その前に、今日のお昼休みにちょっと思い立ってこんなものを作ってみました。
これは何かと言いますと・・・、
こんなモノが入っています。
すでにFacebookでも書いたのでご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、これからの時季ちょっと暑くなって、ちょっと出かけたときに出先でアイスやケーキを食べたいなぁって思って、フォークやスプーンを不自然ではなく持ち歩くために作ってみました。
クルマで地方に行ったときに、道の駅に地元のフルーツで作ったジェラートがあったら、大きなスプーンで食べたいじゃないですか。
ちなみに、このフォークとスプーンは佐藤金属興業さんの「機内食カトラリー」というシリーズのモノで、一般的なテーブルフォークやテーブルスプーンに比べると一回り小さくて、持ち歩くにはちょうど良い大きさです。
さて、今日はあるお客様からメンテナンスとハトメの修理のために靴が届きました。
このお客様、わからないことがあるとすぐに連絡をしてくださる方で、私としては非常に嬉しいお客様です。
というのも、わからないときに適当に対応してしまって、後で大変なことになってしまうと、もう取り返しがつかないことだってありますから。
なので、わからない時にはご連絡をしていただきたいと思っております。
ハトメ修理は、とれてしまったヤツの打ち直しと、そのほかのハトメも念のために叩いておきましたので、大丈夫でしょう。
そして、インソールのバフ(表面をサンドペーパーで荒らす作業)のご依頼もありまして、簡単な作業ではないですがとりあえずこちらもOK.
ほかにもし何か問題がないか確認もしてほしいとのことでしたので、ひととおり確認をさせていただきました。
この持ち主のお客様は、とっても靴を丁寧に履いてくださっているようで、どこかが傷んでいるというようなことはありませんでした。
ただ、気になったことが一つだけありまして、もうすでにお客様にお伝えしてあるのでご了解済みなのですが、革の表面にたっぷりとクリームがついていました。
こうして見てもちょっとわかりにくいかと思いますが、革を見慣れているとすぐにわかる状態です。
BootBlackのレザーローションを使って革を拭いてみると、
こんな感じでした。
これは、明らかに革にクリームが残りすぎです。
つま先やカカト周りなど、あえて光らせたい部分にワックスを塗るのは、そういう目的があるので否定しませんが、前面にたくさん塗ってしまうのはいけません。
なぜなら、革にクリームが染み込んで、時間が経つにつれてそれが硬化し、のちに革の表面が割れてしまうということが起こり得るのです。
大切な靴がそんなことになってしまっては大変です。
なので、特にシワが入るような部分はクリームを塗りすぎないようにしましょう。
ちょっとわかりにくいかもしれませんが、つま先とカカト以外の部分のクリームを落としました。
パッと見て、ツヤがなくなっているのがわかります。
別の角度から。
カカト周りも、ちょっと塗りすぎのような印象がありますが、芯が入っている部分はシワが入らないので、さほど深刻ではありません。
でも、時々キレイに落としてあげてください。
そうしたら、保湿+栄養補給のデリケートクリームを塗って、乾いたら豚毛のブラシでポリッシュです。
ポリッシュが終わったところ。
このポリッシュでは、色のついたクリームは使っていません。
あまり知られていないことなのですが、ある程度の革でしたらデリケートクリーム+豚毛ブラシでポリッシュでこれくらいのツヤが出ます。
肌目をしっかりと整えてあげれば、キレイなツヤが出るのです。
そりゃ鏡面磨きまではできませんが、普通に乳化性のクリームを塗った時くらいのツヤなら出ますよ。
こちらが、今回使ったモノ。
使った順番で、右からBootBlackのレザーローション、モゥブレィのデリケートクリーム、豚毛のブラシ、そしてメガホースブラシ。
メガホースブラシは、最後の仕上げでサッと使いました。
このなかで、とにかく肝となったのがこの豚毛のブラシです。
このブラシ、私は結構お客様にお勧めしているのですが、ほとんどの方が・・・、
「豚毛のブラシはあるから結構です。」
とのことで、まだ在庫がそこそこ残っています。
すぐに完売すると思ったのに・・・。
このブラシの何がいいのかと言いますと、適度な毛の硬さと短さです。
ブラシの毛が柔らかかったり長かったりすると、一生懸命ブラッシングをしていてもあまり効果がないということもあります。
以前に扱っていた♯1000ブラシも良かったですが、古くなってくるとパワーダウンしますので、定期的にリニューアルをしてみてください。
まだいくつか在庫がありますが、複数個欲しいという方は別途入荷しますのでその旨お知らせください。
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