叩いて成形

カテゴリー: Hidden Story:こぼれ話


靴のラスティングでは、ピンサーで引いてクギで仮留めをし、その後ハンマーで叩いて形をキレイに整えます。

靴の形を滑らかにするのはもちろんのこと、インソールの角の部分(ラストで言えばフェザーエッヂ)のパリッとした仕上がりも靴の出来に大きく影響を及ぼすのです。



これはフェザーエッヂを少しだけ叩いた状態です。

光を当ててみると、まだ少し凸凹しているのがわかります。



こちら側はまださらに甘い感じですね。



なので叩きます。

たくさん叩いて叩いてラインがパリッとまっすぐになるように叩きます。

時々、靴をハンマーで叩くのってキズが付いたりしないのか、もしくは革を傷めたりしないのかということを訊かれるのですが、靴の世界では革を叩くのが極めて一般的で、そのためにハンマーの面を常にキレイに保っています。

余談ですが、使い込んだハンマーの面はまるで鏡のようにピカピカなのです。

そんなわけで、靴をパリッと仕上げるためにハンマーで叩いてキレイにします。



とりあえず、これくらいまで叩いてこの工程はひとまず終了。

このあとさらに次の工程でつま先周りをキレイにするので、そのときにまた叩いて、必要であれば熱ゴテも使ってパリッと仕上げます。

出来の良い靴は、そこそこ厚みのある革でもパリッと仕上がっているもので、もちろんパリッと仕上がることが目的ではありませんが、正しいラスティングの先にはパリッと仕上がっていることがあることはほぼ間違いないと思います。

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