今日が仕事始めです。
お正月休みをのんびりと過ごしたので、元気が有り余っています。
もう、初日からMAXで行きます。
まず、ひとつのグループのインソール打ち付けから。
私たちシューリパブリックがこだわるインソールです。
こちらは標準仕様ですが、これでも結構な厚さがあります。
そして、ただ厚いだけではなく、しっかりと目の詰まった部分を使います。
インソールは、ハンドソーンウェルテッドの靴の要のパーツのひとつで、このインソールが良い状態であれば十分に汗を吸収して靴の中を快適に保ち、十分な剛性を以て疲れにくい靴として機能します。
グッドイヤーウェルテッドとは、構造も違いますが作り方も違います。
ハンドソーンウェルテッドの場合、おおよその形に裁断したインソールを十分に濡らし、表面が乾いたころにクギを使ってラストに打ち付けてラストの底面に沿わせます。
これでしばらく乾燥させるので、インソール自体がラストの底面の形になります。
つまり、インソールに仕掛けを仕込んでおいて、快適な靴を作ることができるというわけです。
インソールは、乾くまで次の作業に進めないので、ほかの作業を進めます。
こちらは靴のパターンの作成です。
足の形状が1足ずつ違うので、それぞれに合わせたパターンを作ります。
パターンだって、単にそのデザインで作ればよいわけではなく、細かい部分で後々になって機能する仕掛けを仕込んでおきます。
この辺りは、おおよそ先人の知恵の恩恵を受けている感じが強いですが、やはり少しずつ進化してるのは間違いありません。
表のパターンが完成。
そして、ライニングのパターン作成に進みます。
表のパターンはデザイン性と機能性が半々くらいですが、ライニングのパターンは機能性が大部分を占めると言っても過言ではありません。
夕方になって、工房の屋上から富士山の方角を望みました。
田舎なので、さえぎるものが少なくて夕日がキレイに見えます。
シューリパブリックでは、日常仕様の快適オーダー靴をお作りしています。
今週末のスケジュールはこちら。
旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。
メールアドレスは info@shoe-republic.com です。