余談ですが、昨日は4月1日エープリルフールだったのに、すっかり忘れていて面白いウソを仕込み損なってしまいました。
残念です。
そんなことを思っていたところ、ウチの家内が8年前の記事を見つけてくれました。
リンクを貼っておきますので、8年前のウソを楽しんでください。
ところで話は変わりますが、靴をオーダーする時の楽しみのひとつに、革選びがあると思います。
私たちシューリパブリックでは、結構たくさんの革をご用意しています。
スムースの革、オイルを含んだ革やシュリンクの革、型押しの革など種類もたくさんあり、さらに同じ革でも色の展開をしていたり、モノによっては厚さをお選びいただけるような革もございます。
黒い革でもツヤのある黒もあればマットな仕上げの黒もありますし、小さなシボがある黒もあって、見た目の雰囲気が全く違ってくるのです。
さらにはたとえば同じチャッカブーツでも、革を変えると全く違う雰囲気や全く違う履き心地になります。
イギリス靴はデザインのバリエーションがそれほど多くないのですが、違う革で作る靴の履き心地や雰囲気がどんなに違ってくるのか、ぜひお楽しみください。
在庫している革に関しましては、近いうちに改めてご紹介させていただきたいと思います。
さて、今日のテーマである靴を長持ちさせるということですが、ハンドソーンウェルテッドやグッドイヤーウェルテッドなどの修理をすることを前提としている靴において、そろそろ寿命かなって思うケースというのはどんな時かと言いますと、
一番多いと思えるのがアッパーの革がボロボロになったりクタクタになってしまった時です。
アッパーの革がボロボロになってしまうケースとしては、表面の亀裂が進んで完全に割れてしまうというケースや、小さな亀裂がたくさん入ってしまうケースなどが考えられます。
靴に使っている革は、ある程度過酷な条件で使われることを想定しているのでなかなか丈夫に作ってありますが、それでも普段のメンテナンスである程度年数がた経ってからの状態は変わってくるものです。
革を良い状態に保つためのポイントは、適度に保湿できていることです。
全くほったらかしでパサパサにしてしまうと、いくら丈夫な革でも表面に亀裂が入ってしまいますし、反対にクリームを塗りすぎてしまうとクリーム中のロウの成分が硬化してやはり亀裂が入ってしまいます。
乾燥させすぎてもダメですし、クリームを塗りすぎてもダメなのです。
じゃぁ、どうしたら良いかと言いますと、
このデリケートクリームで基本的な保湿をして、
色のついたクリームは、ほんの少し(多くても片足につきコーヒー豆3粒程度の分量)だけ塗るのが良いと言われています。
それと、デリケートクリームを普段から塗りすぎたり、履く頻度が高くなってしまうとアッパーの革がクタクタになってしまいますので、ご注意ください。
やはり靴はしっかりと休ませてあげることも大切なのです。
しっかりと休ませたげることで、アッパーの革を良い状態に保つだけではなく、インソールの劣化も防ぐことができます。
酷使させると良くないのは靴も同じなのです。
★★★お知らせ★★★
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