今日ご紹介するお客様は、兵庫県にお住いのYYさんです。 ご注文いただいた靴が完成いたしましたので、納品させていただくわけですが、じつは今回はさすがに遠方にお住いで埼玉の工房にお越しいただくことが難しいので、郵送による納品とさせていただきました。 今回完成したのは、こちら。 黄色いモンキーブーツです。 この黄色がまるでバナナのような迷いのない黄色で、とってもステキです。 そして、じつはこの革は以前にちょっとだけご紹介したことがあるKUDUの革で、一般的な牛革に比べて表面の質感がフワッとしていて、さらにオイルをやや多めに含んでいるので結構厚みのある革ですが優しい履き心地になりそうな感じです。 KUDUの革は、このモンキーブーツで言えば筒の部分のようにもう少し濃い色をしていまして、それが靴になるとラスティングで引っ張られてこんな色に変わるのです。 とっても不思議ですよね。 またそれがKUDUの革の味でもあり、良い雰囲気を出しています。 今回は納品でお会いすることができませんが、次回の神戸出張の際にお会いできる予定なので、その時に靴の履き心地などいろいろと詳しくうかがってみようと思います。 YYさんのご希望で、ハトメの数をひとつ多い9穴にしているので、そのあたりのご感想もうかがってみたいです。 靴は明日発送させていただきます。 到着まで少々お待ち下さい。 靴の仕様 デザイン:モンキーブーツ レザー: KUDU ソール: ダイナイトソール ラスト: マイサイズラスト(SRE+お客様の足に合わせた調整) 製法: ハンドソーンウェルテッド製法 今回使用した革の在庫の有無: 完売 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。
… 続きを読む少し前にモンキーシューズを納品させていただいたお客様のSさんですが、今日は新たな靴のご注文のために工房にお越しくださいました。 そして、そのまだ新しいモンキーシューズを履いてきてくださったので、写真を撮らせていただきました。 この靴は、結構硬めの革を使って製作したため、履き始めの頃はちょっと硬さを感じたそうですが、痛いとか辛いとかそういうことはなく、まだ馴染んでいないなぁという程度のものだったそうです。 それよりも、この色の組み合わせをとっても気に入ってくださったそうで、買い物に行ったときなどにもお店の方から声をかけられたりすることもあり、本当に作って良かったとおっしゃっていました。 オーダーメイドの靴は、その方に合わせた最高の履き心地と共に、他に誰も履いていないものを作ることもできて、楽しみ方はお客様次第です。 今回のSさんのように、その靴を誰かに褒めていただいたということを聞くと、作り手として私もとっても嬉しいものです。 お客様と一緒に考えて、考えた結果とっても良いものができてみんなが嬉しい。 モノづくりのステキなところですね。 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。
… 続きを読む余談ですが、これだけ情報がたくさんある昨今でだいたいのことはちょっと調べればわかると思っていましたが、今日はどんなに調べても全く結論に辿り着かないことに直面しました。 それは、我が家のリビングの電球のことなのですが、今日ひとつ切れてしまったためネットで買おうとしたらどこを探しても売っていなくて、それはオーデリックのNo.255TBという品番のLED電球なんですけど、あまりにも情報がなさすぎで驚きました。 結局、調べていくうちにこれが既に生産中止になっているとのことが判明しました。 世の中には同じ品番の電球を使っている人がたくさんいると思うので、メーカーとしては後継品などの情報が出ているだろうと思ったら、そんな情報などまったくありません。 No.255TB自体が販売されていた形跡すらなくて、こんな電球1個にこんなに振り回されるとは思ってもいませんでした。 オーデリックの電球って、代替品とか無いのかなぁ? 近いうちにメーカーに連絡して聞いてみようと思います。 さて、今日はまた倉庫の中から発掘した革をご紹介します。 在庫の革の残りが少しずつ少なくなってきて、もうあと1足ほどになった時には、ダブルブッキングのないように念のためリストから外して倉庫の中に保管しておくのですが、そんな革が結構溜まってきたので「幸運のラストワンプラン」として格安でご注文をお受けしています。 今回の革は、こちら。 ジュリオという名の国産のステアです。 色は、デジカメの関係でちょっとピンクがかって見えますが実物はもう少し落ち着いた感じの赤です。 こんなに派手な感じではありません。 いわゆるビジネスシューズに使うような雰囲気の革ではなく、どちらかと言えばカントリーブーツやカジュアルな雰囲気の服に合わせるような感じの靴に合いそうな革です。 シワが入った様子はこんな感じで、ちょっとザックリとしています。 ですが、これがなかなか雰囲気があってステキな革で、たとえばTシャツにカジュアルパンツというスタイルに合わせたいときに、カーフのピカピカの革靴だとちぐはぐな雰囲気になってしまうところを、こんな感じのちょっとラフな雰囲気の革の靴なら、硬くなりすぎずに適度にくずしてイイ感じにまとまりそうです。 少し前だと、革靴と言えばもうほとんどがスーツにあわせうようなパリッとしたものばかりでしたが、そうじゃなくてスウェードの革の靴やシュリンクの革の靴と同じように、ちょっとラフなステアのスムースの革であれば硬くなりすぎない靴に仕上がります。 こういう靴を1足くらい持っていると、カジュアルだけどスニーカーだとカジュアルすぎるという時に活躍してくれます。 これが黒じゃないのも良いところだと思います。 革は、なぜかステアなのに脇腹にカーフのような模様が残っています。 この革で靴を作るのなら、ちょっとつま先が丸いラストでチャッカブーツとか、同じく丸いラストでギブソンシューズなどが格好良いかもしれませんね。 詳しい仕様は以下の通りです。 〇 ご注文をお受けできるのは基本的に1名のみ(早いもの勝ち)。 〇 価格は1足の基本仕様が99,000円(税込み)。 〇 オプションを追加することはOKですが、別途オプション費用がかかります。 〇 デザインの制約はありませんが、シューリパブリックでお受けできるものの範囲でお選びください。 〇 初めてご注文される方は、別途ラスト費用(税込み28,600円)が必要です。 〇 通常のオーダーメイドの靴と同様に足に合わせて製作+ハンドソーンウェルテッドで製作します。 〇 こちらはご予約はOKですが1か月を超えるお取り置きの対象外とさせていただきます。 この革を使って靴を作ってみたいという方、お早めにご連絡ください。 皆さまからのご連絡をお待ちしております。 こちらの革の受付は終了しました。 ★★★お知らせ★★★ ★7月26日(水)から8月4日(金)まで私たちシューリパブリックは夏季休暇となります。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。
… 続きを読む今日は朝からずっとミシンの作業でした。 昨日も2足分ミシンをかけたのですが、ミシンの作業はデザインによってかなり異なります。 昨日はプレーンのギブソンシューズとストレートキャップ付きのオックスフォードでしたので、だいたい1足当たり1時間ほどで終わりましたが、今日はフルブローグのギリーシューズから始まりまして、その1足目が終わったのが15時過ぎ、続いてもまたフルブローグのギリーシューズだったので2足目は終わらずまだ途中です。 でも、時間がかかるからと言って嫌なのかと言えばそういう訳ではなく、ただ単に時間がかかるだけで作業としてはなかなか楽しいものです。 フルブローグやセミブローグなど穴飾りのあるデザインの場合、穴ひとつひとつを無心になってパンチで開けるのですが、これがなんとも楽しいのです。 楽しいというと私がちょっと変わった人のように聞こえるかもしれませんが、何も考えずに集中できるのが心地よい作業なのです。 そんな穴あけの作業ですが、穴を開けたらふさがなくてはいけません。 いや、穴をふさぐというよりも、ライニングなどが見えないように目隠しをするというのが正しいですね。 皆さんあまり意識したことがないかもしれませんが、フルブローグなどのデザインは、目隠しが必要なのです。 例えばこのパーツ、履き口からフェイシングにかけて穴が空いていますが、この裏側はどうなっているのかというと・・・、 こんな感じになっています。 穴が開いているラインに合わせて革をテープ状に裁断し、それを薄く漉いてパーツに貼り付け、ミシンをかけて固定するのです。 この作業が結構大変で、穴あけとこのテープ状の革を作って縫い付ける作業で、だいたい2~3時間くらい余分にかかります。 この余分に時間がかかることは、そのぶん私が無心になって作業をする事ができるわけですが、私が無心になっていても誰からもとがめられることがないので、私としてはとても心地よい時間なのです。 今回のグループには、まだあと1足セミブローグのブーツがあるので、また明日の午後あたりに無心になれそうです。 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。
… 続きを読む昨日に続き、私たちシューリパブリックの20周年記念モデルの話ですが、このモデルには靴と同じ革で作るカードケースがついてきます。 こんな感じの、カードが3枚だけ入るカードケースです。 このカードケース用の箱を、いつもお世話になっている箱屋さんにお願いしていまして、その箱が今日届きました。 普段は、何かを買った時に箱に入っていることがあるものの、その箱って商品が手元に届いたら捨ててしまったり、もしかしたら次に何かに使うかも程度で保管しておくなど、多くの場合は記憶から消されてしまうことが殆どなんですよね。 でも、やっぱりむき出しで商品を受け取るよりも、箱に入っていてそれを開けて、ほんの一瞬だけど感動がある、そのための箱は絶対に必要だと思っています。 じつはこの箱屋さん、もう結構永いお付き合いで、元々は生命保険のセミナーか何かで紹介していただいて、お話をうかがったら私の高校の後輩だったのですが、それはそれでいつもとっても良くしていただいて、大変お世話になっています。 今回20周年記念モデルをご注文いただいたお客様には、こんな感じでお渡しする予定です。 みなさま、お楽しみにお待ちください。 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 ★私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 ★打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ★ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 ★また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。
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