今日は水曜日なので、私たちシューリパブリックの工房はお休みです。
ここしばらくはお休みといえども何かしら用事があって、なかなかゆっくりと休むことができなかったのですが、今日は珍しく急ぎの用事がなかったので本当に家でのんびりと過ごすことができました。
でも、ふと思ったのですが、将来仕事を引退したときに家でやることがなかったとしたら、どんなにつまらない日々に待ってしまうのだろうと。
趣味に時間を費やせばよいのですが、私の趣味は殆どが外でやることばかり。
キャンプをしたり、散歩に出かけたり、旅行をしたり、写真をとったり、自転車に乗ったり・・・。
家にじっとしていられない性格なので、もし雨なんて降ったら困ってしまうかもしれません。
まぁ、でもそうだとしても出かけてみても良いのかもしれませんね。
カメラを持って電車に乗りに行くのも良いかもしれません。
最近は、YouTubeで雪の飯山線の動画がとても楽しくて、只見線とともに制覇してみたいと思っています。
さて、靴づくりにおいて工具は非常に大切なものです。
工具ひとつで作業性や出来上がる靴のクオリティが変わってしまうこともあります。
以前にラスティングピンサー(つり込みの作業で使うペンチのような工具)を、イタリア製のものからドイツ製のものに変えた時になんて使いやすくてなんて合理的なんだろうと驚いたことがありました。
イタリア製のピンサーは、基本的に日本のものと似たような構造で、支点力点作用点において支点と作用点がやや離れているためにちょっと力が必要なのに対し、ドイツ製のピンサーは支点と作用点が結構近いので少ない力でパリッと革を引くことができ、非常に合理的にラスティングができるのです。
ただ、これらは専用工具なので、ちょっとホームセンターに行って買ってくるという訳にはいかず、私の場合はわざわざドイツから輸入しました。
その他の工具においても、靴は本当に専用工具が多いので簡単に手に入りません。
ですが、以前にAmazonで発見したクニペックスというドイツのメーカーのクギ抜きは日本のものよりのしっかりと作られているのにもかかわらず、日本のものの半額以下で買えるというミラクルな商品で、今でも大切に使っています。
そんな工具ですが、やっぱり工具は使っているうちに破損してしまうことだってあるので、念のためにスペアを買っておこうと思った矢先に、すごいのを発見しました。
それがこれです。
amazon basicsのクギ抜き。
クニペックスが3,000円弱くらいで販売されているのに対し、これは1,000円でおつりがくるという価格です。
形状はクニペックスのものに非常に酷似していて、持った感じも非常に近いです。
もちろん細かいところで異なる部分もありますが、実際に使ってみて不具合となるとは思えない程度のものです。
amazon basics、恐るべし。
ただ、まだ使い込んでいないので耐久性は未知の世界。
工具って、なるべく永く使い込んで手に馴染んでくれるのが理想なので、例えばクニペックスの3分の1の価格で耐久性が3分の1しか持たないというのなら、私はクニペックスを買った方が断然良いと思っています。
それでも、この辺りの作りを見ても決して悪くないですよ。
この軸が折れなければ、たぶん問題ないでしょう。
しばらく使ってみたいと思います。
恐るべし。
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