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足は変わります

カテゴリー: Message:伝えたいこと


今年の1月頃にご注文いただいたお客様の靴の製作が始まりました。

その中で、こちらのお客様は連絡こそ取っていたものの、実際にお越しいただいてご注文いただくのが何年ぶりでしょう?

そこそこの年数が経ちます。

ラスト

なので、ラストの調整も結構あちこちいじる必要がありまして、前回このラストで作った靴とは多少違うシルエットになりそうです。

私たちシューリパブリックでは、たとえ半年前にご注文いただいた場合でも、お客様が工房にお越しいただけるのであればご注文の度に足の計測をさせていただいています。

というのも、お客様の中には昨日と今日と明日とで足の数値が微妙に変わる方もいらっしゃれば、3年経っても4年経っても朝でも夜でもほとんど変わらない方もいらっしゃいます。

変わらない方はそれでよいのですが、変わる方の場合は本当の足の数値がどれだか判断が難しいということもあり、できるだけデータをたくさんとって本当の数値にたどり着きたいのです。

さらに言えば、ここ数年の新型コロナの在宅勤務で体形が変わったという方もいらっしゃって、それは単に体形に合わせて足が太ったということではなく、運動不足で足の形状が大きく変わってしまっているケースが多く、そうなるとなおさら正しいデータが欲しいのです。

そんなわけで、ここ数年の間に足の形が変わっていることが多く、お客様の足を積極的に計測させていただいています。

この写真のラストのお客様の場合、左足はさほど大きな変化はなかったのですが、右足はかなり大きく変わっていまして、調整も結構盛大なものになりました。

今回のように、多少のプラスの調整でしたら比較的簡単に行うことが可能ですが、マイナスの調整となると、それも1センチを超えるような調整ではバランスが大きく崩れてしまうこともあって、ラストの作り直しをお勧めしています。

スーツに比べれば、足のサイズの変化はそれほど大きいものではないようですが、それでも足はとっても敏感なので、やはり足の形が変わった時には、ラストをしっかりと調整してあげる必要があります。

ちなみに、それまで履いていた靴はどうなってしまうのかというご質問をよくいただくのですが、多少太った時は普段から履いていれば靴も少しずつ一緒に大きくなってくれるので心配は要りませんし、少しくらい痩せてしまった時も靴は一緒についてきてくれるので良いのですが、極端に痩せてしまった場合は調整も難しくなります。

もし、久しぶりに履こうと思った靴がきつくなってしまった場合は、修理屋さんなどに持っていくと調整をしていただけるので、相談してみるのも良いかもしれませんね。


お知らせ

★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。

 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。

 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。

 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。

 また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。

★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。




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