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カカトのラスティング

カテゴリー: @ Work:アットワーク


余談ですが、最近は電気料金が高くなっているのもさることながら、靴の材料もかなりの勢いで値上がりしています。

今日、ウェルトやインソール用の革を購入している材料屋さんに電話したところ、ウェルト用の革は30%ほど値上がりするのだとか。

これまでずっと価格を維持していたのならまだしも、結構頻繁に上がってきていたので、これはなかなか大変です。

値上がりしているのはそれだけではなくて、アッパー用の革もかなり上がっていたり、少し前に入荷したダイナイトは送料だけでも3倍くらいに上がっていました。

みんな値上がりしています。

聞くところによると、マクドナルドのハンバーガーも150円から170円に値上げだそうで、ビッグマックは410円から450円に、サムライマックの炙り醤油風 ダブル肉厚ビーフ なんて500円から550円になるそうです。

一方で、今回の価格改定でも値上げが実施されなかったものがあります。

それは、スマイル0円。

ありがたい限りです。


さて、今日からラスティングの作業に進んでいます。

ラスティングとは、つり込みの作業のこと。

靴を作るうえで非常に大切な作業なので、丁寧な作業が要求されます。

その中で、カカト周りのラスティングは、一見地味に見えてひときわ大切な作業になります。

カカト周りには、このようなスティフナーという芯材を入れてラスティングをするのですが、

ラスティング

これは作り手の考え方によって全く異なる部分であり、私たちシューリパブリックではとにかくカカトをしっかりさせることを目的としてカッチリと仕上がるように厚さ4ミリ以上の革を使い、カチッと仕上がる水溶性の接着剤を使って固めます。

ラスティング

ラスティングをしたら、ハンマーでとにかく叩きます。

形をキレイにならすことのほかに、叩いて芯を締めるという目的もあります。

ラスティング

あちらこちらから叩いて形を決めて、

ラスティング

その後はこのようなローラーでさらに形を整えます。

ラスティング

ローラーはこんな感じで、かなりしっかりしています。

以前に誤ってこのローラーで自分の指を轢いてしまったのですが、こんなものでもかなり痛かったです。

それくらいこのローラーは力が入っているもので、しっかりと効果が出るのです。


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