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バッファローシュリンク

靴を製作するために革を仕入れて、ご注文の度にお客様のご希望の革を使っていくと、残りが少なくなった時に倉庫の中でもレギュラーの革とは違う場所に保管するようにしています。 だいたい1枚の革で3足分くらいとれて、革は2枚とか3枚とか、多いものでは8枚くらいをまとめて買っているのですが、残りが少なくなってくるとダブルブッキングが恐いので別なところに分けているのです。 最後の1足分に既にご注文が入っているのに、すっかり忘れて別のご注文を受けてしまっては大変ですから。 そんなことをしていると、あと1足分という革が知らず知らずにたくさんたまってしまいます。 昨年はそんな革を使ってご新規のお客様に向けたフレッシャーズプランをやってみましたが、今年は既存のお客様に向けた企画を考えてみました。 その名も「幸運のラストワンプラン」です。 倉庫の中から出てきたあと1足分の革を使って製作するプランで、大変お買い得な価格で提供させていただきます。 英語のことわざで、 There is luck in the last helping.(最後の1杯に幸運あり) というのがあるそうで、選ばれし最後の1足分はきっと幸運をもたらしてくれると思います。 今回ご用意させていただいた革は2つ(各1足分ずつ)ございまして、まず1つ目はこちらの革です。 バッファローシュリンクのこげ茶色のものです。 パッと見るとどれくらい残っているのかイマイチよくわかりませんが、1.5足分ほどです。 でも、0.5足分を残しても仕方がないので、これで贅沢に1足を作ります。 残ったら差し上げますので、何か革小物でも作ってみてください。 革はいわゆるベビーカーフのサイズなのですが、思いのほか革がしっかりしているので、シュリンクにしては優しい履き心地なのにカチッとした靴ができると思います。 バッファロー特有の雰囲気がとってもステキです。 革の厚さは、なんと1.8㎜! 思っていた以上に厚くてびっくりでした。 キメが細かいキレイな革で、こんなに厚みがあるのは非常に珍しいです。 とってもおススメです。 そして2つめがこちら。 この写真ではよくわかりませんが、この革はチャールズFステッドのスーパーバックの黒です。 スーパーバックは、毛足の短いキレイなスウェードですが、一般的には革の厚さが薄くてちょっと華奢な革だと言われています。 ですが、今回のこの革はなんと・・・、 こちらも厚さが1.8㎜あります。 どうしてこんなに厚いスーパーバックがあるのか私もよくわからないのですが、少し前に革屋さんから直接入ってきたものです。 この革もとってもしっかりしていて、とってもキレイなので、非の打ちどころがありません。 ただ、革の残からするとモンキーブーツなどの特に革をたくさん使うデザインは、サイズによっては難しいかもしれません。 ご了承ください。 *スーパーバックの黒は完売いたしました。 今回ご紹介するのはこの2つの革です。 今回の「幸運のラストワンプラン」では、これらの革を使った靴のご注文をお受けいたします。 この革を使った企画は終了いたしました。   このプランの仕様は以下の通り 〇 ご注文をお受けできるのはひとつの革につき1足のみ(早いもの勝ち)。 〇 価格は基本仕様が95,000円(税込み)。 〇 オプションを追加することはOKですが、オプション費用がかかります。 〇 デザインの制約はありませんが、シューリパブリックでお受けできるものの範囲でお選びください。 〇 初めてご注文される方は、別途ラスト費用(税込み28,600円)がかかります。 〇 通常のオーダーメイドの靴と同じハンドソーンウェルテッドで製作します。 〇 こちらは1か月を超えるお取り置きの対象外とさせていただきます。 じつは、先日お越しいただいたお客様のTさんが、靴を注文する時はとってもワクワクしますよねっておっしゃっていて、確かにその通りなので、そのワクワクをもっとたくさんの方に感じていただきたいと思いまして、ワクワクする企画を考えてみました。 みなさんぜひ一緒にワクワクしましょう。 この企画に乗ってくださる方、ご連絡お待ちしております。   ★★★お知らせ★★★ ★雨の日にも気兼ねなく履ける靴のご注文を受け付けています。    詳細は、6月6日の記事をご覧ください。 ★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。  私たちの工房のスケジュールはこちらをご参照下さい。  打ち合わせ等でお越しいただく場合のお時間は、10時、13時、16時の中からお選びください。  ご検討中の方は、見学も大歓迎です。  また、オンラインによる見学や打ち合わせにも対応させていただいております。 ★メールアドレスは info@shoe-republic.com です。    

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