修理ついでのカスタムが完了

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余談ですが、昨日ネットで「孤独のグルメ」の井之頭五郎さんの記事を読みまして、それにはなぜ井之頭五郎さんはいつもタグホイヤーのクロノグラフをしているのかということが書いてありました。

その話から、そう言えば私も一時期腕時計にハマっていたこともあったのに、最近はもっぱらGショックばかりしていることを思い出しました。

なにせGショックは軽いし見やすいし、道具としてはこの上ない腕時計だと思いますから、ついついこればかりになってしまうのもわかる気がします。

でも、せっかく自動巻きの時計(そろそろメンテナンスに出さないといけない時期です)も持っているし、他にもクォーツの腕時計もあるので、使わないのはもったいないのも事実。

最近は手軽な服ばかり着ていて、だから腕時計がGショックになってしまうのかもしれません。

世の中的に仕事するのにこれだけカジュアルな服の人が増えたら、やっぱり私としては革靴を履いてパリッとジャケットを着て、自動巻きの重たい腕時計をしないといけないなって思います。

なんとなく世の中がグダグダになってきているので、ここらへんで少しパリッとさせたいところですよね。

今くらいの季節にはジャケットがちょうど良いので、ぜひ皆さんもちょっとだけ堅いファッションをしてみませんか?

ちなみに、私は腕時計はオリエントスターが好きです。


さて、少し前に作業の途中の様子を一度ご紹介させていただきましたが、お客様のOさんからお預かりした靴の修理が完了しました。

完成した靴がこちら。

オールソール交換

今回のメニューは、オールソール交換+ウェルト交換+ボトムフィラーなど一式交換+カカトの仕様をシングルヒール→ダブルヒール仕様に変更ということでした。

オールソール交換+ウェルト交換+ボトムフィラーなど一式交換に関しては、時々やっているメニューなので特に珍しいことではありませんが、今回は初めてカカトの仕様をシングルヒール→ダブルヒール仕様に変更という作業をやることになりました。

ちなみに、シングルヒール仕様というのはウェルトがカカト周りにはない仕様で、したがってだし縫いのスティッチもカカト周りにはなく、カカトそのものが小さくなってシュッとしてスマートな靴に見えるのに対し、

ダブルヒールとはウェルトをぐるりと一周させる仕様で、だし縫いも一周してカカト自体はそのぶん大きくなります。

ただ、元の靴がシングルシールであるということは、カカト周りにウェルトを縫い付けられるような仕様になっていないため、あくまでもダブルヒールのように見えるという仕様で製作させていただきました。

その仕上がりがこちら。

オールソール交換

十分にダブルだと思います。

履いていて特に問題はありませんし、もちろん強度的にも十分です。

Oさんによると、

「この靴はシングルよりもダブルの方が似合っているような気がしたので。」

とのことで、今回はオールソール交換のついでにこんな仕様変更もさせていただきました。

たまにはこういう作業も面白いですね。

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