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ローファー調整

先日、高校生になったウチの娘にローファーを買いましたということを書きまして、 ローファーが緩い場合、もしくは履いていて緩くなってしまった場合には調整出来ます的なことを書きましたが、ウチの娘は案の定1日履いて足が靴の中で前に滑ってしまうようで、小指が痛いと言っていました。 早速調整開始です。 先日書いた2つめの方法でやります。 この状態からスタートです。 インソック(中敷き)を剝がしたところ。 日本のメーカーの靴は、ラテックスという接着剤を使っていることが多く、キレイに剝がれません。 剥がしたインソックの型を取ります。 これは、なるべく正確にとっておくことが重要です。 型はこんな感じ。 先ほど剥がしたインソックを、適当なところで半敷きになるように切り、角を丸めました。 半敷きはこの辺りまでくるというマークをして、 重なりしろを念のために20㎜ほどとり、 その線で切って前側の中敷きの型が出来上がり。 前側の中敷きを裁断したところ。 この革は、私たちが普段ライニングに使っているものですが、1.5㎜くらいの厚さのヌメ革ならOKです。 ただ、擦れる部分なのでなるべく薄い色のものが好ましいです。 つぎに、カカトの部分のスポンジを作ります。 元々ついていたスポンジはちょっとスカスカなヤツだったので、もう少ししっかりしたヤツに変更します。 それを両足ぶん切って、 試しに靴に置いてみてサイズを確認。 インソールより少し小さいくらいが良いです。 インソックの前端に両面テープを貼り、先ほど作った前側の中敷きと貼り合わせます。 20㎜重なるようにしているので、ちゃんと20㎜重なるように貼ります。   そして、カカトの部分に先ほどのスポンジを貼り、出来上がったインソックを両面テープで靴に貼り付けて完成。 早速娘に試し履きをしてもらったところ、前にズレることはなくなったけれど、カカトの部分が痛いとのこと。 前側がほんのちょっと厚くなっただけなのに、フィッティングが大きく変わりました。 履いていれば、前側は多少緩くなってくるはずなので、カカトの当たる部分に絆創膏を貼って慣らしていくしかなさそうですね。 また様子を見て調整するかもしれません。 今週末の4月15日(土)と16日(日)は、長野市のIVY PRODUCTSさんにてイベント開催です。 上記のようなフィッティングのご相談もお受けしますので、お気軽にお越しください。 ★★★お知らせ★★★ ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。

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