セミダブルはお好き?

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私たちシューリパブリックでは、製作する靴の標準仕様にはダイナイトソールを使っています。

そして、オプションとしてダイナイトは変わらないのですが、厚さ2ミリ弱の革を1枚はさむ「セミダブルソール仕様」というものがあります。

セミダブルソール

こちらは、セミダブルソール仕様のギリーシューズです。

セミダブルソール

ソールの厚さはこんな感じ。

シングルソール

標準のシングルソールと比べると、違いがお分かりになると思います。

ちょっとだけ厚いですよね。

はさんでいるのはこちらの革。

セミダブルソール

なかなかしっかりしている床です。

セミダブルソール

厚さは厳密には1.9ミリでした。

まず、ダブルソールではなくセミダブルソールにしているのは、4ミリもある厚さの革を挟むこと(ダブルソール)は物理的には可能ですが、私たちが考えるハンドソーンウェルテッドの靴として、方向性が違ってしまうというのが理由です。

日常使いで歩きやすくてクルマの運転もできて、普通に道具として使うのであれば、セミダブルくらいまでが適当だというと思いました。

では、履き心地に関しまして、シングルソールとセミダブルとではどんな感じに違うのかということですが、これは人それぞれで何とも表現が難しいです。

私が良く例えとして使っているのは、駅などにある点字ブロックをはっきりと感じられるのはシングルソールで、セミダブルになるとその感覚はだいぶマイルドになるということです。

長距離を安定して疲れないように歩くことが目的であるなら、私はセミダブル仕様をお勧めします。

時々お客様からご質問をいただくのは、セミダブルソール仕様にすると屈曲に支障が出ますかということですが、答えはほとんど出ません。

そんな仕様です。

これはお客様お一人お一人で好みが異なりますので、カッチリとした履き心地がお好みの方は、ぜひセミダブルソール仕様をお選びください。

お知らせ

シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。

私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。

打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。

ご検討中の方は、見学も大歓迎です。

また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。

私たちは、埼玉県の基準に則った感染対策をして、お客様のお越しをお待ちしております。

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