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しっかりカッチリだけじゃない

カテゴリー: Hidden Story:こぼれ話


これまでに何度かスティフナー(カカトの芯)に対するこだわりの話を書いたことがあります。

スティフナー

靴はカカトをしっかりとホールドする必要があって、そのためにはスティフナーも十分に強度があるものでなくてはいけない、

それと同時に人のカカトが触れるものなので、あまりにも硬すぎてはいけない。

そのバランスが必要・・・というような話だったと思います。

実際、私たちシューリパブリックのハンドソーンウェルテッドのオーダーメイドシューズは、スティフナーにこんな素材を使っています。

スティフナー

厚さ約2ミリの床の革を2枚貼り合わせたものです。

この貼り合わせるときの接着剤は、スティフナーを靴にセットするときの接着剤と同様に、水溶性のものを使います。

そして、これはあまり知られていないことかもしれませんが、

この接着剤は湿気と温度で多少調整ができるという特性があり、

言い換えると靴を履き始めてから、正しく履いていればスティフナーが履く人の足の形に変化していくのです。

熱や湿気を使って強制的に調整することもできるのですが、

やっぱり理想は足の形を靴が覚えて、その形に変化していくということ、

つまり靴自体に馴染んでいくという要素を持たせておくということなのです。

スティフナー自体が結構硬いものなので、そうそう簡単に変形するわけではありませんから、

型崩れして困るということがない反面、馴染んでいくのにもそれなりに時間がかかります。

そのあたりを踏まえて、靴を上手に育てていけば、とっても履きやすい靴に成長していくはずです。

スティフナー

 

お知らせ

15周年企画ギブソンブーツ

【 お知らせ1 】

シューリパブリック15周年記念モデル第1弾及び第2弾ともに引き続きオーダー受付中です。詳しくはこちらをご参照ください。

 

 

 

【 お知らせ2 】

12月15日(土)16日(日)に長野市のIVY PRODUCTSさんで恒例のイベントを開催いたします。
営業時間は、11時~19時、
足の計測&ご相談(500円・税込)と、ご希望の方にはハンドソーンウェルテッドのオーダーメイド靴のご注文も承ります。
足の計測は、ぜひこの機会にお越しいただいて、ご自身の足がどれくらいのサイズなのか、どんな特徴があるのか、そしてどんな理由で靴が合わないのかなどをご確認ください。
一緒に対策の方法も考えましょう。
オーダーメイドの靴は、サンプルの靴を持って行きますので、そんな履き心地なのかサイズが合うものがあればぜひお試しください。
みなさまのお越しをお待ちしております。

 

【 お知らせ3 】

2019年1月のご注文分より、靴の価格を改定させていただきます。
靴本体の価格が、103,680円(税込)となります。

【 お知らせ4 】

イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。

【 お知らせ5 】

12月の中旬まで、駐車場の工事のため一時的に違う場所をご利用いただいております。

お車でお越しのお客様は、場所をご案内させていただきますので、一度工房の方へお声がけください。

 

 

シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。

スケジュールはこちらをご参照下さい。
打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。
ご検討中の方は、見学も大歓迎です。

旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら

メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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