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ラスト調整

私たちシューリパブリックでは、お客様からオーダーメイド靴のご注文をいただくと、お客様の足に合わせてラスト(木型)の調整を行います。 そのラストは、お客様専用のモノとなりますので、お客様の足に対して最適の形状になるよう削ったり肉付けしたりします。 完全なブロックからの削り出しではありませんが、足長と足囲のデータから最も近いサイズ(足長と足囲とも)のラストを木型屋さんに削り出していただき、さらにそのラストをシューリパブリックの工房で細かく調整するという流れになります。 それは、作業効率やコスト、さらにクオリティのバランスを考えた結果のシステムなのです。 でも、お客様からするとおそらく「最適な形状」ってなに?ということになるのではないでしょか? 宣伝広告などでも使い古されている「最適な状態に」というのは、はっきり言って具体的にどんなことをしているのかわかりませんし、そんな感覚的なことでは信憑性もありません。 作り手からすると、お客様ひとりひとりで足の形状に対してどのような形状にするのかが違ってきますし、言葉で説明するのもとっても大変です。 ただ、どのようにしようとしているのかという大まかな方向性ははっきりしていますので、お伝えすることができます。 今日、調整をしたお客様のラストです。 そして、こちらが足の計測をした時のデータ。 数値は、ここで説明するのがちょっと困難なので、今日は輪郭をご覧ください。 ラストと計測データの輪郭を比べたところ。 ちょっと見づらいかもしれませんが、このお客様の場合は土踏まずの外側(業界の呼び方で外ふまずと言います)の部分は、少々タイト気味にセッティングしています。 基本的に、私たちシューリパブリックでは甲とカカトをしっかりと締めて、指先には若干のゆとりがあるセッティングにしています。 甲は、どこまででも締めればよいわけではありませんが、このお客様の場合はこれくらい締めてあげることで、履いた時に安心感や安定感が得られるようです。 あくまでもお客様ひとりひとりで異なるのですが、それはお客様の足の状態によって違ってくる要素であり、お客様のお好みによっても違ってくる要素でもあります。 ですので、お客様が快適に履いていただける靴を作るためには、靴のことをしっかりと勉強することも必要ですし、お客様のご意見やご希望をしっかりとうかがうことも必要になります。 まさにビスポーク(Be Spoken)ということですね。   ★★★お知らせ★★★ #SRF×オックスフォードのオーダー受付は、 本日6月30日(木)までです。すぐにお越しいただくのが難しい場合は、その旨ご連絡いただければ革を確保してお待ちいたします。詳細はこちら。 シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダー靴をお作りしています。 今週末のスケジュールはこちら。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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夏対策

カテゴリー: Break Time:ブレイクタイム

帽子眼鏡

今年の梅雨は、比較的降水量が少なめですが、梅雨の後半は次第に雨が多くなるようなことを、先日の天気予報で気象予報士の方が言っていました。 そして、梅雨が明けたら夏本番です。 今年も暑くなるのかなぁ・・・? 私はあまり暑いのが得意ではなく、知らないうちに熱中症になっているということもあったので、心がけて対策をとるようにしています。 ただ、家族全員から 「帽子が似合わない」 と言われる始末で、だからと言ってやっぱり暑い時間帯の外出は帽子がほしいところです。 そこで、似合わない帽子をいかに「普通」レベルにまでするのかを考えた結果、出した結論が・・・、 眼鏡もかけるということ。 それも、かなり目立つヤツを。 これで、とっても似合わなかった帽子が、やや似合わない程度に改善するはず。 私は普段は眼鏡は必要ありませんが、日差しが強いときはサングラスは絶対に必要です。 すぐに目が赤くなってしまって・・・。 ということで、紫外線をカットする眼鏡+帽子という組み合わせで、今年の夏を乗り切ることにしました。 いやいや、こういう使い方ではありません(普通に眼鏡をかけます)が、とりあえずのイメージです。   自分ではあまり意識したことがなかったのですが、どうやら私は眼鏡が好きなようで、気が付いたらサングラスも含めてかなりたくさんありました。 好きなものを実用面でしっかりと役に立てられるのは、とっても良いことですよね。   そして足元はというと、真夏でもギブソンブーツでぜんぜんOKですよ。 靴の中は蒸れないように作ってありますので、真夏でも快適に履いていただけるのは間違いないのですが、周りから暑そうと言われることがあるという方がいらっしゃいました。 私も真夏の出張でもギブソンブーツやモンキーブーツを履いていきます。 暑くて不快だったということはなく、むしろ電車の中や建物の中ではエアコンが強くて足元が冷えてしまいがちのところを、ブーツで足首を保護できたという経験があります。 あまりほかの人と同じことをする必要もありませんので、周りに振り回されずにぜひ靴を上手に活用していただければと思います。   ★★★お知らせ★★★ #SRF×オックスフォードのオーダー受付は、 6月30日(木)までです。すぐにお越しいただくのが難しい場合は、その旨ご連絡いただければ革を確保してお待ちいたします。詳細はこちら。 シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダー靴をお作りしています。 今週末のスケジュールはこちら。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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チャッカブーツ

今年は、いろいろなことにチャレンジすると決めて、初の試みにもあれやこれやとチャレンジしています。 昨年は、埼玉県の経営革新計画の申請&承認の件や、国の小規模事業者の補助金の絡みでいくつかの企画やイベントを実施するなど、なかなか忙しくも振り返ってみれば良い経験になったので、今年もその気持ちを忘れずという心構えで臨んでいます。 その中のひとつで、以前からお客様よりご要望があったものの商品化を狙ってテストを進めているものがあります。 こちらは、バージョン3です。 目的としては、出張や雨の日などに履ける靴。 具体的には、私たちシューリパブリックの靴は、基本的に1日履いたら最低でも2日以上休ませる必要があるため、出張などに履いていくにはスペアの靴を持って行く必要があるのですが、 ある仕掛けを加えることで、2週間くらいでしたら毎日履いていただける仕様にして、旅行や出張の時に履いていただけるような靴を開発しています。 バージョン1から始まって、納得のいかない部分を改良して、バージョン3まで来ました。 製法はマッケイですが、これにだし縫いをかける予定で、最終的にはブラックラピド製法になります。 製法がマッケイだと、何となく履き心地がペラペラな感じになりそうというご意見もいただいたりしましたが、やはりそのあたりは意地でも徹底的に詰めて行きますので、ペラペラORコチコチとか、スポンジでフワフワなどということはナシにします。 ハンドソーンウェルテッドの靴の80%くらいの履き心地にはしたいと思っています。 このサンプルの靴で私がしばらくテストをして、OKであれば商品化したいと考えています。 早くても今年の秋以降ですね。 価格は少し低めにして、オーダーメイド靴のエントリーモデル的な位置づけになっても良いと思います。 商品化に当たって、改めて詳細をお知らせいたします。 どうぞお楽しみにお待ちさい。   ★★★お知らせ★★★ #SRF×オックスフォードは、オーダー受付中です(16足限定、残りわずか)。詳細はこちら。 シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダー靴をお作りしています。 今週末のスケジュールはこちら。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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リペア

カテゴリー: @ Work:アットワーク

リペア

お客様からお預かりした靴のカカトの修理がもうすぐ完了します。 このあと、コバにインクを塗って、乾いたらバフをして完了。   こうして何かを修理しながら永く大切に使うのって良いですよね。 ですが、永く愛用していただくためには、永く愛用していただけるものである必要があります。 丈夫で長持ちすること、永く愛用してたくなるものであること、そしてもちろん永く愛用する価値があること。 環境のために嫌々ながら永く愛用するのではなく、日々楽しく愛用していただいて、気が付いたら長いこと気に入ってい使ているということが望ましいです。 私は、使う方が気持ちもやや前のめりになるくらいのモノを作っていきたいと思っています。   そう言えば、私自身修理して永く使うということがあまりないことに気付きました。 いえいえ、気に入ったものはもちろん永く愛用しますし、モノを買うときにはなるべくちょっと高くても本当に気に入ったものを買うようにしていますが、なかなか壊れることが少ないので修理をする機会があまりないのです。 こちらのカメラは、確か2009年か2010年くらいに購入したカメラで、今だに現役で活躍しています。 数年前にレンズが動かなくなって、レンズユニット交換の修理をしましたが、それ以外は非常に調子よいですよ。 こういうモノは、どんどん新しいモデルが出てくるので、本来であれば永く愛用するというものではないのかもしれませんが、やっぱり気に入ってちょっと無理して買ったモノですし、今でも気に入っているので、まだまだ使えるうちは買い換えようということになりません。   靴の修理に関しては、カカトのトップピース交換でしたらその場でできますが、でもできればじっくりと丁寧に作業をさせていただきたいので、お預かりさせていただけると嬉しいです。 もしくは、加須までお越しいただくのが難しいという場合には、私たちとお付き合いのあるRifareさんにお持ちいただくと、しっかりと修理をしていただけますよ。 オールソール交換の場合は、作り手としてお客様に合わせたセッティングの通りに仕上げたいので、私たちの工房にお持ちいただくかお送りいただければと思います。   ★★★お知らせ★★★ #SRF×オックスフォードは、オーダー受付中です(16足限定、残りわずか)。詳細はこちら。 シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダー靴をお作りしています。 今週末のスケジュールはこちら。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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チャッカブーツ

今日ご紹介するのは、埼玉県にお住いのNKさんです。 昨日お越しいただいたのですが、都合で今日ご紹介させていただきます。 NKさんは、ご注文いただいていた靴が完成いたしましたので、納品&フィッティング確認のためにお越しいただきました。   早速履いていただきました。 今回完成したのは、黒のチャッカブーツです。 完成したチャッカブーツをご覧になったとたんに・・・、 「格好良いです!」 と、大変気に入ってくださいました。 でも、実はすでに黒以外のチャッカブーツを何足がご注文いただいていまして、 チャッカブーツは格好良いのと同時に、脱ぎ履きが楽という点もNKさんが気に入ってくださっている点です。 もう少し経って子供さんが大きくなったら、あんなのも良いかなぁって考えていらっしゃるそうです。   NKさんが初めてシューリパブリックの工房にいらっしゃったときに、 「身に着けるものは、あまり妥協しないようにしています。」 とおっしゃっていたのがとても印象的です。 モノ選びはこだわりがあるそうで、気に入ったものを永く使いたいと考えていらしゃるそうです。 シューリパブリックの靴も、本当に気に入ってくださっているようで、ぜひ永く履いていただきたいと思います。 NKさん、ありがとございました。   靴のスペック デザイン: チャッカブーツ レザー: キップ ソール: ダイナイトウェイソール ラスト: マイサイズラスト(SRLA+サイズ調整) 製法: ハンドソーンウェルテッド   ★★★お知らせ★★★ #SRF×オックスフォードは、オーダー受付中です(16足限定、残りわずか)。詳細はこちら。 シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダー靴をお作りしています。 今週末のスケジュールはこちら。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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午前中のSEさんに引き続き、午後一のお客様のTIさんも#SRFオックスフォードの納品のためにお越しいただきました。 早速履いていただきました。   私たちシューリパブリックのお客様は、標準的な足に比べて足の幅がとても広いか、もしくはとても狭いという方が非常に多く、TIさんは後者の代表のような方です。 とにかく既製品の靴では、ハネがピッタリと閉じてしまうような足で、以前は仕方なくサイズを下げて履いていらっしゃったそうです。 そもそも、数年前に靴の大切さに気付き、何足かまとめて購入したそうですが、当時足に合っていたと思われる靴も今からすればあまり合っていないようで、靴自体はまだ履けるけれど履くと足が痛くて困っていらっしゃるそうです。 そんな靴って、まだ履けるから捨てるのももったいないし、かといって持っていてもきっと履かないので、どうしたらよいか困りますよね。 ここで心を鬼にして言わせていただくと、履かないものはとっておいてもきっと履かないままですから、それだったらまだキレイなら誰かに差し上げるか、もしくは売ってしまう方が靴も嬉しいのではないかと思います。 TIさんにも、そのようなことをお伝えしました。 まだ使えるからといっていつまでもとっておくよりも、早々に処分してこれを教訓に必要なものだけを購入するようにし、安いからと言ってつい買ってしまうようなこと、もしくは妥協して買うようなことをなくすように徹底するきっかけにしてみてはいかがでしょうか? と、私自身にも言い聞かせたいと思います。   正面から見ると、さらに細さが際立ちます。 TIさん、実は今回のオックスフォードが2足目のシューリパブリックですが、1足目のギブソンブーツの履き心地を大変気に入ってくださっています。 今回の靴はシューズなので、ホールド感が落ちるのではないかと心配されていましたが、実際に履いてみてカカトもちゃんとついてきて安心されたようでした。 靴ひもをしっかりと締めてもハネがまだ若干開いていて、締めしろがちゃんとあることにとっても驚いていらっしゃるようでした。   靴のスペック デザイン: オックスフォード レザー: キップ ソール: ダイナイトウェイソール ラスト: マイサイズラスト(SRF+サイズ調整) 製法: ハンドソーンウェルテッド   ★★★お知らせ★★★ #SRF×オックスフォードは、オーダー受付中です(16足限定、残りわずか)。詳細はこちら。 シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダー靴をお作りしています。 今週末のスケジュールはこちら。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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オックスフォード

今日は、朝からたくさんのお客様が納品のためにお越しくださいました。 偶然にも、午前中のお客様と午後一のお客様の靴は#SRFのオックスフォードです。 まずは、午前中にお越しいただいたSEさんの靴をご紹介いたします。 この#SRFオックスフォードの記念すべき納品第一号です。 これまでは、ブログの下の方にサンプルの靴の写真のみを掲載していましたが、こうして実際に履いていただくとこの#SRFオックスフォードの雰囲気がしっかりと伝わるのではないかと思います。 これまでのシューリパブリックの靴と比べると、全体的にかなりシャープな印象です。 この角度から見ても、やっぱりシャープな印象があります。 SEさんも、とっても気に入ってくださいました。 SEさん、1足目がギブソンブーツで、今回のオックスフォードが2足目。 そして3足目もすでにご注文いただいていて、来月完成の予定です。 SEさんにも、そしてたくさんのお客様にも好んでい履いていただいて、作り手としては非常に嬉しいです。 本当にありがとうございます。   靴のスペック デザイン: オックスフォード レザー: キップ ソール: ダイナイトウェイソール ラスト: マイサイズラスト(SRF+サイズ調整) 製法: ハンドソーンウェルテッド   ★★★お知らせ★★★ #SRF×オックスフォードは、オーダー受付中です(16足限定、残りわずか)。詳細はこちら。 シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダー靴をお作りしています。 今週末のスケジュールはこちら。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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ギリーシューズ

カテゴリー: Message:伝えたいこと

ギリーシューズ

以前に比べて、ご注文いただくことがとっても多くなったギリーシューズ。 今日いらっしゃったSKさんが履いていたのもギリーシューズです。 そもそもギリーシューズは、ケルト文化に端を発する靴で、ダンス用の靴にもなっていて、オリジナルのモノはタン(舌)がありません。 そんなギリーシューズを、普段に使いやすいようにモディファイしたのが、シューリパブリックのギリーシューズです。 ダンス用の靴ですから、しっかりと足をホールドする作りになっています。 そんなところもお客様に気に入っていただけている理由かもしれませんね。 SKさんは、今日はデニムに合わせていますが、平日はこのギリーシューズをスーツに合わせていらっしゃるそうです。 デザイン的に見て、ちょっと個性が強そうに感じるかもしれませんが、実際に履いてみるといたって普通の靴です。 SKさんのようにつま先をプレーンにするのもよし、思いっきりにぎやかにフルブローグ仕様にするのもよしで、ちょっとだけ個性を主張するには、うってつけの靴かもしれません。 じつは、ギリーシューズとモンキーブーツは、多くのお客様が口をそろえておっしゃっている「いつかは作りたい靴」なのです。 まずは先にギブソンやオックスフォードを作っておいて、だいたいそろって来たらギリーでも作ろうかという立ち位置なのですが、このデザインをよくよく見ていただくと、ベースはなんとオックスフォードなのです。 どちらかというとハネが開きにくいオックスフォードベースなのに、このギリー独特のハネの形状のおかげで、ハネが開くしアイレットの数が少なくてとっても脱ぎ履きが楽です。 良くお客様から、 「仕事にもオフにも使える靴が欲しい。」 というご要望をいただくのですが、私のお勧めはギブソンブーツとギリーシューズです。 見慣れないとちょっと敬遠してしまいがちですが、実際に履いてみるととっても良い靴です。 SKさんも、とても履きやすいとおっしゃっていました。 もし、カジュアルテイストを強くしたいのであれば、シュリンクの革などで作るとか、もしくはシュリンクとスムースのコンビで作ると、適度にカジュアル感が出て良いと思います。 気になった方は、お気軽にご相談ください。   ★★★お知らせ★★★ #SRF×オックスフォードは、オーダー受付中です(16足限定、残りわずか)。詳細はこちら。 シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダー靴をお作りしています。 今週末のスケジュールはこちら。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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ラスト#SRE

カテゴリー: Hidden Story:こぼれ話

ギブソンブーツ

昨年製作したラスト#SREは、ここのところ非常に評判も良く、格好良い靴が完成しています。 こちらが、#SREを使って製作したギブソンブーツです。 #SREの特徴は、ラストを横から見たときに甲からつま先にかけてのラインあります。 細かく言いますと、つま先ですとんと落ちるのではなく、つま先に向かってやや斜めに落ちていく部分があるのです。 これがもっと極端になるとチゼルトゥのような形になりますが、#SREはそれほど顕著ではなく、あくまでも控えめな感じで斜めに落ちていく形になります。 また、上から見たときのつま先のボリュームは、以前に製作したラスト#SRCよりもちょっとだけポッテリしていますが、比べなければわからない程度の違いです。 #SREを作った時のコンセプトは、ビジネス3割カジュアル7割の上品なラストということで、コッテコテのビジネス仕様ではありませんがビジネス用としても普通に使え、カジュアル仕様にももちろん使えるモノをイメージしました。 そんなキャラクターを持つラストですので、例えば黒のスムースの革でギブソンシューズやオックスフォードを作ると、落ち着いたビジネス用の靴になります。 写真でご紹介しているようなカジュアルテイストのシュリンクの革で作ると、だいぶカジュアルテイストが増しますね。 このラストで製作した靴は、あまりシャープな靴が得意ではない方にも履いていただきたいと思っています。 #SREは、期間限定ではありませんので必要な時に靴と一緒にご注文ください。 私も今このラストで1足製作中です。 完成が楽しみです。   ★★★お知らせ★★★ #SRF×オックスフォードは、オーダー受付中です(16足限定、残りわずか)。詳細はこちら。 シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダー靴をお作りしています。 今週末のスケジュールはこちら。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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チャッカブーツ

今日は水曜日で、私たちシューリパブリックの工房はお休みです。 そして、今日は久しぶりに歯医者さんへ行って検診&クリーニングをしてもらってきました。 実は、私の義妹が歯科衛生士をしておりまして、会えば歯を大切にしなさい的なことを言われ、私自身歯医者は嫌いじゃないのですがなかなか行くきっかけがなく、思い切って義妹がいる歯医者さんに予約を入れて今日行ってきました。 「前回、歯医者さんに行ったのは?」 と訊かれて、全く思い出せません。 少なくとも10年は経っているはずです。 でも、それだけ普段から言われていれば、私だって歯磨きをないがしろにするわけにもいかず、むしろいろいろと言われていたことを聞いていないようでちゃんと聞いていたことが幸いしてか、虫歯はなく、いくつか注意事項はあったものの、治療する必要はナシという結果になりました。 義妹が言うには、 「10年も歯医者に行っていないにしては良い。」 とのこと。 これをきっかけに、半年に一度はちゃんと検診に行くようにします。 私は、紅茶やお茶をたくさん飲むので、そのことも関係して色素が沈着しやすいらしく、お勧めのクリーナーを買ってきました。   いつも思うのは、歯も足も悪くなってしまうと一気に老けてしまうということ。 いつまでも元気でいるためには、歯も足も良い状態を保ちたいと思います。   さて、先日まで製作していたサンプルのチャッカブーツが完成し、実際に履いてみました。 じつは、先日名古屋に行った時も、履いていきました。 あの時は、2足体制で1日目と3日目にこのチャッカブーツを履いています。 どうですか、なかなかこの独特の雰囲気が格好良いと思いませんか? かなり激しいシボの革だと思っていましたが、実際に靴になって見てみるとそれほど過激な雰囲気ではなく、むしろ適度なシボ感がちょうどよいカジュアル感になっていると思います。 蛍光灯の下で見るとネイビーが目立ちますし、太陽の下で見るともう少し黒っぽく見えます。 Lストーム+セミダブルソール+リッヂウェイソールという仕様も、なかなか良い具合にカジュアルな雰囲気を出してくれます。 春から夏にかけて少し軽快な服に合わせたいという方には、こんなチャッカブーツが最適です。 また、チャッカブーツはいつもお伝えしている通り3穴仕様でヒモをほどけばハットハネが開きますし、 それに、ややフレアにしている履き口の形状も関係して、 脱ぎ履きが楽で、それに足首の動きも阻害されることはありません。 このようなカジュアルテイストの靴を1足持っていると、バリエーションの幅が広がります。 この革のほかにも、カジュアルテイストの革はいくつかございますので、ご希望がございましたらお知らせください。   ★★★お知らせ★★★ #SRF×オックスフォードは、オーダー受付中です(16足限定、残りわずか)。詳細はこちら。 シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダー靴をお作りしています。 今週末のスケジュールはこちら。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは  info@shoe-republic.com です。

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