Archives

カメラ

昔のクルマは個性があって良かったという声を聞くことがあります。 私もそれは感じるところですが、今のクルマは現代の世の中から要求される安全性や環境性能、さらには便利さなどの条件をクリアする必要があって、結果的にあの姿であの性能になっているのだと理解しています。 魅力という点では、何に魅力を感じるかというところで人それぞれになりますが、安全性や便利さにおいては新しいクルマに勝るものはないと感じています。 そんな中でも、クラシックを使いこなしている人はたくさんいます。 私が最近よく観ているYouTubeでは、ウナ丼さんはメキシコ製のクラシックビートルに乗って遠くの方まで出かけていますし、クラシックミニに乗って出かける動画をアップしている人たちもたくさんいらっしゃいます。 昔の非力なエンジンでコキコキとこまめにギヤを変えて運転しているだけでも、もうそれだけで楽しそうで、常々オートマなんてこの世から消えてなくなってしまえばよいのにと思う次第です。 安全性とか環境性能とか便利さとか、彼らにはそんなものはどうでもよいことで、むしろ不便であることを楽しんでいるようにも見えます。 私もクラシックビートルもクラシックミニも大好きで、もし何の問題もなく日常の足として乗れるのであれば乗ってみたいと思っているのですが、 やはり旧車は故障の問題やパーツの心配がどうしても付きまとうもので、クルマを趣味として乗るのならそれでも良いのかもしれませんが、私の場合はクルマが止まってしまったら本当に困ってしまうような環境に常に置かれているため、なかなか現実には旧車を楽しむことが難しくなってしまいます。 もっと余裕ができたら・・・ なんて思っていて、いつか間違ってクラシックミニなんぞを買ったとしても、私の性格からすれば普段の足にはしないだろうなぁって思います。 だったら、なくてもよいということになります。 こちらは、昔私が頑張ってお金をためて清水の舞台から飛び降りたつもりで買った、コンタックスのカメラです。 もう、今から25年くらい前に購入したものですが、カメラの主流がフィルムからデジタルになり、次第に使わなくなってしまいました。 でも、フィルムのカメラはクラシックビートルやクラシックミニと同様に、現代のデジカメにはない味があって、反面手間もかかって、やはりある程度の気合がないと使えこなせません。 いつかゆとりができたらまたフィルムのカメラを楽しみたいと思って大切に保管しているので、またこのカメラをもって出かけられる時がくればいいなぁって思っています。 靴においては、状況がちょっと異なります。 ハンドソーンウェルテッドという製法は、非常にクラシカルで製作には手作業で行う工程が多く非常に手間のかかる製法ですが、それを日常に履くことは全く問題はない製法です。 クラシックビートルやクラシックミニのように、無理をさせると壊れてしまうという心配もなく、扱いは普通の革靴と変わりません。 もし、何かのパーツを交換したいという時でも、パーツの入手が困難という心配もありません。 それでいて、機械で作られた靴とは全く違う履き心地で、まるでクラシックビートルやクラシックミニのような味わいがありつつ、例えるならクラシックをそのまま現代風にアップデートしたようなクラシックと最新の良いとこ取りのようなものです。 昔の人のたくさんの経験から淘汰されてたどりついた製法は、一生に一度くらい試してみる価値は十分にあると思います。 受付をしていました企画商品の「旅ブーツ・サイドゴア」、および「頑張った自分にご褒美のフルブローグ」は、どちらも完売いたしました。 ご注文いただいた皆様、ありがとうございました。 また次の企画商品をお楽しみにお待ちください。 ★★★お知らせ★★★ シューリパブリックでは、日常仕様のオーダーメイド靴をお作りしています。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 私たちは、埼玉県の基準に則った感染対策をして、お客様のお越しをお待ちしております。 旧ブログ(2016年3月25日まで)はこちら。 メールアドレスは info@shoe-republic.com です。  

… 続きを読む

   |  

↑トップへ