私たちシューリパブリックでは、スタートした頃からずっとブーツをお勧めしています。 当時は今以上にブーツを履く習慣がなく、ブーツというと蒸れるし重いし脱ぎ履きが面倒というイメージがありましたが、実際に履いてみると全然そんなネガティヴなことはなく、むしろ実用面で大変優れていることを知っていただき、ブーツ好きの方もだいぶ増えたように思います。 そんなブーツの中でも、私たちが最もお勧めするのはギブソンブーツです。 まず、ブーツが蒸れるというのはそのブーツの作りの問題であり、それがブーツであろうとシューズであろうとさほど大きな違いはなく、しっかりと足ホールドできれば靴の中で足が動くことが減るので余計な摩擦熱が発生することが無くなります。 そう考えると、足首よりも上までよりしっかりとホールドできるブーツの方が条件的に見れば有利になります。 重さに関しては、確かに足首よりも上の部分の革のぶんだけ重くなりますが、それだって作りを工夫することで実際には重くても重さを感じないように作ることは可能です。 脱ぎ履きに関しては、コツをつかんでしまえばほとんど問題ありませんし、むしろく靴ベラが不要というメリットは大変大きなものです。 そんなことを考えると、ブーツは大変実用的な履物であることがわかります。 これまでにたくさんのお客様にギブソンブーツを履いていただいている中で、長時間歩くときには足首をしっかりとホールドすることで大きな安心感が得られるというご意見をいただくことが多いのですが、アイレットいくつかぶん多く足首をホールドするだけの違いでも靴と足の一体感は全く異なります。 決してシューズが履きにくいということを言っているのではなく、シューズに比べてほんの少し上までホールドするだけでなぜか安心感が大きくなるのです。 今日みたいに暑い日だって、靴の中が不快にならないように色々と工夫してありますし、その結果靴の中や足が臭くなりにくいというご意見もいただいています。 「オーダーメイドでしっかりと足に合わせた作りであること」×「ハンドソーンウェルテッドという製法」 が生み出す特別な履き心地に、「ギブソンブーツというデザイン的なメリット」が加わり、とってもスペシャルな靴に仕上がっています。 軽快なチャッカブーツに対して、安心のギブソンブーツという立ち位置で、ぜひお試しいただきたいと思っています。 ★★★お知らせ★★★ ★次回の長野市のIVY PRODUCTSさんでのイベントは、4月13日(土)と14日(日)の予定です。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。
… 続きを読むハンドソーンウェルテッドの靴を作る時には、ワックスが必要になります。 ワックスと言っても靴のアッパーに塗るようなワックスではなく、いわゆるロウのかたまりの本当にワックスです。 これをどのタイミングで使うのかというと、松脂ワックスを麻糸に塗り込んだ上に糸が滑りやすいように塗るという使い方が主で、このようなかたまりにします。 このワックスは、どんなワックスでも良いのかというとそういう訳ではないようで、ビーズワックス(蜜ろう)が最も使い勝手が良いようです。 他のワックスでもダメなことはないと思うのですが、ビーズワックスはしっとりねっとりとしていて使い勝手が大変良いので、おそらく結果的にこれが良いということになったのだろうと思っています。 ただ、このビーズワックスは買うとけっこう高くて、使用頻度からすればその都度購入しても良いのですが、気持ち的にもう少し安くならないかなぁって思っていました。 でも、よくよく考えたら、単なるビーズワックスなので、適当な量のビーズワックスを買ってきて溶かしてこの形にすればよいじゃんということで、最近は自作(と言っても溶かして形を変えるだけです)しています。 その時に使うのが、こちら。 カセットコンロと鍋と、 シリコンの型。 そして、Amazonで購入したビーズワックス。 作り方というほどのものではありませんが、皆さんが想像する通りの工程です。 鍋にビーズワックスを入れて溶かし、 それを型に流し込むだけ。 ここでひとつ合理的に作るポイントとして、あらかじめ型の方に7分目くらいまでビーズワックスのチップを入れておいて、そこに溶かしたビーズワックスを注ぎ込めばわざわざたくさんのエネルギーを使って全部のビーズワックスを溶かすことなく目的のものを作ることができます。 そんなことは皆さんご存知でしょうけれど。 そんな感じで、今回もビーズワックスのかたまりを作りまして、これだけ作ればだいたい2年くらい持ちそうです。 ★★★お知らせ★★★ ★次回の長野市のIVY PRODUCTSさんでのイベントは、4月13日(土)と14日(日)の予定です。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。
… 続きを読む今日ご紹介するお客様は、埼玉県にお住いのYNさんです。 ご注文いただいた靴が完成いたしましたのですが、当初の予定では工房の方にお越しいただけるはずでしたがお仕事の都合でお越しいただくのが難しくなったため、郵送にて納品させていただきました。 今回完成したのは、黒いオックスフォードです。 YNさんのお好みは、靴のつま先があまり尖っていないものということでしたので、今回はこの#SRCというラストを使って製作いたしました。 YNさんの足の幅がやや広めということもあり、このラストでイイ感じの丸みに仕上がったと思います。 また、ご注文時にキャップをやや小さめにしてほしいというご要望をいただきまして、通常の仕様よりもキャップが少し小さくなるようにパターンを製作しました。 このキャップの大きさに関しましては、じつはイギリス靴ではこの大きさという基準がありまして、その通りに作っていればシワの問題や当たる問題もおおよそ解決できるようです。 言い換えると、キャップを極端に大きくしたり小さくしたりすると、折れジワや変なところで当たって痛いという問題が起こりうるわけで、基本には忠実に従うのが無難だと思います。 もちろん今回の靴でも、基本の範疇で調整しています。 そのほか、YNさんは足のある部分が当たると足が痛くなってしまうという症状が出るため、その部分はほんの少しだけ逃がして、その前後でしっかりとホールドするようなセッティングに仕上げています。 このあたりは、実際に確認させていただきたかったのですが今回は叶わず、次回に見せていただきたいと思います。 そして、靴の履き方に関しまして、直接お伝え出来なかったのでこの場でお伝えしたいと思います。 これは、YNさんだけではなく、新しい靴を入手した方皆さんに共通することなので、ぜひ参考になさってください。 まず、靴の脱ぎ履きの際には、しっかりと靴ヒモを緩めて、ハネを広げて履いたり脱いだりしてください。 また、靴を履くときには靴ベラは絶対に必要です。 靴ベラなしで履くと、靴の履き口のスティッチがほつれたり、革がクタクタになって、靴が一気にヤレてしまいますので、靴ベラは必須です(ブーツには不要です)。 靴に足を入れたら、カカトをしっかり合わせるために、カカトでコンコンと地面をたたいてカカトを密着させ、普段よりも20%増しくらいで靴ひもをしっかりと締めます。 20%増しなのは、初めは靴にあなたの足の形をしっかりと覚えさせるためで、履き始めの5~6回くらいはこれをやってください。 靴を履いたら、いきなり激しい動きをせず、ゆっくりと歩いてみて靴の状態を確認してみてください。 たとえオーダーメイドと言えども、成長して変化する分を考慮して靴を製作しているので、履き始めからMaxではないことをご理解ください。 15分も履いていると、インソールが馴染んできて沈み始め、さっき締めた靴ヒモにゆとりができてくるはずです。 そうしたら、もう一度しっかりと締めてみてください。 こんな感じで、靴と対話するような感じで、少しずつ靴の成長を確認しながら履いてみてください。 それから、靴に関しては当たり前のことではありますが念のためにお伝えしておきますと、靴は一日履いたら必ず2日以上休ませてあげてください。 理想は、週に1度、多くても2度履く程度です。 そして、靴を休ませる時には玄関のタイルの上に置きっぱなしにしないで、少し高いところにおいてください。 というのも、玄関のタイルの上では靴の中にたまった湿気が逃げにくく、湿気を放出できない結果になってしまいます。 基本的に、靴にムリをさせないように履いてあげると靴の劣化が少なく、10年後でもパリッとした良い状態を保てることが多いです。 ご参考になさってください。 靴の仕様 デザイン:オックスフォード レザー: キップ ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRC+お客様の足に合わせた調整) 製法: ハンドソーンウェルテッド 今回使用した革の在庫の有無:有り ★★★お知らせ★★★ ★次回の長野市のIVY PRODUCTSさんでのイベントは、4月13日(土)と14日(日)の予定です。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。
… 続きを読む今日は水曜日なので、私たちシューリパブリックの工房はお休みです。 いつもながらお休みの日には雑用が多く、日用品の買い物に行ったりしていましたが、夕方に時間があったので久しぶりにカメラを持って散歩に行ってみました。 遠くの方に筑波山が見えます。 私が住む加須市は関東平野の中にあるので、遠くの方の山は本当によく見えます。 ここの場所からは木があって見えませんが、工房の建物の屋上からはお天気が良ければ男体山や浅間山、そして富士山などがキレイに見えます。 夕方ですから、脚が長いです。 昔のレンズで、敢えてゴーストやフレアが出るように撮ってみました。 普段はなかなかこうしてカメラを持って散歩に行く時間がなくて行けてないのですが、出張の時にはだいたい午前中の早い時間はゆっくりと過ごせることが多いので、その土地を写真に残すのが私の楽しみです。 次の出張は長野に行くのですが、毎回長野に行くと2日目の朝にはカメラを持って街の中をウロウロ歩き回っています。 さすがに長野は昔からキャンプでよく行っていたところなので、だいたいの場所はわかるようになってしまいましたが、それでも行ったことのない裏道を散策してみるのも楽しいものです。 これが私の出張の楽しみのひとつです。 かつて、あるお客様が転勤で沖縄勤務になった時に、 「会社のお金である期間沖縄に行かせてもらえるなんて、なんてありがたいことか。」 とおっしゃっていましたが、私も似たような気持ちです。 長野に行くと、長野で待っていてくださる方々がいて、初めてお会いするお客様がいて、そして知らないところを散策できて、とってもステキな時間です。 それは神戸も同じこと。 神戸のSUNさんには、5月か6月頃に行けたらと思っています。 いろいろあって、出張はとても楽しみです。 ★★★お知らせ★★★ ★次回の長野市のIVY PRODUCTSさんでのイベントは、4月13日(土)と14日(日)の予定です。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。
… 続きを読む在庫の革の残りが少しずつ少なくなってきて、もうあと1足ほどになった時には、ダブルブッキングのないように念のためリストから外して倉庫の中に保管しておくのですが、そんな革が結構溜まってきたので「幸運のラストワンプラン」として格安でご注文をお受けしています。 今回の革は、こちら。 黒のカーフです。 この手の革を「ラストワンプラン」に出すのは、本当に久しぶり。 この革は見ての通り小ぶりのカーフで、大変キメが細かく大変きれいな革です。 じつは、この革で作ったサンプルの靴がありまして、工房にお越しいただいたことのある方でしたらご覧になったことがあるかもしれませんが、それがこちらのオックスフォードです。 革だけで見るのとだいぶイメージが異なるかもしれませんが、キメが細かいカーフは靴になって仕上げをするとこんな感じになります。 革の特徴は、先ほどからお伝えしている通り小ぶりなカーフであること。 カーフとは、仔牛の革のことを言います。 よく商品説明でカーフを使用と書いているものを見かけますが、あれって本当にカーフなのかやや怪しいケースもありますが、こちらは間違いなくカーフです。 革の厚さは、1.2㎜ほど。 普段使っている1.6㎜クラスの革と比べると厚さは薄いのですが、革そのものがかなりパリッとしていまして、実際に靴になったものを見てみても強度不足を感じるようなことはなく、むしろ柔らかい仕上げの2ミリ厚の革よりもずっとしっかりしています。 これは、ぜひ実物をご覧になっていただけると良いでしょう。 革の部位によってはシワなどがありますが、靴を作る際にはけっこう余裕を持って作れるので良いところを贅沢に使って作りたいと思います。 シワの入り方はこんな感じ。 ただ、この革のもうひとつの特性として、(実際にはないと思いますが)毎日履いたり無理をさせて履いたりするとさすがに革はヤレてきそうな感じです。 また、お勧めするデザインですが、革が薄めということもあって、フルブローグやセミブローグなど、もしくはストレートキャップ付きのデザインなど、パーツ点数が多いのもがより適していると思います。 モンキーブーツ、ホールカット、プレーンのギブソンシューズやチャッカブーツはあまりお勧めしません。 革の裏側の写真を撮り忘れましたが、メチャメチャキレイです。 詳しい仕様は以下の通りです。 〇 ご注文をお受けできるのは基本的に1名のみ(先着)。 〇 価格は1足の基本仕様が101,200円(税込み)。 〇 オプションを追加することはOKですが、別途オプション費用がかかります。 〇 初めてご注文される方は、別途ラスト費用(税込み28,600円)が必要です。 〇 通常のオーダーメイドの靴と同様に足に合わせて製作+ハンドソーンウェルテッドで製作します。 〇 こちらはご予約はOKですが1か月を超えるお取り置きの対象外とさせていただきます。 この革を使って靴を作ってみたいという方、お早めにご連絡ください。 皆さまからのご連絡をお待ちしております。 ★★★お知らせ★★★ ★次回の長野市のIVY PRODUCTSさんでのイベントは、4月13日(土)と14日(日)の予定です。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。
… 続きを読む今日ご紹介するお客様は、埼玉県にお住いのKOさんです。 ご注文いただいた靴が完成いたしましたので、フィッティング確認と靴のお渡しのためにお越しいただきました。 今回完成したのは、私たちシューリパブリックの20周年記念モデル第3弾で、デザインはフルブローグブーツです。 早速履いていただきました。 今回使用した革は、イタリアのTempesti社のELBAMATTという革で、厚さは元の厚さそのままの2.2㎜です。 2.2㎜というと、普段私たちが使っている革の多くが1.6㎜前後なので、比べるとかなり厚いことになります。 実際、靴を持ってみてもその重さやカッチリ感を感じられるのですが、ELBAMATTという革はオイルを多めに含んでいて一度折れ目が入ると柔らかくなるという特性があり、見た目に反して思いのほかしなやかで履きやすい靴に成長します。 さて、KOさんに履いていただいてご感想をうかがったところ・・・、 「革の状態で見た時のイメージよりも緑が強くて、より気に入りました。重さは全く気にならないです。」 とのこと。 前回、打ち合わせでご覧いただいた時は、もう少し外が暗かったので、色味が違って見えたのかもしれません。 たしかに、この革は暗いところで見るともう少しこげ茶に近い色に見えますから。 パンツはこの靴に合わせて履いていらっしゃったそうで、色合いも雰囲気もとても良く合っています。 KOさんは、1足目の靴が後ろにちらっと見えますが、1足目も2足目の今回もどちらもフルブローグブーツで、ご注文の時にはほかのデザインも考えたそうですが、やはり一番好きなデザインでと思い、2足目もフルブローグに決めたのだそうです。 好きなものは、とことん貫いて良いと思いますよ。 これから靴が成長していきますが、どんなふうになっていくのかとっても楽しみです。 そして、次は甥っ子さんに靴を作ってあげたいとおっしゃっていました。 楽しみにお待ちしております。 今回もありがとうございました。 靴の仕様 デザイン:フルブローグブーツ レザー: キップ ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRE+お客様の足に合わせた調整) 製法: ハンドソーンウェルテッド 今回使用した革の在庫の有無:完売 ★★★お知らせ★★★ ★次回の長野市のIVY PRODUCTSさんでのイベントは、4月13日(土)と14日(日)の予定です。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。
… 続きを読む今日のお客様は、東京都にお住いのTHさんです。 ご注文いただいた靴が完成しましたので、フィッティング確認と靴のお渡しのためにお越しいただきました。 今回完成したのは、今では大変貴重なチャールズFステッド社のKUDUの革を使って製作したギリーブーツです。 さっそく履いていただきました。 前回の靴の納品の時に、お話の流れでまだこのブルーのKUDUが残っていることをお伝えしたところ、過去に一度注文したいと思っていて逃してしまったことを大変後悔していて、このタイミングで出逢えたのなら注文しない選択はないとおっしゃってご注文いただいたのが、こちらのギリーブーツです。 完成した靴をご覧になって、 「数日前にこのブログで見ましたが、実物はとっても格好良いです。」 とおっしゃっていました。 左端に見切れているのが、今日履いていらっしゃったスウェードのフルブローグブーツですが、フルブローグにはフルブローグの、セミブローグにはセミブローグの良さがあるとのこと。 今回の仕様の中で、THさんが特にこだわったのがこちら。 ハネの横に入る親子穴のラインです。 通常だと、ほぼまっすぐなのですが、今回は弧の連続のようなデザインになっています。 たしかに、作るのは大変でしたが出来上がってみるとなかなか個性が出て格好良いですね。 THさんが私たちシューリパブリックの靴を履くようになったのは、東日本大震災よりも少し前のことでした。 東日本大震災の時は、東京に通勤していた多くの方が帰宅困難になってしまい、歩いて帰る人や途中で自転車を買う人、スニーカーを買う人などもいて、災害時にいかに歩ける靴が大切なのかを目の当たりにしたことを覚えています。 THさんは、それまでは足に合う靴がなく、いろいろと試してもダメで、もうこれはオーダーしかないと考えてご注文いただき、実際にシューリパブリックの靴を履くようになってからは、いざという時に長い距離でも歩けるという安心を手に入れたとおっしゃっていました。 今日は、THさんと結構ゆっくりお話をする事ができまして、THさんは私たちの靴においてデザインとか素材などよりも実用面を重要視しているところを気に入ってくださっているとのこと。 嬉しいですね。 これからも永いお付き合いをお願いいたしましす。 今日もありがとうございました。 靴の仕様 デザイン:ギリーブーツ レザー: KUDU ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRC+お客様の足に合わせた調整) 製法: ハンドソーンウェルテッド 今回使用した革の在庫の有無:完売 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。
… 続きを読む今日は、3が月ほど前にチャッカブーツを納品させていただいたお客様が工房にお越しになり、そのチャッカブーツを履いて来てくださったので写真を撮らせていただきました。 こちらのチャッカブーツの革は、Tempesti社のELBAMATTの型押し仕様で、色はネイビーです。 メンテナンスは控えめにしていただいていることもあって、状態はとっても良かったです。 まだ履き始めて3か月ほどなので、完全に馴染んでいるわけではなく、多少硬さが残るようですが、フィッティングは問題ナシでした。 ちなみに、使っているメンテナンスのクリームは、某靴磨き屋さんのクリームと、時々ミンクオイルという組み合わせとのこと。 ミンクオイルは、こういういわゆる革靴の場合、さっと塗ってさっと拭き取る程度で革に染み込ませないようにするのが基本です。 この型押しの雰囲気が、本当にイイ味を出していますね。 こういう革の靴は殆ど雰囲気が変わらないことが多いので、3年後も5年後もこんな感じなのでしょう。 今日もありがとうございました。 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。
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