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焼ける革もあります

カテゴリー: Hidden Story:こぼれ話


こちらは、私たちシューリパブリックの工房に展示してあるギブソンブーツですが、

Vacchetta800という革で、元々ネイビーだったものがこんな色に変わっています。

手前の革サンプルが元々の色で、それが焼けてこんな色になりました。

この焼けた色の雰囲気がイイとおっしゃる方もいれば、ネイビーのほうがイイとおっしゃる方もいます。

焼け方によってはもっとグレーに近い色になることもあって、どんなふうになるのか予想ができないのもちょっと面白いところです。

国産の革は、比較的こういった色の変化が少ないのですが、イタリアのタンニンベースの革の中には豪快に焼けて色が変わるものもあります。

特に、青系のものは焼けてグリーンに近くなり、それを越してグレーに近づく傾向があるようです。

また、赤の革は焼けて濃くなっていく傾向があるようです。

その他にも、その革特有の焼け方をするものがあって、あらかじめわかっているものはお伝えするようにしています。

私個人的には、こういう変化はだんだん自分のモノ感が増していくようで結構好きです。

機械だって使いこんでいくと使い手のクセのようなものが出てきたりしますし、クルマだってちょっとずつ変化していて意思の疎通ができるような気がします。

工具だって少しずつ手に馴染んでくると使いやすくなりますし、デニムのパンツだって身体に馴染んでくれば履きやすくなって自分のモノっていう感じがしてきます。

こんな変化が起きて、自分のモノという意識も増して、そして遠慮なく使えるようになるのだろうなって思います。

お知らせ

【 お知らせ 1 】

10月26日(土)と27日(日)に、神戸三宮のSUNさんにお伺いする予定です。

お客様の足を計測させていただき、足の特徴や適した靴のサイズをお伝えしたり、

どうして既製品が合わないのかということについてその原因を究明し、対策を一緒に考えたいと思います。

また、私たちシューリパブリックのハンドソーンウェルテッドのビスポークシューズのご注文も承ります。

サンプルの靴やサンプルの革も持参いたします。

ぜひ、この機会にご覧ください。

靴に関するご質問もウェルカムです。


【 お知らせ 2 】

12月の上旬に長野市のIVY PRODUCTSさんでイベントを開催する予定です。

前回に引き続き、今回もちょっとしたミーティングができたらいいなぁって思いながら、計画を立てていただいています。

詳細が決まりましたら、また改めてお知らせいたします。


【 お知らせ 3 】

シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。

イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。

私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。
打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。
ご検討中の方は、見学も大歓迎です。

旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら

メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

 




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