今製作中の靴たちです。 ウェルトが終わり、ソールを貼ってだし縫いの前のところまで来ています。 ところで、シューリパブリックでオーダーしてくださるお客様は、私たちの靴に何を求めているのだろうと考えた時、ほとんどのお客様はフィッティングと歩きやすさを求めてきてくださっています。 オーダーメイドでは、極端なことを言ってしまえばデザインはなんでもいけるわけですし、何か凄い奇抜な色に仕上げることもできます。 更には、世界に1足しかないようなクレイジーパターンで作ることもできるのですが、そういうものを求めていらっしゃるお客様はほとんどいません。 既製品の靴では足が痛くなってしまって、靴選びで困っているというお客様や、立ち仕事なのでどうしても疲れにくい靴が必要だという方が非常に多く、ぱっと見は普通の靴というご注文が非常に多いです。 中には、かつての東日本大震災の時に長い距離を歩いて帰ったという経験から、いつどんな時でも安心して歩ける靴を履いていたいという方もいらっしゃいます。 最近では、スーツのパターンオーダーがだいぶ手が届きやすくなってきていて、価格は吊るしのものとさほど変わらないので試しに買ってみたところ、身体に合っている服の動きやすさに驚いた方も多いと思いますが、 靴も同様で、足に合った靴は非常に歩きやすいし、長時間履いていても疲れにくいし、基本的に快適なのです。 世の中は昔に比べると文化的に成長していて、自分はこんなすごいんだぞと何かでわざわざ表現することに何のメリットもなくなってきているようで、だからこそ他人のためのモノ選びではなく自分の為のモノ選びが当たり前になっています。 なので、靴にしても服にしても時計にしても財布やカバンにしても、自分が好きなものや自分が使いやすいものを使うのが自然であり、そんな理由でそれぞれ個々に合ったオーダーメイドが必要とされているのだと思っています。 そういえば、昔は見栄を張って高級車を乗るのが格好良いみたいな時代もありましたが、最近はコンパクトカーで見た目は普通でも中身がギュッと詰まっているようなものが好まれますよね。 時代は見た目よりも実の部分を評価するようになったのでしょう。 喜ばしいことです。 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。 私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。 打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。 ご検討中の方は、見学も大歓迎です。 また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。
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■ 高山純一 ■ Shoe Republic の代表及びクリエーターとして靴の製作を担当しています。 |
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