靴を良い状態で永く履くために

カテゴリー: Message:伝えたいこと


余談ですが、今日作業をしながらradiko(インターネットラジオ)を聴いていたら、松任谷由実の50周年を記念した特別企画として、「松任谷由実のリクエスト楽曲&エピソードを民放ラジオ99局で募集」という企画をやっていました。

ユーミンは、50周年なんですね。

私がユーミンを知ったのは、確か薬師丸ひろ子が主演した角川映画「ねらわれた学園」の主題歌だった「守ってあげたい」を何かで聴いたのがきっかけだったと記憶しています。

不思議な声を出す人だなぁというのが率直な感想でしたが、その後はもっと古いアルバムを聴いたり、アイドルやほかのミュージシャンに楽曲を提供したりするのを知ったりして興味を持ったこともありましたが、そんなに熱狂的なファンではありませんでした。

でも、後にジブリの「魔女の宅急便」や映画「私をスキーに連れてって」で楽曲が使われて、だいぶ身近な存在になったような印象があります。

そんなユーミンの楽曲の中で一番好きな曲を挙げるとすると、やっぱり「中央フリーウェイ」でしょうか。

中学生の頃、私はよく深夜ラジオを聴いていて、そのラジオでよくかかっていたような記憶があります。

高校生になって時々都内に出かけるようになり、銀座にあったソニービル(だったと思います)の中の中古レコード屋でこの中央フリーウェイの入ったアルバム「14番目の月」を買ったのですが、当時の多感な時期に買ったユーミンのアルバムは、私の高校生の頃の楽しかった思い出に紐付いています。

よくよく考えてみれば、好きな曲というよりも楽しい思い出が詰まっているということで、私は中央フリーウェイが好きなんでしょうね。

中学生の頃は、行動範囲がせいぜい県内だったのが、高校生になって旅行関係の部活に入ったこともあって途端に遠くまで行くようになり、1年生の夏頃から長野県のおばさんのところや、愛知県のいとこのところなどに一人旅で行っていました。

今では考えられないかもしれませんが、当時は周りの大人がいろいろと助けてくれたりして、なかなか良い時代だったと思います。

3年生の夏休みには、ふと日本の端に行ってみたいと思い、その日のうちに夜行列車で青森に向かったこともありました。

その時も、列車で会った大学生の3人組のお兄さんたちに助けてもらい、無事に青森まで行くことができ、そこから先は駅で買った時刻表を片手に北へ北へと進んで今別まで行き、さらにバスに乗って袰月海岸まで行って、とりあえず私なりの端っこまで行くことができました。

その話にはまだ先があるのですが、それはまた何かのときにお伝えしたいと思います。

そんな楽しかった高校生の頃の思い出は、私の中ではユーミンの中央フリーウェイに繋がっているのです。

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さて、今日は靴を良い状態で永く履いていただくために、ちょっとした注意点をお伝えしたいと思います。

以前から、靴のオーバーホール(ウェルトから下を交換する修理をそう呼んでいます)でお客様から靴をお預かりしていますが、お客様の履き方で靴の状態が全く異なっています。

特に、靴のアッパーの革とインソール、そしてカカトやつま先の芯は補修が殆どできないので常に良い状態を保っていただきたいのですが、けっこう大変な状態になっていることもあります。

例えばインソールですが、

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こうして靴の中を見ていただいたときに、半分から後ろにはインソックが敷いてあり、前半分はインソールがそのまま見えます。

この前側のインソールは、はじめは肌色とピンク色の中間くらいの色をしていますが、これが汗をかいたり汚れたりしていくとどんどんこげ茶や黒に近くなっていきます。

ただ見た目だけの問題ならそれは大したことではありませんが、ヌメ革という素材の関係上、汚れたり汗で湿ったりの繰り返しになると表面から硬化し、小さな亀裂がどんどん大きくなってパッカリ割れてしまいます。

表面が硬化しているときには、インソールの裏側のウェルトを縫っている部分はどうなっているのかと言いますと、炭化してカッチカチになってまるで土のようになってきています。

それって、ウェルトを縫うリブがしなやかさを失って、ボロボロと崩れてしまうような状態になっているので、修理をしようにもとてもできないのです。

そうならないように、靴はインソールをいたわって履いてください。

1回履いたら少なくとも2〜3日は靴を休ませ、時々インソールをクリーニングしてあげましょう。

汗や汚れを落としてあげると、インソールのダメージは大きく軽減されます。

その時に使っていただきたいのがこちら。

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モゥブレィのステインクレンジングウォーターです。

メンテナンスの用品を販売しているR&Dさんに以前からインソールのクリーニングができるものを発売してくださいとお願いし続け、やっとこれを勧めていただけました。

アッパー用の汚れ落としがそのままヌメ革+バフ仕上げのインソールに使えるわけではなく、なんとなくで使うのも心配ですが、このステインクレンジングウォーターはインソールにも使えるというモノらしいので、しっかりと汚れを落としてインソールを良い状態に保つことができそうです。

そんなに頻繁にクリーニングをする必要はありませんので、無理なく上手に靴と付き合ってみてください。

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★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。

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