Archives

富山のこと

カテゴリー: Break Time:ブレイクタイム

富山

今回の旅行で、私は初めて富山を訪れました。 正確に言えば、昔務めていた会社の旅行で黒部ダムに行ったことがあるので、富山県という括りでは初めてではありませんが、いわゆる富山市だったり魚が美味しい富山という地域は今回が初めてになります。 今回、富山を訪れた感想は、富山っておもしろいところですね。 調べてみると、富山市の人口は2015年のデータでは約42万人、金沢市の46.5万人よりもちょっとだけ少ない程度です。 それなのに、私たちが持つイメージは全然金沢の方が都会だったり洗練されていたり、いやいやこれはあくまでも私の勝手なイメージなのですが、でも富山市に行ってみるとかなりの都会で人も多く結構にぎわっています。 とってもステキなところです。 だいたいどういう財政事情が詳しいことはわかりませんが、地方都市でこれだけ路面電車を走らせられるというのは凄いことです。 電車は頻繁に出ているのに、どの車両にも人がたくさん乗っていて、侮れません。 ただ、今回は時間の関係で富山市のみの滞在となってしまい、地方感を感じられるようなところを訪れることができなくて、これは次回の課題にしたいと思います。 それから、今回改めて富山の魅力として驚いたのが、富山市の水がとってもおいしいこと。 全然ノーマークだったので、ウチの娘とともに大変驚きました。 私は昔から水の味を気にする方で、旅行先で飲む水は特に気にかけています。 昨年は京都の水がおいしいことに気づき、毎回出かけた先の水の味をチェックするのは私の楽しみになっています。 多分、富山の皆さんは富山の水がおいしいことをご存じなのでしょうね。 皆さんも、もし富山に行くことがあったら水を試してみてください。 そんなわけで、まだまだもっと詳しく知りたいと思わせてくれる富山でした。 ★★★お知らせ★★★ ★7月26日(水)から8月4日(金)まで私たちシューリパブリックは夏季休暇となります。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

… 続きを読む

富山

前日の3日目は、彦根を出て鯖江にある西山動物園に立ち寄ってレッサーパンダを観て、そのまま宿泊地である富山へ向かいました。 結構遠いことはわかっていましたが、なかなかな距離でした。 翌日の4日目は、この旅行の最終日です。 富山に行きたいと言い出したのは私で、家族がそれぞれ行きたいと行っているところとはちょっと離れてしまっているのですが、どうしてもいきたかった理由があるのです。 それは、いや正しく言えば2つあるのでそれらは・・・、 富山の路面電車に乗ることと、立山連峰を見ることです。 富山市には路面電車が走っていまして、これがかなり頻繁に走っていて、ちょっとどこかに行きたいときには大変便利なのです。 乗車賃も210円でだいたいどこまででも行けて、楽しみながら移動ができるなんてとっても素晴らしいじゃないですか! この路面電車は、新しい底床型と比較的古いいわゆる市電のようなタイプのものが走っていて、どちらが来るのが楽しみというのも、これまたこの路面電車の魅力です。 私達は、この路面電車にのってガラス美術館へ向かいました。 富山は全く初めてで全然わからないのですが、インフォーメーションの方に教えていただいてまようことなくガラス美術館に行くことができました。 ところで、どうして富山にガラス美術館があるのかと言いますと、もともと富山は越中富山の薬売りといって薬を行商して売り歩いていたことで有名で、その薬を入れるのに必要なものがガラス瓶だったと、そんなつながりのようです。 残念ながら、ガラス美術館の展示に関してはネットにアップすることができないので、建物の内部を載せさせていただきます。 下から見上げたところ。 真ん中の部分が吹き抜けになっています。 こちらは上から見下ろしたところ。 なかなか迫力があります。 ちなみに、この建物はあの有名な隈研吾さんが関わっているのだとか。 ガラス美術館を観終えて、また路面電車に乗って戻ります。 駅がこんな感じで、ホームがなかなか細くてちょっと怖い。 電車がやってきました。 これに乗って10分足らずで富山駅に到着。 普段馴染みのない駅で、こんな感じで路面電車が走っていると、まるで外国にでも来たような感じがします。 そうそう、もうひとつの目的である立山連峰は、ちょっと曇っていてあまりきれいに見ることができませんでした。 できたら次回雪のある季節に見に来たいものです。 それから、お客様のAさんにお勧めいただいた8番ラーメンは、らーめん好きのウチの娘も大変気に入っていました。 貴重な情報をありがとうございました。 ★★★お知らせ★★★ ★7月26日(水)から8月4日(金)まで私たちシューリパブリックは夏季休暇となります。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

… 続きを読む

福井

夏休みの3日目です。 今回の旅行では、1日目は奈良でシカたちにシカせんべいをあげて京都に移動して京都に泊まり、2日目の昨日は京都を観光してその後移動して彦根に泊まるという流れで、昼間は暑いので軽く観光し、夕方から宿泊地に移動してその周りをちょっとだけ堪能するという方法で進んでいます。 3日目の今日は、彦根を出発して観光の目的地である鯖江の西山動物園に行きました。鯖江といえばメガネのフレームの生産で大変有名ですが、我が家ではそれ以上に西山動物園のレッサーパンダを見ることがとっても重要なイベントなのです。 というのも、本当に小さい頃からウチの娘はレッサーパンダが大好きで、いつもレッサーパンダのぬいぐるみを小脇に抱えていて、出かけるといえばレッサーパンダがいる動物園ばかりなのです。 今回行った鯖江市の西山動物園には4年前に一度来ていますが、やっぱり出かけるのなら西山動物園は外せないということで、奈良・京都から全然方向違いの鯖江というコースになりました。 西山動物園は鯖江の西山公園の中にあり、道の駅も同じ敷地内にあります。 駐車場に車を止めて、あまりの暑さに備えてシェードをして動物園に向かいました。 道の駅の中にあるエレベーターに乗ると、動物園のある山の中腹まで行くことができます。 これは助かる。 それほど高い山ではありませんが、辺りがなかなかよく見えます。 それほど遠くないところにこうして山が見えるのって、だだっ広い関東平野に住む者にしたら大変な憧れです。 西山公園。 なかなか立派な公園です。 山を登っていくと、西山動物園があります。 この動物園は、なんと無料なのです。 絶滅危惧種であるレッサーパンダを飼育するには、大変な費用がかかるであろうに、なんて素晴らしいところなのでしょうか。 動物園に入ると、ボリビアリスザルがお出迎え・・・、 というより、彼らは好き勝手に行ったり来たりしていました。 ここ西山動物園は、レッサーパンダの聖地とも言われ、レッサーパンダに関しては大変有名な動物園です。 ここの他にもレッサーパンダに力を入れている動物園といえば、長野市の茶臼山動物園とか静岡県の日本平動物園、その他にもいくつかありますが、私の個人的な印象ではここ西山動物園のレッサーパンダたちが一番幸せそうに見えました。 だいたいこれまでに訪れた動物園では、こんな感じでエアコン聞いているレッサーパンダ専用の家があって、透明な板で仕切られていている中でレッサーパンダが行ったり来たりしている感じの展示が多かったです。 そして、お客さんの上を渡れる橋があってそこをレッサーパンダが渡っていき、下からレッサーパンダの様子を見ることができるという展示もあります。 ウチの義妹の名言で、 「レッサーパンダは、最もそのぬいぐるみに似ている動物」 なのだそう。 本当にぬいぐるみが動いているようです。 レッサーパンダは、本来は寒い地域に住む動物なので、暑い季節は得意ではなく基本的に日本ではエアコンの効いている部屋の中に展示されるのですが、この子達は外で元気に過ごしていました。 上手に手を使ってりんごを食べることができます。 飼育員さんも、私達にレッサーパンダが見えるように、おやつをうまく使って誘導してくれます。 実際にはもっともっとたくさん写真を撮ったのですが、今日はこれくらいで。 ベンチでもレッサーパンダがお見送り。 4年前に来たときもそうだったのですが、動物園にレッサーパンダを見に来るのは夏じゃなくて秋や冬のほうが絶対に適しています。 夏は暑すぎます。 このあと、娘がどうしても寄っていきたいという武生にある文房具屋さんに立ち寄って、次の目的地に向かいました。 その文房具屋さんの駐車場より。 やっぱりここも近くに山が見えて素晴らしい。 明日は旅行の最終日なのですが、おそらくスケジュール的にブログをアップするのが難しそうなので、ブログは一日お休みします。 最終日の様子は、その翌日にお伝えします。 ★★★お知らせ★★★ ★7月26日(水)から8月4日(金)まで私たちシューリパブリックは夏季休暇となります。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

… 続きを読む

京都

夏休みの2日目です。 昨日は奈良で観光して早いうちにそのまま京都に移動し、京都で宿泊しました。 そんなわけで、2日目の今日は朝から京都観光です。 我が家の観光は、たくさんのところを回るのではなく、いくつか場所を絞ってのんびり過ごすというスタイルが多く、今回も一人1箇所ずつ選んで行ってみることにしていました。 クルマを駐車場に止め、最寄りの駅まで歩いてスタートです。 まず初めは、うちの家内が選んだ圓光寺です。 最寄り駅から電車の乗り、途中の出町柳駅で叡山電車に乗り換えて一乗寺まで行き、そこから歩いて向かいました。 今日の京都は最高気温の予想が39度とのことで、暑さは半端じゃありません。 去年もこの時期に京都に来ましたが、夏の京都の暑さは予想を遥かに上回ります。 歩くこと約10分、ようやく圓光寺に到着です。 圓光寺は、一乗寺駅から少し坂を上がったちょっと高いところにあり、京都の街がこんな感じに見えます。 今回、うちの家内がこの圓光寺を選んだ理由は、この庭園です。 向こうに見える庭園が、まるで額縁に入った絵のように見えて、とっても素敵なところなのです。 場所が中心部からちょっと離れていてアクセスがあまり良くないせいか、圓光寺では観光客が非常に少なく、とってものんびりと庭園を堪能することができました。 私は庭とか植物とかあまり詳しいことはわかりませんが、何も考えずに静かなところでのんびりと過ごすのはとっても心地よいものです。 圓光寺を堪能し、次に向かったのは岡崎にある蔦屋書店です。 ここは、昨年の8月に私と娘の2人旅で京都を訪れたときに娘が大変気に入ったところのひとつで、今回もぜひということで今年は家族3人で訪れました。 この蔦屋書店は、本の展示の仕方がとってもユニークで、おいている数自体はそんなに多くないものの、大変個性的なセレクションが面白く、さらにスタバも入っていてとっても人気の店舗のようです。 何を買うわけでもなく本を見ているだけでとっても楽しいのですが、見ているとなにかした面白そうな本に目を引かれ、結局買ってしまうというのが常なのです。 東の方に見える山が近くて景色がとっても素敵な場所なので、今日はスタバでフラペチーノを買って外のベンチでいただきました。 もう時間は1時半を回っていて、そろそろお腹も空いてきたのでお昼ごはんにすることにしたのですが、正直なところ京都で安くて美味しいお店に出会えるのはかなりミラクルなことだと思っています。 観光地なので、安くないのは仕方ないのですが。 でも、今年は違いました。 たまたま入ったお店が、安くて美味しくてお店の方もとっても素敵な、文句のつけようのないお店でした。 これはウチの娘が注文したローストビーフのサンドですが、これがもうひとつついてきて、さらにドリンクがランチのセット扱いになって割引になります。 私はジャークチキンのライスセットで、ドリンクはトロピカルジュースを注文しました。 量も味も価格もお店の雰囲気も、とっても良かったですよ。 そのお店の本店は東京の渋谷にあるそうなのですが、お店の名前は「松濤カフェ KYOTO」といい、詳しいことはネットで調べればすぐわかると思いますので、もし京都を訪れる予定があってお昼ごはんの予定が決まっていない方はぜひ訪れてみてください。 いわゆる京都らしいご飯ではないので、事前のリサーチは必須です。 満足のお昼ごはんを食べて、次に向かったのは私がかねてから行ってみたかった知恩院の階段がある大きな門です。 みなさん、このような門を見たことありませんか? 近づいてみるとこんな感じなのですが、昔私が子供の頃にウィスキーだかなんだかのコマーシャルで観た記憶がありまして(多分ここだと思うのですが)、この門の前をお坊さんが横切るようなシーンだったと思います。 それがどこだかずっと気になっていて、ここではないかということがわかり、一度行ってみたいと思っていたのです。 結局答えはわからないままですが、多分ここでしょう。 数十年越しの謎が解決できまして、ちょっとスッキリしました。 あとは、うちの家内と娘がおみやげを買いたいということで、二寧坂に行き沢山の観光客の方々とともに二寧坂を歩いて来ました。 結局、京都に来てお寺や神社の中を見たのは圓光寺だけですが、毎回来るたびに思うのは長い歴史を持つ京都の魅力は寺や神社だけではないということ。 長い歴史があるからこそ、おいしいパン屋さんやカフェが街に溶け込み、長い歴史を持つからこそ新しいものを取り入れるゆとりがあるように思います。 なので、ただフラフラと街の中を歩くだけでも京都らしさを感じて楽しむことができますし、京都らしくないものを堪能することも、もしかしたらその裏に京都というバックグラウンドがあるからこそ面白いのかも知れません。 さて、いまはすでに京都を離れ、明日の観光に備えています。 続きはまた明日。 ★★★お知らせ★★★ ★7月26日(水)から8月4日(金)まで私たちシューリパブリックは夏季休暇となります。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

… 続きを読む

今年の夏休み

カテゴリー: Break Time:ブレイクタイム

私達シューリパブリックは、今日から夏休みになります。 コロナがだいぶ落ち着いてきて、今年の夏は昨年までの夏よりも多少穏やかに出かけることができそうなので、今年は家族で関西方面に旅行することにしました。 初日の今日は、奈良公園でシカにシカせんべいをあげるのが目的です。 我が家の家族は3人とも趣味や好みがバラバラで、なかなか3人ともが楽しめる共通の目的が少ないのですが、動物好きというのは数少ない共通点なので、今年の旅行は6月頃に生まれた子鹿を見るのも併せてシカにせんべいをあげるということになりました。 じつは、私は6月に神戸に出張に行っていまして、その帰りに私一人だけ奈良公園に来てシカたちにシカせんべいをあげたところ、家族から自分だけというのはずるいと大ブーイングに。 そんなこともあって今回のスタートは奈良公園なのです。 朝、埼玉県の自宅を3時すぎに出発し、途中で朝ごはんを食べたりちょっとした買い物をしたりして、11時すぎに奈良公園に到着。 早速シカせんべいを買って、シカたちにあげようとしたところ、 みんながお腹を空かせていたのか、たくさんのシカたちに囲まれて大変なことになりました。   こちらは、シカせんべいを買う少し前の、まだ落ち着いているシカたち。 お母さんと子供でしょうか。 シカは身体は小さいし近づいてもおとなしいし、なかなかかわいいのです。 ときどき道路を渡ろうとしているシカがいて、そんな時はクルマの人はちゃんと待ってくれて、シカたちはとっても大切にされています。 こんな看板もあって、この地域はシカ中心なんですよね。 ゆっくりとシカと戯れることができて、なかなか楽しい時間を過ごすことができました。 せっかく奈良に行って、東大寺にも行かないし興福寺にも法隆寺にも行かず、奈良公園のほかは平城京跡をクルマで通っただけなんですけど、ありきたりじゃないそんな旅行も楽しいものです。 ★★★お知らせ★★★ ★7月26日(水)から8月4日(金)まで私たちシューリパブリックは夏季休暇となります。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

… 続きを読む

ドッグテイル

カテゴリー: Hidden Story:こぼれ話

ドッグテイル

ドッグテイルとは、靴の履き口のカカト側の一番上の部分の補強のひとつで、犬のしっぽのような形をしているからそう名付けられたと聞きました。 履き口の一番上の部分は、特にブーツよりもシューズにおいては脱ぎ履きの際に力がかかり、単なる縫い割りだと糸が切れて裂けてしまうリスクがあるため、何かしらの補強を入れるのが一般的です。 イギリスの靴の特徴のひとつに、永く履けるように丈夫であることがあり、そんなことからもこのドッグテイルを用いる靴が多いのだろうと推測します。 イギリスの靴以外でも、アメリカの靴でもイタリアの靴でもドッグテイルを用いているデザインはたくさんありますが、ドッグテイルと言えばイギリスっぽいと感じる方ももしかしたら多いのではないかと思うほどイギリスの靴はこればかり使っています。 私たちシューリパブリックの靴の標準的な仕様がこのドッグテイルを用いているのはイギリスの靴に倣っていることだけではなく、写真のようにブーツにおいてカカトのラインをS字にしたいときにこのドッグテイルはイイ感じにまとまってくれるという理由や、 作業性を考えた時に、パターンを内側と外側の2つ作らなくてはいけないという手間以上に、ミシンをかける時には手間がかからないというメリットがあります。 見た目がすっきりしていて強度が十分で、そのうえ作業性が良いのなら、それはもうそれで決まりでしょうと言ったところです。 正直なところ、ブーツでドッグテイル仕様というのはあまり多くないと思うのですが、それでも強度は大切ですしイギリスらしさも大切ですし、そう考えるとここはシューズもブーツもドッグテイル仕様にしてしまうのは仕方ないところです。 ★★★お知らせ★★★ ★7月26日(水)から8月4日(金)まで私たちシューリパブリックは夏季休暇となります。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

… 続きを読む

dakar prugna

在庫の革の残りが少しずつ少なくなってきて、もうあと1足ほどになった時には、ダブルブッキングのないように念のためリストから外して倉庫の中に保管しておくのですが、そんな革が結構溜まってきたので「幸運のラストワンプラン」として格安でご注文をお受けしています。 今回の革は、こちら。 ELBAMATTなどで大変なじみのあるTempesti社のDakar(ダカール)という革。 そして、色はPrugna(プルーニャ)という色になります。 プルーニャとは、イタリア語でプラムとかプルーンを意味するそうですが、Tempestu社ではワイン系の色で一番濃い色という位置づけのようです。 この革、とっても雰囲気があってキレイですっごく良い革なのですが、最近革の入荷がちょっと多くて保管場所がだんだん怪しくなってきたので、ラストワンプランに出すのにはちょっと早いのですが、思い切って出してみることにしました。 なので、今回こちらを選ばれる方はかなりラッキーです。 色味は、どうしてもデジタルカメラだと明るく写ってしまいのですが、もう少し濃くて落ち着いた色合いになります。 色々な方向から撮ってみたものの、あまり変わらず。 表面は、ややまだらな感じです。 ちなみに、革には牛の体のどの部分かによっていわゆる部位の名称がありまして、ショルダーは前足から首のあたり、ベリーは腹回り、そしてこの革はバットと言いまして背中のお尻に近い部分で、部位の中では最も良いとされているところです。 そんなこともあって、シワの入り方は大変きめ細かくとっても上品でキレイです。 そもそもこの革はやや薄いものの生地がしっかりしているので、普通に男性用の靴を作っても何の問題もありません。 しなやかで生地がしっかりしていてそのうえキメが細かいなんて、素晴らしすぎます。 ちなみに、革の厚さは1.2mm。 そうそう、ちょうどこの右の方に写っている色合いが実物に近そうです。 話を戻しまして、そんな革ですが例えばフルブローグなどパーツがたくさん重なるようなデザインでも、革がしなやかなので硬すぎる靴になることもありません。 また、チャッカブーツやギブソンシューズなど、プレーントゥで革の面を見せるような靴でも、頼りなさは感じられないと思います。 私なら、フルブローグやセミブローグなどのちょっとごちゃごちゃとしたデザインがお勧めかなって思います。 詳しい仕様は以下の通りです。 〇 ご注文をお受けできるのは基本的に1名のみ(早いもの勝ち)。 〇 価格は1足の基本仕様が99,000円(税込み)。 〇 オプションを追加することはOKですが、別途オプション費用がかかります。 〇 デザインの制約はありませんが、シューリパブリックでお受けできるものの範囲でお選びください。 〇 初めてご注文される方は、別途ラスト費用(税込み28,600円)が必要です。 〇 通常のオーダーメイドの靴と同様に足に合わせて製作+ハンドソーンウェルテッドで製作します。 〇 こちらはご予約はOKですが1か月を超えるお取り置きの対象外とさせていただきます。 この革を使って靴を作ってみたいという方、お早めにご連絡ください。 皆さまからのご連絡をお待ちしております。 こちらの革は完売しました。 ★★★お知らせ★★★ ★7月26日(水)から8月5日(金)まで私たちシューリパブリックは夏季休暇となります。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

… 続きを読む

ギリーシューズ

今日のお客様は、埼玉県にお住いのYTさんです。 ご注文いただいた靴が完成いたしましたので、納品&フィッティング確認のためにお越しいただきました。 今回完成したのは、ネイビーのギリーシューズです。 早速履いていただきました。   YTさんは、今回の靴が3足目になります。 この靴のご注文でいらっしゃったときも、前回の2足目の時も黒い靴を考えていらっしゃったのですが、最終的に決まるのは黒以外の靴です(前回はグリーンのチャッカブーツ)。 ただ、YTさんはお話をうかがっていると黒以外の靴の方がたくさん履いていただけそうな感じなので、結果的にOKだと思っています。 今回お選びいただいた革は、ネイビーのELBAMATTです。 しばらくの間試し履きをしていただいて、少しずつシワが入って馴染み始めて来て、ちょっとだけですが雰囲気が出始めています。 YTさん、こんな感じで革にシワが入って雰囲気が変化していくのがお好きとのことで、これからその変化をたくさん楽しんでいただけそうです。 ELBAMATTは、比較的オイルを多めに含んでいる革なので、生地は硬いけれどしなやかでキレイなシワが入りそうです。 この靴もぜひたくさんご活用ください。 今日もありがとうございました。 靴の仕様 デザイン:ギリーシューズ レザー:  キップ ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRD+お客様の足に合わせた調整) 製法: ハンドソーンウェルテッド製法 今回使用した革の在庫の有無: 有り ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

… 続きを読む

ラスティング

余談ですが、ここ最近はとっても暑くて夏らしい日が続いているので、工房の屋上に行って夏の空を撮ってみました。 使ったレンズは、もう今から40年近く前の古いレンズで、SMCペンタックスA28 F2.8というものです。 いわゆるオールドレンズというヤツで、最新のレンズと比べると解像度は結構落ちますが、オールドレンズ独特の柔らかい雰囲気に撮れてなんとなく優しい画になります。 使ったカメラが比較的新しいモノなので、多少画の硬さが出ていますが、もっと古いローパスフィルターがついているようなカメラで撮ると、もっと柔らかい雰囲気になってオモシロイです。 工房の屋上は、夏の暑い時期にはとても暑くて厳しいのであまり行きませんが、少し涼しくなったらビールを片手に(私は飲めませんが)なんていうのも気持ちよさそうです。 よくドラマなどで屋上でワイワイ楽しくやっているシーンを目にすることもありますが、屋上ってとっても夢があって楽しいですよね。 さて、今日はラスティングを進めました。 ラスティングとは、いわゆるつり込みのこと。 ミシンの終わったアッパーにつま先とカカトに芯を入れ、それをラスト(木型)に載せて引っ張って靴の形にする作業です。 今日は特につま先のラスティングをご覧ください。 これは、厳密に言えば一度ラスティングが終わっていて、再度つま先の部分をキレイにラスティングする作業になります。 つま先から順に革を引いてクギで仮留めをするのですが、 こんな感じに引いて、 引いたところの周りに凸凹が残らないように叩いて平らにし、くぎを打って留めます。 そしてその繰り返し。 靴づくりでは、上側の見える部分がキレイになっていることももちろん大切ですが、フェザーエッヂと言ってインソールのカドになる部分もパリッとカドがいることがキレイに見える秘訣です。 いかがでしょうか、端にしっかりとカドが見えると思います。 これを出すために、結構長いこと叩く必要があるのです。 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

… 続きを読む

フルブローグシューズ

今日のお客様は、東京都にお住いのKKさんです。 ご注文いただいた靴が完成いたしましたので、納品&フィッティング確認のためにお越しいただきました。 今回完成したのは、こちらの靴です。 白い革を使って製作したフルブローグ。 少し前に白い革縛りの企画商品として受付いたしまして、その時にご注文いただいたものです。 夏になると必ずと言ってよいほど白い靴のご要望をいただくのですが、この夏はちょうど倉庫の中から発掘しまして、企画商品として承りました。 白い革に生地色のLストームウェルトの組み合わせは、まさに夏のイメージです。 KKさん、今がとってもお忙しいとのことで、なかなかお越しいただく時間がとれなくて、今日お仕事の合間に来てくださいました。 本当にありがとうございます。 単に白い革でプレーントゥにしてしまうと、ちょっと殺風景な靴になってしまいますが、こんな感じでちょっと派手な穴飾りをつけたりするとイイ感じにカジュアル感が出て、使い勝手が良くなるように思います。 今年の夏は、この靴が活躍してくれそうですね。 今日もありがとうございました。 靴の仕様 デザイン:フルブローグシューズ レザー:  ステア ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(MRT+お客様の足に合わせた調整) 製法: ハンドソーンウェルテッド製法 今回使用した革の在庫の有無: 有り ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

… 続きを読む

   |   >>

↑トップへ