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カカトはしっかりホールドする

カテゴリー: Hidden Story:こぼれ話


私たちシューリパブリックの靴をためし履きしていただく時や、1足目の靴が完成して初めてお客様に履いていただくときに皆さんから言われるのが、

カカトのホールドがしっかりしているということ。

これ、結構こだわっています。

スティフナー

厚けりゃいいっていうわけではありませんが、薄いよりは厚い方がそれだけしっかりします。

私たちシューリパブリックの靴のスティフナー(カカトの芯)は、厚さ約4ミリの革(2ミリの革の2枚重ね)を使い、それを水溶性の接着剤で固めています。

表の革が約1.6ミリ、ライニングの革が約1.3ミリ、スティフナーが約4ミリで、合計6.9ミリになりますが、

靴は製作過程でたくさん叩かれて締まっていますので、それよりも少し薄くなっているのが普通です。

そもそも、スティフナーの目的はカカトのホールドです。

歩いていてカカトがぶれてしまうと歩きにくいですし、疲れてしまいます。

なので、カカトをしっかりとホールドすることは非常に大切なことなのです。

しかしながら、このスティフナーが硬ければ良いというわけではなく、相手は人間の足なので硬くてもある程度の柔軟さも必要になります。

もしスティフナーが金属でできていたら、どんなに足の形に合っていたとしてもあまり快適とは言えませんから。

足の形は毎日少しずつ変化しますし、朝と夕方でも変わることもあります。

ですから、多少なりとも懐の深さみたいなものが必要になります。

そう考えたときに、革のスティフナーで水溶性の接着剤で固めたものは、非常に都合が良いのです。

完成した靴のカカトの部分を触っていただくと、スティフナーがどれだけ硬いかよくわかります。

でも、それは金属の硬さではありません。

硬くて柔軟で耐久性があって当たりが硬いけれど硬くないという、むちゃくちゃな要求に適しているのが革の厚いスティフナーなのです。

こういうのって、実際に使ってみないとその良さはわかりませんので、

これは一度履いていただくことをお勧めします。

ぜひぜひ。

 

お知らせ

15周年企画ギブソンブーツ

【 お知らせ1 】

シューリパブリック15周年記念モデル第1弾及び第2弾ともに引き続きオーダー受付中です。詳しくはこちらをご参照ください。

 

 

 

【 お知らせ2 】

10月27日(土)28日(日)に、神戸三宮のSUNさんにて、恒例のイベントを開催いたします。
SUNさんでも、お客様の足を計測して、足の特徴や適した靴のサイズをご案内させていただきます。
また、いつも既製品を履くとここの部分が痛いのはなぜか、この問題を解決するにはどうしたらよいかということの、ご相談も承ります。
さらに、ご希望があればシューリパブリックのハンドソーンウェルテッドのオーダーメイド靴のご注文も承ります。
なかなか埼玉の工房へ行くことができないとい方、まずは一度ご覧になってみてください。
ご注文ではないけれど、ご興味をお持ちいただいている方も、ウェルカムです。
SUNさんは、三ノ宮駅から徒歩でも数分で、トアロードと高架の交わる交差点近くです。
こちらを参照
神戸周辺にお住いの方、ぜひお越しください。

 

【 お知らせ3 】

イベントなどの予定は、ホームページトップの下の方のスケジュールをご覧ください。

 

 

シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダーメイド靴をお作りしています。

スケジュールはこちらをご参照下さい。
打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。
ご検討中の方は、見学も大歓迎です。

旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら

メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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