあって、この部分を漉いたりしたくないのです。 似たようなケースでチャールズFステッドのスーパーバックもこんな感じでした。 そんなわけで、Londonを使って製作する靴のトップラインに関しては、スーパーバックと同様に切りっぱなしで製作させていただきます。 革の断面はこんな感じで、切りっぱなしでも全く違和感はありませんし、この方が強度があって仕上がりが良いと思います。 ちなみに、Londonの人気色であるDark Blueがこちら。 実物はもっとキレイですよ。 ぜひ実物を見にいらしてください。 ★★★お知らせ★★★ ★旅チャッカ2023モデルのご注文を受け付けております。詳しくは、こちらをご覧ください。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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旅チャッカ

今年の初めから受け付けを開始しております旅チャッカですが、じつは以前のものと比べると少々仕様を変更しております。 正確に言えば、昨年秋の「旅ブーツ・サイドゴア」から変わっているのですが、以前からご指摘いただいていた履き心地が硬いという点を少し改善しておりまして、ハンドソーンウェルテッドほどではないものの、少し柔らかい履き心地になっています。 ただ、この硬いという件もそうだとおっしゃる方もいれば、ハンドソーンに比べて全然変わらないという方もいるので、気にならない方にはどうでもよい話なのかもしれませんね。 ちなみに、今日初めてこのブログをご覧いただいた方には、旅チャッカって何?っていうことになるので、簡単に説明させていただきますと、 一般的な靴は1日履いたら何日か休ませる必要がありますが、それだと出張や旅行の時に何足も靴を持っていく必要があるので、数日間立て続けに履ける靴というコンセプトで作ったもので、 このようにインソールを取り外して交換して靴を履くことで、翌日もその翌日も同じ靴を履くことができるという旅行などに特化したチャッカブーツです。 今回は、予定数を5足とさせていただいておりまして、お選びいただける革が・・・、 このような黒のスムースと、 このようなダークブルーのスウェードを用意しましたが、本日(1月12日)時点でそれぞれ残りが1足ずつとなっております。 そご予約のご連絡をいただければお取り置きをさせていただきますので、欲しいなぁって思っていらっしゃる方はお早めにご連絡ください。 この企画の詳細に関しましては、こちらをご参照ください。 ★★★お知らせ★★★ ★旅チャッカ2023モデルのご注文を受け付けております。詳しくは、こちらをご覧ください。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。              

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