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普段からブーツを履いていると、日帰り温泉などに行ったときにブーツがげた箱に入らないということがまれにあります。 じつは、私がお気に入りの日帰り温泉が埼玉県の神川町にありまして、ここの下駄箱の高さがじつに微妙なのです。 チャッカブーツならギリOKで、ギブソンブーツだとアウトです。 そんな経験はありませんか? もうひとつのお気に入りの温泉が新潟県の十日町市にありまして、ミオンなかさとという施設なのですが、 こちらは雪国だけあってブーツ用の下駄箱も十分にあるため、全く問題ありません。 ブーツを履きたいけれど、自宅の下駄箱の高さや会社の下駄箱の高さの関係でちょっと二の足を踏んでしまうという方、 チャッカブーツでしたらほとんどの下駄箱で大丈夫のようです。 チャッカブーツもれっきとしたブーツですので、しっかりとブーツのホールドを得ることができるのに、 筒の高さは標準サイズで4インチなので、シューズとさほど変わりません。 ちなみに、私たちシューリパブリックのギブソンブーツの筒の高さは、標準サイズで5インチとなっていまして、 その1インチの差で下駄箱問題に遭遇してしまうことになっているようです。 一番良いのは履きたいモデルを履いていただくことですが、どうしても下駄箱問題をクリアできない方には、 そんな方法もあることを知っておいていただきたいと思います。 ★★★お知らせ★★★ 【 お知らせ 1 】 7月19日(金)と20日(土)に、長野市のIVY PRODUCTSさんにて恒例のイベント開催です。 その中で、19日(金)の夕方からゆるーい感じで軽く催しをやろうかということになりました。 主な内容はトークイベントが中心となる予定です。 お越しいただける方は、できましたら事前にIVY PRODUCTSさんのほうにご予約をお願いいたします。 【 お知らせ 2 】 シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

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ラストのキャラ

カテゴリー: Hidden Story:こぼれ話

余談ですが、ウチの小学生の娘がとても絵を描くのが好きで、普段からその辺にある紙にイラストを描いたりしているのですが、 親としては子供の成長の記録として残しておきたいものの、あまりにも小さい紙に描くものだからそれもままならないため、 ひとつにまとめてもらう意味も込めて、仕事の合間にファイルを作ってみました。 ちょっと贅沢ですが革製の表紙で、B5サイズの紙が綴じてあります。 いわゆるルーズリーフのA5サイズの金具があったので、正しい使い方ではありませんがちょっと使ってみました。 構造としては、私が仕事で使っている手帳と同じです。 私の手帳はもう10年以上使っていて、普段からいつも持ち歩いているのにまだまだ全然元気で、 このファイルも10年くらい使ってくれると嬉しいです。 娘は今日早速絵を描いていました。 さて、ラストの話です。 靴にはお仕事用の靴とカジュアルな雰囲気の靴がありますが、それはさまざまな要素で分けられています。 たとえば、カジュアルな雰囲気の革を使ってみたり、Lストームのウェルトを使ってみたり、ソールの厚さを厚くしてみたり、 それらの要素をまとめた結果からカジュアルな雰囲気になるのか、もしくはビジネスの雰囲気になるのかが決まってきます。 そして、ラストのつま先の形も大切な要素です。 手前の靴のラストはSRDで、奥側がSRCというモデルです。 何が違うのかと言いますと、つま先に向かていくところの落ちるラインが違います。 手前のSRDのほうが、ビジネスに向いているラストになります。 但し、これはあくまでも要素のひとつであって、これだから絶対にビジネスにならないといけないということではなく、 一見ビジネスぽいけれど、じつは上品なカジュアルに合わせていただくような仕様の靴だったり、 場合によってはビジネスでもオフでもどちらにも使えるような仕様の靴だったりして、 そのあたりを上手にコントロールできると、かなり上級者と言えると思います。 ビジネス仕様のを使ってカジュアルの靴を上手に作るというのは、なかなかハイレベルのまとめ方ですね。 ★★★お知らせ★★★ 【 お知らせ 1 】 7月19日(金)と20日(土)に、長野市のIVY PRODUCTSさんにて恒例のイベント開催です。 その中で、19日(金)の夕方からゆるーい感じで軽く催しをやろうかということになりました。 主な内容はトークイベントが中心となる予定です。 お越しいただける方は、できましたら事前にIVY PRODUCTSさんのほうにご予約をお願いいたします。 【 お知らせ 2 】 シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

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先日お預かりした靴の修理が完了しました。 今回のメニューは、オールソール交換+ウェルトかけなおし。 左のオックスフォードは、こちらのお客様の記念すべき第1足目です。 もう、何年くらい経つのでしょうか。 結構経っているはずです。 こちらのお客様は、お持ちの靴のうちシューズがこの2足のみであるため、何かと脱ぎ履きがあるようなときにはこの2足を結構な頻度で履いてしまっていたそうで、 特に左のオックスフォードは、結構ダメージが大きかったです。 でも、さすがウェルテッドの靴ですね。 ウェルトからかけなおしてあげると、こんなふうにパリッと元気になりました。 ソールだって、当たり前ですがとってもキレイ。 通常、オールソール交換の修理には3週間くらいお時間をいただきます。 通常の作業との兼ね合いもありますので、タイミングが悪いと1か月くらいかかってしまうことも・・・。 すみません、なるべく早く取り掛かります。 それから、私たちシューリパブリックでお受けする修理は、私たちが製作した靴のみとなります。 というのも、簡単な修理に見えてじつは接着剤の相性が良くなかったり、特殊な工具が必要であったりということもあるのです。 修理専門のお店なら、いろいろと工具や材料を取り揃えているのでしょうけれど、私たちは製作がメインなのでなかなかそこまでは手が回りません。 その旨、ご了承ください。 ★★★お知らせ★★★ 【 お知らせ 1 】 7月19日(金)と20日(土)に、長野市のIVY PRODUCTSさんにて恒例のイベント開催です。 その中で、19日(金)の夕方からゆるーい感じで軽く催しをやろうかということになりました。 主な内容はトークイベントが中心となる予定です。 お越しいただける方は、できましたら事前にIVY PRODUCTSさんのほうにご予約をお願いいたします。 【 お知らせ 2 】 シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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片付け

カテゴリー: Break Time:ブレイクタイム

今日は水曜日なので、私たちシューリパブリックの工房はお休みです。 そして、今日は久しぶりに自宅の片づけをして、要らないものを市のクリーンセンターへ持って行って捨ててきました。 と、一言で簡単に言ってしまいますが、中にはそう簡単に捨てることのできないものもあって、 例えば娘が小さいころに遊んでいたおもちゃとか、もしかしたらまた使うかもしれないケーブル類とか、 どちらかと言えば私は物を捨てられないほうなので、思い切るまでちょっと大変です。 でも、それらを保管しておいたところで、おそらくもう2度と使うこともないでしょうし、もしかしたら目を向けることだってないかもしれません。 そう考えると、やっぱり思い出は思い出として写真などに納めて、使わないものは捨ててしまうのが良いのかもしれません。 結局、そういうことで思い切って捨ててきました。 ただ、その前にこれは売れそうだと思われるものは、セカンドハンドのお店に売りに行って、多少でも役に立ててほしいと思うわけです。 そんな中、まだ全然きれいなのに売れなかったのがこちら。 娘がまだ小さかったころに使っていたイスです。 座面のシートが割れているからとのことで、ではこの部分を修理して持ってきたらいくらくらいになるかと聞いたところ、 30~50円だそうです。 まぁ、売れそうもないものは引き取ってくれないでしょうし、売れる見込みの少ないものは、それなりに安くなってしまうのも仕方ないことです。 どうしようかなぁ、このイス。 ともあれ、中途半端に残していたものをすべて(このイスを除き)処分することができて、気分的にはさっぱりしました。 家も少し広くなったように感じますし。 そういえば、靴の仕事をしていると、 「以前に買った靴が足に合わなくて、でも捨ててしまうのはもったいないんだけど・・・。」 と、履かない靴をずっと保管している方にお会いすることがありまして、 私個人的には、将来的に履かないのであれば、処分するべきだと思っていますので、そのようにアドバイスさせていただいています。 誰かに差し上げるとか、ヤフオクなどで売るとか。 売れないようなら、思い切って捨ててしまうのだって悪いことではありません。 保管しておくだけだって、考え方によってはランニングコストがかかるわけですから、きっぱりと割り切っても良いと思います。 靴は、履かないで保管しておくと、少しずつ劣化してしまいますし。 使うか使わないかわからないものを大切に保管していると、それだけで大変なことになってしまうので、迷ったら捨てましょう。 そう言っている私自身が、捨てると決めるまでなかなか大変だったのですが、捨ててみてやっぱりこれでよかったと思っています。 ★★★お知らせ★★★ 【 お知らせ 1 】 7月19日(金)と20日(土)に、長野市のIVY PRODUCTSさんにて恒例のイベント開催です。 その中で、19日(金)の夕方からゆるーい感じで軽く催しをやろうかということになりました。 主な内容はトークイベントが中心となる予定です。 お越しいただける方は、できましたら事前にIVY PRODUCTSさんのほうにご予約をお願いいたします。 【 お知らせ 2 】 シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

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泥汚れ

カテゴリー: Message:伝えたいこと

数日前に出かけた先の足元が泥で、雨が降っていたために靴が泥だらけになりました。 まだスニーカーなので、ちょっと手をかけて汚れを落としてあげればだいたいキレイになるはずですが、 これが革靴だったらどんなメンテナンスをしたら良いのかちょっと困ってしまう方もいらっしゃるかもしれません。 乾かしてからブラシで泥を落とすのか、 もしくは泥が付いたらすぐに濡れた布などで落とすのか・・・。 前者の場合でもそんな何日も泥をつけたままということはないと思うので、どちらでもよいかと思いますが、 大切なのは泥は革の水分を奪ってしまうこと、そして泥は革に染み込むこともあるということを知っておくことです。 日頃から、靴を履いて帰宅したら玄関先ででも靴のホコリを落としてくださいと言っているのは、そういう意味があるのです。 で、上記の靴の泥の件ですが、私個人的にはやはり早めに落としてあげたほうが良いように思います。 まずは落とせるだけ落として、革の表面の毛穴に入りそうなくらいのヤツは、帰宅してからでもレザーローションなどでキレイに落としてあげてください。 革は、とっても丈夫な素材という印象をお持ちの方も多いかと思います。 ですが、全然メンテナンスをしないでほったらかしにしてしまうと、革がカサカサに乾いて裂けやすくなってしまいます。 逆に、クリームをベチャベチャ塗りすぎると亀裂の原因になります。 理想は、最低限のメンテナンスをしっかりとやること。 乾燥させないように気を付けてください。 泥やホコリにもご注意を。 ★★★お知らせ★★★ 【 お知らせ 1 】 7月19日(金)と20日(土)に、長野市のIVY PRODUCTSさんにて恒例のイベント開催です。 その中で、19日(金)の夕方からゆるーい感じで軽く催しをやろうかということになりました。 主な内容はトークイベントが中心となる予定です。 お越しいただける方は、できましたら事前にIVY PRODUCTSさんのほうにご予約をお願いいたします。 【 お知らせ 2 】 シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

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ブランド

カテゴリー: Message:伝えたいこと

最近、普段に着る服を買おうとするときになんとなく良いなぁって感じるモノには、このタグが付いていることが多いように感じます。 皆さんご存知の、ナノ・ユニバース。 コートはこれ1着だけですが、少し前に気に入って買ったTシャツのほとんどがこのブランドでした。 決してここを狙って選んだわけではないのに、なんとなく行き着いたのがここだったということ。 Tシャツなんて、それも言ってみれば何の変哲もない無地の白Tなのに、不思議です。 そもそも、ブランドとはほかのモノやサービスとの差別化を図るためのモノであり、 古くは自分の家畜に焼き印を押して他の家畜と区別するためのもの(Wikipediaより)だそうで、 昨今では「ウチの商品はとっても良いから、次に買う時にはこのマークのついているヤツを買ってちょうだいね。」といった意味でつけていたことが想像できます。 それが、「このマークがついているものはすごいんだよ。」といった戦略にまでなって、 結局モノを売るときにはブランドのロゴがないと売りにくいとまで言われるようになりました。 こんなことを言ったら失礼かもしれませんが、その商品に敢えてなんだかわからないロゴマークをつける必要はないんじゃないの?ということだってあるほどで、 正直、そのロゴマークがついていなければその商品を買うのに・・・と思うようなこともしばしばあります。 とは言え、世の中にこれだけたくさんの商品があふれかえっている時代に、わかりやすく他の商品と区別してもらえることはありがたいことであり、 自分の好みに合った商品を探すには、非常に便利なことだと思います。 一方、私たちシューリパブリックの靴に関しては、まだまだブランドと名乗るほどのものでもなく、 またブランディングを避けて通ることはできないものの、過度な看板ありきのやり方をしてどうこうしようというつもりはなく、 それよりも、むしろ身近で日常に履くためのオーダーメイド靴という立ち位置をはっきりさせるようにしています。 ブランドの看板に頼るのではなく、今はまだ見てほしいのは商品そのものであり、 シューリパブリックだからということよりもモノありきで、つまりこの商品だから履いてみようと思っていただけることを目指しています。 オーダーメイドですし、作っているのが小さな工房ですし、 お客様一人一人に向けて靴の特徴や私たちの考え方を発信して、それを感じ取ってくださる方々に私たちが作る靴を履いていただきたいと思います。 ★★★お知らせ★★★ 【 お知らせ 1 】 7月19日(金)と20日(土)に、長野市のIVY PRODUCTSさんにて恒例のイベント開催です。 その中で、19日(金)の夕方からゆるーい感じで軽く催しをやろうかということになりました。 主な内容はトークイベントが中心となる予定です。 お越しいただける方は、できましたら事前にIVY PRODUCTSさんのほうにご予約をお願いいたします。 【 お知らせ 2 】 シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

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雨の日&出張用チャッカブーツ

今日のお客様は、東京都にお住いのRTさんです。 ご注文いただいていた靴が完成いたしましたので、納品&フィッティング確認のためにお越しいただきました。 今回完成したのは、旅行・出張用のチャッカブーツです。 早速履いていただきました。 RTさんはチャッカブーツ自体が初めてで、これまでのギブソンシューズやギブソンブーツと比べて履き心地がどれくらい違うのかを確認していらっしゃいましたが、 製法においても今回のチャッカブーツがブラックラピドなのに対し、これまでの靴たちがハンドソーンウェルテッドということで、 履き初めなのでまだ比較するのは難しそうでした。 でも、このチャッカブーツは見た目ほどカチカチではないので、すぐに足に馴染むことでしょう。 これで3足そろったので、とりあえずはローテーションが楽になるとのこと。 むしろ、ローテーションに関してはこのチャッカブーツは1足で何足分もの働きをしますので、 旅行の時だけでなく、普段にも活躍してくれることと思います。 正直なことろ、ブラックラピド製法を下に見る方もいらっしゃるようですが、私自身サンプルの靴を履いてみて、これはこれでアリだと感じています。 セッティングの自由度だってハンドソーンウェルテッドの靴にさほど劣りませんし、 むしろ作業性はこちらのほうが断然優れています。 気になる方は、ぜひ一度履いてみてください。   靴の仕様 デザイン: チャッカブーツ レザー: キップ(ガラス) ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRD+お客様の足に合わせた調整) 製法: ブラックラピド   ★★★お知らせ★★★ 【 お知らせ 1 】 7月19日(金)と20日(土)に、長野市のIVY PRODUCTSさんにて恒例のイベント開催です。 その中で、19日(金)の夕方からゆるーい感じで軽く催しをやろうかということになりました。 主な内容はトークイベントが中心となる予定です。 お越しいただける方は、できましたら事前にIVY PRODUCTSさんのほうにご予約をお願いいたします。 【 お知らせ 2 】 シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。      

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ダイナイトソール

カテゴリー: Hidden Story:こぼれ話

今日は、朝のうちは良い天気だったのに、少しずつ怪しい雲が出てきたかと思ったら、突然の大雨でした。 天気予報では、お天気が崩れると言っていたので、レザーソールの靴は敬遠されたかと思いますが、 今日のようなお天気だったり、さらにはもっと読みにくいお天気の時は、レザーソールではちょっと心配です。 そういう時にお勧め、いやいつだってどんな時だってお勧めしたいのが、このダイナイトスタッデッドソール、通称ダイナイトソール。 私はこのダイナイトソールが大好きで、シューリパブリックをスタートして間もないころから、標準仕様はダイナイトです。 何がそんなに良いのかと言いますと、レザーソールとさほど変わらない厚さでスマートに見えるのに、雨が降っても全く問題なく履くことができ、 耐摩耗性能はレザーよりもはるかに高く、耐衝撃に関しても人間の体重に対して非常に好ましいと思います。 実際、道具として靴を履くことを考えたなら、雨が降ることもありますし、長時間歩き続けることもありますし、 そんな状況下でも、安心していられるというところが素晴らしいのです。 もちろん、ダイナイトソール以外にも有名な合成ゴムのソールはたくさんありますが、 安心感と上品さにおいてはこのダイナイトは格別だと個人的に思っています。 ソールの素材は、ほんの少し変わっただけで印象が異なりますから、似たようなものでもやっぱり違うはずです。 かつて、私たちのお客様がある修理屋さんでカカトのトップピースを似たようなほかのブランドのモノに交換したのですが、 なんとなく疲れるような感じがして、すぐにダイナイトに替えてもらったといったこともありました。 そこまでシビアに感じる方ばかりではないと思いますが、それでもシューリパブリックの靴でダイナイトのセッティングのモノは、 修理の時にはダイナイトを使っていただいたほうが良いと思います。 と、ダイナイトソールの良いところを書き連ねてきましたが、ダイナイトにも欠点と言いますか、気になる点もありまして、 それはこの部分です。 まだ新しいうちは、つま先側の接点がこのセンターの凸のみになるので、違和感を感じることと、タイルの上などでは滑りやすいということがあります。 少し履いていて馴染んでくるとそれらは解決するのですが、最初のうちだけちょっと気を付けてください。 いずれにしても、靴のソールとしては非常に優れていますので、これからも標準仕様のソールとして使っていくつもりです。   ★★★お知らせ★★★ 【 お知らせ 1 】 7月19日(金)と20日(土)に、長野市のIVY PRODUCTSさんにて恒例のイベント開催です。 その中で、19日(金)の夕方からゆるーい感じで軽く催しをやろうかということになりました。 主な内容はトークイベントが中心となる予定です。 お越しいただける方は、できましたら事前にIVY PRODUCTSさんのほうにご予約をお願いいたします。 【 お知らせ 2 】 シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

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85%

カテゴリー: Message:伝えたいこと

ウェブサイトにも書いてありますが、私たちシューリパブリックの靴は85%のクオリティという、一見変なコンセプトで製作しています。 ウェブサイトを読んでいただければすぐにお分かりになることなのですが、85%を超えて95%とか、実際にはほぼ不可能であろう100%を目指すとなると、 それなりに手間も時間も、そして結果として莫大なコストもかかってしまいます。 40%の出来のモノを50%に上げるのとは、まったく次元が異なります。 それを敢えて普通に丁寧な作業でできる範囲の85%ほどを目指すことで、工業製品のように効率よく、 価格とクオリティのバランスの取れた製品が出来上がります。 これが、スタートしたころに考えたことです。 そして、しばらく同じようなものを作り続けていると、だんだん見えてくることがありまして、 それは、靴は主に革を使って製作しているものなので、たとえどんなに頑張って100%のフィッティングを実現しようとしても、 履きこんでいくうちに革が伸びたりインソールが沈んだり、ソールが柔らかくなったり、その他さまざまな変化が起こるわけで、 履き初めで100%は不可能だと実感したのです。 なので、私は履きこんである程度馴染んできたところで85%以上の履き心地(感覚を数値で表現するのは難しいですが)を実現することを目指しました。 つまり、履き初めの数か月は、フィッティングは正直なところ不足すると思います。 お客様の中には、最初からとっても満足してくださる方もいらっしゃるのですが、 そのようなお客様は、しっかりと靴の変化を理解されている方であったり、もしくはそれまで全然足に合っていない靴を履いていらっしゃった方で、 初めてシューリパブリックの靴を履いてくださる方は、 「思ったほどではない・・・。」 と感じる方もいらっしゃるかと思います。 それが、正しい履き方を守って履いていただき、半年くらい経つと急にピタリと足にフィットするときがやってきます。 その時点で85%くらいになっていることを逆算してフィッティングを決めています。 ここで85%というのは、人は日々足の状態が異なるのが普通で、100%と言い切るのが難しいのです。 この、半年くらい正しい履き方を守って履いていただくというのが非常に重要なポイントで、 シューリパブリックの靴はカカトの食いつきが良いと言われているものの、お客様の足の形状にもよりますが、靴のカカトの芯がある程度馴染むまで食いつきにくいこともあります。 いや、じつは正しくはカカトはあまり食いつかせないようなフィッティングにしていまして、 ソールが馴染んで柔らかくなることと、カカトの芯が足の形に変化してイイ感じにホールドするようになって、カカトがしっかりとフィットしていると感じられるようになります。 そこまで、かなり時間がかかります。 私がこんなふうに断言していても、心配される方がいらっしゃって、そんなお客様には実際にフィッティングのことやセッティングのことを細かくご説明して、みなさん納得してくださっています。 そうは言っても、そんな半年も待っていられないという方は、裏技ですがこんな方法があります。 カカトを写真のようにギューッと絞り、さらに屈曲点のあたりを、履いて折れ曲がる状態と同じように折り曲げて屈曲のクセをつけてあげるのです。 これで、数週間分の靴の変化を進めることができます。 革は馴染んでいく間に少しずつ変化をします。 その変化は、私たちユーザーが良いと感じるほうへ向かっていきます。 当たるところは逃げてくれますし、緩いところは作り方次第でフィットするようになることもあります。 作り手にとってはある意味ありがたいことで、変化する量の計算を間違いなければ、履きこんでいくうちに理想的なフィッティングに近づくのです。 ★★★お知らせ★★★ 【 お知らせ 1 】 7月19日(金)と20日(土)に、長野市のIVY PRODUCTSさんにて恒例のイベント開催です。 その中で、19日(金)の夕方からゆるーい感じで軽く催しをやろうかということになりました。 主な内容はトークイベントが中心となる予定です。 お越しいただける方は、できましたら事前にIVY PRODUCTSさんのほうにご予約をお願いいたします。 【 お知らせ 2 】 シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

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今日は平日にもかかわらず、2組のお客様が工房へお越しくださいました。 そして、お越しいただいた方々の共通点が、靴に関してとっても詳しいということです。 その詳しさとは、雑誌などを読み漁ってどこのブランドの何とかというモデルが・・・みたいな詳しさではなく、 靴作りの専門家の方としてお話をさせていただいた方々です。 ホント、偶然に午前と午後にそのような方々が来てくださって、深ーい話をさせていただきました。 そんな中で、皆さん私たちシューリパブリックの靴に大変関心を持って下さていて、 久しぶりに私もシューリパブリックの靴を改めてまじまじと見直すきっかけになりました。 シューリパブリックの靴は、見た目の細かいところよりもつくりを含めた見えない部分や、履き心地に直結する部分、 そして丈夫さなどに重点を置いているのですが、 そのコンセプトのベクトルが最も長いのが、このギブソンブーツなんだと実感しました。 カカトをしっかりとホールドして、カッチリとした履き心地で長時間履いても疲れにくい。 これから夏になるとブーツを敬遠される方もいらっしゃるかもしれませんが、夏だってブーツ履いてください。 それにしても、 「ウェブで見るよりも実物のほうがずっと格好良い。」 といつも言われまして、まぁ嬉しいことなのですが、写真の腕ももう少し上げないといけないようです。 ★★★お知らせ★★★ 【 お知らせ 1 】 7月19日(金)と20日(土)に、長野市のIVY PRODUCTSさんにて恒例のイベント開催です。 その中で、19日(金)の夕方からゆるーい感じで軽く催しをやろうかということになりました。 主な内容はトークイベントが中心となる予定です。 お越しいただける方は、できましたら事前にIVY PRODUCTSさんのほうにご予約をお願いいたします。 【 お知らせ 2 】 シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

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