今年は私たちシューリパブリックが20周年を迎える年で、その記念モデルとして特別な仕様の商品を企画しまして少し前から発売しています。

今回、MARGOTという革を型押し加工しまして、ただその状態だと革が厚くて硬いので、さらにもみほぐして使うことにしたのですが、今回の企画で選んだ色がコバルト（ブルー）、グリーン、ブラウン、そしてセピア（黒に近い色）の4色です。

工房にお越しいただいたお客様には革サンプルをご覧いただいていまして、オリジナルのMARGOTとはちょっと風合いも色もちょっと違っています。

皆それぞれ個性があってなかなか面白い革なのですが、今日はその中のブラウンをご紹介したいと思います。



ぱっとみたところでは、こんな革です。

型押し加工をしていて、型の継ぎ目にスジが入っていますが靴になってしまえばこれは消えてしまいます。



型押しのガラはこんな感じ。

オーソドックスな模様です。



じつはこの革はプルアップの革のように引っ張られたところの色が薄くなるという性質があり、ちょっと引っ張っただけでこんなに色が変わるのですが、それだけではなく・・・、



革をほぐしてあげても色が少し抜けるような変化をします。

実際に完成した靴はこれくらいの茶色になり、結構ムラ感があってオモシロい雰囲気に仕上がりそうです。

このMARGOTという革は厚さが2.2㎜ほどあり、私たちシューリパブリックで使う平均的な厚さの革が1.5㎜前後なので、だいぶ厚いものになります。

厚めでしっかりしている革ですが、あらかじめほぐしておくことで履き始めから優しい履き心地になるので、これはぜひ試していただきたい企画商品です。

★★★お知らせ★★★

★シューリパブリック創業20年を記念して、こだわりいっぱいの20周年記念モデルを発売中です。詳しくはこちら。グリーンの革は完売しました。この企画終了まであと少しです。

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