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オックスフォードシューズ

今日のお客様は、埼玉県にお住いのANさん(女性のお客様)です。 ご注文いただいていた靴が完成いたしましたので、納品&フィッティング確認のためにお越しいただきました。 ANさんは、今回の靴が2足目になります。 早速履いていただきました。 今回完成したのは、ワイン色のオックスフォード。 ご自身は・・・、 「私、あまりギブソンは似合わないと思うので・・・。」 とおっしゃっていて、確かにANさんにはオックスフォードのようなシュッとした雰囲気の靴が似合うような気がします。 そもそもANさん、既製品の靴が合なくて足が痛くなってしまうという理由でオーダーされることになりまして、 1足目のギリーシューズを1か月ほど履いていただいたご感想をうかがったところ・・・、 「足にピッタリっていう感覚が良くわからなくて、もっとピターっと締めるものかと思っていましたが、こんなふうにゆとりがあるんですね。」 とのことでした。 こちらが1足目のギリーシューズです。 フィッティングは、何が正しいのかということになるとそれぞれ考え方があってこれという一つの答えがないのですが、 私たちの場合は、それほどきつく締めなくて、それでも靴と足がしっかりと一体化して、 イメージとしては靴下を履いているような感覚で、そのうえで足をしっかりと保護するという感じです。 これが、人によっては緩いという方もいらっしゃるかもしれませんし、きついという方もいらっしゃるかもしれません。 ともあれ、ストレスなく履いていただけるようなフィッティングにしています。 しばらく履いていただいて、この感覚を気に入っていただけたようでした。 ギリーとオックスフォードは、基本的な作りはだいたい一緒なのですが、甲の押さえ方が違うため、履き心地は若干異なります。 シューリパブリックの靴が2足になって、ローテーションがだいぶ楽になるはずです。 ぜひ、たくさん履いてあげてください。 今日はありがとうございました。   靴の仕様 デザイン: オックスフォード レザー: キップ ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRLA+お客様の足に合わせた調整) 製法: ハンドソーンウェルテッド ★★★お知らせ★★★ 【 お知らせ 1 】 10月26日(土)と27日(日)に、神戸三宮のSUNさんにお伺いする予定です。 お客様の足を計測させていただき、足の特徴や適した靴のサイズをお伝えしたり、 どうして既製品が合わないのかということについてその原因を究明し、対策を一緒に考えたいと思います。 また、私たちシューリパブリックのハンドソーンウェルテッドのビスポークシューズのご注文も承ります。 サンプルの靴やサンプルの革も持参いたします。 ぜひ、この機会にご覧ください。 靴に関するご質問もウェルカムです。 【 お知らせ 2 】 11月17日(日)に、Rifare自由が丘店さんにて恒例のイベントを開催する予定です。 今回も、お客様の足の計測をさせていただき、靴選びのアドバイスをさせていただいたり、どうして靴が合わないのかを計測結果から究明いたします。 また、ご希望があればシューリパブリックのオーダーメイド靴のご注文も承ります。 詳細に関しましては、後日お知らせいたします。 【 お知らせ 3 】 12月6日(金)と7日(土)に長野市のIVY PRODUCTSさんでイベントを開催する予定です。 前回に引き続き、今回もちょっとしたミーティングができたらいいなぁって思いながら、計画を立てていただいています。 詳細が決まりましたら、また改めてお知らせいたします。 【 お知らせ 4 】 シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

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私たちシューリパブリックでは、靴ヒモに関してオーバーラップをお勧めしています。 オーバーラップというのは、こんな通し方です。 よくあるスニーカーのヒモの通し方と同じです。 オーバーラップのほかにはどんな通し方があるのかと言いますと、主なものでアンダーラップ、シングル、パラレルなどですが、 このオーバーラップの特徴として、ハネが開きやすいということが挙げられます。 こんな感じで、ヒモをほどけば片手で簡単にハネを開くことができます。 時々、ヒモの通し方の解説でオーバーラップについて緩みやすいというような記述を見かけることがありますが、 それはまさしくこのことを言っているはずで、ヒモをほどけばという前提があってのことです。 何となく写真を見ていただければ、オーバーラップはどんなふうに通しているのかおわかりになるかと思いますが、 スタートはハネの上からヒモを通し、 それぞれが隣の穴に進んで上から遠し、 それを何度か繰り返して、 一番上の穴だけ下から上に通します。 そんな難しい通し方ではありません。 ほとんどの靴にこのオーバーラップをお勧めしているのですが、唯一オックスフォード(ホールカットを含む)に関しては、 この部分の構造がオーバーラップに適していないため、次に開きやすいパラレルをお勧めしています。 なぜかと言いますと、 もし、オックスフォードにオーバーラップで通すと、ハネが閉じた時にこんなふうになってしまいます。 ハネが閉じているのに、その間を遮るように靴ヒモがハネの下から上に通っているのは、構造上良くないですし、 来もう少し羽ハネが閉じるような場合でも閉じられなくなってしまいます。 なので、オックスフォードを除いたデザインという前提で、デフォルトはオーバーラップということにしています。 しかしながら、履く方皆さんそれぞれにお好みや考え方があるかと思いますので、 お好みやお考えがある場合には、そちらを優先していただいて全く構いません。 ★★★お知らせ★★★ 【 お知らせ 1 】 10月26日(土)と27日(日)に、神戸三宮のSUNさんにお伺いする予定です。 お客様の足を計測させていただき、足の特徴や適した靴のサイズをお伝えしたり、 どうして既製品が合わないのかということについてその原因を究明し、対策を一緒に考えたいと思います。 また、私たちシューリパブリックのハンドソーンウェルテッドのビスポークシューズのご注文も承ります。 サンプルの靴やサンプルの革も持参いたします。 ぜひ、この機会にご覧ください。 靴に関するご質問もウェルカムです。 【 お知らせ 2 】 12月の上旬に長野市のIVY PRODUCTSさんでイベントを開催する予定です。 前回に引き続き、今回もちょっとしたミーティングができたらいいなぁって思いながら、計画を立てていただいています。 詳細が決まりましたら、また改めてお知らせいたします。 【 お知らせ 3 】 シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

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こちらは、私たちシューリパブリックの工房に展示してあるギブソンブーツですが、 Vacchetta800という革で、元々ネイビーだったものがこんな色に変わっています。 手前の革サンプルが元々の色で、それが焼けてこんな色になりました。 この焼けた色の雰囲気がイイとおっしゃる方もいれば、ネイビーのほうがイイとおっしゃる方もいます。 焼け方によってはもっとグレーに近い色になることもあって、どんなふうになるのか予想ができないのもちょっと面白いところです。 国産の革は、比較的こういった色の変化が少ないのですが、イタリアのタンニンベースの革の中には豪快に焼けて色が変わるものもあります。 特に、青系のものは焼けてグリーンに近くなり、それを越してグレーに近づく傾向があるようです。 また、赤の革は焼けて濃くなっていく傾向があるようです。 その他にも、その革特有の焼け方をするものがあって、あらかじめわかっているものはお伝えするようにしています。 私個人的には、こういう変化はだんだん自分のモノ感が増していくようで結構好きです。 機械だって使いこんでいくと使い手のクセのようなものが出てきたりしますし、クルマだってちょっとずつ変化していて意思の疎通ができるような気がします。 工具だって少しずつ手に馴染んでくると使いやすくなりますし、デニムのパンツだって身体に馴染んでくれば履きやすくなって自分のモノっていう感じがしてきます。 こんな変化が起きて、自分のモノという意識も増して、そして遠慮なく使えるようになるのだろうなって思います。 ★★★お知らせ★★★ 【 お知らせ 1 】 10月26日(土)と27日(日)に、神戸三宮のSUNさんにお伺いする予定です。 お客様の足を計測させていただき、足の特徴や適した靴のサイズをお伝えしたり、 どうして既製品が合わないのかということについてその原因を究明し、対策を一緒に考えたいと思います。 また、私たちシューリパブリックのハンドソーンウェルテッドのビスポークシューズのご注文も承ります。 サンプルの靴やサンプルの革も持参いたします。 ぜひ、この機会にご覧ください。 靴に関するご質問もウェルカムです。 【 お知らせ 2 】 12月の上旬に長野市のIVY PRODUCTSさんでイベントを開催する予定です。 前回に引き続き、今回もちょっとしたミーティングができたらいいなぁって思いながら、計画を立てていただいています。 詳細が決まりましたら、また改めてお知らせいたします。 【 お知らせ 3 】 シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

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3県境とは、その名の通り3つの県の境になっているところです。 ほとんどの3県境が山の中だったり川の上だったりするところ、今日私が訪れた3県境は非常に楽しい地形をしていました。 まず、向かったのは加須市の北の端にある「道の駅かぞわたらせ」です。 以前は「みちのえき北川辺」という名前でしたが、少し前にリニューアルして名前が変わったようです。 この道の駅かぞわたらせでは、地元の農産物や地元の和菓子などを買うことができます。 まぁ良くある話ですが、他と違うのはここはとっても安いということ。 目指す3県境は、ここからすぐです。 この道の駅にクルマを止めて歩いていくことができます。 道の駅の隣の建物では、3県境をアピールしていました。 さらに、3県に関する商品を販売している売店もありました。 ところで、3県境の3県とはどこかというと、埼玉県、群馬県、そして栃木県の3県です。 この3つの県の県境があるのですが・・・、 道の駅の一角にある階段を下りて目的地に向かいます。 この向こう側は渡良瀬遊水地なのですが、向こう側とこちら側ではだいぶ雰囲気が違っています。 多分、行政もこの3県境をそこそこPRしたいと考えているのでしょうけれど、この雰囲気ではちょっと・・・。 途中に竹林があって、ここは栃木県のようです。 「ようこそ3県境へ」 て書いてありました。 どこかに出かけた時に、「ようこそ」って書いてあるとやっぱりうれしいものですね。 おもてなしの気持ちは、常に持っていたいものです。 だんだん寂しくなってきました。 3県境って、3つの県が接しているだけなんだよなぁ・・・って思うと、改めて何が楽しいのかちょっとした疑問を持つようになってきました。 と思っていたところに、こうしてまたウェルカムの表示があると、やはり歓迎してくれているんだと嬉しくなります。 クルマを止めた道の駅かぞわたらせは、だいぶ離れてきました。 でも、実際は数百メートルの距離です。 おっ、なんとなくそれらしきものを発見! 3県境、キター! これが埼玉県と群馬県と栃木県の県境になります。 ちなみに私は栃木県から写真を撮っています。 これが証拠。 ちゃんとそういうことが書いてあります。 たったこれだけのことなのに、こんなふうに平地にある3県境は日本でもここだけだそうで、 そうなるとやってみたくなるのが、右手が埼玉県、右足が群馬県、そして左足が栃木県という、3県制覇です。 もちろんやりましたが、写真は遠慮しておきます。 一緒に行ったウチの家内が写真を撮ってくれて、SNSにアップしていました。 埼玉県と群馬県の境には旧谷田川が、そして・・・、 群馬県と栃木県の境には旧渡良瀬川が流れていて、今ふたつの川が合流して埼玉県と栃木県の県境となっています。 まぁ、いろいろと細かい説明が書いてありましたが、ウンチクよりもちょっと特別なところに来たという気持ちが嬉しいのです。 3つの県ですよ、3つの県に同時にいるなんて、なかなかできることじゃありません。 でも、これで観光客を呼ぼうというのはちょっと難しいかもしれませんね。 よほどのマニアだったら楽しいかもしれません。 私の知人が、ここが分かれ道でこっちの川の水は太平洋側へ、こっちの水は日本海側へ流れているというところに行ったそうで、 気分的にはこの3県境と同じようなものかもしれませんが、もうひとつ満足感が欲しいなぁって思います。 なんだろう、日本中のそういう貴重なポイントをピックアップして、スタンプラリー的なものを用意して、それぞれの場所にQRコードを用意し、 そのQRコードを撮ることでそのポイントを攻略できるとか、まぁ何かそんなものがあったらそういうマニアックなところを回る趣味というものができるかもしれませんね。 道の駅とセットで展開できたら、道の駅の発展にもつながるかもしれませんし。 ホント、ただこれだけのモノでしたが、何度も群馬県と栃木県と埼玉県を回って楽しむことができました。 行ってみたいと思っている方、ぜひ私たちの工房にいらっしゃったついでにお立ち寄りください。 工房からですと、クルマで20分くらいでしょうか。 道の駅は、一応同じ加須市内です。 ★★★お知らせ★★★ 【 お知らせ 1 】 10月26日(土)と27日(日)に、神戸三宮のSUNさんにお伺いする予定です。 お客様の足を計測させていただき、足の特徴や適した靴のサイズをお伝えしたり、 どうして既製品が合わないのかということについてその原因を究明し、対策を一緒に考えたいと思います。 また、私たちシューリパブリックのハンドソーンウェルテッドのビスポークシューズのご注文も承ります。 サンプルの靴やサンプルの革も持参いたします。 ぜひ、この機会にご覧ください。 靴に関するご質問もウェルカムです。 【 お知らせ 2 】 12月の上旬に長野市のIVY PRODUCTSさんでイベントを開催する予定です。 前回に引き続き、今回もちょっとしたミーティングができたらいいなぁって思いながら、計画を立てていただいています。 詳細が決まりましたら、また改めてお知らせいたします。 【 お知らせ 3 】 シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

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私たちシューリパブリックでは、牛の革を使って靴を製作しています。 お客様に革を見ていただくときに、カットされたモノではわからないので半裁(1頭の革を背筋で半分にしたもの、通常はこの大きさで買ってきます)のモノを見ていただくと、 「革ってこんなふうに売られているんだ~、知らなかった。」 とおっしゃる方がいらっしゃって、そりゃ仕事で革を使っていない限り、こういうものを見る機会ってないよなぁって思っています。 これが半裁の革で、向かって右側が背中、左側がお腹、奥の方が頭で手前がお尻となっていて、まぁ一言でいえば牛の身体の左半分ということになります。 それで、よく・・・、 「天然の素材なので、みんな違いますよ・・・。」 みたいな話を聞くことがあるかと思うのですが、革は確かに動物の皮をなめして作るので多少の個体差はありますが、そんなにひどく違うというわけではありません。 むしろ大きく違うのは、部位による物性の違いの方です。 たとえば、 先ほどの写真の手前になるこの辺りはお尻で、革の物性としては非常に繊維がきめ細かくそろっていてとっても良い部分となり、 向かって左のほうの、 後ろ足の脇の下に相当する部分や、 前足の脇の下に相当する部分は、繊維が粗く伸びやすいため、靴のパーツとしてはベロ以外には使いません。 さらに、これはお腹の周りなのですが、通常の革ではクタクタになってしまっているものが多く(この革は生地がしっかりしているもので、お腹周りも使い方次第では行けそうです)、 一般的にはやはりベロなどにしか使いません。 その他、顔に近い部分は牛が上を向いたり下を向いたりする際に、首の後ろにシワができまして、 革にもこんなシワが残ってしまうために、使い方が限られます。 そんなわけで、革の部位として良いところから行くと、 お尻回り → お尻に近い背中 → お尻から遠い背中 → 腹回りと首 → 足の部分と脇の下に相当する部分 という順番になります。 また、靴のアッパーを作る際にはいくつかのパーツがありまして、 ギブソンシューズで言えば、前側のパーツがヴァンプ、 後ろ側のパーツがクォーター(クォーターは内側と外側があります)、 そしてベロ(タン)がありまして、 序列としては、①ヴァンプ ②クォーター(外) ③クォーター(内) ④タン となります。 何となく先が見えてきたかと思いますが、①ヴァンプや②③クォーターは、基本的にお尻回りやお尻に近い背中を使い、 お尻から遠い背中をクォーターに使うことはありますが、 それ以下の部分を目につく部分に使うことはありません。 これが靴づくりの基本であり、私たちも靴の学校には行ってすぐに学んだことです。 ですが、大量生産をしているような、それも品質の管理があまり褒められたようなものではない工場の場合、 それが守られていないことがまれにあるようです。 では、それが守られないで、あまり良くない部位をヴァンプなどに使ったらどうなるのかと言いますと、 ヴァンプなどでは特にシワの入り方が汚かったり、磨いても全然ツヤが出ないなんてことになります。 これがお尻の周りの生地の良い部分のシワで、 これが良くない部分のシワです。 写真だとイマイチわからないかもしれませんが、実物を見ればどなたでもすぐにわかるほど違います。 もし皆さんが今後靴を買いに行って、特にヴァンプあたりの革が左右であまりにも違うようなものが出てきた場合には、 お店の方に言ってほかのものに替えてもらったほうが良いと思います。  革だから違うのは仕方がないという言い訳は、ある程度までは仕方ないものの、全然違うとなると製品としてどんなものかと思います。 私たちも、だいたい左右で同じ雰囲気になるように革を裁断しているのですが、細かいことを言えばどうにもならないこともあります。 人それぞれ感じ方の程度が違うので、私がこんなことを書いたら極端な反応をされる方がいらっしゃるかもしれませんが、 そういうことをお伝えしたいのではなく、革の部位によって物性が全く違うので、それを超えるような違いのあるものに関しては気を付けていただきたい、 そのために知識として知っておいてほしいということをお伝えしたいのです。 ★★★お知らせ★★★ 【 お知らせ 1 】 10月26日(土)と27日(日)に、神戸三宮のSUNさんにお伺いする予定です。 お客様の足を計測させていただき、足の特徴や適した靴のサイズをお伝えしたり、 どうして既製品が合わないのかということについてその原因を究明し、対策を一緒に考えたいと思います。 また、私たちシューリパブリックのハンドソーンウェルテッドのビスポークシューズのご注文も承ります。 サンプルの靴やサンプルの革も持参いたします。 ぜひ、この機会にご覧ください。 靴に関するご質問もウェルカムです。 【 お知らせ 2 】 12月の上旬に長野市のIVY PRODUCTSさんでイベントを開催する予定です。 前回に引き続き、今回もちょっとしたミーティングができたらいいなぁって思いながら、計画を立てていただいています。 詳細が決まりましたら、また改めてお知らせいたします。 【 お知らせ 3 】 シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

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革のご紹介

カテゴリー: Leather:革入荷情報

9月納品の靴たちが完成し、作業は次のグループの靴たちの製作に進んでいます。 あるお客様の靴のラスティングをしまして、この革の雰囲気がラスティング前と後で大きく違っていて、ちょっと驚きました。 アッパーの状態では、まぁキレイな革という感じですが、ラスティングをした後では生地にハリが出てツヤも出て、とってもステキな革になっています。 こちらの革は、以前にレザーフェアで見つけて、その時はまだ取引がなかった革問屋さんでしたが、営業の方に話を伺い、 さっそくその場で1枚購入したものです。 すでに何足か作っていて、確かに靴になると全然違う雰囲気になっていたのを思い出しました。 昨日も書きましたが、革はシワの入り方で生地の良し悪しがわかります。 これが安定供給されれば非常にうれしいのですが、現時点ではあと1足分のみ。 カッチリとした黒の靴をご希望でしたら、この革はおススメです。 ★★★お知らせ★★★ 【 お知らせ 1 】 10月26日(土)と27日(日)に、神戸三宮のSUNさんにお伺いする予定です。 お客様の足を計測させていただき、足の特徴や適した靴のサイズをお伝えしたり、 どうして既製品が合わないのかということについてその原因を究明し、対策を一緒に考えたいと思います。 また、私たちシューリパブリックのハンドソーンウェルテッドのビスポークシューズのご注文も承ります。 サンプルの靴やサンプルの革も持参いたします。 ぜひ、この機会にご覧ください。 靴に関するご質問もウェルカムです。 【 お知らせ 2 】 12月の上旬に長野市のIVY PRODUCTSさんでイベントを開催する予定です。 前回に引き続き、今回もちょっとしたミーティングができたらいいなぁって思いながら、計画を立てていただいています。 詳細が決まりましたら、また改めてお知らせいたします。 【 お知らせ 3 】 シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

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革が入荷しました

カテゴリー: Leather:革入荷情報

ここのところ、茶系の革、特に赤みがかった茶系の革を積極的に仕入れています。 今日ご紹介するのも、そんな赤みがかった茶系の革です。 赤みがかった茶系の革というと、どこにでもありそうな印象を受けるかもしれませんが、 私はできるだけ個性のはっきりしたものを選ぶようにしていまして、今回ご紹介する革もそんな革です。 こうして見ていただければすぐにお分かりになるかと思いますが、シボのある革です。 そして、マル革(背中で半分に裁断していない状態の革のこと)。 これなら写真でおおよその質感が伝わるのではないかと思うのですが、シボの革なのに表面がややパリッとしていて、なかなか生地がしっかりしています。 重さもそこそこありそうな感じです。 そして、シボの革というとカジュアルテイスト満載になってしまうことが多いのですが、 この革はシボがあってもお仕事でつかえるような雰囲気で、いわゆるオフィスカジュアルにピッタリな質感です。 もちろんキレイなカジュアルの服に合わせるのもOK。 最近、こんなふうに写真を撮るようにしています。 こうしてわざとシワを作ってみると革の質感やクオリティがすぐにわかります。 良い革って、シワの入り方もとってもキレイで、写真のように細かくて均一なシワが入ります。 パリッとしていて、かつしなやかでとっても素晴らしい質感が伝わるのではないかと思います。 裏側だってこんなにキレイです。 肉厚が足りない革や生地があまり良くない革は、裏側がボソボソになってしまっているものが多く、 写真のようにキメがそろっている革は、十分な厚さがあって生地がしっかりとしている証拠です。 これくらいのシボだと、プレーンのつま先で革の質感を出しても良いですし、ブローグなどでにぎやかに仕上げてもよさそうですね。 どんなデザインにもマッチしそうな、守備範囲の広い革ですね。 入荷は5足ぶんです。 ご希望の方は、お早めにご連絡ください。 ★★★お知らせ★★★ 【 お知らせ 1 】 10月26日(土)と27日(日)に、神戸三宮のSUNさんにお伺いする予定です。 お客様の足を計測させていただき、足の特徴や適した靴のサイズをお伝えしたり、 どうして既製品が合わないのかということについてその原因を究明し、対策を一緒に考えたいと思います。 また、私たちシューリパブリックのハンドソーンウェルテッドのビスポークシューズのご注文も承ります。 サンプルの靴やサンプルの革も持参いたします。 ぜひ、この機会にご覧ください。 靴に関するご質問もウェルカムです。 【 お知らせ 2 】 12月の上旬に長野市のIVY PRODUCTSさんでイベントを開催する予定です。 前回に引き続き、今回もちょっとしたミーティングができたらいいなぁって思いながら、計画を立てていただいています。 詳細が決まりましたら、また改めてお知らせいたします。 【 お知らせ 3 】 シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

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工房で作業をしていて、このタイミングが最もホッとする時です。 9月納品予定の靴たちが完成しまして、全部箱に入りました。 私たちシューリパブリックでは、靴が完成した後にブログ用の写真を撮影してから箱に入れていますので、 「やったー!完成したぁ。」 のあとにもうひと工程あります。 ともあれ、今月も無事に完成してよかった。 お客様にはすでにご連絡をさせていただいておりますので、お返事を待つのみ。 今回が初めての納品となる方もお二人ほどいらっしゃるので、どんなご感想を持っていただけるか今からとても楽しみです。 でも、じつはいつも書いている通り、履いてみたところでそんなに大きな感動があるわけではなく、 初めは履いているけれどストレスがないというご感想の方が多く、 敢えてマイナスがないということは、感動には繋がらないわけです。 しかしながら、しばらく履きこんでいただいて、靴が良い感じに成長してくると、履いた時に優しくホールドしてくれる感覚を得ることができるようになり、 この辺りから履いていて心地よい靴になります。 それまで数か月、ぜひ靴と仲良く過ごしていただきたいと思っています。 ★★★お知らせ★★★ 【 お知らせ 1 】 10月26日(土)と27日(日)に、神戸三宮のSUNさんにお伺いする予定です。 お客様の足を計測させていただき、足の特徴や適した靴のサイズをお伝えしたり、 どうして既製品が合わないのかということについてその原因を究明し、対策を一緒に考えたいと思います。 また、私たちシューリパブリックのハンドソーンウェルテッドのビスポークシューズのご注文も承ります。 サンプルの靴やサンプルの革も持参いたします。 ぜひ、この機会にご覧ください。 靴に関するご質問もウェルカムです。 【 お知らせ 2 】 12月の上旬に長野市のIVY PRODUCTSさんでイベントを開催する予定です。 前回に引き続き、今回もちょっとしたミーティングができたらいいなぁって思いながら、計画を立てていただいています。 詳細が決まりましたら、また改めてお知らせいたします。 【 お知らせ 3 】 シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

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私は以前は貧乏性と言うか何というか、気に入ったものはもったいないので使わないという性格でした。 いわゆる2軍のモノばかりを使っていて、1軍のモノは大切にしまっていました。 でも、それ自体がとってももったいないということに気づき、今は最も気に入っているものを積極的に使うようにしています。 例えば、ブログの写真やお客様の靴を撮影するときに使っているこのカメラ。 とても気に入っていて、カメラは何台かあるのですが、それぞれ役割があってすべて十分すぎるくらいに使い倒しています。 デジタル物は、どんどん古くなってしまうので、使わないほうがずっともったいないです。 服なども然り。 今は世代交代が進んで残っているのはすべて1軍のモノばかりで、全てフル活用しています。 せっかく所有しているのに使わなければ何の役にも立ちませんし、私はコレクターではないので使ってその価値を堪能しています。 ただ、じつはまだ少しですが活用しきれていないものもあって、これらも積極的に使いたいと考えています。 何かを購入するときに、そりゃ誰だって安く買えたら嬉しいですが、安く買っても全然目的を果たさないのでは意味がありません。 反対に、少々高価だったとしても、買ってよかったとか、上質な時間を送ることができるなら、 それは十分に有意義です。 ムダ遣いをやめて、ちょっといいものを必要だだけ買うこと。 買ったものは、すべて使い倒すこと。 とても素敵な日々になることでしょう。 ちなみに、私は今年からちょっとイイ靴下を買うようにしています。 ★★★お知らせ★★★ 【 お知らせ 1 】 10月26日(土)と27日(日)に、神戸三宮のSUNさんにお伺いする予定です。 お客様の足を計測させていただき、足の特徴や適した靴のサイズをお伝えしたり、 どうして既製品が合わないのかということについてその原因を究明し、対策を一緒に考えたいと思います。 また、私たちシューリパブリックのハンドソーンウェルテッドのビスポークシューズのご注文も承ります。 サンプルの靴やサンプルの革も持参いたします。 ぜひ、この機会にご覧ください。 靴に関するご質問もウェルカムです。 【 お知らせ 2 】 12月の上旬に長野市のIVY PRODUCTSさんでイベントを開催する予定です。 前回に引き続き、今回もちょっとしたミーティングができたらいいなぁって思いながら、計画を立てていただいています。 詳細が決まりましたら、また改めてお知らせいたします。 【 お知らせ 3 】 シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

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修理が完了

カテゴリー: @ Work:アットワーク

今月は、オールソール交換の修理を3足お預かりしまして、まとめて作業をして今日完成しました。 こちらはそのうちの1足で、大阪府のKさんのギブソンブーツです。 履きこんでイイ感じに足に馴染んでいるところに、ウェルトのかけ直しをしてしっかりと締まっていて、 さらにボトムフィラーなどのパーツは新しいものが入っているので、コンディションはもう最高です。 もちろんヒールのトップピースも新品です。 私たちシューリパブリックでは、だし縫いを専門の縫い屋さんにお願いしている都合上、何足かまとめて送って縫っていただくようになります。 毎月製作するぶんを送っているので、それと一緒に送ることもありますが、修理が何足かまとまれば修理の靴だけで送ることもあります。 逆に言えば、タイミングが良くないと修理に1か月近くかかってしまうこともあります。 そんなわけなので、時間に多少のゆとりを持っていただけると嬉しいです。 お預かりした修理の靴は、状態を確認しながら必要に応じて補修をしたりして、ベストな状態に仕上げてお返ししています。 ★★★お知らせ★★★ 【 お知らせ 1 】 10月26日(土)と27日(日)に、神戸三宮のSUNさんにお伺いする予定です。 お客様の足を計測させていただき、足の特徴や適した靴のサイズをお伝えしたり、 どうして既製品が合わないのかということについてその原因を究明し、対策を一緒に考えたいと思います。 また、私たちシューリパブリックのハンドソーンウェルテッドのビスポークシューズのご注文も承ります。 サンプルの靴やサンプルの革も持参いたします。 ぜひ、この機会にご覧ください。 靴に関するご質問もウェルカムです。 【 お知らせ 2 】 12月の上旬に長野市のIVY PRODUCTSさんでイベントを開催する予定です。 前回に引き続き、今回もちょっとしたミーティングができたらいいなぁって思いながら、計画を立てていただいています。 詳細が決まりましたら、また改めてお知らせいたします。 【 お知らせ 3 】 シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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