キズは味

カテゴリー: Break Time:ブレイクタイム


革の醍醐味は、使っていくうちにイイ雰囲気に変化していくことだと言われています。

中でも靴は、履き込んでいくうちに足に合ってきて、どんどん履きやすくなっていくので、新品の時よりも使った時の方が良くなっていく非常に珍しいものかもしれません。

ただ、どうしても履いていればどこかにぶつけたり、知らないうちに傷がついていたり、汚れたりして、見た目のキレイさでは新品の時には及びません。

モンキーブーツ

こちらは私がもう10年以上履いているモンキーブーツです。

このモンキーブーツは、これまでに何度もひどい傷を負ってきました。

ただ、黒いことが幸いして補修の跡があまり目立ちません。

それでも、小さな傷は常に絶えないもので、

モンキーブーツ

ちょっと見にくいかもしれませんが、つま先にはたくさんの擦り傷があります。

これくらいの擦り傷なら、靴クリームをつけて軽く磨いてあげればキレイになるはずです。

もし治らなかったとしても、小さな傷はこれまでの経験を意味するものなので、靴の味だと思って受け入れるのが良いと思っています。

モンキーブーツ

靴クリームで補修をするときの注意事項として、こういう折れジワの部分に小さな亀裂が入り始めている場合、ここにそのままクリームを塗ってはいけません。

もしそのまま靴クリームを塗ってしまうと、革がロウ成分で将来的に硬化して亀裂がより深くなってしまうことが考えられます。

なので、その場合はクリーナーなどで一度クリームをキレイに落とし、しっかり乾かしたのちに、亀裂が浅いようであれば目の細かいサンドペーパーで削ってあげて、その後に十分な保湿をして、さらに補色用のスプレーかもしくは色のついたクリームで少しずつ補色をします。

もし目の細かいサンドペーパーではムリな場合は、もうそれは味として受け入れるか、他の修理方法を考えることになります。

いずれにしても、どうしても小さい傷はついてしまうものなので、できればおおらかな気持ちで革靴を履いていただくのが良いと思います。


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★オーダーメイド靴をご注文の際には、事前にご予約をいただいたうえでお越しいただいております。

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