余談ですが、ここ最近は旅行で富山に行きたいと思っていまして、いろいろなYouTubeなどを観てリサーチをしています。
特にお気に入りなのが「富山の遊び場TV」で、さほど重要ではないことをたくさんピックアップしてくれて、まさに私のような観光に行って観光地に行きたがらないタイプの人間にはピッタリなのです。
さらにそのつながりで「にいがたTV」の存在も知りまして、こちらもなかなかユルイ感じでローカルな情報を発信してくれています。
私は数年前まで新潟市にあるコージ製靴さんのファミリーセールに不定期ですが出展していまして、さらに新潟にはお客様もたくさんいらっしゃって、少なからず思い入れがある土地なのです。
そして、にいがたTVさんによると、なんと新潟の南口と万代口の歩道が開通したとのことで(この通路の工事のことはお客様から聞いていました)、この行き来が非常に楽になったようです。
その動画がこちら。
新潟にはしばらく行っていないので、駅の周りも大きく変わったのでしょうね。
さて、今日は新たに入荷した靴クリームの話です。
それがこちら。
WREN’Sのレザークリーム(イギリス製)です。
この商品の特徴は、非常に柔らかくビンを傾けたらこぼれ出てしまいそうなほどなのです。
成分は、水分が多くそのほかにビーズワックスやカルナバワックスを含んでおり、非常に伸びがよく私個人的にはツヤよりも栄養補給を重要視した素晴らしい靴クリームだと思っています。
使った印象としては、例えばモゥブレィの靴クリームに比べてツヤでは完全に負けていますが、半分液体のような感じで革にスッと抵抗なく乗ってくれるような印象でした。
これが革に染み込むかか否かと言えば、染み込まないような感じで、あくまでも革の上にしっかりと乗っている感じです。
革に染み込んでしまうクリームはあとが厄介なので、靴のことを考えると染み込まない方が良いと思います。
製品としては非常に優れたもののようです。
そして、もうひとつの特徴が、
香水のような香りがついていて、靴のメンテナンスをするのが楽しくなるというおまけがついてきます。
私がこれまで使ったことのある靴クリームは、どちらかと言えば有機溶剤のにおいや油のようなにおいがするものが多く、いい香りだと感じたのは唯一モゥブレィのクリームエッセンシャルだけでした。
クリームエッセンシャルはフランス製なので、もしかしたら敢えてそういうところを狙っているのかもしれません。
それとはちょっと香りが違うのですが、このWREN’Sのレザークリームも非常に良い香りです。
今回は黒のみ入荷しましたが、赤系のクリームはまたちょっと違ってさらに良い香りでした。
そんなとってもステキなWREN’Sのレザークリームですが、私がこれを知ったのは約1年ほど前のこと。
お世話になっている材料屋さんで扱っていまして、サンプルとしていくつかいただいたのがきっかけでした。
製品としては非常に素晴らしく、価格も抑えられていて良いのですが、1点だけウチで扱うには抵抗になる点がありました。
それは、商品の名前です。
いや、正しく言えばカタカナ表記の名称です。
もし興味がある方は、ちょっと調べてみて下さい。
こちらが分かりやすいと思います。
WREN’Sの日本語表記が「ウレンズ」となっています。
いやいや、決して売れんずなんてダジャレではなく、おそらくイギリス人は「レンズ」くらいの発音だと思います。
例えば、「書く」という意味の英語でwriteの発音は「ráit」となるように、wrenの発音は「rén」となるわけで、最初の「w」は発音しないのです。
細かいことなのですがイギリスに住んだことのある人間の端くれとしては、その呼び名はちょっとなぁって思っていたのです。
だから、私も「ウレンズのクリームです~」とは言いたくなかったし、かと言って材料屋さんに対して「レンズの・・・」とも言いたくなく、結局近寄らないという立ち位置で来ました。
でも、やっぱりものは良いんですよね。
そんなわけで、今回入荷してみたといういきさつなのです。
今回入荷したのが12個(黒のみ)で、この初回ロットは4月中に限って特別価格で660円(税込み)で販売させていただきます。
工房にお越しいただいたついでに、ぜひお買い求めください。
お客様におかれましては、どう呼んでいただいても結構ですよ。
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