そのまえに、お知らせです。
先日よりご案内させていただいております「アフターコロナを楽しもう企画」ですが、少しずつご注文いただきましてブラウンの革、ダークブラウンの革共に残りあと1足ずつになりました。
革が残っていたら・・・
と考えている方、この企画は既定数に達し次第終了となりますし、これらの革の再入荷はございませんので、お早めにご検討ください。
さて、今日はお客様のFさんよりお預かりしたギリーシューズのオールソール交換&ウェルト交換の修理が完了しましたのでご覧いただきます。
この靴は、もう結構永いこと履いていただいているものです。
カカトのトップピースもソールもイイ感じにすり減ってきていて交換のタイミングになっていたのですが、
靴の剛性が下がってきているとのことで、ウェルトやボトムフィラーも新しくしてリフレッシュをすることになりました。
ハンドソーンウェルテッドの靴は、手縫いでウェルトを縫い付けるので、インソールやアッパーに新たに穴を開けることなく元々の穴を使ってウェルトを縫いなおすことができます。
さらに、ボトムフィラーとして入っている補強材も新しいものに交換してあげることで、シャキッとしっかり感がよみがえります。
そもそもが足に馴染んでいる靴なので、馴染んだままシャキッとしてとても履きやすい靴に生まれ変わるのです。
当然ながらソール周りが新しくなったので、またしばらく履いていただけます。
ハンドソーンウェルテッドの靴は、このようにしてまた永く愛用いただけますが、普段履いていただくときに気を付けていただきたいことがあります。
それは、スティフナー(カカトの芯)をつぶさないようにしていただきたいのです。
アッパーの一部は補修などをすることができますが、スティフナーやトーパフ(つま先の芯)は補修が非常に困難なので普段から良い状態に保っていただきたいのです。
そのために、脱ぎ履きの際には靴ベラを使うとか、ちゃんと靴ヒモをほどいてハネを広げるということを徹底してくいただけますようお願いいたします。
そうすれば、すり減ったソールやヒールのみの交換でまた靴が元気になるのです。
★★★お知らせ★★★
★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。
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