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オーダーメイド

余談ですが、少し前からちょっとコジャレたジャケットが欲しいと思いまして、ネットでいろいろと探しています。 もう3月だし、今年は例年よりも幾分暖かいので、ジャケットを買ったところで今年の登場はなさそうな感じですが、それでもやっぱり欲しいのです。 私が欲しいと思うジャケットは、秋物の生地のベージュのガンクラブチェックのテーラードジャケットなのですが、それがなかなかないのです。 もう5年くらい探し続けているものの、なかなか思ったようなものに巡り会いません。 だいたい、ガンクラブチェックのジャケットって昔はよく見かけたような気がするのですが、最近は本当に見かけなくなってしまいました。 さらに、もし仮にガンクラブチェックのジャケットがあったとしても、それが私の体形に合うかどうかの問題もあるので、私が思うようなジャケットに巡り会える望みは極めて薄いです。 そう思ったら、やっぱりこれはどこかでオーダーしてしまった方が全然はやいし、満足のいくものができるはずなので、非常に合理的に違いない。 オーダーメイドって、そりゃ既製品に比べれば価格は高くなりますが、手間と時間をかけて探してがっかりすることや、合うだろうと思って買ったのに実際に来てみたら合わなかったというリスクも激減するので、そういう点からしてもオーダーメイドって合理的のような気がします。 それに、オーダーメイドなら、似たようなガンクラブチェックでもより私の好みに近いものも見つけられるかもしれないので、素材の時点で妥協ということももしかしたら少なるかもしれませんから、やっぱりうれしいですよね。 おそらく私たちシューリパブリックの工房に靴をオーダーしにいらっしゃるお客様も似たような考えできてくださっているはずです。 たとえば、このようなギリーシューズを履いてみたいという方がいらっしゃったとして、でも普通の黒い靴ではなくちょっと違う色の革だったり、ちょっと違う素材感の革だったりをご希望の場合、オーダーメイドならその素材さえあれば問題なく作ることができます。 そのうえ、お客様の足に合ったものを作るので、当然ですが既製品よりも圧倒的に足に合っていて歩きやすいですし、お客様の足の形だけではなくより快適に歩けるようなセッティングもできるので、もっともっと歩きやすい靴になります。 革は在庫がたくさんあるので、お好きなものをお選びいただくことができます。 革の場合は、生地のような柄はあまりありませんが、色や硬さ、表面の仕上げ、そのほかの風合いなどにおいてもいろいろな雰囲気のものがあって、非常に奥深くて楽しいと思います。 こちらの青紫のチャッカブーツの革は、シュリンクというシボの革ですが、つま先やカカト周りは製作過程で革を引っ張るため、シボが薄くなっていてそのシボの感じがグラデーションのようで、これまた味があります。 こちらのギブソンブーツの革は、元々はネイビーだったものが経年変化でこんな色になりました。 グリーンのようなグレーのような、非常に味わいの深い色です。 改めて考えると、やっぱりオーダーメイドはお客様一人一人のご希望に合ったものを提供できるという昨今のニーズに合っているわけで、古くからあるものではありますが考え方によったら今後の文化が進んでいく方向にあるもののような気がします。 オーダーメイドは、限られたどこかの誰かのものではなく、もうだいぶ前から私たち一人一人のものなのです。 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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