お試しで販売しているシューツリーですが、受付は本日(3月13日)までとなっております。
靴に負担をかけない形状に削ったシューツリーの購入をご希望の方は、本日中にご連絡ください。
明日以降は全く販売しないわけではありませんが、納期が長くなってしまうことと価格が通常価格になります。
さて、お客様のAさんから、靴のハネがピタリと閉じてしまったので調整をしてほしいとのことで靴をお預かりしました。
今回お預かりしたのはこちらのスウェードのオックスフォードです。
どうやらAさんの足がやせてしまったようで、足囲で3~4ミリくらい細くなってしまったのではないかと思われます。
ギブソンにしてもオックスフォードにしても、こういう場合の調整はベロの内部に革を挟み込んであげるのが合理的だと思います。
今回はこの革を使いました。
1枚だとちょっと足りなかったので、2枚重ねです。
なるべく不自然にならないように少しサイズを変えておきます。
また、変な段が出ないように裏側は漉いておきます。
次に、ベロのステッチをほどいて表の革とライニングをはがします。
この作業、もっと大変かと思っていたら思いのほか簡単にはがれました。
そこに先ほどの革を挟み込んで、もう1枚挟み込んで・・・、
ステッチをかけるところに接着剤を塗り、しっかりと貼り付けてからミシンをかけます。
どうしてももともと何もはさまれていないところに何かを挟んで、そのうえで同じようにステッチをかけようとするとライニング側のステッチが外れてしまうことがあるので、その場合にはしっかりと接着剤で貼り付けてから縫います。
また、ライニングの革は引っ張れば多少伸びるので、しっかりと伸ばして形を整えてから縫ってあげるとキレイに仕上がります。
これで靴ヒモを通して完成です。
★★★お知らせ★★★
★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。
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